【連載】桑原由気の『ろぐはうす』(2)「転ぶ時は後ろにではなく前に」 | 超!アニメディア

【連載】桑原由気の『ろぐはうす』(2)「転ぶ時は後ろにではなく前に」

声優・桑原由気が思い出を〝ログ〟として残しておく小さなお家『ろぐはうす』。2つ目のログは「スケートに行ったお話」です。

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桑原由気の『ろぐはうす』
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おかえりなさい! 『ろぐはうす』です。

このお家には楽しい〝ログ〟がいっぱい詰まっています。新しい年を迎えたばかりの今回は、2022年後半の思い出で皆様をおもてなしします! あったかいお茶でも飲みながら、くつろいでいって下さいね。それでは、お入り下さい♪



12月某日。

今にも雪が降りそうな寒い日が続く中、ふと思い返す。5歳くらいの頃、自分はスケートが好きだったのではないか? と…。あまりはっきりとは思い出せないが、よく地元のハウステンボスに期間限定で出来るスケートリンクに連れて行ってもらっていたような気がする。そしてそこで、子供にしては中々上手く滑ることが出来ていたのではないだろうか? でも、記憶が曖昧で、思い出を美化している可能性もあった。

すぐに東京のスケートリンクを調べた。そう、無くした記憶の欠片を探しに行くため。欠片の中には「才能」という名の宝が眠っているかもしれないーー。私は胸を踊らせながら向かった。



数十年ぶりに見るスケートリンクは、とてもお洒落で、華やかだった。そっと氷の上に足を下ろすと、ぐらりと身体が揺れる。バランスをとろうと強ばる。なんて不安定な世界!

やはり勘違いだったかもしれない。ただでさえ運動が苦手なのに何故スケートが出来ると思ったのだろうか? 一体いつから滑れると錯覚していた? 周りを見回すと、ゆっくりとした動きではあるが、カップルや小さな子供も楽しそうに、軽やかに滑っている。私は上手そうな人の動きを観察し、動きを真似ながら滑ってみることにした。



1時間程すると、完全に手すりがいらなくなり、スムーズに滑れるようになった。身体が軽い。思い通りの場所に行ける。スピード感が心地良い。滑れる、滑れるぞ…! やはり、勘違いではなかったのだ! ついに見つけた、自分の中に隠れていた〝才能〟という名の宝を!!!

ーズシャアアアアアア!!!!!!

調子に乗ってしまった。恥ずかしい。そしてすごく痛い。膝も、心も。

幸か不幸か「転ぶ時は後ろにではなく前に」「手をついて転ぶ」など、転ぶ前提で滑っていたお陰もあって、頭などを打たずに事なきを得た。これを読んでいるあなたも、転ぶ時には後ろに倒れないよう十分に気を付けるように。



ここで終わろうかと思ったのだが、このままではダイイングメッセージのようになってしまうので、楽しい思い出をもう1つ。

友達の小野早稀さんと年内最後のディズニー旅行へ。相変わらず写真はほとんど撮らず、1枚のみ。小野さんはこの10年近くほぼ毎日のように連絡をとっている、沈黙も苦ではない家族のような存在である。

この日は1番好きなショー「マジカルミュージックワールド」に当選し、天気も良く、最高に楽しい1日を過ごした。抽選のボタンを2人でせーので押したら当選したことは、このログを見た皆様と私達だけの秘密である!



…さて、お部屋の居心地はいかがでしたか? 個人的には、大きなライブを無事に終えたこともあり、ピンと張り詰めていた緊張感が少しだけ和らいだような時期でした。たまにはゆるゆると、こんなお部屋で過ごすのも良いのではないでしょうか。今年もたくさんのログで、このお家を飾り付けていきますので、またすぐに遊びに来て下さいね! お待ちしております。

《桑原由気》
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