長江崚行
廣瀬大介
ROU
高本学
濃密で、あっという間に過ぎていった『ヘタミュ』との時間
――まずは、本公演を終えての感想をお願いします。
長江崚行さん(イタリア役/以下、長江):すごく濃密な時間を過ごしたなと思いました。よくよく考えてみると『ヘタミュ』自体の初演からまだ1年半しかたっていないんですよね。そのなかで3作品のミュージカルをやって、あっという間でした。今回の公演は大阪からスタートしたのですが、大阪公演がはじまる前は、「これから何公演駆け抜けていくんだろう」という不安やプレッシャーがありましたが、終わってみて、振り返ってみると時間が過ぎるのが早くて。それは『ヘタミュ』に出演して、たくさんの思い出がありますが、すべての公演がそれぞれ濃くて、平均値がずっと高い感じでした。
廣瀬大介さん(イギリス役/以下、廣瀬):これまで、大阪公演からはじまることがなかったので、地方からはじまる新鮮さがあったのと、大阪と東京だとお客さんのリアクションが全然違っていたので、それがおもしろかったですね。会場の作りも違うところでやらせていただきましたし、僕たちの声の響き方も違っていて。それがミュージカルならではだなと思いました。また、地方公演をやったことでキャスト陣みんなが仲良くなったことも大きかったですね。ね、高本さん?
高本学さん(プロイセン役/以下、高本):(苦笑)。
――廣瀬さんからすると、高本さんとは距離が遠かったと?
廣瀬:そうですね、高本さんとは現在進行形で距離を縮めようとしている感じです。まぁこのまま距離が縮まるのかどうかはわかりませんけど(笑)。という感じで、冗談を言い合いながら楽しくやらせてもらうカンパニーはそうそうないので、ここまで楽しく駆け抜けてこられてよかったなと。スタッフさん含めて、人に恵まれたカンパニーだったと思います。
――ちなみに、大阪と東京のお客さんの違いというのはどういったところでしょうか?
廣瀬:笑いを逃さない貪欲さが大阪にはありましたね。「私たち、笑いにきてるのよ」みたいな雰囲気があって。吉本新喜劇みたいに、笑いのプロたちのステージもありますから、笑うことに慣れているのかなと。特に今回は、新喜劇を象徴するようなエピソードが多かったので、大阪の方にとっては近しいものが感じられるようなお話だったのかなと思います。コメディ要素が強めだったので、なじみやすいミュージカルだったと思いますね。
ROUさん(オーストリア役/以下、ROU):今、大介がコメディ要素が多いと言っていましたけど、最初に演出家の吉谷光太郎さんに「きちんとミュージカルとして提供してほしい」と言われていて、舞台経験の少ない僕はプレッシャーを感じていたのですが、舞台の幕が開くと、ミュージカルとお芝居とコメディとがいいバランスで入っていて。アドリブも含めて、ですけど(笑)。そういう要素が揃っているのが作品としてすごいですし、原作らしさをきちんと舞台上に再現できているというのがすごいなと。それだけ詰め込まれていながら、大阪から東京にかけて20公演以上やってきたのですが、時間が過ぎるのが早かったです。個人的には、僕は第1弾のときにも出演させていただいたのですが、そのときよりも出番が多かったので、しっかりやらないとという気持ちで舞台に立ちました。また、公演中、一斗缶を使う場面があったのですが、しっかり音が鳴らせるようにと思って真剣にやったら、やりすぎてしまって、相手に痛いと言われてしまったのが申し訳なかったなと思っています。
長江:一斗缶じゃなくても、ちゃんと力入れて殴ったら何でも痛いでしょ…(苦笑)
ROU:(笑)。まぁそんなこんなで公演は終了しましたが、みんなが仲良くて、第1弾よりも楽しくやらせてもらいました。僕、第1弾ではレアキャラだったので(笑)。場面的にかかわることが少なかったからなんですけど、今回はかかわることが多かったので、歴史の勉強にもなりましたし、アドリブもがんばりましたし、僕自身、勉強になることが多かったです。
高本:僕は新キャストとして今回の公演に参加させていただきましたが、大阪での初日からお客さんが温かくて。笑ってくれたり、手拍子をくださったり、みなさんが優しくて舞台に上がることが楽しいな、うれしいなという気持ちでいっぱいでした。大阪初日と東京千秋楽を比べると、プロイセンが変わっていったなと思うので、公演中に作品やキャラクターが変化していく感覚もはじめて経験できました。僕は舞台経験が少ないので、先輩たちの背中を見て「僕もこうしないと」と、気持ちがどんどん変化しながら舞台に上がっていたので、それがキャラクターにも反映できたのかなと思います。お客さんと先輩たちとスタッフさんに支えられて、最後まで無事駆け抜けられました。あっという間の1か月でした。
――ご自身の変化がプロイセンにも影響したということですが、具体的にはどのような変化があったんですか?
高本:大阪初日のときと比べてお客さんにどう喜んでもらうか、お客さんを巻き込んで舞台をどう作っていくか、ということをきちんと考えてできるようになったかなと思います。
――距離が縮まったという廣瀬さんも、先輩としての目から見てそう感じますか?
廣瀬:は……い……(苦笑)。プロイセンのソロパートの曲があるんですけど、ソロ曲のなかで「手拍子をしてほしい」とお客さんをあおるときがあるんですよ。あれは、あとからつけたアドリブに近いものなので、芝居の流れで何かをプラスすることができるようになったことは、高本さんのなかでは大きな出来事なのかなと。初日のときはテンパっちゃって、ただ立っているだけで、吉谷さんに怒られているんだろうなという姿も想像できたので、それを考えると自信がついたのかなと思います。ただ、「手拍子をしてほしい」というところを、ある日、「手招きをしてほしい」って言ってて。
一同:(笑)。
廣瀬:間違えて言ったのに、心が折れなかったというのがすごいなと思います。手招きされてどうするんだって思いましたよ(笑)。
長江:お客さんも困りますよね。「手招きして」って言われても、「え?」ってなりますし、僕たちも客席に下りていかないといけなくなるし(笑)
今だから明かせる稽古場の裏話&アドリブ秘話
――今回の公演だけでも印象深い出来事も多いかと思いますが、これまでの『ヘタミュ』を振り返ってみて、稽古中でも本番でも忘れられない思い出やおもしろエピソードはありますか?
廣瀬:今回の公演で出てきた一斗缶は、稽古場では大爆笑だったんですけど、本番がはじまったら一切笑いが起きなくて、「何でうけないのかな?」って全員が思ったことが忘れられません。あのシーン、お客さん、ひいていたので。
ROU:でもさ、吉谷さんは「あれは思い切りやって。優しくやったらおもしろくないから」って言ったんだよ? だから本気でやったのに、肝心のお客さんにひかれるって!(苦笑)
長江:稽古場と本番のアドリブの受けの差はすごく感じましたね。稽古場で受けたらからといって本番で受けるわけではないし、その逆もそうでしたし。本番だからこそ生まれるものもありました。
ROU:それを言うなら大介の演歌でしょ? 劇場に入って激変する姿を見たもん。
長江:今回、歌謡ショーっぽいシーンがあるんですよ、大介さん。
廣瀬:そうなんですよ。でもさ、僕は稽古場と本番の雰囲気を少し変えただけだよ?
ROU:いやいや、相当変わってたよ! めちゃくちゃ笑ったもん。だけど、全編通して大介はすごく楽しんでやってますね。
――廣瀬さんは歌謡ショーっぽいシーンでは、全公演違う雰囲気でアドリブしていたんですか?
廣瀬:ニュアンスは変えてやっていました。本当に歌謡ショーっぽくするために、客席でお客さんに握手を求めてみたりしましたし。
長江:アドリブに対する力の入れ方がみんなすごいんですよ。役者なので、お芝居のことを重点的に考えることが軸なのですが、本番に入るとアドリブで悩んでいて。「今日の夜公演、どんなアドリブしよう……」って、みんながそろって悩んでいるところがすごいなと。役者だけど芸人さんというか、おもしろさも求める部分もあるんだなと思いました。
ROU:お客さんの反応で決まってくるもんね、アドリブって。だからさ、稽古場と本番ではアドリブパートのニュアンスが違うんだよ。試しにやってみて、お客さんが笑ってくれたからここはもう少しああしよう、とか、こうしよう、とか、それぞれが考えて変えていくのはこのミュージカルならではだと思います。
高本:そうですね、確かに稽古場と本番は全然違いました。それもあって、僕自身も変化していけたというか。オーストリア継承戦争の場面なんて、視線のやりとりだけで「今日はROUさん、ノッてるなぁ」と感じられましたし、イタリアとのやりとりでは長江さんの、稽古場では気づけなかった表情が見えたり。本番だからこそ、というところはすごく多かったです。
長江:今回、イタリアはドイツとの絡みが多くて、お互いにセリフを受け取って、発信しての繰り返しで感情が動いていくんですよ。稽古のときにも問題なくやっていたつもりだったのですが、最終稽古の数日前に、大介さんに「崚行さ、ゴリラ(上田悠介さんの愛称)と仲いいの?」って突然聞かれて。「仲いいですけど、何でですか?」と返したら、「稽古期間中あまり話せてなさそうだから」と。それでハッとしたんです。そういえば、役に入ったときは絡みが多い以上、喋りますけど、それ以外のところではあまり喋れてなかったなと思って。だから、悠介さんをご飯に誘って、そこでお互いのプライベートの話をしたんですけど、それから悠介さんの顔を見るとそれまでよりもより深いものを感じるようになったし、まさに気持ちを受け取れるようになったというか。大介さんのアドバイスで芝居が深くなった気がします。役者同士のコミュニケーションが、そのままキャラクターに生きてくるものなんだなと改めて思いました。
廣瀬:お芝居って、自分たちのなかにある引き出しを開けてするものなので、その人の人生経験や感情が反映されることが多いんですよね。だから、絡む相手同士が仲良くなくてもキャラクターの関係性を見せられるのであればいいんですけど、仲良くなくて見せれない部分があるのであれば、仲良くなることで見せられる部分があるのかなと思って。だって崚行とゴリラ、本当に稽古場で話さないですもん。(笑)
長江:そんなことないですって! どうしてそういうこと言うんですか!?(笑)
廣瀬:だってあんまり話してないしさ、ご飯も行けてなかったじゃん? だから気になって、上田ゴリラに「崚行と話してる?」って聞いたら、「話してない。俺も話そうと思ってるんやけど……いつも大人2人(寿里さん、磯貝龍虎さん)のところに行っちゃうから……」って。だから、上田ゴリラにも「ご飯、誘ってみたら?」って話はしてたんだよ。だけど、崚行が全然振り向いてくれないからさ~。声かけたかったのにかけられなかったから、崚行にご飯誘われてうれしかったと思うよ? やっと恋が実ったんだよ(笑)。
長江:(笑)。もしかしたらご飯行くのが遅かったのかもしれませんけど、僕としてはあれくらいのタイミングでよかったのかなと。僕も色々悩んでいて、悠介さんも悩んでいたので、ラストスパートのタイミングでお互いの話ができて共通点が見つかって、芯になる部分は似ているんだなって思ったら、距離が一気に縮まったので。燃やせるエネルギーがより増えた感じがしました。
廣瀬:結果、本人たちがいいのであればそれがベストです!
初めて語られる共演者、スタッフへの感謝の想い、そしてファンへのメッセージ
――お話は変わりますが、本公演がはじまる前の取材でご自身が演じるキャラクターにメッセージを送られていましたが、これまで舞台を一緒に作ってきた共演者、スタッフさんにメッセージを送るとしたらどんなメッセージを送りますか?
廣瀬:スタッフさんに対しては、よくこのメンバーを見つけてくれたなという感謝の気持ちを伝えたいです。ミュージカルがどうなるか分からない賭けに出て、このメンバーを選んでくれて、ありがとうございます。それまで色々なものを見てきているスタッフさんから見て、僕たちがどう映っているのか、表面上ではなく中身も見てくれているすごさを改めて感じました。高本さんは特にね?
高本:そうですね。
廣瀬:悪い意味ではないんですけど、たくさんの候補者やスタッフさんがいるなかでどの役者がいいのか、という意見が飛び交うわけですよ。「この人がいい」、「いや、あの人がいい」と決定までの過程があるなかで、「プロイセン役は高本さんがいい」と選んでくださって。そのうえで第1弾からのキャストをそのままに選んでくださって、ありがとうございます、と。何百人、何千人と役者がいるなかでオーディションをして、最終的に選ぶわけですから、このカンパニーを作ってくれてありがとうございますって思いました。
ROU:大介と同じ感じのメッセージになってしまいますが、まずはスタッフさんに。僕はこれまで舞台出演は数少なくて、そんななかでも僕を選んでいただき、またこんなに居心地のいいカンパニーにしていただいて、ありがとうございました。また、大介のように昔から知っている近しい人と一緒にミュージカルをやれることもうれしかったです。人生のなかで、非常にいい経験をさせていただきました。そして、共演者にも感謝はたくさんあります。キャラクター的に絡むのが難しい立ち位置だったにもかかわらず、アドリブで僕を巻き込んでくれて感謝しています。そして、吉谷さんにも。舞台が久しぶりすぎて、実はセリフの覚え方を忘れてしまっていたのですが、それを丁寧に指導していただいて、その点はありがたかったです。前回よりもセリフ数が多かったし、その分、覚えることが難しくて……。今回のミュージカルで多くのことを学んだので、ぜひ機会があればまた吉谷さん演出の舞台に出たいですし、みんなと共演したいなと思います。
高本:吉谷さん、共演者のみなさんにとても感謝しています。僕はこの仕事をはじめたのがちょうど1年前くらいですので、新人で何もできない僕のことを、どこか魅力があると思ってキャスティングしてくださってうれしいです。プロイセンという役は、僕自身とかけ離れているので、役作りに苦労して、稽古場ではずっと怒られっぱなしでしたけど、吉谷さんも熱い姿勢で僕と向き合ってくれて、毎日言葉をかけてくれて、それがすごく幸せなことなんだといつも感じていました。それに応えられるように、僕もしっかり役を務めあげて、お客さんにいいものを見せられるよう、最大限の努力をしました。そんななか、先輩方も僕を支えてくれて、特に大介さんは毎日励ましの言葉をくれました。2人でよく帰ったりもしましたし、ご飯にも連れて行ってくださって。大介さんは、表面上はドSですけど(笑)中身はすごく優しい人で、落ち込んでいるときに背中を叩いてくれる人です。僕にとって自分の世界観、価値観を広げてくれた存在です。お芝居のことはもちろん、お芝居以外のこともたくさん教えていただきました。あと、僕、殺陣の経験が少ないので、全然できないとき、山沖(勇輝)さん(ロシア役)が「一緒にやろうよ!」と声をかけてくださったり、ROUさんも歌とかお芝居とか教えてくれましたし。座長の崚行くんも支えてくれて、やっと最終稽古でまとまって、本番を迎えられたなと思います。
廣瀬:……崚行さ、座長なのにエピソード、薄かったね?
長江:……僕もびっくりですよ。
廣瀬:当たり障りのないことしか言ってないし。
高本:ちょっと待ってください! もっといっぱいありますよ!! だって、みなさんそれぞれに感謝の気持ちがあるから、それを全部上げてたら話が終わらないんですもん!
長江:え~本当? とりあえず、もうちょっと僕とのエピソード、聞かせてよ! じゃあ、10秒以内に僕の好きなところ10個、ちょうだい?
高本:えっと……優しい、気遣いができる、踊りがうまい、歌がうまい、若いながらすごい……!
長江:(笑)。10個ないじゃん!
高本:すみません(笑)。崚行くんは積極的にご飯に誘ってくれたり、僕が端っこで練習していたときに声をかけてくれたり。最初はどんな人か分からなくてちょっと距離を感じながらでしたけど、段々と近くなって、仲良しのカンパニーになって、みなさんに支えられて最後までやってこれたので、スタッフさん、共演者のみなさん、僕に愛を持って接してくれて、感謝しかありません。
長江:僕は、2.5次元の舞台をやらせていただくきっかけになったのが『ヘタミュ』だったので、僕を選んでくださったプロデューサーさんやスタッフさんには感謝しています。その恩を返せるように……と思いながら第3弾までやらせてもらいましたが、本当に返せているのかな? という思いもあります。また、技術さんにも頭が上がりません。疲労ってみんなたまるものなんですけど、僕たちがどれだけ疲れていても、技術さんは休むことなく動いて支えてくれて、僕たちが舞台の上に立っているときもギアがかかりやすいような工夫をしてくれたり。細かい気遣いが僕たちを支えてくれるので、本当にありがとうございました。感謝の言葉はみなさんに伝えきれません。何より共演者には、板の上で直接支えていただいているので、その支えがあったからこそ座長としてふんばれたかなと。みんな色が違って、喋れば喋るほど舞台の色が変わっていくんです。それぞれの役者が自分たちで色を変えて、お客さんの表情もその色によって変えることができる。先輩たちの背中を見ていてすごいなと思うし、自分はこの人たちと同じようになれるのかな、いやなりたいなと思います。僕にとっては追いかける対象がたくさんいてありがたいです。そして、僕たちの進むべき道しるべになってくれた吉谷さん、なるせゆうせいさんには感謝の気持ちとともに、負けられない、悔しいという思いもあるので、『ヘタミュ』ではまだまだ吉谷さんが望む「長江崚行」という役者にはなれなかったかもしれませんが、僕自身が今後役者としていいものを届けられたらなと思います。
――ありがとうございました。それでは最後に、これまで応援をしてくれたファンへメッセージをお願いします。また、2018年にはDVD発売記念イベントやライブもありますので、そちらに向けた意気込みもあわせてお願いします。
高本:みなさんが盛り上げてくださるおかげで、僕たちはいい演技ができたり、いいパフォーマンスができたりしています。お客さん一人ひとりに感謝の気持ちを伝えたいです。応援していただき、本当にありがとうございました。舞台は終わりましたが、DVD発売記念イベントやライブでみなさんに会えるのが楽しみです。引き続き『ヘタミュ』、そしてカンパニーへの応援をよろしくお願いします。
ROU:3月のライブがどういった形になるのか、現時点ではまだ僕たちも分かりませんが、本公演と同じくみんな一緒に楽しむことができたらいいなと思っています。そして、DVD発売記念イベントは僕たちが素の状態で登場すると思いますので、おもしろいことになるんじゃないのかなと(笑)。まだまだ楽しい『ヘタミュ』の時間は続くので、最後までお付き合いいただけたらと思います。僕らと一緒に歩んでいってください。ありがとうございました!
廣瀬:『ヘタミュ』が終わったとしても『ヘタリア』というコンテンツが終わるわけではないので、これからも『ヘタリア』を愛していただけたら、僕たちとしては、少しでも作品を盛り上げることができたのかなと思えます。ですので、これからも変わることなく『ヘタリア』愛を持っていただけたらうれしいです。来年のDVD発売記念イベントとライブでまたお会いしましょう! お会いできるのを楽しみにしています。
長江:アニメや漫画原作の舞台のいいところは、舞台化することによって生身の人間のパワーが加わって、新しい作品展開ができること、そして公式では描かれていない隙間の部分をお客さんが自由に想像できるところだと僕は思います。『ヘタミュ』では、まだ舞台化されていないエピソードもたくさんありますが、舞台の展開はここで終わります。ですが、もし、またいつか舞台化することがあるならば、このキャラクターはどの役者がやって、どう動くのかな、あのエピソードは舞台だったらどう描かれるのかな? と想像できるのではないかと思います。ここまでの舞台をきっかけに、みなさんの頭のなかでも『ヘタミュ』の続きが展開していると思いますので、一人ひとり、みなさんがそれぞれ楽しんでいただけたらなと思います。DVD発売記念イベントはまだ先ですが、DVDは11月に発売ですので、まずはDVDで舞台を振り返りつつ、来年のイベントと3月のライブに向けて、熱を高めていってもらえたらうれしいです。イベントとライブでお待ちしています。
<パッケージ情報>
DVD「ミュージカル『ヘタリア~in the new world~』」
発売日:2017年11月29日 価格:8,900円+税
初回生産特典:(1)イベント参加抽選応募券/(2)キャストブロマイド
【キャスト】
イタリア:長江崚行/ドイツ:上田悠介/日本:植田圭輔/アメリカ:磯貝龍虎/イギリス:廣瀬大介/フランス:寿里/ロシア:山沖勇輝/中国:杉江大志/オーストリア:ROU(菊池卓也)/プロイセン:高本学 ほか
<ライブ情報>
MUSICAL HETALIA FINAL LIVE
【日程】2018年3月開催予定
【会場】幕張メッセ イベントホール
【出演】イタリア:長江崚行/ドイツ:上田悠介/日本:植田圭輔/アメリカ:磯貝龍虎/イギリス:廣瀬大介/フランス:寿里/ロシア:山沖勇輝/中国:杉江大志/オーストリア:ROU(菊池卓也)/プロイセン:高本学 ほか
【企画製作】4cu(フロンティアワークス)
「ミュージカル『ヘタリア~in the new world~』」公式サイト
http://musical-hetalia.com/
© 日丸屋秀和・幻冬舎コミックス/ヘタリア製作委員会
© ミュージカル「ヘタリアNW」製作委員会