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コンセプトアーティスト集団INEIによる初の個展「INEIインスピレーション展」開催レポート

コンセプトアーティスト集団INEIによる初の個展「INEIインスピレーション展」が、12月2日(土)から16日(土)まで、渋谷・EAT for E SHIBUYAで開催中だ。

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コンセプトアーティスト集団INEIによる初の個展「INEIインスピレーション展」が、12月2日(土)から16日(土)まで、渋谷・EAT for E SHIBUYAで開催中だ。

INEIは、2011年に設立されたアーティスト集団で、富安健一郎がその代表を務めている。映画、アニメ、ドラマ、ゲーム、CMから都市計画、大型施設に至るまで幅広いコンセプトアートを手がけ、強烈なコンセプトの創出とビジュアルに特化。世界各国の優秀なアーティストたちとの協力により、国際水準のアートを生み出している。社名「INEI」(陰翳・インエイ)は、繊細な色彩と濃淡の変化に富むアートワークの特徴を象徴している。

現在開催中の展覧会では「AI時代における人間のひらめきの価値」に焦点を当てており、INEIの「インスピレーション」をテーマにしている。展示内容には、INEI代表・富安健一郎のアート作品や彼のインスピレーション源となるアイテムが含まれる。

展示中の作品例


Shibuya in another dimension

渋谷という都市が私たちに投げかける現実と虚構の間で鑑賞者自身が意識と夢の世界を行き来するような感覚を呼び覚ます。絵の中に没入することで、現実と実質的世界の意識が交差し、新しい可能性が広がることを感じるだろう。

Urban portrait Shibuya

宇宙から見た渋谷の交差点を中心に描くことで世界一の喧騒と一方で奥の路地に潜む静寂が交差し、その中で人々が自分らしさを保ちながらも共鳴して都市の一部になっている様子を描いている。地球を代表する電飾と建物の影が街を覆い、ネオンがビルの窓ガラスに反射し、歩く人々が影となりまた発光源となる様子が、都市のダイナミズムと静謐さの対比を描き出している。

Before Departure

黒い画面に広がる暗闇の中、静かに佇む巨大な蒸気機関車は、未知の世界へと向かう内なる船であり、密かに内燃機関を温めながら、新たなアイデアや冒険への意欲を育んでいる。画面の暗闇は、まさに未知の未来への出発前の状態を象徴している。

富安健一郎(INEI)からのコメント

「私が普段手がけているコンセプトアートは、それぞれの作品に100パーセントの理由があって制作されるものです。しかし、今回展示している作品群は、私の心から生まれたインスピレーションに基づいて描かれています。

例えば「Urban portrait Shibuya」は、道の筋が脈打っているように見えたり、宇宙のような壮大さを感じさせる街が持つ独特のエネルギーと表情を捉えようと試みたものです。こうした「街の肖像画」とも言える作品を通じて、都市の異なる側面を表現したいと考えました。

また、今回デジタルではなく、絵の具を使って実際に手を動かして作品を制作することで、新たな発見と成長を経験しました。普段デジタルで制作をされている方には、「こうしたアプローチもあるのか」といった新たなインスピレーションを感じていただければ嬉しく思います。

最終日となる12月16日(土)には、どなたでも無料で参加できる「INEI大忘年会」(持ち寄りパーティー)も開催いたします。「皆さんが考えるインスピレーションをテーマとしたフードやドリンク」を各自持ち寄ってご参加ください!」

展覧会情報

会場:EAT for E SHIBUYA(〒150-0042 東京都渋谷区宇田川町20-11 渋谷三葉ビル 地下1階)
会期:開催中~2023年12月16日(土)まで(12:00-20:00)

《超!アニメディア編集部》
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