風男塾が新メンバー加入後、初のシングルをリリース! 『群青のマグメル』OPテーマは“リスタート”の気持ちも乗せた1曲【インタビュー】 | 超!アニメディア

風男塾が新メンバー加入後、初のシングルをリリース! 『群青のマグメル』OPテーマは“リスタート”の気持ちも乗せた1曲【インタビュー】

風男塾が、『Dash&Daaash!!』を6月19日にリリース。その制作秘話を聞いたインタビューが、発売中の「アニメディア7月号」に掲載されている。「超!アニメディア」では、本誌記事内ではお届けしきれなかった部 …

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 風男塾が、『Dash&Daaash!!』を6月19日にリリース。その制作秘話を聞いたインタビューが、発売中の「アニメディア7月号」に掲載されている。「超!アニメディア」では、本誌記事内ではお届けしきれなかった部分も含めたインタビュー全文をご紹介する。


明るいけれど影もある……『群青のマグメル』のOPは風男塾として“リスタート”の気持ちも乗せた1曲

――『群青のマグメル』のOPを歌うことが決まった感想を教えてください。

愛刃(健水) 本当にうれしかったです。これまでも風男塾でアニメタイアップをやらせていただいたのですが、新メンバーが入って最初のシングルでアニメタイアップがつくというのは、新しく進むにあたってすごくいい一歩になったなと思いました。

――最初に曲を聴いたときの感想は?

草歌部(宙) もともと(作詞・作曲・編曲担当の)Q-MHzさんがすごく好きでしたので、今回聴かせていただいて、“ザ・アニソン”という曲調に鳥肌が立ちました。

香月(大弥) 自分もQ-MHzさんが結成されたときから、すごく好きでしたので自分のデビューシングルがQ-MHzさんによる楽曲なのは、とにかくうれしかったです。

紅竜(真咲) 『群青のマグメル』はダークファンタジーな作品ですが、曲はすごく明るくて、そのギャップに驚きました。曲中に「野蛮が浪漫」といったような珍しいワードもあって、驚きの連続でした。

藤守(怜生) 「Dash&Daaash!!」というタイトルがいいですよね。自分たちもここから走っていくぞという“リスタート”の気持ちがあったので、気持ちを歌に乗せやすかったです。


――新メンバーが加入後、初めてのレコーディングはどうでしたか?

愛刃 曲調的に風男塾にピッタリだったので、楽しんで歌えました。それは、ほかのメンバーのレコーディングが終わったあと、完成したものを聴いたときにも感じました。別々にレコーディングはするけれど、同じ方向を向いて素敵な1曲が作れたなと。

桜司 風男塾としてのレコーディングは初めてだったので、右も左もわからなかったんです。でも、自分より前に録ったみんなが歌詞カードにメッセージを書いてくれていたんですよ。

藤守 メッセージっていうか、ラクガキだよね(笑)。頑張ってという気持ちは伝えたくて。

桜司 和みました(笑)。じつはレコーディングはまだ加入を発表する前だったので、ほかのメンバーとは面識がなかったんです。でもラクガキを見て、こんな雰囲気なんだなって感じられて。

香月 「よろしくね」って書いてあったので、メンバーのやさしさを感じました。

紅竜 俺は、ダークファンタジー作品なのに明るい曲調だったので、どう歌ったらいいのかをスタッフの方に聞いたんです。そうしたら、「クールな感じで歌ってください」と言われて。明るいけど闇や影があるような歌い方というのは自分でも挑戦でしたし、いろんな表情を感じていただけるんじゃないかと思います。

草歌部 僕はこの曲ではハモリをすることが多かったんです。今までも少しならあったのですが、ガッツリ歌うことはなかったので、すごく新鮮でした。そういえば、Q-MHzさんの歌を歌えることがうれしくて、すごくテンションが上がっていたんです。そのときはタイアップのことを何も聞いていなかったので、「アニメのOPみたいな曲ですね!」っ言ったら、「そうですよ」ってさらっと返されて「えっ?」って(笑)。

――桜司さん、香月さんのふたりが増えたことで、歌の変化は感じましたか?

愛刃 ふたり(桜司と香月)の声が高めで、ほかのメンバーは低めなので、メンバー全員の声が合わさるときれいなハーモニーになるんですよ。

藤守 (香月)大弥はパワフルな声も出せるから、迫力が増したよね。

香月 ありがとうございます。ライブでは、ファンの方々も手を挙げて盛り上がってくれるので、そこがすごくうれしいですね。

――桜司さん、香月さんは先輩のレコーディングを聴いて、どんな感想を持ちましたか?

桜司 歌い方に余裕があるところを見習いたいなと思いました。初めてのレコーディングで緊張していて、力んでいたんです。だから必死さが声に出てしまって。でも、先輩方の歌い方はやわらかくて、さすがだなと感じました。

香月 それでいて、男らしい感じもあるんです。健水さんが歌っているのを聴いても、自分たちがどう歌っているのかが想像ができなかったので、完成したときは感動しました。

桜司 これからは、男らしい声を出せるように頑張りたいです。

愛刃 大丈夫、勝手になっていきます。自分でビックリするくらい低い声が出ますね(笑)。最初のころは低い声を出すように意識していたけど、最近は意識しなくても出るんですよ。曲によっていろんな声が出せるようにはなるから、そのギャップをファンのみなさんも楽しんでくれている感じですね。

――この曲はすでにライブで披露されていますが、反応はどうですか?

愛刃 めちゃくちゃノリがいいです。新体制になって初めてのワンマンライブでも歌いましたが、勢いがあるので、自分たちの気持ちもあがるんです。聴いているお客さんたちもすごく楽しそうなんですね。初めて聴く方が風男塾を知らなくても曲で集まってきてくれるっていう感覚がありますし、これからも大事な1曲になるから、大切なシーンで歌っていきたいです。

紅竜 ステージで走り回るフリがあるんですが、途中、メンバー同士で目を合わせたり、邪魔をしてみたり、ちょっと遊べるんです。ファンのみなさんのなかには、スペースがあるときには同じように走ってくれる人もいて、すごく一体感の出る曲です。

――アニメで流れたときの感想は?

愛刃 毎回鳥肌が立ちます。放送後にSNSなどもチェックしますが、アニメを観てくれた人のなかにこの曲で風男塾を思い出してくれた人がいたので、いいきっかけになっているなと。

藤守 放送が進んだら、知り合いから連絡が来るようになったんですよ。毎回この曲がOPでかかるからうれしいとか、風男塾が歌っているから作品も観ているとか言ってくれて。そう言ってもらえると、すごくうれしくなりますね。

――MVも撮影されていますね。

香月 ずっと岩に挟まれていた記憶しかないです……(笑)。撮っているとき以外も挟まっていたら、スタッフさんからいつまで挟まっているんですかって言われたんですよね。MV撮影も初めてだったので、今までは映像でしか見えていなかったものの裏側を見られたことに感動しました。

桜司 追いかけてくる大玉が思ったより軽くて、走るのを遅くする演技が楽しかったですね。リップシンクは、先輩方のセクシーな表情や楽しそうな表情をお手本にしました。手の位置で雰囲気も変わるんだなということもわかって、すごく勉強になりました。

紅竜 MVの撮影場所が岩切場みたいなところだったのですが、学生時代に好きだったアーティストも同じ場所で撮影をしていたことをあとで知って。すごく感動しました。

草歌部 僕はすごく食べるキャラクターを演じたのですが、普段から食べるほうで、いつかフードファイトチャレンジをしたいと思っていたんです。それより早くお仕事で食べることになるとは思わなかったですが、楽しかったです。

藤守 自分は岩に登ったんですよ! おととしくらいから、筋トレをしたり体幹を鍛えたり、ボルダリングもやっていたんですね。それでウキウキしながら登ることができて、体力作りをやっていてよかったなと思いました。

――今回初めて風男塾を知った人に向けて、風男塾の推しポイントを語ってください。

愛刃 絶対に推しメンが見つかります! 俺たちで好きな推しを見つけて、妄想でカップリングをする人もいるようなのですが(笑)、そういう楽しみ方もありだと思います。ライブは普段静かであまり声を出さない子でも、すごく盛り上がります。盛り上がれないかも……と思っている子がいても、絶対声を出させますし、より“女の子”にしてあげますよ。

藤守 男装って男性でもなく女性でもないので、逆に入口が狭く感じる人もいるみたいなんです。でも、観たらハマります。今ハマってくれている方からもそう言っていただけていて、それが誇りですね。自分たちはキャラクターがてんでばらばらなんですよ。そんな人間がひとつになって活動しているというのが見ていて面白いポイントなんだろうなと思うので、その化学反応を観に来てほしいですね。

紅竜 「俺がいる」っていうのが一番の推しポイントかなと。まぁ、2割は冗談ですけど(笑)。

5人 8割は本当なんだ……(笑)。

紅竜 俺たちは2.5次元という、この世のもののようなこの世のものではないような、ファンタジーの生きものだと思っています。でも、そういう存在だからこそ、胸に響く歌を歌うこともできると思うんです。自分も歌いながら励まされることもあるので、悩みごとがあるなら風男塾のところに遊びに来てほしいですね。

草歌部 僕たちは20代なんですけど、そんな僕たちががむしゃらに頑張っているからこそ、10代の子たちの悩みも受け止められるのかなと思っています。最近は頑張ることがかっこ悪いみたいな風潮もありますが、そうじゃないということを伝えられる、それが風男塾です。

桜司 まだそんなに語れるほどの存在ではないですが、自分も風男塾の曲を聴いて元気をもらってここまで来ました。歌詞も素晴らしいし、メンバーも熱い思いを持っているので、ライブに足を運んでもらってみんなでパワーを交換し合える、そんな存在が風男塾だと思います。

香月 俺自身、10代のころにアニメディアさんを毎月買っていたので、読んでいる子たちの気持ちはわかるつもりです。そんな気持ちを汲み取れるのも風男塾の魅力だと思うので、手始めに会いにきてみてください。

――8月からは、全国17か所を回るライブツアーも決まっています。

愛刃 4月に初めて新体制でライブをやらせてもらって、それから初めてになるツアーなので、そのときと比べて成長してないといけないと思うし、風男塾としてみんながついていきたいと思える姿を見せたいですね。それから、俺たちもみんなに支えられているので、今回は感謝の気持ちも伝えていきたいです。

紅竜 4月にやったライブがかっこいい系だったので、今回の夏のツアーはさわやか系にしてみたいなと個人的には思います。

桜司 ツアーは初めてなので、頑張るしかないです。

香月 健康第一でいこう。

桜司 楽しみな気持ちも大きいので、完走できるように、体力作りも頑張ります。

――最後に、アニメディア読者へメッセージを。

愛刃 今回、初めて風男塾を初めて知ってくれた方は、ライブにくれば必ず好きにさせますので、ぜひ足を運んでください。そして、俺たちに恋してください。

藤守 自分はアニメやマンガの好みが人と被らないんです。手塚治虫先生の『ブラックジャック』が好きなので、ぜひ好きな人は遊びに来て語り合ってください!

紅竜 今回の記事で風男塾を知った人は、今、風男塾を知ることができてよかったねと。なぜ、今まで知らなかったのと問いたいんですが……。

愛刃 あ、次にいっていただいていいです(笑)。

紅竜 ひどいな(笑)。タピオカを飲むよりも、俺に会いに来いと言いたいですね。来て!

草歌部 ツアーが始まるのが8月なので、ひと夏の恋とは言わず、一生ものの恋を僕たちとしてみませんか? あ、ちなみに僕はCLAMP作品と、特に『ツバサ』が好きです。『ツバサ』は5周読んだらわかるということはアピールしておきたいです(笑)。

桜司 桜司爽太郎です。絶対に名前を覚えてください。そして、会いにきてね。よろしくお願いします!

香月 一迅社とスクウェア・エニックスとマッグガーデンは期待を裏切らないということは、10代のうちに心に刻み込んでください(笑)。マッグガーデンは『曇天に笑う』、スクエニは『黒執事』、一迅社は『最遊記』をオススメしたいです。そして風男塾も好きになってください!

取材・文/野下奈生(アイプランニング)

PROFILE
【ふだんじゅく】愛刃健水(あいばけんすい)、藤守怜生(ふじもりれお)、紅竜真咲(くりゅうまさき)、草歌部宙(くさかべそら)、桜司爽太郎(おうじそうたろう)、香月大弥(かつきだいや)の6人からなる男装ユニット。「人を元気にする」を活動理念として、日本のみならず、アジアなどで幅広く活動している。

『Dash&Daaash!!』 
発売中
インペリアルレコード
初回限定盤A:1,435円
初回限定盤B:1,435円
通常盤:1,000円(各税別)

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 表題曲は、TVアニメ『群青のマグメル』のOPテーマ。スピード感のあるメロディーと、6人の豊かなハーモニーが印象に残る1曲。初回限定盤Aには同曲のMVを収録したDVD、初回限定盤BにはMVのメイキング映像を収録したDVDが付く。初回限定盤は全2曲、通常盤のみ全3曲とインストゥルメンタルが入る。

ライブ情報
『風男塾LIVE TOUR 2019』
8月4日(日)愛知・名古屋ボトムラインを皮切りに、全国17か所で開催。詳細は公式サイトへ。

風男塾公式サイト
http://nfs724.com/

風男塾公式Twitter
@fudan_juku

《超!アニメディア編集部》
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