【連載】高田憂希の『ひトリップ』(3)好きな具材をトッピングして食べるカレーライスとの出会い | 超!アニメディア

【連載】高田憂希の『ひトリップ』(3)好きな具材をトッピングして食べるカレーライスとの出会い

声優の高田憂希による連載企画『ひトリップ』。毎回「ひとり」で「お出かけ」した日々を記していきます。第3回のひトリップは「カレーライス」です。

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高田憂希の『ひトリップ』
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2月に入り、一層寒さが増してきた今日この頃。いかがお過ごしですか? 高田憂希です。毎日本当に寒くて、ベッドから起き上がるのも一苦労。私が学生だった頃はこの時期にマラソン大会があったのですが、皆さんの頃はどうだったでしょうか。半袖半ズボンの体操服に身を包み、寒さに耐えながらひたすらグラウンドを何周も走って。

今となっては想像するだけで震え上がってしまいますが、これが走り出してみると、案外すぐに身体は温まっていって、寒さは早い段階で忘れることが出来るんですよね。ひとつ壁を乗り越えた! かと思いきや、そのあとに立ちはだかるもう一つの壁。それは、同じ景色を見ながら走るモチベーションの保ち方。これがなかなか難しい。

そこで私が編み出しだのは、その当時好きだった漫画に登場するキャラクターを思い浮かべて、自分の前を走っている! と想像することでした。浜辺とかのあれですね。「ほらほら! 私を捕まえてごらん~!」「あははっ!こいつぅ!」「キャッキャ」です。この場合私は「あははっ! こいつぅ!」側だったわけですね。この作戦は見事成功、無事ゴールインすることが出来ました。この想像力の豊かさが今のお仕事に繋がっていたりいなかったりするのかもしれません。



さて、2023年、早くも1か月が過ぎてしまいました。生配信やイベントなども盛りだくさんでしたが、実は収録のお仕事でも初めましての子たちに多く出会えた月でもありまして。喜びの気持ちを胸に、ひとりひとり大切に演じさせていただきました。皆さんにお伝えする日が今からとても待ち遠しいです。

今年に入って、一言メモと名付けた日記帳のようなものをつけ始めてみました。その日に思ったこと、感じたことを一言でもいいからメモするというものです。その中には、収録での反省や個人的な感想なども書いていたりするのですが、その中で印象的だったのが、物語は視点が変われば印象がガラリと変わるものだなと強く感じたことです。

たとえば正義のヒーローを描いた物語の中ではヒールに見えていたキャラクターも、視点を変えて、ヒール側から見えていた世界を知った時に印象が変わった、なんて経験はありませんか。私たちはどちらの物語も知ることでやっと、それぞれにドラマがあり、人生があることを知ります。あんなに苦手だと思っていたものも、視点を一つ変えただけで、その生き様に魅了されたりもします。

私はどんな役柄であっても、任せてもらえた子はどの子も愛おしく、そして理解したいと思います。同じくらい、誰の物語であるか、誰の視点であるかということも大切で。頂いた台本の色んな読み方を味わうことが出来た月でした。新しい子たちとの出会いはそんな刺激もあって、とっても楽しいです。そんな気持ちを綴っていた一言メモ日記、どこまで続くかは分かりませんが。へへ。自分のペースでこれからも綴っていきたいと思います。

そんな近況をお届けしたところでっ。今回のひトリップに参りましょう。今回のひトリップは「カレーライス」です。

皆さん、カレーは好きですか? 私は大好きです。それぞれのご家庭のカレーライスがあると思いますが、私の家は野菜やお肉がごろごろ入った多分とってもオーソドックスな欧風カレーでした。そんな具材がごろっと入ったカレーが大好きだった私ですが。私が今回お話するのは、大人になって出会った、とあるカレー屋さんについてです。それは、カレーハウスCoCo壱番屋ですっ。

お家のそれとは正反対のさらりとしたカレーソース。そこに好きな具材をトッピングして食べるカレーライスとの出会いは私にとってとても衝撃的でした。食べても食べてもまた食べたいと思い続け、ひとりで何度も通っているお店です。初めて行った方は、そのメニューの豊富さに何を頼もうかと悩んだ方も多いのではないでしょうか。

カレーソースの種類は全部で5種類。辛くも甘くも調整出来ますし、トッピングの種類もとっても多くて、とにかく自分好みにカスタマイズできるのが楽しいです。

一時期は毎日通って、自分のお気に入りカスタマイズを模索したりしていました。私は辛口が好きなので、1辛から10辛まで選べる辛さの段階を一つずつあげていって、どの辛さが一番好みだろうか、と調べてみました。毎日順に食べて行ったので、徐々に徐々に辛さが増していくのが分かってとても楽しかったのを覚えています。特に4辛から5辛にした時は個人的には結構衝撃的で、辛さだけではなくスパイスの量の変化からなのか、カレーの味ってこんなに変わるんだ!?と驚いたものです。

そんな私のお気に入りカスタマイズは、ポークソース、辛さ4辛、ご飯少なめ、手仕込とんかつ、オクラ山芋トッピングです。



カレーを食べたい時って基本的にがっつり食べたい時だと思うのですが、更にお腹が空いているぞ! という時は、ここにほうれん草やなす、うずら串をトッピングしたりします。ボリューム感がぐんと増します。贅沢です。へへ。

ちなみに、この時期限定でスープカレーがあるのですが、これもとっても美味しかったです。このコラムを読んでいる頃にはもしかしたら終了してしまっているかもしれませんが、もし機会があれば食べてみてください。私はローストチキンスープカレーにしました。カリカリのチキンに、オクラのとろっとした食感やじゃがいものほっくり感。たまりません。ほっと温まります。



好きなものを食べている時ってとても幸せです。この幸せをひとり静かに噛み締めながら、明日からもお仕事、頑張ります。それでは、また次回っ。

《高田憂希》
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