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【レポート】『温泉むすめ』2度目となる神戸の公開収録でみせた結束力 – 9人揃った「SPRiNGS」は伊達じゃない!

2017/11/17


 2016年11月4日に発表されて以来、様々なクロスメディア展開をしている『温泉むすめ』のイベント「SPECIAL YUKEMURI FESTA in 神戸 Vol.2」が2017年10月15日(日)に、ジーベックホールにて行われた。登壇者は「SPRiNGS」の9名(草津結衣奈役の高田憂希、箱根彩耶役の長江里加、秋保那菜子役の高橋花林、有馬輪花役の本宮佳奈、道後泉海役の篠田みなみ、登別綾瀬役の日岡なつみ、下呂美月役の遠藤ゆりか、有馬楓花役の桑原由気、奏・バーデン・由布院役の和多田美咲)。

 超! アニメディアでは、『温泉むすめ』内に登場するユニット「SPRiNGS」の9名がみせた結束力、そしてコンテンツへの想いが溢れていた本イベント第2部の模様をレポートする。

(左から)篠田みなみ、日岡なつみ、本宮佳奈、高橋花林、高田憂希、長江里加、遠藤ゆりか、和多田美咲、桑原由気。9人揃って「SPRiNGS」!

下呂美月ってどんな看板娘?

 『温泉むすめ』は全国各地の温泉をキャラクター化して、アニメーションや漫画、ゲームなどのメディア展開を行いつつ、ライブ・イベントで全国行脚して日本中をみんなで一緒に盛り上げる、というプロジェクト。プロジェクトが始動して以来、ラジオ・動画番組・音楽活動・トークイベント、そして2018年には、スマートフォン向けアプリ『温泉むすめ ゆのはなこれくしょん』を配信予定など、様々なクロスメディア展開を行っている。

 「YUKEMURI FESTA」はWebラジオ「『温泉むすめ』ぷれぜんつ的なうぇぶらじお!みみぽか!!~ゆーも遊びに来ちゃいなYOH!~」の公開録音と併せて行われるイベント。「SPECIAL」と付いた場合には、地方にて公開録音とミニライブを実施している。

 イベントは恒例の「チョイナ」、第一部で決まったという遠藤の「パッコーン!」の挨拶でスタート。タイトルコール後に行った自己紹介では、遠藤の「パッコーン!」、桑原の「……桑原由気で」「ジェットバス!」、高橋の「……高橋花林で」「バブルバス!」というコール&レスポンスを三連発で披露した。こういった「温泉」に関わっているようでもあり、そうでもないようなコール&レスポンスが、イベントを経ていくごとに出来上がるのも『温泉むすめ』というコンテンツなのだ。

 自己紹介の後には、4カ月前に同じ場所で実施した「SPECIAL YUKEMURI FESTA in 神戸」の時より、多くのぽか旦那・ぽか女将(『温泉むすめ』のコンテンツを支える方々のこと)が来場していることについて触れる。さらに、有馬温泉特別観光大使に有馬輪花・有馬楓花が就任し、第1部で就任式を行ったことも発表し、コンテンツが徐々に大きくなっていくことをメンバー一同が感慨深そうに語り合った。

 その流れのまま、話は有馬温泉にある旅館「神戸有馬温泉 元湯龍泉閣」に長江、高橋、和多田の3人が宿泊したことについてのトークへと展開。一緒に神戸牛などのご飯を食べたり、川の字になって寝たり、温泉に入ったりと仲睦まじい様子がうかがえるエピソードをワイワイと話した。

 仲良しトークがひと段落した後に行われたのは、今回がライブ初参加となる遠藤が演じる下呂美月のキャラクター紹介だ。下呂美月は趣味がエゴサ―チ、アニメ鑑賞、漫画を描くこと、特技がタイピングというインドア派の女の子だという。

 そんな下呂美月のことを更に知るために、続けて「下呂美月フィーチャー企画 想像、妄想、美月の下呂温泉案内」と題したコーナーが行われた。本コーナーは、岐阜県の下呂温泉に来た方へ下呂美月が言いそうなセリフを考えるというもの。今回用意されたセリフは「リア充なら、下呂温泉の露天風呂に行けばいいと思われます。下呂温泉の露天風呂はある意味日本一ですから。だって●●●な温泉ですからね」というもので、「●●●」の部分を進行役の高田、遠藤以外のメンバーが考えた。

 正解すると旅行券5000円分がもらえるとのことで、俄然モチベーションが上がるメンバーは早速、セリフを考え始める。それぞれが回答した内容は以下の通りだ。

回答一覧

・高橋「日本一動物が来る温泉ですからね」

・長江「か、か、かかかか、カッポー(カップル)が訪れる日本一の温泉ですからね」

・桑原「アニメとかでよくある白い光が消えますからね」

・篠田「にゅふふ、コポポ! 恥ずかしいでござりゅふふ、まとめて言うと最the高ですからね」

・和多田「天然温泉なのに、とても広い、日本一広い混浴の温泉ですからね」

・日岡「混浴ですからね」

・本宮「こんなに可愛くて、可憐で最高な声優がCVやっている温泉ですからね」

※順番は回答順

 クイズだと言っているのにやや大喜利気味な回答が散見されるなか発表された正解は、「周りから丸見えな露天風呂ですからね」というもの。7人の中に的中した回答者はいなかったが、「混浴」ではあるとのことから、和多田、日岡の二人が正解となった。丸見えの露天風呂についてはスクリーンにも映し出されたが、まさに読んで字のごとくのスタイル。興味のある方はぜひ足を運んでみていただきたい。

 なお、本コーナーでメンバーがセリフを考えている間には、スマートフォン用ゲームアプリ『城姫クエスト』に有馬姉妹が採用され、有馬城[金][銀]として登場することも発表された。

メディア媒体「むすめ温泉」が暴走?

 下呂美月のキャラクター紹介の後には、有馬姉妹が有馬温泉特別観光大使に就任したことを記念した囲み取材が執り行われた。今回の囲み取材では、スポニチ、関西walkerといった有名メディア媒体と併せて「むすめ温泉」という聞きなれないメディアが駆けつけ、有馬姉妹を演じる本宮・桑原と草津結衣奈を演じる高田に質問を投げかける。なお、質疑応答中には「むすめ温泉」による強引な撮影も行われていた。

 質疑応答では最初に、スポニチが「自分の演じているキャラクターが観光大使になるということはどういう気持ち?」と本宮・桑原に問いかける。まず本宮が「温泉地を盛り上げられるといいなと思っていたので、本当に嬉しく思っています」と応え、続く桑原が「サイダーや炭酸せんべいなどの商品、スカイマークさんともコラボレーションさせていただき、色々なところで活躍しています。キャラクター共々有馬温泉を広めていく活動ができればいいなと思っています」と、真摯に回答した。

 続く関西walkerの「お風呂に入る際のこだわり」という質問には、本宮が「夏でも冬でも湯船に浸かるようにしている」、桑原は「湯船にはなるべく肩まで浸かるがすぐに熱くなってしまうので、足だけ浸けるなどもして長くゆっくり入る」、高田は「湯船から上がった時には常温の水を飲むようにしている」と回答。それぞれのこだわりを赤裸々に語った。

 2媒体の質問が終わると、続いて「むすめ温泉」の篠田記者から「本宮さんにとって有馬温泉とは何ですか」という質問が。これに対し本宮は「もう一つの実家のように思っている」と返答。立て続けに日岡記者から、「桑原さんは今後、有馬温泉をどうしていくおつもりですか?」と質問された桑原は「おいしいものがたくさんございます。炭酸せんべいやサイダー、そして人の温かさをどんどん伝えていけたらと思います。観光協会の方は世界に広めていきたいとのことでしたので、私もワールドワイドにいきたいと思います」と、コンテンツを広めていきたい想いを吐露した。

 「むすめ温泉」の質問はまだ終わらず、続いては高橋記者から「温泉むすめで一句お願いします」という、無茶ぶりに近い質問が投げかけられる。これに対し、桑原が「あったかい 皆さんの愛に 包まれた」と詠み、本宮が「金と銀 キラキラ輝く 有馬かな」と詠みあげた。二人の見事な句に対しては会場から称賛の声があがる。そして、締めくくりを任された高田は「これからも 温泉むすめを よろしくお願いします」とまとめて、囲み取材は終了となった。

キービジュアルをみんなで再現

 ここで、公開録音は終了の時間となり、続いてイベント限定企画のミニドラマ「みみぽか温泉物語」が行われる。今回は「私たちらしい写真って?」と題した、宣材写真の撮影をテーマにした物語を披露した。

 台本率65%、アドリブ率35%というストーリーでは、湯布院の人気列車「ゆふいんの森号」や有馬温泉地にある「秀吉像」「ねね像」、草津のシンボル「湯畑」といった、名所・名物などをモチーフにしたポーズで宣材写真の撮影をしようという展開に。しかし、このポーズがしっくりこないメンバーは、『温泉むすめ』公式サイトにもアップされているキービジュアルをみんなでしてみてはという提案に賛同する。その話の流れから、キャスト全員がキービジュアルのポーズを実践し、実際に撮影することとなった。

 登別綾瀬がセクシーなポーズをしていることに日岡が困惑したり、篠田の身長が足りなかったりと四苦八苦していたが、撮影は無事に終了。ミニドラマも大団円となった。

 ミニドラマの後には恒例となった「じゃんけん企画」も実施。今回は長江とじゃんけんをして、最後まで残った8名にサイン入りの雑誌がプレゼントされた。

9人揃って「SPRiNGS」!

 トークパートはここで終了となり、続いてはライブコーナーへと移行する。高田が「チョイナ」の掛け合いで会場を温めた後、まずは「青春サイダー」が披露された。本曲は「SPRiNGS」らしいエネルギッシュな楽曲で、タオルなどを振り回してぽか旦那・ぽか女将と一緒に盛り上がれるのが特徴。一曲目から会場のボルテージは最高潮にまで達した。

 会場が熱気に包まれるなか続いて歌唱したのは、初めて9人揃った今日という日に欠かせない楽曲「70億分の9の奇跡」。曲が始まる前に高田が「9人で歌えることが本当に嬉しい」と言葉にしていたが、他のメンバーもきっと心待ちにしていたのであろう。ライブ初参加の遠藤をはじめとした9人全員が満面の笑みを見せていた。そんな笑顔をみせつつも、抜群のフォーメーションダンスを魅せるメンバーからは、この上ない団結力、そしてコンテンツが持つ「あったかさ」を感じられ、なんとも言えない感動がこみあげてきた。

 本ライブを締めくくったのは、『温泉むすめ』のテーマソング「未来イマジネーション!」だ。曲中に鹿威(ししおどし)の音が使われるなど、曲の随所で温泉感のある本曲は、ぽか旦那・ぽか女将と「SPRiNGS」の掛け合い部分が沸騰してしまうほどに盛り上がる一曲。終始盛況のままライブは終了となった。

 ライブ後には、登壇者がそれぞれ一言ずつ挨拶。和多田は「『未来イマジネーション!』の手を挙げるところではいつも一拍空けていたが、今回は下呂ちゃんがいて、手を挙げたときに鳥肌が立った。9人でできるのが本当に嬉しい」と、9人でこそ実現できたパフォーマンスに対する喜びを露わにする。また、初めてのライブ参加となった遠藤は「リハ中もみんなが優しかった。みんなのおかげでスッと混ざれた。まだまだ盛り上げていける『温泉むすめ』だと思いますので、これからもついてきてくれますか!」とイベント当日に感じた熱い想いを言葉にした。

 この言葉を受けて涙したのは普段あまりそういう姿をみせない高橋だ。高橋は遠藤と同じタイミングでデビューしており、「ゆりかちゃんと5年ぶりにこうやって同じ作品に出るのが本当に嬉しかった。今日も70億(分の9の奇跡)で一緒に歌うところがあってそれが、エモかった。9人でライブができたのが本当に嬉しくて」と涙の理由を語る。

 高橋は「個人的な話ですが」と少し申し訳なさそうな様子だったが、この感動はきっと、ライブを終えたこの時点、この瞬間に「SPRiNGS」9人、そして会場の総意にもなっていたのではないだろうか。それを物語るように、堪えてきた涙を他のメンバーも流したり、感動を言葉にしたり、そして「9人で」というニュアンスのコメントをそれぞれの挨拶で強調したりしていた。メンバーそれぞれがお互いを思いやる、そんな一幕が垣間見えた。

 挨拶の最後を務めた高田は感動しつつも、「9人揃ったからもっと先に進めると感じた」と、コンテンツの未来を見据えた言葉を残す。凛としたその姿は、ステージでは物おじせず、目いっぱいのパフォーマンスを披露するグループのセンター「草津結衣奈」と重なって見えた。同時に、高田のコンテンツにかける想いもひしひしと伝わり、心が熱くなった。

 「SPRiNGS」の真骨頂は9人揃ってこそ発揮される。それがこのステージで証明されたように思えた。この団結力・チームとしての底力が、これからも様々な感動を生み出していくだろう。12月24日(日)に行われる「SPRiNGS」 2ndライブ「NOW ON☆SENSATION!! Vol.2” 〜聖夜にワッチョイナ!!〜」でも再び9人が揃い、ライブを行う。「SPECIAL YUKEMURI FESTA in 神戸 Vol.2」を見終えたいま思うことはただひとつ。2ndライブが楽しみでしかない。



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