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「＜音泉＞祭り」は、＜音泉＞で配信される番組パーソナリティたちが集い、リスナーへの感謝の気持ちを込めてトークやライブなどを行う合同ステージイベント。毎年のように開催されているが、今回は久しぶりにお客さんの声出しありでの開催となった。
休憩を挟んで行われた後半戦は、「あなたの街にロケに行きます！全国地域テスト！」のコーナーからスタート。本コーナーは、スタッフが考えた各地域に関連する問題に出演者が回答。正解するとなぜか53県ある「ささもりオリジナル日本地図すごろく盤」のマスを進め、最終的に止まったエリアの好きな県にロケへ行けるという企画だ。ただし、行けるのは1チームのみ。実際にどの番組が行けるのかは、クイズ終了後の対決で決定することとなった。
豪華な景品が用意された本企画に参加したのは、「調査のご依頼、お待ちしてます！」チームの富田美憂と前田佳織里、「うそ！ほんと？かわいい！？」チームの宮原颯希と木野日菜、「ぽぽぽん」チームの礒部花凜と土屋李央、「Salon de Tanedaへようこそ♪」と「バトってダイナソー☆」混成チームの種田梨沙・佐藤日向、「“愛”・ルーズ・Fight！」パーソナリティのファイルーズあい、「DIALOGUE＋RADILOGUE」チームの緒方佑奈・鷹村彩花。なお、ファイルーズのチームには新番組「稲垣好 はおうの城」のパーソナリティである稲垣が相談役として加わった。
最初のクイズは「富士山は何県にあるのか」。答えは「山梨県と静岡県」で、ふたつのチームが正解する。続く方言クイズでは、「好きだっちゃ」など各県で「好き」を伝える際の方言を出演者たちが実演しながら当てることに。
その他、琵琶湖の別名をフリップに絵を書いて回答したり、「ポンジュース」の由来を当てたりしたほか、大喜利クイズも実施。「クラーク博士が教え子に残した『少年よ大志を抱け』。2024年の少年達にも残した言葉がありました。それは何でしょう？」というお題では、木野が「僕は、パパになる」という秀逸な回答を残し、司会の鷲崎健を唸らせる。また、「そうだ、京都、行こう」のように思わずどこかに行きたくなるフレーズを答えるお題では、緒方が「今日は、朝まで、飲もう」と答えたり、富田が「埼玉、何も、ない」と行きたくならないようなフレーズを考えたり、各出演者が積極的に回答。結果、最終的に止まったのは奈良県となり、関西エリアへのロケをかけて6チームが競うこととなった。
配られた粘土を都道府県の数にちなんだ470gに最も近づけたチームが勝利という対決をした結果、種田・佐藤の混成チームが「464g」とニアピンの数字を残して勝利。ロケ地を「京都！」と高らかに宣言し、本コーナーを締めくくった。
続いて、アニメ・声優・キャラクターに関連したラジオを表彰する「アニラジアワード」にて、最優秀ラジオ大賞含む3冠を獲った「ぼっち・ざ・らじお！」の単独コーナーへ。まずは、番組内でも本編が始まる前に行われている「ぼっちタイム」で後藤ひとり役の青山吉能が“ひとり喋り”を展開する。
「まだ番組を知らない人も楽しめるようにしたい」と意気込んだものの、届いたメールは「下半期の目標が親知らずの治療」「引っ越しをして照明器具がない」といった身内ネタを含むものばかり。それでもテンポよい会話で喋り続け、10分以上ひとりでトークを行うも、終始会場では笑い声が轟いていた。
伊地知虹夏役・鈴代紗弓が加わってからのトークでは、鈴代が青山と敬語で喋るという話題に。実は最初はため口だったものの、徐々に敬語で喋るようになったという。その事実に「嫌われている……？」と呟く青山。対して、今年でデビュー10周年の先輩・青山になかなかため口では喋れないという鈴代。それでも、仲間のひとりとしてため口で喋ってくれようとする鈴代を青山は「人懐っこくて、敬語にため口を混ぜるのが上手だから心地よい」と称賛した。
続いて行われたのは、青山(パーソナリティ)が問題を出題し、青山自身がそれに対してどんな回答をするのかをリスナーが予想する「ぼっち予想テスト」のコーナー。今回は「＜音泉＞祭り当日、ふたりが最初にした話は？」というお題が課されていた。「大谷選手、打ちましたね！」「日本経済における現在の課題と今後の展望について」などの予想回答が届いていたが、正解は、「衣装かわいい！朝早かったんだよね？」(青山)→「朝早くて、ドライアイがアイアイアイ」(鈴代)。残念ながら、リスナーが正解を出すことはできなかった。
その後もトークは続き、まだまだ喋り足りない様子ながらも、時間が来てしまいエンディングへ。鈴代の「楽しかった」という感想に青山が「浅っ！」とツッコミながらも、「二人だと安心する」と言葉にするなど、信頼関係が成り立っている様子だった。
「ぼっち・ざ・らじお！」の単独コーナーに続いて行われたのは、「DIALOGUE＋RADILOGUE」(「ろぐろぐ」)のスペシャルコーナー。いつもは、DIALOGUE＋のメンバーが交代でお届けしているラジオだが、今回は特別にメンバー全員が集いトークを行った。
いきなり取り留めのない話が続くなか、カンペ係で限りなく透明に近い白担当の篠原侑から「あなたたち、わちゃわちゃ喋りすぎ！」というアナウンスが。そして、まずは番組を聞いていない方々のために、アイドル的な可愛らしい自己紹介をという指令がメンバーに下された。
その自己紹介の例題として、なぜか佐藤日向が登場し、「醤油？ みそ? やっぱり～」「佐藤でしょー」という見事な自己紹介をやり切る。思わぬプレッシャーを与えられた各メンバーだったが、それぞれが自身の個性を活かした挨拶を行い、限りなく透明に近い白担当・篠原の無茶ぶりを乗り切った。
さらに、２人組のペアでキュンとするエチュードをする「最強きゅんペア決定戦！」の企画も実施。緒方＆飯塚麻結の“セクシーたまごコンビ”は「残業」、守屋亨香＆村上まなつの“目立ちたがりコンビ”は「夏祭り」、内山悠里菜＆宮原颯希の“桃色天然水コンビ”は「海」、稗田寧々＆鷹村の“文系ベイビーズコンビ”は「図書館」をテーマにしたエチュードを行った。セクシー、かわいい、カッコいい、面白いが混在するなか、会場のお客さんがいちばんキュンしたペアに選んだのは、内山＆宮原。戸惑いながらも喜びを露わにしたふたりへのご褒美は目録だけが渡され、内容はラジオ内で発表されることとなった。
メンバーと会場に駆け付けた方々で記念撮影を行ったあとは、DIALOGUE＋のライブコーナーへ。結成4周年を迎えた8人は、デビューシングル曲「はじめてのかくめい!」と音泉テーマソング「ONSEN LIFE」を披露。ここまでの確かな歩みを感じる息の合ったパフォーマンスに、会場に駆け付けた方々から拍手が巻き起こった。
5時間以上にわたり行われてきた音泉祭りもいよいよ終幕の時間。各出演者が挨拶と番組イベントなどの告知を行ったあとは、いつもの「アニラジといえば！」「音泉だね！」のコール＆レスポンスで、イベントを締めくくった。
