【連載】高田憂希の『ひトリップ』(4)シンコウウインディちゃんとの出会いと刺激がいっぱい詰まった競馬場 | 超!アニメディア

【連載】高田憂希の『ひトリップ』(4)シンコウウインディちゃんとの出会いと刺激がいっぱい詰まった競馬場

声優の高田憂希による連載企画『ひトリップ』。毎回「ひとり」で「お出かけ」した日々を記していきます。第4回のひトリップは「競馬場」です。

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高田憂希の『ひトリップ』
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3月に入りました。皆さん、いかがお過ごしでしょうか。最近は温かい日と肌寒い日とが交互にやってきて、冬と春を行ったり来たり。最近ははちみつ紅茶にハマっていて、毎日ほっと一息つく時間が私にとっての至福の時間になっています。そこに美味しいお茶菓子があれば幸せはさらに膨らんで。そんな何気ない時間がとてもしあわせです。

そして、色んな媒体でちょこちょこお話していますが、もうすぐ新たな家族としてワンちゃんをお迎えする予定なので、今後は家の中も賑やかになりそうです。束の間の休息は心身を整えるのに必要な時間。ほっと一息、皆さんは何をして過ごしていますか。



私事ですが、今月の16日で誕生日を迎え、二十代から三十代へと切り替わる年になります。上京して今年で10年になりますが、本当にあっという間で、色んなことを経験しました。地元・福岡から上京して二年後に、今もお世話になっている声優事務所に所属が決まり、オーディションをはじめ、結ばれたご縁を通して色んな作品に携わらせていただきました。

これを読んでくださっているあなたの、私を知ってくださったキッカケの作品は一体何でしょうか。それを聞かせてもらえるだけでも、幸せな誕生日プレゼントになります。そしてこれからも、色んな作品と出会えるよう、携われるよう、精進してまいります。



キャラクターとの出会いが、新しい経験をさせてくれたり、新しい扉を開いてくれることは多くて、私の人生においてもとても大きな刺激を与えてくれることがあります。今回のひトリップも、そんな出会いがくれた初めての体験でした。「競馬場」皆さんは行ったことがありますか?

先月、2月13日にウマ娘の育成キャラクターに、新たにシンコウウインディちゃんが追加されました。私の演じさせてもらっているウマ娘ちゃんです。やんちゃでイタズラ好きで、トレーナーさんにかまってもらうことが大好きな愛らしいウマ娘です。

すでにウマ娘を知っている方は、ご存知の方ばかりだと思いますが、ウマ娘は実際のお馬さんの史実を元にストーリーが作られています。ウインディちゃんの個人ストーリーも、育成ストーリーも、実際に勝利したレースが出てきたりします。

ウマ娘の葛藤に胸を突かれて、私はウインディちゃんを通して、自分の背中を押してもらったような、そんな感覚になりました。改めてウインディちゃんを支えたいと思いましたし、大好きになりました。

ウインディちゃんのことが好きになれば、実際のお馬さんのことも気になる。ということで、実際のお馬さん、シンコウウインディが勝利したG1が、先月行われた、フェブラリーステークスというレースだったこともあり、私は早速、競馬場へ足を運びました。



朝の東京競馬場、G1レースが控えていることもあるのでしょうか、既に人で賑わっていました。自分の目でレースを見られるという興奮と緊張でワクワクする気持ちを胸に会場へ。初めてのパドックは、想像していたよりもずっとお馬さんとの距離が近くて驚きました。

艶やかな毛を風に靡かせて、引き締まった馬体は大きく、迫力に圧倒されると共に、くりっとした丸いお目目がとても愛らしくて。中には見守る人達に応えるかのように口を大きく開けて見せたり、こちらを見つめて目を離さない子もいました。下を向いて全く周りを気にしていない様子の子もいれば、うずうずしているかのように何度も足をバタバタと動かす子も。

パドックを見ているのはとっても楽しかったです。同時に、この場所を、ウインディちゃんの実際のお馬さん、シンコウウインディも歩いていたんだと想像するだけで、わくわくした気持ちになりました。

第1レースから12レースまで、あっという間に過ぎていきました。ビギナーズラックで実際に買ってみた馬券が万馬券になったり、フードコートで買ったかすうどんは温かいおダシが身体に染み渡ってとても美味しかったです。

すれ違うお客さんは私のようにひとりでいらっしゃってる方もいれば、お友達と来られている方、家族連れの方、その年齢層も幅広くて、色んな世代の方に愛されているんだなぁと感じました。個人的に有り難かったのは、会場内に携帯の充電器があったことです。(30分100円だったと思います。)





とても楽しくて、刺激がいっぱい詰まった場所でした。演じさせてもらった子の実際のお馬さん、シンコウウインディが勝利したのは1997年。それから26年の時が経った2023年、私は初めて、ウインディちゃんをきっかけにフェブラリーステークスを見に行きました。きっかけは色んなところに転がっていますね。

これからもたくさんの「ひトリップ」に出会えますように。それでは、また次回っ。
《高田憂希》
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