【連載】高田憂希の『ひトリップ』(9)自分にぴったりのリラクゼーションと素敵な再会が出来た8月 | 超!アニメディア

【連載】高田憂希の『ひトリップ』(9)自分にぴったりのリラクゼーションと素敵な再会が出来た8月

声優の高田憂希による連載企画『ひトリップ』。毎回「ひとり」で「お出かけ」した日々を記していきます。第9回のひトリップは「イヤーエステ」です。

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「こんなことあるんだなぁ。」

皆さんは最近、驚いたことはなんですか?と、問いかけられたら何を思い浮かべますか。私は、明確にこれだ、ということがありました。

それはつい先日。地元・福岡は北九州市で開催された凱旋イベントでのこと。その日はイベント終わりに、来てくれたお客さん達に直接ポストカードをお渡し出来る時間がありました。

ひとりひとり、目を見て言葉を交わす機会が戻ってきたことが嬉しくて、楽しくて。あっという間に最後列までやってきました。ああ、もう終わってしまうんだな。と、寂しく感じながら次の方へ。

そこには、女性のお客さん。同性のファンの方と話せる機会は少ないので、女の子も応援に来てくれるんだな、嬉しいな、と。ワクワクしながら声をかけ、ポストカードを渡したその時。

「ねえ、覚えてる?」

こちらを見上げる女性は、マスクをしていても笑っているのが分かるくらいアーチ型に目を細めて楽しげにそう問いかけてきました。

一瞬何のことだか分からなくて頭が真っ白になった私は、けれど、聞き覚えのあるその声に、眠っていた引き出しからすごい勢いで色んな記憶が溢れ出てきて、思わず大きな声で「あ??!!!」と叫んでしまいました。その人は、十数年前働いていたバイト先で出会った友達だったのです。



会うのも話すのも十数年ぶり。最近改めて連絡を取って、ご飯に行ってきました。最初はやっぱり十年とちょっとぶりの再会ということもあって、分かりやすくぎこちない雰囲気でした。(笑)

でも話していくうちに、二人ともあの頃に帰っていく感覚というか。会えていなかった間のこと、今のこと、たくさん話しました。一緒に食べたパンケーキは幸せな味がしました。



その子は同い年で、とても明るく、気遣い屋さんで、当時から私は密かに憧れていました。その子がいると、周りがパッと明るくなるような、優しくも楽しい雰囲気を持っている人で、彼女と話しているととても楽しい気持ちになれるんです。

「ゆうきも変わらんね。」
「そっちもね。」

笑った顔が変わらない彼女に、あの頃と同じような気持ちで私は、たくさんのパワーを貰ったのでした。

当時、私は東京へ、彼女は就職でバタバタしていたこともあって、暫く連絡を取れておらず、いつの間にか時間が経ってしまっていたけれど、こうして再会出来たことがとても嬉しかったです。

「こんなことあるんだなぁ。」

そんなお話でした。皆さんも驚いたこと、突然の再会、経験したことはありますか?

ちなみに彼女もソロ活が好きで、つい先日も一人京都へ旅行に行ったそうです。幸せそうに話す姿はなんだか自分と重なっておかしかったです。類は友を呼ぶのでしょうか。ふふ。



さて、そんな今回のひトリップは「イヤーエステ」です。

私、昔から耳かきが好きなんです。自分の耳を掃除するのも、掃除されるのも、掃除されているのを見るのも好きなのでよく動画を漁ったりもします。持っている耳かきの種類も多く、スタンダードなお気に入りの耳かき、綿棒、カメラスコープ付き耳かきなど、その時々で楽しんでいます。

そんな私がずっと前から興味があったもの、それが、プロの方に耳掃除をしてもらうイヤーエステです。そしてつい先日、このイヤーエステデビューをしました。

新世界がそこには待っていました。

イヤーエステというだけあって、耳掃除がメインというよりは耳の中にある色んなツボをマッサージしてもらうことで溜まった疲れを取ってもらうリラクゼーションという感じでした。

耳の中には100個以上のツボがあると言われているそうです。

それを最高の力加減で刺激してもらいました。本当に、最高の力加減なんです。最高過ぎないか???

あまりの心地よさに自然と眠ってしまいたくなるのですが、せっかく来たのに眠ってしまうなんて勿体無いという気持ちも出てきて、頭の中で静かな戦いが行われていました。

結果、無事最後まで味わい尽くしました!やった!!!(途中意識が途切れているところもある。)

終わってすぐに「もう一度行きたい。」と思ってしまうほど癖になりました。その日はぐっすり眠ることが出来ました。疲れが溶け出したような幸せな気持ちと、本当に耳の中ってたくさんのツボがあるんだな、を実感した一日でした。

自分にぴったりのリラクゼーションと素敵な再会が出来た8月。明日からもがんばろう。



《高田憂希》
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