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【インタビュー】FLOW×GRANRODEO再結成!『七つの大罪』OPの進化した楽曲制作秘話を語る

2018/1/23


 TVアニメ『七つの大罪』の第1期EDを担当したFLOW×GRANRODEOが、新シリーズ『七つの大罪 戒めの復活』のOPで再びタッグを組む。約3年の時を経て、パワーもチームワークも倍増した彼らが放つ「Howling」は、明日1月24日に発売。その新曲について、メンバー7人に話を聞いたインタビューが『アニメディア2月号』に掲載中だが、「超!アニメディア」では、誌面では掲載しきれなかった本対談のロング版をお届けする。

――約3年ぶりの復活ということですが、いかがですか?

IWASAKI 前回の「7-seven-」以降も、ライブやフェスで顔を合わせることは多かったんですけど。

GOT’S 顔を合わせると、いつも「そろそろ新しい曲をやりたいね」という話をしていたんです。

KEIGO 僕はずっと『七つの大罪』の原作コミックスを読んでいて、もちろん『十戒編』も読んでいたんです。なので、『十戒編』も早くアニメでやらないかな〜と、ずっと期待していました。でもそういう話が聞こえてこないまま、原作のストーリーはどんどん続いていって、ずっとやきもきしていたんです。それだけに、今回のこのタイミングで『戒めの復活』編としてやると聞いたときは、本当にうれしかったですね。

TAKE 昨年の夏に4週で放送された『聖戦の予兆』では、ムックさんの「CLASICC」という曲が主題歌になっていたので、正直そのときはちょっと危機感を覚えていました(笑)。でもまた7人でできることになって、本当によかったです。

KISHOW 僕は、次はムックと一緒にやるのかと思っていましたよ。バンド名は“MRANRODEO”か“GUCC”かなって(笑)。

――それも聴いてみたいですけど(笑)。今回のOP「Howling」は、『七つの大罪 戒めの復活』公式サイトのPVでも、サビの部分が少し聴けますが、ファンからは何か反応はありましたか?

TAKE ファンのみなさんの反響としては、「早く杉田智和さんのエスカノールの声を聴かせろ!」というものが多かったですね。「メリオダスと十戒のリーダーが、どっちも梶裕貴さんなんだ!」というものとか。

――そんなところまで読んでいるんですか!

TAKE 当たり前ですよ(笑)! 曲については、「フル尺を楽しみにしています」とう声がほとんど。でも実際に、PVで聴けるサビだけだと、明るい印象があったと思いますけど、フルで聴くと、イントロとかAメロBメロとのギャップも楽しんでもらえるし、7人ならではのバンドサウンドと歌やツインギターなど、聴きどころがすごく多いです。

――今回の曲作りは、どのような流れだったのですか?

e-ZUKA 前回の「7-seven-」よりも、アツく深くやりたいなと思っていて。今回は「作曲しりとりをやりたい」と、TAKEちゃんから提案があったんです。それで最初にTAKEちゃんがイントロとAメロを作って、それを俺がもらって続きのBメロを作ってTAKEちゃんに戻し、それを聴いてTAKEちゃんがサビを作って、というやりとりをネットでやっていって。

TAKE 前回は、俺がイニシアティブをとらせていただいたんですけど、もはや7人でひとつのバンドだと思っているので、7人それぞれのDNAやアイデンティティーが、より濃く込められた曲にしたいと思っていました。それで、そういう提案をしました。

――曲の頭のズンズンタンという重いビートも、最初から考えていたんですか?

TAKE そうですね。今回の『十戒編』が、重厚なストーリー展開で、主人公のメリオダスの過去が暴かれるところもあって。そういう深みや重みを曲でも表現したいと思ったので、こういう始まり方にしました。

IWASAKI そういうTAKEのアイデアもありながら、普段の自分らだけでは絶対に出てこないようなテイストもe-ZUKAさんから提示されていて。たとえばBメロからサビに行くところもそうだし。Bメロのあり方自体も、普段の自分らがやっている感じとは違うものなので。唯一、FLOW×GRANRODEOでなければ出てこない感じの曲になりましたね。

e-ZUKA サビはTAKEが作ったんですけど、半分だけコードを変えたので、それでまた違った感じが出せていると思います。サビは同じメロディーが繰り返されているんですけど、そのメロディーは変えずにバックのコードだけを変えることによって、同じメロディーなのに違う風に聴こえるわけですよ。

――なるほど!

e-ZUKA たとえば一輪の美しい花があったとして、その背景が雪国なのか南国なのかで、まったく見え方が変わってくる。その大切な背景の部分を僕が作ったということで、取り分は6:4でよろしく(笑)。

TAKE ここで取り分の話はやめましょう(笑)。でも、そういう化学反応がたくさんあって、この奇跡的な曲が生まれたということです。

――お客さんが一緒に歌えそうなところがたくさんあるので、ライブも楽しみになりますね。

KEIGO すでにツアーも決まっていたので、ライブ映えも想定して作りました。

GOT’S 楽器録りは、最初にベースとドラムを録ったんですよ。

――そのときには「Howling」というタイトルも、すでに決まっていたのですか?

GOT’S いえ、まったく決まってなくて。

IWASAKI 歌詞もなかったです。リズム隊は、それによって左右されるものではないし。

GOT’S ギターなら、「Howling」というタイトルに引っかけて、ハウリングノイズを音として使うとか、やり方はあるだろうけど。

TAKE でも、実際にそういうのはありました。作曲の作業をしているときに、ふとゴミが落ちていることに気づいて、掃除機で吸ったんですね。そうしたら、置いてあったギターのピックアップが反応して「ウィーン」というハウリングノイズ音を出したんです。その意図せず鳴った音がすごく面白くて、ギターソロの前に入れてみました。偶然でしたけど、結果的に「Howling」というタイトルとリンクしたのは、すごく面白いと思いますね。

――その「Howling」というタイトルは、どこからきたんですか?

KEIGO 歌詞のなかに「Howling」という言葉を書いたのが僕なんですけど、メンバーの7人で奏でている音がそういうイメージだし、歌詞には「咆吼」とか「吠えろ!」という言葉も出て来るし、この曲自体にも合っている言葉だなと思ったんです。

KOHSHI AメロとBメロの部分がヘビーなイメージで、ギターのリフも重々しい感じだし、歌にも自然と力が入るので、叫びに近い歌だなと思っていて、それにピッタリだと思って付けました。

――歌詞の内容としては、メリオダスのなかで揺れているふたつの面みたいな感じで、「7-seven-」と比べるとけっこうシリアスめですよね。

KOHSHI そうですね。あえて硬い言葉を使っているところもあるので、「7-seven-」とはまったく違う個性を持った曲になりましたね。

TAKE そう考えると、AメロBメロの歌詞ではメリオダスが闇に落ちそうになっている状態を書いて、サビでメジャー進行になったところでは、闇落ちせずにいられたことを表現している。歌詞にもそういうストーリーがあるということだね。

KOHSHI 鋭い!

――作詞の作業は、どういう分担で書いたのですか?

KOHSHI 作曲がしりとりなら、作詞もしりとりでやろうと思ったんです。俺とKEIGOとKISHOWさんで集まって、トップバッターを誰にするかをまず決めて、その後は僕がまとめ役になって、SNSでやりとりをしながら作っていきました。

――作詞のトップバッターは、プレッシャーがありますね?

KOHSHI 最終的に俺がトップバッターになったんですけど、決まるまでは、お互いに押し付け合いでしたよ(笑)。それでKISHOWさんが口火を切ってくれて、「歌詞の頭は、やっぱり英語だよ。じゃあ英語と言ったらKOHSHIだね!」って。そのときは、「しまった! 先手を取られた!」って思いました(笑)。

KISHOW 海外でライブパフォーマンスをたくさんやっていて、英語でMCをしているのも聞いたことがあったから「英語も達者だな〜」と思っていたんです。だから、「最初の2行は英語でやっちゃってよ!」とお願いして。

KOHSHI それを受けて歌詞を書き始めたんですけど、AメロとBメロはFLOW側のふたりで回して、サビをKISHOWさんに任せるという形で進めました。けっこう細かくやりとりしたので、完全におのおのでというよりも、もう少し入り交じっている感じでうまくできたと思います。

――そのときは、何かテーマを決めたりしたのですか?

KEIGO 自分がコミックを読んでいたので、『十戒編』のストーリーはこういう風なんですと、最初に3人で集まったときにざっくりと伝えたくらいです。

KOHSHI 聞いたストーリーを踏まえたうえで、それぞれがイメージを浮かばせて、前の人が書いたことを受け継ぎつつ、じゃあ自分はこう書こうという風に繋いでいって。時間はかかりましたけど、すごくうまくできたと思います。

――SNSでやりとりをしたというのは、今風ですね。

KOHSHI そうですね。3年前にはできなかったことです。そのときはKISHOWさんが、ガラケーを使っていたので(笑)。

KISHOW そうそう(笑)。その後、僕を不憫に思ったレーベル側からタブレットを授かって使うようになっていて。本当にちょうどよかったですね。

KOHSHI すごくスムーズになりましたよ。いつでも歌詞の相談とか、やりとりができますからね。あるときみんなで食事をしていたら、KISHOWさんから「次はどこを書けばいい?」と連絡が来て、「ここです」なんてやりとりをして。少ししてからパッとスマホを見たら、もう歌詞が上がって来ていて。

KISHOW 俺が自宅で歌詞を書いているときに、KOHSHIくんは渋谷で飲んでいたんでしょ(笑)?

KOHSHI まあ、そうなんですけど(笑)。でも絶句でしたよ「速すぎる!」って。あの速さには本当に驚きました。

--予想以上に7人のトークが盛り上がってしまったので、次号『アニメディア3月号』(2月10日発売予定)にて、インタビューの続編をお届けする。そちらのロング版も、2月中に「超!アニメディア」で更新予定なので、お楽しみに!

◆アーティストプロフィール
FLOW×GRANRODEO 『NARUTO -ナルト-』のOP「GO!!!」などのヒットで知られ、南米やヨーロッパなど世界17カ国でも人気のロックバンド・FLOW。声優としても活動するKISHOWとギタリストのe-ZUKAによるユニット・GRANRODEO。アニソン界では知らない者がいない2組によって2014年に結成された奇跡のユニット。同年に1stシングル「7-seven-」をリリース。今月は東京と大阪で、3月には台湾でツアーを行う。

 

<ニューシングル『Howling』リリース情報>
Ki/oon Musicより1月24日発売
初回生産限定盤、期間生産限定盤(アニメ盤):1,850円、通常盤:1,300円(各税込)
表題曲「Howling」は、アニメ『七つの大罪 (半角)戒めの復活』OPテーマで、メリオダスの気持ちに触れながら、FLOW×GRANRODEOの7人のかけ声が力強く響く、『七つの大罪』シリーズに相応しい曲になった。カップリングには、7人の遊び心が満載された新曲の「GLOW」と、「7-seven-」(Animelo Summer Live 2017-THE CARD-)のライブバージョンを収録。



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