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【インタビュー後編】FLOW×GRANRODEO再結成!『七つの大罪』OPの進化した楽曲制作秘話を語る

2018/2/27


  TVアニメ『七つの大罪』の第1期EDを担当したFLOW×GRANRODEOが、新シリーズ『七つの大罪 戒めの復活』のOPで再びタッグを組む。約3年の時を経て、パワーもチームワークも倍増した彼らが放つ「Howling」は、現在好評発売中。その新曲について、メンバー7人に話を聞いたインタビューが『アニメディア3月号』に掲載中だが、「超!アニメディア」では、以前掲載した前編に続き、誌面では掲載しきれなかった部分を含めた本対談のロング版の後編をお届けする。

<前編の記事はこちら>

――「Howling」の歌詞は、KISHOWさん、KOHSHIさん、KEIGOさんの3人で書かれていて。しりとり方式で書いていったとのことでしたけど。自分の書いた歌詞のところを、ご自分で歌っているのですか?

KEIGO いえいえ、全然違いますよ。歌詞の書きわけと歌いわけは、まったく違います。

KISHOW そもそも「7-seven-」も「New World」も、そうでした。もちろんカップリングの「GLOW」もそういうやり方です。

――なるほど。自分が普段歌わない言葉を歌うというところでは、歌う側としての面白さもあるわけですね。

e-ZUKA これは本当に細かい話だけど、メロディーの音符の数に対して言葉を何文字ハメるか考える、“歌詞ハメ”という作業があって。KISHOWなんかは、僕が作ったメロディーの1音に対して文字数をたくさん詰め込んでくるので、メロディーが変わってしまうこともあるんだけど、よくなるならそれもOKにしていているんです。

GOT’S FLOWは、逆にすごく厳しいです。

KOHSHI 作曲を担当しているTAKEから、「ここは音がひとつだから、言葉も一語で」と指示されます。だからKISHOWさんが歌詞をハメたところは、僕らでは考えもしないものになっているので、そこを歌うのはすごく面白い経験でした。

――カップリング曲の「GLOW」は、70年代ハードロックの様式美をあえて取り入れていたり、歌詞も遊んでいて、バンドの楽しさが満載だと思いました。

IWASAKI とくに面白いのは、Bメロで急にオペラみたいな展開が出てくるところです。これはFLOWだけでは絶対に出てこないアイデアだし、すごく楽しかったです。

e-ZUKA ありきたりじゃない曲にしたいと思っていて。僕のなかでは、シアトリカルと言うか、洋楽の伝説的バンド=クイーンみたいな感じが出せたら面白いんじゃないかと思って。

KOHSHI オペラみたいになるところは、スタジオでe-ZUKAさんが急にひらめいて、それを受けてKISHOWさんがブースにバッと入っていって一発で録ったんです。それは見ていて、本当にすごかったですよ。

KEIGO めちゃめちゃかっこよかったです!

e-ZUKA オペラっぽくしたいと思って、誰かいないかな~と思って見たら「そこにいるじゃん!」と(笑)。

KISHOW 僕は趣味がオペラですからね(笑)。

IWASAKI スタジオで大盛り上がりでしたよ。

KOHSHI これは、俺たちには絶対に無理だなって。

KEIGO 難しすぎて無理です。

e-ZUKA オペラのあとに出てくるサビの前半は、8小節の繰り返しが輪唱じゃないけど、どんどん前のめりに重なっていく感じになっていて。そこはTAKEちゃんからのアイデアだったけど、それはボーカルが3人いるからこそ出せる面白さだなって思いました。

GOT’S 3人の声や歌い方がまったく違うから、それが素早く入れ替わっていくのですごく面白いですね。

KOHSHI ボーカルが3人いるということが、すごく明確になるところだし、そもそも7人のアンセム的な曲にしたいというテーマがあったので。

――そういう7人でひとつみたいなテーマがあったんですね。

KOHSHI そうです。だからタイトルもそうで。FLOW×GRANRODEOというバンド名に決まる前は、仮で“GLOW”という名前だったんですよ。それで、KISHOWさんとカップリング曲は7人をテーマにした、7人=7色がひとつに混じり合ったような曲がいいですねと話をしていたら、KISHOWさんから「じゃあ「GLOWしかないじゃん!」って。そうやって曲のタイトルがまず先に決まって、そこから作っていった曲です。

KISHOW 歌詞にも、そういったテーマを盛り込みたいというのがあって。7人で作るんだけど、僕自身が普段歌詞を書くときに使っているような言い回しなどをいれて、GRANRODEOらしさというものもだせればいいなと思って、少し意識しましたね。

――レコーディングのときは、どんな様子だったんですか?

KOHSHI 「GLOW」の歌録りの緊張感は、ホントにものすごかったです。リハをする暇もなく本番に入ったので、本当に冷や冷やでした。

――何があったんですか?

KOHSHI いつまで経っても歌詞があがらなくて(笑)。

KISHOW あの“いい緊張感”を生み出したのが、僕です(笑)! 要するに僕が担当するところの歌詞が、すごく遅れてしまって。まあ、緊張感を生むために、あえてやったと言うか、そうせざるを得なかったと言うか。

e-ZUKA 普通はどのバンドもリハをやって、最低でも一度は歌ってから本番を歌うけど、GRANRODEOは歌詞が出来た翌日が歌録りだったりすることも多くて。本番で初めて歌うみたいなことは、よくやっているからもう慣れっこなんですよ。

KEIGO でも、それができるのは、すごいことです。

e-ZUKA いい言い方をすると、その場で感じたままを歌うということ。練習しすぎると、歌い方が変わっちゃったりするし。

KOHSHI 今回の「GLOW」もそんなギリギリの感じだったんですけど、それでもKISHOWさんは、その場で何パターンも歌い方を変えて録っていて。こんなにライブ感のある雰囲気でもこだわりを持ってレコーディングしているんだと、すごく驚きました。

KISHOW うちは、カチっと事前に決めたものをスタジオでそのままという感じでは、まったくないですからね。でもそれができるのは、俺が声優をやっていることも関係していると思う。

e-ZUKA あるね。現場ごとに声を作ったり、演じわけをすることをいつもやっているからね。

――そういうやり方を、じゃあFLOWでも取り入れましょうかみたいなことにはならないですか?

GOT’S 無理でしょうね(笑)。

KOHSHI 歌詞がギリギリまでできていないという状態が、まず無理ですよ。心臓に悪い(笑)! でもレコーディングのライブ感というところでは、勉強になったので体験できてすごくよかったです。

e-ZUKA 俺たちの「modern strange cowboy」という曲は、レコーディング当日にリズム録りをしている隣の部屋で、歌詞を書いていましたから。そのときはKISHOWがテレビサイズを録るものだと勘違いして、歌詞が半分しかなかったんです。それで「おいおい今日はフルだぞ」と言ったら、慌てて書き始めて。でも、リズム録りが終わったときには、すでに歌詞も書き上がっていて、その流れで歌もレコーディングできたんですよ。

TAKE すごいですね。あの曲が、そんな風にできていたとは。

KEIGO その場で書ける、集中力がすごいですよ。

――でも、「GLOW」のときは、さすがにレコーディング当日に歌詞を書いていたということではないですよね?

KISHOW さすがにそこまでは(笑)。

TAKE でも、なかなか上がってこないので、シンガポールでFLOWの全員ソワソワしていました。

KOHSHI シンガポールでイベントに出演して、空港で飛行機を待っている間にSNSで歌詞がきて。

KEIGO 「歌詞きた~! ウォ~!」って、その場で全員ガッツポーズでした。

IWASAKI 歌詞がきただけなのにね(笑)。

TAKE それで、俺らはそのまま次のライブを行う仙台に向かいながら、その道中でふたりが歌詞を仕上げたんです。

KOHSHI そうそう。残りを俺らで分担して。

KEIGO それがレコーディングの2~3日前。GRANRODEOさんならまだ余裕があると思うんでしょうけど、俺らはそんなにハートが強くないですから、本当にドキドキでした(笑)。

e-ZUKA 別に余裕と思ってるわけじゃないんだけど(笑)。

――そのライブ感が、「Howling」にも「GLOW」にも、うまく落とし込まれたわけですね。3月にはそんな2曲を引っ提げてのツアーを台湾で開催。

KEIGO 一緒にツアーを回るのは初めてなので、大阪と東京のライブはすごく楽しかったです。台湾も楽しみですね。

GOT’S イベントで一緒にやらせてもらったり、お互いのツアーやワンマンライブにゲストで出たことは何度かありましたけど。FLOW×GRANRODEOという一つのバンドとして、がっつりやらせてもらったのは1月の大阪と東京が初めてでした。それが次は海外ですから!

IWASAKI 台湾が、このツアーでいちばんの話題ですよ。なんといっても、KISHOWさんがついに国外に出るんですから(笑)。

KISHOW 個人的なトピックですけどね(笑)。プライベートはおろかGRANRODEOでも海外に行ったことがないのに、このたび生まれて初めて海外に行くことになりました。その初めてが、FLOW×GRANRODEOというところは、非常に心強いなと思っています(笑)。

――飛行機が。

KISHOW 飛行機に乗るのが、本当に嫌いです! 

TAKE GRANRODEOファンのみなさんが、早くからネットでザワついていましたよね(笑)。

KISHOW FLOWさんは、海外に行きまくっていて、もはや外タレみたいなもんでしょう(笑)?

KOHSHI そんなわけはないですよ(笑)!

――では最後に、2018年の展望についてお伺いできますでしょうか。

KOHSHI FLOWは2017年の7月に15周年に突入して節目の年となるので、ライブなどもモチベーションを高めに行って行きたいと思っています。とくに、FLOW×GRANRODEOのライブから2018年をはじめられるので、テンションを上げて走り抜けたいですね。

KISHOW 2017年はGRANRODEOとしてはアルバムを出したり、ライブツアーも行えて充実したいい年になりました。なので、そこで培ったものを今年のFLOW×GRANRODEO活動に活かしていければなと思います。

◆アーティストプロフィール
FLOW×GRANRODEO 『NARUTO -ナルト-』のOP「GO!!!」などのヒットで知られ、南米やヨーロッパなど世界17カ国でも人気のロックバンド・FLOW。声優としても活動するKISHOWとギタリストのe-ZUKAによるユニット・GRANRODEO。アニソン界では知らない者がいない2組によって2014年に結成された奇跡のユニット。同年に1stシングル「7-seven-」をリリース。今月は東京と大阪で、3月には台湾でツアーを行う。

<ニューシングル『Howling』リリース情報>
Ki/oon Musicより1月24日発売
初回生産限定盤、期間生産限定盤(アニメ盤):1,850円、通常盤:1,300円(各税込)
表題曲「Howling」は、アニメ『七つの大罪 戒めの復活』OPテーマで、メリオダスの気持ちに触れながら、FLOW×GRANRODEOの7人のかけ声が力強く響く、『七つの大罪』シリーズに相応しい曲になった。カップリングには、7人の遊び心が満載された新曲の「GLOW」と、「7-seven-」(Animelo Summer Live 2017-THE CARD-)のライブバージョンを収録。



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