TVアニメ『神達に拾われた男』キャラクターの出会いと田所あずさ・桑原由気・高野麻里佳の出会い【インタビュー】 | 超!アニメディア

TVアニメ『神達に拾われた男』キャラクターの出会いと田所あずさ・桑原由気・高野麻里佳の出会い【インタビュー】

TOKYO MXほかにて放送中のTVアニメ『神達に拾われた男』。本作の魅力に迫るべく、リョウマ役の田所あずささん、エリアリア役の桑原由気さん、ミーヤ役の高野麻里佳さんにインタビュー。

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(左から)エリアリア役の桑原由気さん、リョウマ役の田所あずささん、ミーヤ役の高野麻里佳さん
  • (左から)エリアリア役の桑原由気さん、リョウマ役の田所あずささん、ミーヤ役の高野麻里佳さん
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  • TVアニメ『神達に拾われた男』キービジュアル
  • TVアニメ『神達に拾われた男』場面カット
  • TVアニメ『神達に拾われた男』場面カット
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 2020年10月4日よりTOKYO MXほかにて放送がスタートしたTVアニメ『神達に拾われた男』。主人公・竹林竜馬は、ブラック企業にシステムエンジニアとして勤めている39歳の独身サラリーマンだった。そんな彼はアパートであっけない最期を迎える。しかし、創造神・愛の女神・生命の神に協力を求められて、子どもの姿の「リョウマ」として異世界へ転生することになる……。

 今回はそんな本作の魅力に迫るべく、リョウマ役の田所あずささん、エリアリア役の桑原由気さん、ミーヤ役の高野麻里佳さんにインタビューを敢行。演じるキャラクターの紹介や作品の推しポイント、そして作中で重要なキーワード「出会い」にちなんで、3人の出会いについてもお話を聞いた。

(左から)エリアリア役の桑原由気さん、リョウマ役の田所あずささん、ミーヤ役の高野麻里佳さん
(左から)エリアリア役の桑原由気さん、リョウマ役の田所あずささん、ミーヤ役の高野麻里佳さん【画像クリックでフォトギャラリーへ】

スライムには無限の可能性がある


――まずは、演じるキャラクターの紹介からお願いします。

田所 私が演じるリョウマ・タケバヤシは、現代から異世界へ転生した少年です。転生前はブラック企業に勤める39歳の竹林竜馬という男性でした。転生前の彼はいいことがなく、しかも最後は就寝中のくしゃみが原因で死んでしまうという、何とも不幸な人間なんですよ。
 そこから、魔力不足の異世界に地球の魔力を供給する協力を神達に求められ、神達の加護を受けて転生し、新しい人生を歩んでいきます。転生する前の竜馬さんは誠実で優しく、真面目にコツコツ生きていた方なのですが、他人から親切にしてもらえず、ひどい目にもたくさんあわされました。だから、転生して新しい人生を歩むとなっても、人と関わることに抵抗があって……。

――転生前の苦い記憶が、転生後の人生にも影響を及ぼしている。

田所 そうなんです。転生してからしばらくは森で過ごして、人ともほとんど接さず、スライムの研究をしながら一人で生活していました。
 ただ、とある縁でラインハルトさんたちジャミール公爵家の方々と出会い、人との繋がりによって生まれる幸せや温かさを体感するようになります。そして、ガチガチに閉ざしていた心が徐々に解かされていき、話が進めば進むほどむしろ「子供らしく」なっていくんですよ。リョウマさんが徐々に変化していく様も皆さんにはぜひ注目して欲しいです。

TVアニメ『神達に拾われた男』場面カット

桑原 私が演じるエリアリアちゃんは、リョウマさんが出会うジャミール公爵家のお嬢様です。明るく朗らかな性格で、リョウマさんともすぐに打ち解けるんですよ。また、知識や教養があり、実は魔力量もすごいという才能溢れる子でもあります。
 そんな彼女は、リョウマさんと出会ったことで「自分もこういう事をしてみたい」という意志を持つようになります。さらに、本人はあまり意識していないみたいなのですが、少しずつリョウマさんに好意を抱くようになるんですよ。幼いながらにドキドキして、どんどんブレーキが利かなくなっていく様が、とても可愛いです!

――LikeからLoveになっていく?

桑原 そうですね。ディレクションでは「これはもうリョウマのことが大好きだから、もっと迫って!」と、言われたことがあります。もう、好きの気持ちを隠しきれないんですよね(笑)。そんな彼女がリョウマさんへ抱く想いは徐々に、小学生の頃に抱くような「好き」という感情から、家族への「愛情」に近い感情へと変化していく気がします。

TVアニメ『神達に拾われた男』場面カット

――続いて、高野さんが演じるミーヤの紹介をお願いします。

高野 ミーヤは、朗らかで優しくて温かい人がたくさんいる本作において、元気担当だと思います。語尾に「にゃ」と付くのですが、それが可愛らしくて、聞いているだけで元気が湧いてきます! あと、体が結構わがままボディなので、エリアリアちゃんじゃ補い切れないところを補えるポジションでもあるかな、と。

桑原 ちょっと! (エリアリアちゃんも)需要はあるよ(笑)。

田所 なんてこった。ヒロインたちが……。 

高野 今ここで、ヒロイン戦争が勃発しました。

ーーここは平にご容赦願いします……!

高野 わかりました(笑)。

――ミーヤはリョウマと絡むシーンも多いと思いますが、彼のことをどう思っているのでしょうか。

高野 Loveよりも、わりとお友達Likeに近いのかなと思っています。リョウマくんがどこか放っておけない存在なので、困っていたら思わず助けてあげたくなるんじゃないかな。

――語尾のお話がありましたが、アフレコ時にはどのようなディレクションがありましたか? 

高野 ミーヤちゃんは、「とにかくうるさく演じてください」と言われました。他の登場人物たちが穏やかなトークを繰り広げているなかで、1人だけ賑やかなんです。でも、そんな彼女がいるからこそ「異世界にもこういう人もいるんだ」って感じてもらえる、ある意味貴重な存在なのかなとも思います(笑)。

TVアニメ『神達に拾われた男』場面カット

――田所さんは少年役を演じられています。演じるうえで性別や年齢感で意識されていることはありますか? 

田所 オーディションのときはもう少し男の子らしく、「THE 少年!」という感じで演じていましたが、現場では「もっと中性的に、素の声ぐらいの感じで」「ふんわりと柔らかい感じで演じてください」というディレクションがありました。
 なので、「男の子主人公」というのは意識し過ぎず、リョウマくんの優しさや温かさ、人柄の良さ・誠実さといったパーソナルな部分を表現するようにしました。ただ、転生前に報われなかった経験があるため、あまり人に期待していない、心の奥は見せてくれないような側面が見え隠れすることも意識して演じました。

ーーエリアリアは先ほどリョウマに対する思いの入れ方についてのディレクションがあったとお話されていましたが、それ以外に演じるうえで意識されていることは?

桑原 原作を読んでいても、「ですわ」「ですの」という語尾が印象的だったのですが、いざそれを音にしてみたときに、気の強いお嬢様感が強くなってしまいました。ただ、彼女は気の強いタイプではなく、温厚で優しく、愛情を持ったお嬢様なので、いかにこの口調で優しさや穏やかな感情を乗せるかの研究をしました。

--お嬢様ならではの喋り方にすると、気が強い感じになりがちかもしれません。

桑原 しかも、ハッキリものをいう場面が多々あるので、より気の強さが強調されてしまって……。でも、それだと彼女の優しい部分がかすんでしまうと思ったので、常に気を付けていました。
 一方で、エリアリアちゃんは笑っているかと思ったら急にビックリしたり恥ずかしがったりと、場面ごとにコロコロと表情が変わることがあるんです。なので、最終的にはあまり深く考えすぎず、台本を読んで感じたエリアリアちゃんの感情をそのまま出すことを意識して演じました。

ーー続いて、それぞれが感じる作品の推しポイントを教えてください。

田所 私は、「出会い」によってみんなが変わっていく様が作品の魅力だと感じています。リョウマさんは周りの優しい人々に影響されて、どんどん無邪気になっていきます。反対に異世界の人たちは、リョウマさんが創作する便利アイテムによって、生活の在り方が変わっていくんですよ。そういった出会いによる変化が、この作品の魅力なんじゃないかな。
 あと、エリアリアちゃんがぐいぐい来るのに対して、リョウマさんは気が付かないという関係性も愛おしい。そんな気が付かないリョウマさんから、転生前の人生が垣間見えるというか……まぁ、本当にモテてこなかったんだろうなと(笑)。

高野 私はエンディングの絵が好きですね。作中ではなかなか見られない、ケモ耳族の子たちの絡みが描かれているんですよ。アニメのオープニング・エンディングで、登場人物たちの関係性を補完してくれるような絵がプラスされているのは、何だか嬉しくって! あの絵から、色々なキャラクターの関係性などを考察していただき、楽しんでもらいたいです。

桑原 「スライム」の設定が面白いですよね! もともと私のイメージでは、メインになるものじゃないというか……ゲームの最初に出てくるキャラクターという印象が強かったんです。そんなスライムたちを研究して、共存していく物語は不思議で、魅力だと思います。ペットとはちょっと違うかもしれませんが、小さい家族がたくさんいるようで、見てるだけで癒されるんじゃないかな。

――他のお二人はスライムに対してどのような印象がありましたか?

高野 「最初に出会う敵」、もしくは女の子にくっついて服を溶かす存在(笑)。

桑原 確かに(笑)。

高野 「スライムは女の子の敵!」みたいなイメージがあったので、優しい心を持ったスライムがいるのは意外でしたし、こういう世界もいいなと思いました。本当に、ペットにしたいくらいの可愛らしさ! スカベンジャースライムなんて、うんちを食べてると思えないくらいピュアな顔をしていますし(笑)。

ーー確かに(笑)。田所さんはスライムが登場する作品にはご縁がありますよね。

田所 そうなんです! だから、私はスライムが万能なことを知っていました(笑)。スライムは作品映えする生き物なんです。この作品で、スライムには無限の可能性があると、改めて感じました。

TVアニメ『神達に拾われた男』キービジュアル

忘れない一瞬の出会いと忘れる腐れ縁


--本作は「出会い」が見どころのひとつになっていると思います。皆さんは、それぞれの方との出会いを覚えていますか?

桑原 あずさちゃんとは、『ひめゴト』か『アイカツ!』どっちかのアフレコ現場が「はじめまして」だったかな? 

田所 確か、『ひめゴト』だった気がします! そのときは桑原さんが少年役をやられていて。

桑原 そうそう! もう7年くらい前かな。まだ養成所に通っていたくらいの時期だったなぁ。

ーー覚えてる範囲で、当時の印象なども教えてください!

桑原 あずさちゃんは大人しくて真面目で、いつも周りの人に気を配っていたイメージがある。今もその印象はあんまり変わっていないかも。出会ったときからこの腰の低い感じで、素敵な女性です。

田所 桑原さんは、すごくお芝居が上手な方だなと思いました!

桑原 嬉しい!

田所 ただ、勝手に「年下だろう」と思ってしまっていました……(笑)。『ひめゴト』のときは主人公を演じられていたのですが、堂々とされていてすごいなと思いましたし、返すようであれですけど、優しくて物腰の柔らかい感じの方という印象でした。『アイカツ!』でも共演させていただいたのですが、その時も「ですわ」と喋るお嬢様役を演じられていたんですよ。なので、この作品の原作を読んだとき、エリアリアちゃんのセリフは桑原さんの声で脳内再生されていました!

桑原 それも嬉しい!

田所 桑原さんとはよく共演させていただけているので、またご一緒できるのが嬉しかったです。ただ、昔とちょっと印象が変わったなと思うところは、芸人さんやお笑いが好きというところ。急にギャグを言い出す人だとは思っていませんでした。 

桑原 いや、私、急に言い出す人ではないから! 振られてしょうがなくやっているから(笑)! 

田所 えっ、そうなんですか? でも、お笑いが好きだというのは個人的には意外でした(笑)。高野さんとは……。

高野 私、覚えてますよ!『アイカツ!』のアフレコが終わった後に、何人かで一緒に帰ってお喋りをしたときが、確か「はじめまして」でした。

田所 えー!?

高野 みんなで帰っていたときにちょっとお喋りしたくらいだったので、きっと覚えていないと思います(笑)。そのお喋りをしていた時に、物腰の柔らかさ、誰も敵に回さないような包容力をひしひしと感じて、とても繊細で優しい人なんだなあ、と思いました。

田所 そんな、そんな!

高野 ……ただ、他の共演者の方から「この子、友達いないんだよ。友達になってあげて」と言われて(笑)。

田所 あー、当時はよく言われてた。

高野 でも私は、「こんなに周りに人がいて、物腰が柔らかいのに、友達がいない訳なんかないじゃない。むしろ、私の方がいないよ」と思っていました(笑)。 

桑原 そこでマウントを取る(笑)?

高野 だって、本当に友達がいなくて悩んでるとは思えないくらい素敵だったのよ! 今もその印象は変わらないです。当時と変わらない優しさを持っている方と感じています。

田所 もう何年も前のこと、よく覚えてますね!

高野 同い年だから、余計に印象に残っているのかも。

田所 なるほど……! でも、こんなに細かく覚えているなんて、思わなかった。

高野 私はよく記憶をなくすタイプなので、こんなに覚えているのは、確かに珍しいかも。でも、印象が変わらなかったからこそ、今も「やっぱり友達多い人だな」と思っています(笑)。

桑原 なぜそこまで卑屈(笑)。

――ただ、そういう意味ではあれですよね。リョウマ役にぴったりだっていうこと、ですよね!?

高野 もちろんです! みんなが支えてあげたくなるような人柄ですし、自然と人が寄ってくるタイプの方なので、リョウマ役にふさわしいと思います。

田所 そんな、そんな!

高野 でも、田所さんとは『ウマ娘 プリティーダービー』(以下、『ウマ娘』)で共演してからのほうが、お互い印象が強いかも。 

田所 そうですね。私は、『ウマ娘』で高野さんが演じているキャラクターのイメージが勝手に付いちゃっているかも。そのときの役柄が多くを語らないクールなタイプで、しかも本人も涼しげなお美人なので……、そういう方なのかなと思っていました。 

桑原 お美人(笑)。

田所 だから、少し近寄り難い方かも、と思っていたんです。ただ、本作のオーディオコメンタリーを録ったときに、めちゃくちゃ声がデカくて驚きました。 

高野 声がデカいというのは、ひょっとして私をディスっている……?

田所 いやいやいや! 私は主人公を演じているので、ちゃんとみんなを引っ張っていかなきゃいけないぞと思っていたのですが、高野さんが色々な場面でリードしてくださったので助かりました。印象はガラリと変わりましたね。 

高野 嬉しい! でも、後付けじゃないですよね(笑)?

田所 違いますよー(笑)! でも、クールビューティーと思っていたので、声が大きく、でっかい身振りをされているのは意外でした。 

高野 声と身振りがデカいだけ……。やっぱりディスってます!? 

桑原 ひな壇芸人みたいで素敵だよ(笑)。 

田所 そう、ひな壇芸人みたいに身を挺して盛り上げてくれる感じが意外でもあり、カッコいいなとも思いました!

ーーそういう姿を尊敬している、ということですよね!?

田所 もちろんです! 私はリョウマさんに似て勝手に心を閉ざしてしまうタイプなので、ミーヤさんみたいにグイグイ来てくれると、助かりますね。

高野 よかったです(笑)。私は、できるだけ自分の性格や立場を演じるキャラクターに寄せたいと思っていて……。そうすることで、その作品の中でのキャラクターイメージを壊さないように努めているんです。だから、とある作品で共演して、また別の現場で会うと、人が変わったみたいに感じるんじゃないかな。

田所 なるほど! 確かに『ウマ娘』の生放送でご一緒したときは、すごく静かな方という印象を受けました。

高野 クールでおしとやかで、なおかつ回し役みたいなポジションだと捉えていたので、きっとそういう印象を持ったのかと! 今回は元気印のミーヤちゃんを演じているので、声も大きめになっているのだと思います。

田所 結局はどっちが本物の高野さんなんですか??

高野 ずっと気になっててくださいね(はーと)。

田所 怖いー!! このインタビューで、高野さんはミステリアスな人という印象になりました。

ーーこれからさらに仲が深まっていくことを願っています(笑)。桑原さんと高野さんは、付き合いが長いですよね。

高野 もう腐れ縁みたいな感じですね。

桑原 正真正銘の同期。出会ったところも一緒。

高野 養成所から一緒だもんね。

桑原 ね。付き合いは長いし共演作も多い。だからこそ、私、さっきの話にビックリしたんですよ!

――さっきの話?

桑原 麻里佳ちゃんがあずさちゃんと出会ったときのことを詳細に語っていましたけども、私とのことは、3日前のことすら覚えてないんです! 「あの時、そうだったよね」と、わりと最近のことを話しても「えー?」みたいなリアクションを取るのに、さっきは何年も前のことを昨日のことのように喋っていたよね? ちょっと、ちょっと、どういうこと? 

高野 なんか由気ちゃんとの記憶は抜けちゃう。

桑原 なんでよ(笑)。

田所 きっと、思い出がありすぎるんですね!

桑原 でも、2人で同じ部屋に2・3日ぐらい泊まった記憶すらないのはどうかと……。

高野 えっ、そんなことあったっけ?

桑原 ほら~!

高野 そもそも、同じ部屋に泊まったことなんてあったっけ? 

桑原 泊まったよ! 少し古めの旅館に泊まって怖かったから、麻里佳ちゃんの方に寄って寝たんだから!

高野 ……。本当に覚えてない。

桑原 なんでよ! なんだったら麻里佳ちゃんが「同じ部屋がいいな」って言ってくれてたのに! それすら覚えていないとは……。

高野 でも、こうやって忘れちゃっても構ってくれる人柄の良さや、いつでもツッコんでくれるその姿勢が、由気ちゃんの素敵なところだと思います。年を重ねるごとに、そういう存在ってありがたいなと、噛みしめるようになりました。

桑原 今、いい話にしようとしているけど、麻里佳ちゃんが私との思い出を忘れているだけだからね(笑)! 私は麻里佳ちゃんが思い出してくれるまで、一生喋り続けます。記憶を根付かせるために。

高野 思い出せそうな話題をお願いします(笑)。

--とてもいい腐れ縁ですね。

高野・桑原 そうなんです。

ーーちなみに、3人が他の作品で共演されたことは?

田所 作品的には『アイカツ!』がありますが、同じタイミングで3人が揃ったことは、あんまりないかも。

高野 ガッツリ絡んだことはあんまりないですね。だからこそ、2人がやっているラジオに、私も呼んでいただいて、もっと親睦を深めたい。

田所 でも、あり得そう。何たって、宣伝隊長ですから。

高野 リョウマさんが言うからには実現するでしょう!

ーー最後に、それぞれのキャラクター視点から、今後の見どころをお話いただければと思います。

桑原 エリアリアちゃんはリョウマさんや他の仲間たちと出会うことで、自分の進んでいく道を決めたり、自分もこうなりたいっていう意識が芽生えたりします。まずはその点に注目して欲しいです。
 また、これからリョウマさんへの好きという気持ちが徐々に溢れ出すので、彼女の可愛い恋愛を親のような気持ちで見守っててもらえると嬉しいですね。まだ本人もあまり自覚していない、エリアリアちゃんの始まったばかりの恋をぜひ、応援してください!

高野 ミーヤは持ち前の元気を存分に発揮して、賑やかし要員として活躍します! その性格や立場ゆえ、リョウマさんやエリアリアちゃんみたいに大きく何かが変化するわけではありませんが、実はある瞬間にリョウマくんの呼び方が少し変化するんですよ。距離が縮まったかも、と感じるタイミングがありますので、そこを見逃さないようにしていただければと思います!

田所 「好きなことをやっていいよ」と言われて転生した世界で、リョウマさんがどんな人生を歩んでいくのか。まずは彼のスローライフを見守っていただけたらと思います。なかなか人に頼ることができないリョウマさんが、周りの方々に支えられて、徐々に変わっていく姿をぜひ見ていただきたいです。
 また、話数としては、私は特に4話が好きなんですよ。心がズタボロになっていたことに気づき、それを優しく包んでくれる人がいることを彼が少しずつ理解し始める話なので、楽しみにしていてください。

(左から)エリアリア役の桑原由気さん、リョウマ役の田所あずささん、ミーヤ役の高野麻里佳さん

プロフィール
田所あずさ【たどころあずさ】11月10日生まれ。」茨城県出身。ホリプロインターナショナル所属。主な出演作は『ひめゴト』ヒロ役、『ウマ娘 プリティーダービー』シンボリルドルフ役、『半妖の夜叉姫』もろは役 ほか

桑原由気【くわはらゆうき】6月24日生まれ。長崎県出身。マウスプロモーション所属。主な出演作は『小林さんちのメイドラゴン』トール役、『ありふれた職業で世界最強』ユエ役、『神様になった日』成神空役 ほか

高野麻里佳【こうのまりか】2月22日生まれ。東京都出身。青二プロダクション所属。主な出演作は『灼熱の卓球娘』天下ハナビ役、『ウマ娘 プリティーダービー』サイレンススズカ役、『デジモンアドベンチャー:』太刀川ミミ役 ほか

TVアニメ『神達に拾われた男』放送情報
◆放送情報
TOKYO MX 10月4日(日)より毎週日曜 23:30~
BSフジ 10月6日(火)より毎週火曜 24:30~
J:テレ 10月7日(水)より毎週水曜 25:00~

◆配信情報
Amazon Prime Video、ABEMAにて地上波同時先行配信!
10月4日(日)23時30分より順次配信開始!

◆スタッフ
原作:Roy『神達に拾われた男』(HJノベルス/ホビージャパン)
監督:柳瀬雄之
シリーズ構成・脚本:筆安一幸
キャラクター原案:りりんら
キャラクターデザイン・総作画監督:出口花穂
色彩設計:渡辺亜紀
美術監督:柴田 聡
撮影監督:野村雪菜
音楽:堤 博明
音楽制作:ランティス
音響監督:土屋雅紀
音響制作:AMGスタジオ
アニメーション制作:MAHO FILM

◆キャスト
リョウマ:田所あずさ
エリアリア:桑原由気
ラインハルト:小野大輔
エリーゼ:早見沙織
ラインバッハ:子安武人
ミーヤ:高野麻里佳
ガイン:清川元夢
ルルティア:井上喜久子
クフォ:小市眞琴
竹林竜馬:安元洋貴
田淵:古川 慎

(C)Roy・ホビージャパン/『神達に拾われた男』製作委員会
《M.TOKU》
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