『劇場版 七つの大罪 天空の囚われ人』の公開を前に8月6日(月)、“ホーク生誕祭”と銘打って完成披露上映が開催。 声優を務める梶裕貴、久野美咲、応援隊長を務めるよゐこの有野晋哉&濱口優、主題歌を担当した乃木坂46の梅澤美波、 山下美月、与田祐希が舞台挨拶に登壇した。
梶は『七つの大罪』初の劇場版の完成に「何年も携わらせていただいてきた作品が大きなスクリーンでみなさんにご覧いただけるのが嬉しいです」と感慨を口にする。「新キャラクターもたくさん出てきますし、何より鈴木央先生の描き下ろしストーリーということで、原作ファンの方にも新規のファンの方にも楽しんでいただける作品になっています」と語る。この日は、8月6日の“ハムの日”ということで、人の言葉を喋る豚のキャラクター、ホークの誕生日とされているが、ホークの声を担当する久野は「ホークの誕生日当日に完成披露上映を迎えることができて嬉しいです」と満面の笑み。
応援隊長を務めると共に天翼人役で出演もしているよゐこの2人だが、有野は「TVシリーズにも漫画にも出てこない設定ですけど、劇場版での出来次第で地上波に出てこれるのかなと期待しております!」と願望を口にする。この2人のキャラは、有野、濱口の顔に合わせてデザインされており、濱口は「そっくりに描いていただきました! 兵士の役なので屈強なよゐこになってますが(笑)、愛を感じました!」と喜びを語った。この日は、ホークの人形も登壇したが、こちらはリモコンで操作できるようになっており、濱口さんがリモコンを操ると、ものすごいスピードでステージを横断し、もう少しで舞台から落ちそうに…! これには梶も「原作さながらの速さでした(笑)」と興奮していた。
さらに、ホークの生誕祭のために乃木坂46のメンバーも登場。梅澤は、今回の楽曲について「イントロからワクワクするメロディで、映画の舞台が天空という壮大な世界観で、そのストーリーにマッチしていて、さわやかで夏にぴったりな曲だなと思いました」と語る。今回、センターを務めたが「かなりのプレッシャーがあったんですけど、大人気作品の待望の映画化で、この曲でもっとパワーアップさせて、応援につながるようにとセンターに立ちたいと思います。頑張ります!」と気合十分のよう。
食いしん坊のホークにちなんだ好きな食べ物に関するトークでは、梶が「豚しゃぶです」と即答し会場は爆笑に包まれる。「TVのアフレコの収録後にみんなでよく豚しゃぶを食べに行きますし、それも愛のひとつです。せっかくの誕生日なので今日の夜も食べたい」とニッコリ。ちなみにホーク役の久野は「この役をいただいて、最初の頃は豚が食べられなくなって…共食いになっちゃうと(苦笑)」と苦悩を明かしたが「今では楽しくみんなで豚しゃぶ行きます」とこちらも満面の笑み。豚汁が好きという久野だが、登壇陣に乗せられてホークの声で「俺は豚汁が好きだな!」と語り、会場は再び笑いに包まれた。
さらに、新婚の濱口は、相方に乗せられて、愛妻・南明奈の手料理の中で一番好きな料理を問 われ「オムライスを最近作ってくれたんです。味はおいしいんですけど、最後の卵をかけるのに失敗して、ボロボロの網タイツみたいになってて…(笑)。味はおいしいけど『最後に失敗した!』って泣きだしたんです」とのろけていた。
また、乃木坂のメンバーで最も大食いなのは?との問いに、山下がこの場にいない松村沙友里の名を挙げ「白米が好きで、ずっと楽屋でも食べているし、昨日も大阪で行われたライブで、気温が37度か38度の猛暑の中、コンサートの曲中に炊飯器を持ち出して、歌いながら食べてました。プロのアイドルだなって思いました(笑)」と先輩の仰天エピソードを告白し、笑いを誘っていた。
そして「嫉妬の罪」にちなんで、梅澤、山下、与田の中で、思わず嫉妬してしまう相手は? と尋ねると、山下、与田は梅澤の背の高さやスタイルのよさへの嫉妬を口にする。山下が「すごく脚が長くて、私の顔くらいの高さに腰がある! 隣に並ぶのが恥ずかしいくらい」と言うと、乃木坂で一番身長が低いメンバーである与田は「山下に『恥ずかしい』と言われると私は…。これが公開処刑なんだなって…(苦笑)」と自虐的に語っていた。
最後に、梶が「長く付き合ってきた作品、キャラクターが、映画館の大きなスクリーンで皆さんのお目にかかることができて、本当に嬉しいです。どなたでも楽しめる内容なので、ぜひ劇場に足を運んでください」と呼びかけ、会場は温かい拍手がわき起こった。
〈『劇場版 七つの大罪 天空の囚われ人』情報〉
2018年8月18日公開
ストーリー
七人の大罪人、空を翔ける!!! ここは妖精族や女神族や魔神族が存在する世界。魔神族の暗躍により、滅亡寸前だった大国・リオネス王国を救ったのは、大罪人であり伝説の 騎士団〈七つの大罪〉と、ひとりの王女だった。そして、リオネス王国に平穏がもたらされてから少し時が流れたころ――。国王の誕生日を祝 うため、幻の食材・天空魚を探しに辺境の地へやって来た〈七つの大罪〉たち。団長のメリオダスと、人の言葉を話す豚のホークは、天空魚を 求めるうちに空高く、雲の上に存在する天空の世界“天空宮”へと飛ばされてしまう。天空宮には翼をもつ“天翼人”が暮らしている。メリオ ダスは掟を破った天翼人の少年と間違えられて牢屋へ入れられてしまう。天空宮では三千年間封印される凶悪な魔獣の解放を防ぐため、儀式の 準備をしていた。だが封印を解こうと天翼人の命を狙う、“ベルリオン”率いる強靭な魔神族の集団〈黒の六騎士〉が姿を現す。残虐非道な彼ら からみんなを守るため、メリオダスたちは〈黒の六騎士〉と激突する!
スタッフ
原作:鈴木央(講談社「週刊少年マガジン」連載)
総監督:阿部記之(「BLEACH」シリーズ、劇場版「黒執事 Book of the Atlantic」ほか)
監督:西片康人(「BLEACH」シリーズ 演出、劇場版「黒執事 Book of the Atlantic」演出 ほか)
脚本:上江洲誠(「暗殺教室」、「劇場版 蒼き鋼のアルペジオ」 ほか)
キャラクターデザイン・総作画監督:佐々木啓悟(「七つの大罪」、「青の祓魔師」ほか)
プロップデザイン:宮川治雄
色彩設計:茂木孝浩/岡崎菜々子
美術監督:伊東広道
美術設定:成田偉保
撮影監督:木村俊也
CG 監督:軽部優
編集:後藤正浩
音楽: 澤野弘之(「進撃の巨人」、「機動戦士ガンダム UC」、「連続テレビ小説 まれ」ほか)/ 和田貴史(「テラフォーマーズ リベンジ」ほか)
音響監督:若林和弘
アニメーション制作: A-1 Pictures(「心が叫びたがってるんだ。」、「ソードアート・オンライン」ほか)
配給:東映
製作:「劇場版 七つの大罪」製作委員会
キャスト
メリオダス:梶 裕貴
エリザベス:雨宮 天
ホーク:久野美咲
ディアンヌ:悠木 碧
バン:鈴木達央
キング:福山 潤
ゴウセル:髙木裕平
マーリン:坂本真綾
エスカノール:杉田智和
ソラーダ:代永 翼
エルラッテ:戸松 遥
ベルリオン:森川智之
©鈴木央/講談社 ©鈴木央・講談社/「劇場版 七つの大罪」製作委員会