「ベルセルク」大ファンのケンドーコバヤシと周る“ベルセルク展”オフィシャルレポート 銀座松屋で「腹いっぱい」な大規模展示 | 超!アニメディア

「ベルセルク」大ファンのケンドーコバヤシと周る“ベルセルク展”オフィシャルレポート 銀座松屋で「腹いっぱい」な大規模展示

『ベルセルク』の単独大規模作品展「大ベルセルク展~三浦建太郎 画業32年の軌跡~」が、現在松屋銀座で開催中だ。本記事では、『ベルセルク』の大ファンである芸人ケンドーコバヤシ(以下:ケンコバ)が本展を体験したオフィシャルレポートをお届けする。

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「大ベルセルク展~三浦建太郎 画業32年の軌跡~」を体験するケンドーコバヤシ(C)三浦建太郎・スタジオ我画/白泉社
  • 「大ベルセルク展~三浦建太郎 画業32年の軌跡~」を体験するケンドーコバヤシ(C)三浦建太郎・スタジオ我画/白泉社
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  • 「大ベルセルク展~三浦建太郎 画業32年の軌跡~」を体験するケンドーコバヤシ(C)三浦建太郎・スタジオ我画/白泉社
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三浦建太郎の傑作マンガ『ベルセルク』の単独大規模作品展「大ベルセルク展~三浦建太郎 画業32年の軌跡~」が、現在松屋銀座で開催中だ。本記事では、『ベルセルク』の大ファンである芸人ケンドーコバヤシ(以下:ケンコバ)が本展を体験したオフィシャルレポートをお届けする。

「大ベルセルク展~三浦建太郎 画業32年の軌跡~」

「大ベルセルク展~三浦建太郎 画業32年の軌跡~」は、2021年に東京・池袋からはじまり、大阪、名古屋を巡回。連載時の直筆原稿にカラー原画などを作中の時系列に合わせて展示、各種スタチューやジオラマに三浦の仕事場の再現など、貴重な展示物を数多く展示し、遂に東京へ戻ってきた。

魂をえぐられる「蝕」の大型ジオラマ、圧倒的存在感の巨大ゾッド像

そんな本作品展の目玉は、“蝕”の大型ジオラマだろう。ゴッド・ハンドが現出する異様な空間を再現したこのゾーンは、鬼気迫る迫力があり思わず言葉を失くしてしまう。
ゴッド・ハンドのフィギュアも飾られており、その驚異的な造形をじっくりと堪能できる。

ケンコバは「職場や学校で追い詰められてる人は、このゾーンを通る時は気を付けてほしい。生贄をささげしまいそうになるかも」と、このゾーンの魅力を解説。また「原作の始まりにこうやってつながるのか」と、その構成の上手さに脱帽したという当時の感想を語った。

そして、“蝕”ゾーンと並ぶ目玉スポットが、クラウドファンディングで1300万円以上を集めて制作された巨大ゾッド像だ。一番のお気に入りのキャラクターがゾッドだというケンコバは、本物を見て「今にも動き出しそう、作中みたいに天井突き破って銀座で暴れ出しそうや」と大興奮。
また、ゾッド関連は原画もフィギュアも充実しており、ケンコバもその完成度の高さに感嘆させられていた。

壮絶な場面ばかりではなく、エルフのパックのコミカルバージョン“栗パック”がたくさんいる“栗パックの森”のジオラマなど、癒される展示もあり緩急バランスが取れている。

また、ガッツの大剣“ドラゴンころし”と撮影できるフォトスポットも用意されているため、ガッツになりきったつもりでポーズを決めて記念撮影するといいだろう。

時系列でガッツの旅を追いかける原画展示

原画の展示は作中の時系列順に展示。三浦の緻密な作画を余すところなく堪能できるように見やすく配置されており、ケンコバも食い入るように細かいところまで見つめていた。
「見開きの大ゴマとか改めて見るとすごい迫力です。陰影もすごくて、光と影という物語のテーマが凝縮されている」とファンならではの深い視点を披露してくれた。

強烈な印象を与える原画が多いが、ガッツとグリフィスが決闘する名場面の美しいシーンや妖精郷の原画など、息をのむ美しい原画も数多く展示。どれもこれも見逃せないものばかりだ。
さらに、原画以外にもフィギュアなどの造形物も豊富に展示されていて、作品を立体的に楽しませてくれる。

ケンコバがアニメで声を担当した30人斬りのバズーソの原画も展示されており、「10年前に声をやらせていただいて、バズーソはお気に入りじゃないんですかとよく聞かれるんですけど、ギリギリ、モブ脱出したようなキャラですからね(笑)」と笑いを誘うが、大好きな作品に出演が叶ったことはやはり嬉しかったようで、発表会の時、三浦から「“大変な衣装を着てくださってありがとうございます”との言葉をもらって嬉しかった」と当時を思い出す。

なお、ケンコバ演じるバズーソは、10月から放送されるTVアニメ『ベルセルク 黄金時代篇 MEMORIAL EDITION』の冒頭に登場するので、是非チェックして欲しい。

そのTV放送に関して、ケンコバは「地上波で流れると聞いて若干心配しています。ブッチャーやタイガー・ジェット・シンが出てた頃の全日(全日本プロレス)よりも流血量多いでしょ」とプロレス好きらしいコメントで、アニメ放送の見どころを語った。

また、単行本の表紙群も展示。ケンコバ一番のお気に入りの表紙は12巻のフェムト誕生が描かれたものだそうで「ヨーロッパの美術館に飾ってあっても全く違和感ない」と絶賛。単行本の表紙を見ていたケンコバは「まだ僕が芸人として売れてない時代から読んでいたマンガなので、僕の芸人歴とも重なるんですよね。ちょっとほろっとしてきました」と本作を読んだ時の思い出に浸る。

三浦氏の構想部屋を再現

展示の最後を締めくくるのは三浦の仕事場の再現コーナーだ。三浦はスタジオ我画で集まって作業するスタジオの他、1人で籠って構想を練るために部屋も持っていたそうで、今回そちらを再現。『ベルセルク』の物語が生み出された部屋を目の当たりにしてケンコバも感無量といった表情を浮かべていた。

机には様々な資料の他、好きなキャラクターのフィギュアなども飾られ、その隣には三浦の生前のインタビュー映像も放映。2020年末に撮影されたものだそうで、本展に対する想いなどが聴くことができる。
充実した展示内容に、ケンコバは「腹いっぱいになった」と語った。

「大ベルセルク展~三浦建太郎 画業32年の軌跡~」は、2022年10月4日まで松屋銀座8階イベントスクエアにて開催。 詳細は公式サイトまで。

【「大ベルセルク展 ~三浦建太郎 画業32年の軌跡~ 銀座Edition」開催概要】
会期:10月4日(火)まで好評開催中
会場:松屋銀座8階イベントスクエア
開場時間:午前10時00分~午後8時00分
<9月25日(日)、10月2日(日)は午後7時30分、最終日は午後5時閉場>
※入場は閉場の1時間前まで
主催:「大ベルセルク展」実行委員会
協力:フィールズ
後援:TOKYO MX
展示協力:株式会社謙信(ART OF WAR) 株式会社プライム1スタジオ 株式会社マックスファクトリー

(C)三浦建太郎・スタジオ我画/白泉社

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