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調布の町に『ゲゲゲの鬼太郎』があふれる「ゲゲゲ忌」開幕!11月23日キャストトークショーで野沢雅子がイケメン目玉おやじのアフレコ裏話を激白!?【レポート】

2019/11/26


『ゲゲゲの鬼太郎』などの原作者であるマンガ家の水木しげるの功績を讃えるイベント「ゲゲゲ忌」が11月23日、東京・調布市にてスタートした。本イベントは水木の命日である11月30日を中心に開催されるもので、4回目となる今年は、12月1日までの期間中、アニメの上映会やスタンプラリー、コスプレイベントなどが展開される。

 イベント初日のこの日は、イオンシネマシアタス調布で、アニメ『ゲゲゲの鬼太郎』 の上映会と、声優の野沢雅子(第 1 期・第 2 期鬼太郎役、第 6 期目玉おやじ役)、庄司宇芽香(第6期ねこ娘役)、藤井ゆきよ(第6期犬山まな役)の3名によるトークショーが開催された。また、水木プロダクション社長であり水木の娘の原口直子、水木の夫人で“ゲゲゲの女房”としても知られる武良布枝も壇上に登場。貴重な昔話や制作の裏話がたっぷりと語られ、会場は大いに盛り上がった。

左から、MCを務めたプロデューサーの永富大地、鬼太郎&目玉おやじ、野沢雅子、武良布枝(手前)、原口直子、藤井ゆきよ、庄司宇芽香、ねこ娘

 アニメ『ゲゲゲの鬼太郎』第6期の厳選エピソード2話が上映されたのち、ゲストが登壇。会場を埋める多くの水木ファンに迎えられながら、野沢、庄司、藤井、原口、そして武良が舞台に現れた。

 武良は調布に住んで約60年ということで、「(水木のもとに)嫁いできたころの調布は富士見町1丁目という町でして、畑の中に富士山がポツンとはるかに見えるところでした。おいおいにこうしてにぎわって、そこで一生懸命マンガを描き続けて、本日このように死してもまだ盛り上げていただき、本当にありがとうございます」と、水木との思い出話を交えながら、ファンに向けて感謝を述べた。そして、原口が「ゲゲゲ忌」の開幕を宣言。会場は大きな拍手に包まれた。

 その後、キャストトークショーがスタート。野沢は「いつもの(ほかの作品の)イベントよりも年齢が高い方が多いですね、さすが『ゲゲゲの鬼太郎』」と、会場を見渡しながらコメント。また、自身が登壇した初めてのイベントが50数年前にデパートの屋上で行われた『ゲゲゲの鬼太郎』のイベントだったと明かした。そのときは、大きな鬼太郎の顔を被るようスタッフから言われたものの、重くてまったく被れなかったという。

 庄司は「去年の『ゲゲゲ忌』がついこの間のようだよね、と楽屋で話していました。今日、ゆきよちゃんが挨拶で緊張しているのを見て、去年もそうだったと思い出しました」と語り、会場の笑いを誘った。

 それを受けて藤井は「藤井としては成長していないけど」と笑いつつも、「まなちゃんとしてはこの1年間いろんなことがあって、鬼太郎たちとの絆もあって……」と1年間を回想。また、今回、水木の家族である原口や武良と一緒に舞台に立てたことに感激したようで、声を震わせながら「胸がいっぱい」と述べ、庄司に「(泣くのは)まだ早い!」と突っ込まれていた。

 続いてトークは、この日に上映されたエピソード、第39話「雪女純白恋愛白書」、第14話「まくら返しと幻の夢」の話に移行。「まくら返しと幻の夢」は目玉おやじがイケメン姿で登場したことで、話題を呼んだエピソードだ。そんな目玉おやじの本当の姿(?)には、野沢も大いに驚いたそう。「出てきたときは『誰!?』と思いました」と当時の心境を明かした。永富プロデューサーが、「(このエピソードの目玉おやじが指鉄砲を撃つシーンのテストで)野沢さん、『指鉄砲』じゃなくて『かーー』と言っていましたよね」とアフレコの裏話を披露すると、野沢は「『か』という字も、いいかもと思いまして」と茶目っ気たっぷりに返答。野沢さんの代表作を知るファンたちをニヤリとさせた。

 「雪女純白恋愛白書」は、歴代シリーズでねこ娘を演じた、西村ちなみ、三田ゆう子、今野宏美が勢ぞろいした話数。永富プロデューサーは、じつはこのキャスティングはスタッフのイタズラ心だったと暴露。もともとは演出スタッフが「雪女を西村さんにやってほしい」と希望したことが発端だったそうだ。

 庄司は、そんな“ねこ娘の先輩たち”の前でねこ娘を演じることに、収録の前日は眠れないくらい緊張したそう。しかし現場のあたたかな空気に緊張もほぐれたらしく、「アフレコのときは、歴代のねこさまが並んでいるのをうしろから『なんて贅沢な時間なんだ』と思いながら見ていました」と興奮気味にプレイバックしていた。

 まなの活躍に話が及ぶと、藤井は1年目のクライマックスにおける、妖怪・名無しとの戦いをプレイバック。「1年をかけて鬼太郎ファミリーとの絆ができた矢先の大試練。まなひとりじゃ乗り越えなかった壁も、仲良くなった思い出や絆で、鬼太郎が助けてくれたり、ねこ姉さん(ねこ娘)が助けてくれたり(して乗り越えられた)」と、目に涙を浮かべながら熱弁した。

 また、永富プロデューサーから「10月からぬらりひょんが出ていますんで、まなちゃんは何かやられるんじゃないかな」と意味深な発言が飛び出し、藤井を「またですか!?」と驚かせる一幕もあった。

 次は、キャストからキャストへ打ち合わせなしの質問を投げかける質問リレーのコーナー。最初は庄司から藤井への質問。「今まで出てきたゲスト妖怪とそれを演じたキャストの方々のなかで、とくに印象に残っているのは?」。
 藤井が挙げたのは、第55話「狒々のハラスメント地獄」に登場した妖怪・狒々と、それを演じた小野坂昌也。ハイテンションなエピソードだけに収録も大変だったらしく、アフレコの休憩時間には小野坂がエナジードリンクを欲しがったそう。後輩である鬼太郎役・沢城みゆきと、庄司、藤井が買ってこようとするも、小野坂は「先輩扱いしなくていいから、買ってこなくていい」と拒否。そこで、3人はそれぞれ“小野坂さんが好きそうなエナジードリンク”を勝手に買っていったのだという。結果、庄司の選んだものが正解だったそうだが、その話を聞いた永富プロデューサーは「それは新手のパワハラなんじゃないの!?」と突っ込み。会場の笑いを誘っていた。

 次の質問は、藤井から野沢へ。「第1期のときに鬼太郎を初めて演じた自分に、今のマコさん(野沢さん)から何かアドバイスすることは?」
「今の若手のみなさんはすべてが上手ですよ。自分が若いころは何もかもが手探りでした」と野沢。当時、目玉おやじを演じた田の中勇も、ねずみ男を演じた大塚周夫も、野沢の劇団の先輩であり、最初に顔を合わせたときは3人で驚いたと、第1期のことを振り返っていた。その関係性があったからこそ、第1期における鬼太郎ファミリーの軽妙な掛け合いが生まれていたのだそうだ。現在、第6期でぬらりひょんを演じる大塚明夫は、大塚周夫の息子。野沢は大塚明夫が生まれる前から知っているということで、「私、(明夫さんの)おむつをかえていますから!」と驚きのエピソードを披露。「(明夫さんが)スキーのインストラクターになると思っていたから、役者になるって聞いたときはびっくりしました。でも、やっぱり親の血ってすごいですね。すばらしいです」と絶賛していた。

 野沢から庄司への質問は、「若い人ってふだんはどんなことを考えて、どんなことをしているの?」。予想外の質問に戸惑い気味だった庄司だが、「歩くのが好きです」と回答。天気や気分がいい日に次の現場まで歩いて行ったり、逆に落ち込んでひとりになりたいときは心の赴くままに歩いたりするのだという。それを聞いた野沢は「歩いて頭のなかもリフレッシュできるじゃない。偉いな~と思いました」と感心しきりだった。

 最後に、ファンからツイッターでよせられたものから「第6期で、とくににうまくいったと思うアドリブは?」という質問が3人に投げかけられた。

 3人の回答は一様に「アドリブといったら砂かけばばあ役の田中真弓さんと一反もめん役の山口勝平さん」。キャスト内でもアドリブクイーン&キングと呼ばれている田中&山口。庄司は、ふたりに挟まれてアフレコをするときは唇を噛みながら笑いをこらえているらしいが、そんなふたりのつねに上を目指そうとする姿勢にとても感銘を受けたと語っていた。

 ここで質問リレーコーナーが終わり、続いてはキャスト3人がキャラクターボイスで原稿を読む朗読コーナー。トップバッターは藤井。まなが調布市在住であることにちなんで「今日は私の住んでいる調布に来てくれてありがとうございます!」と元気よく挨拶。次いで庄司のねこ娘が「かわいいとか言われたいとか思ってないし!」とツンデレめに言うと、観客からは「かわいい!」と歓声が上がった。ラストは野沢の目玉おやじが、鬼太郎に代わって「見えてる世界がすべてじゃない、見えないものもいるんだ、ほら、君の後ろの暗闇に」と言い、会場に大きな拍手が響き渡った。

 最後にキャスト一人ずつが、会場のファンに向けて挨拶。藤井は「今年も『ゲゲゲ忌』に来られてうれしかったです。私も毎日通いたいくらいの豪華なゲストのみなさまがいらっしゃるので、みなさんも12月1日まで『ゲゲゲ忌』を楽しんでいってください」。庄司は「みなさんと水木先生を思い出しながら、水木先生の作品のことを語り合える、本当にありがたい場にいさせていただいています。水木先生の思いを胸に、1週間よろしくお願いします」。そして、野沢が「これからもまだまだ続きますので、『鬼太郎』をこれからも応援してください。お帰りになられたら、まだ観ていないご近所の方にお声がけしていただけるとうれしいです」と述べ、この日のトークショーを締めくくった。

 「ゲゲゲ忌」は、12月1日まで引き続き開催中。シアタス調布では、連日テーマごとのアニメ上映会とキャスト&スタッフトークショーが行われる。興味がある人は、公式サイトをチェックしてみよう。

 また、「ゲゲゲ忌」の開催を記念したグッズが、ゲゲゲ忌会場物販ブースで販売されている。原作とアニメの鬼太郎たちがコラボした貴重なグッズを、ぜひ手に取ってみてほしい。

グッズ例。左のクリアファイルは「ゲゲゲ忌」を記念した原作&アニメのコラボアイテム。右のお菓子は、鬼太郎ファミリーをかたどった「妖怪焼き」

text=後藤悠里奈

<テレビアニメ『ゲゲゲの鬼太郎』情報>
フジテレビほかで毎週日曜日午前9時~9時30分放送(一部地域を除く)

■スタッフ
原作:水木しげる
シリーズディレクター:小川孝治
シリーズ構成:大野木寛
キャラクターデザイン・総作画監督:清水空翔
音楽:高梨康治、刃-yaiba-
制作:フジテレビ・読売広告社・東映アニメーション
■キャスト
ゲゲゲの鬼太郎/沢城みゆき
目玉おやじ/野沢雅子
ねずみ男/古川登志夫
ねこ娘/庄司宇芽香
犬山まな/藤井ゆきよ
砂かけばばあ/田中真弓
子泣きじじい/島田敏
ぬりかべ/島田敏
一反もめん/山口勝平

TVアニメ『ゲゲゲの鬼太郎』公式サイト
http://www.toei-anim.co.jp/kitaro/

TVアニメ『ゲゲゲの鬼太郎』公式Twitter
https://twitter.com/kitaroanime50th

(C)水木プロ (C)水木プロ・東映アニメーション (C)水木プロ・フジテレビジョン・東映アニメーション



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