石谷春貴、ソロラジオ「いしみがき」は「プロレスのようなやり取りをしながら自分が磨かれていく場所」【インタビュー】 | 超!アニメディア

石谷春貴、ソロラジオ「いしみがき」は「プロレスのようなやり取りをしながら自分が磨かれていく場所」【インタビュー】

インターネットラジオステーション<音泉>のオススメ番組を毎月特集中!第3弾は、声優の石谷春貴さんがパーソナリティを務める番組「石谷春貴、ラジオで磨く。」を紹介。

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「超!アニメディア」にて、インターネットラジオステーション<音泉>のオススメ番組を毎月特集する企画を実施中! 本特集では、パーソナリティに番組の魅力や聞きどころを直撃するほか、第1回配信の感想や、自分が思う神回をピックアップしてもらい、その理由を語ってもらいます。また、制作スタッフから番組スタートの経緯やパーソナリティへの印象などをリサーチ。ラジオ番組の裏側もお届けします。

 第3弾として特集するのは、声優の石谷春貴さんがパーソナリティを務める番組「石谷春貴、ラジオで磨く。」。石谷さんが何かと巻き込み・巻き込まれていくという“プロレススタイル”の本番組の魅力に迫りました。


石谷春貴【画像クリックでフォトギャラリーへ】 撮影/小原聡太

プロレスみたいなやり取りで進行するトークや企画

――まずは本ラジオ番組の紹介をお願いします。

石谷 「いしみがき」(「石谷春貴、ラジオで磨く。」の略称)は、番組名の通りに私、石谷春貴が自分を磨くために奔走する番組です。……奔走と言いましたが、実際は振り回されているだけかもしれません(笑)。そして、そんな振り回しに色々な人を巻き込みながら、雪崩のように進んでいく。そんなラジオ番組です。

――コーナーの変わるスパンが短いというのも、本番組の特徴だと感じました。

石谷 リスナーさんからメールが送られてこなくなったら、コーナーが終わります。最初の頃にサッカー好きの作家さんからサッカーのことを教えてもらうというコーナーがあったのですが、僕があまりにも知識がなさ過ぎて……。さらにはリスナーさんからもメールが来なくて、速攻でなくなりました(笑)。その他にも色々なコーナーが淘汰されてきましたね。メールが来なくなったら、癒しの「ふつおた」コーナーもなくなってしまうかもしれません。そうなると、ほぼ無茶ぶりされる企画しか残っていないので、唯一のオアシスはどうにか残したいです(笑)。

――無茶ぶり企画が多いんですね。

石谷 そうなんです。しかも、だいたいどのコーナーでも「その答えは真面目だなぁ」ってスタッフさんから言われて「じゃあどうすればいいんですか!?」っていうやり取りをしています。

――その無茶ぶりによって、自分磨きもできている?

石谷 磨いているというか、磨かれているというか……(笑)。リスナーさんからも「石谷にはきっと、できないだろう」と見越したようなメールが送られてくるんですよ。そういうメールを見たら、「やってやるぞ!」とムキになってしまうんです。

――そういうやり取りができるくらい、リスナーさんやスタッフさんとの心の距離も近いんですね。

石谷 そうかもしれません。プロレスみたいなやり取りをしています。

――そんないい意味で距離感の近い構成作家さんとディレクターさんから石谷さんの印象について、こんなコメントをいただいています。

~構成作家コメント~
一言でいうと「真面目ポンコツ」です。とても真面目な方なのですが、ふとポンコツな一面が見えたりしてそのギャップがとても印象的でした。

~ディレクターコメント~
真面目な人だなーという印象です。
興味をもった事やこだわりのある事はとことん突き詰める印象があるので、ちょっとマニアックな一面というか、変態的な一面も持ち合わせてるのでは、と思っています

石谷 ……。なるほど(笑)。僕、声優仲間からはよく「はるくんは真面目の方向音痴だからな」って言われるんですよね。

――真面目の方向音痴。

石谷 はい。どうも「そこを突き詰めるの?」っていう方向に進むみたいでして。しかも、興味が向けば突き進んでいくのですが、それ以外のことは全然頭のなかに入ってこないタイプなんです。分野によって知識の差が激しいのは欠点だと思っていましたが、それがラジオでいい方向に作用しているなら、この性格も悪くないかなと今は思っています。リスナーさんから「これ、知っていますか?」と教えてもらえるコーナーもあるので、興味のあるものをどんどん増やしていきたいですね。

磨かれたスキルは「誰かを巻き込むこと」

――今回の記事展開と併せて、本番組の第1回が特別に無料公開されます。

石谷 第1回かぁ。自分の名前を冠した一人ラジオをやるということで、まずはどういった方向性でやればいいのか模索していました。今でこそプロレス(みたいなやり取り)をする仲のスタッフさんも、僕の反応を見ながら手探りで方向性を見出していった記憶があります。最近の企画に比べると衝撃度はあまりないかもしれませんが、今にはないよそよそしさを感じてもらえるのは初回放送くらいしかないと思います。

――第1回配信では、タイトル通りに石を磨いていましたね。

石谷 あの石は「ご親石」と言うのですが、めちゃくちゃ重いんですよ。それなのに<音泉>さんの奥底にしまわれているので、段々と登場する機会が減ってきまして……。最近では生放送のときに出てきて「元気だったか?」と声をかけるくらいです。このラジオが100回配信される頃にはピカピカになっていると思っていましたが、まだゴツゴツですね(笑)。

――その他、陸上のお話など、声優になるきっかけに繋がるお話もされていましたね。

石谷 陸上はずっと続けていたのですが、ケガでその道を諦めることになってしまって。ただ、そのケガがきっかけで声優の道を目指すことになりました。あのケガがあったから今があると言っても過言ではありません。

――50m5秒台で走れたんですよね。めちゃくちゃ速い……!

石谷 確か、記憶が残っている範囲では5秒7くらいで走れていたと思います。大学で体力テストが終わった後に、陸上部の方が「部活、入らない?」と並走しながら誘ってくださったのは、いい思い出です(笑)。

――その速さはスカウトされますよ!

石谷 でも、今は体を鍛えているし、体の使い方が科学的にも解明され始めているから、本気で短距離走をやったら、前よりタイムが伸びるかも。

――そういう企画が今後あるかも……?

石谷 あぁ、ヤバい。また謎の企画が立ち上がってしまうかもしれない……。もしやることになったら、(競技するときと同じく)8人の選手を声優仲間から連れてきますからね! 3ヶ月ちゃんと練習して、100m走、もしくは50m走で誰が1位を取るのかを競い合います。それで、駆け付けてくださったお客さんが見ているなかヒーローインタビューをして、大体10分ほどでイベント終了。もしやるのであれば、仲間を巻き込みます。

――実現するかもしれません。

石谷 もちろん、仲間を巻き込む場合は、自分から頭を下げにいきます。これまでも、スタッフさんから各マネージャーさんに声をかける前に、基本的には僕から「こういう企画で相談がいくと思います。もし大丈夫であれば一緒にやりませんか?」と連絡してきました。そういう番組なんです。

――気遣いがすごい……! では番組をやってきたことで、最も磨かれたと思うスキルは何ですか?

石谷 やっぱり「誰かを巻き込むこと」ですかね(笑)。スタッフさんやリスナーさんの無茶ぶりも仲間と一緒にやれば乗り越えられる。仲間たちのおかげで自分一人じゃないという安心感を得られています。あとは、不用意な発言は控えることを学びました。何の気なしに発言したことをスタッフさんが拾って無茶ぶり企画にする、ということが多々あるので……。

――何というか、すごくノリがいいんですね。

石谷 そうですね。僕はノリ気じゃないけれど、周りはノリノリというパターンもあります。でも、スタッフさんの動きがすごく早いんですよ。以前にP☆LiSHというアイドルグループを結成するという企画をやったのですが、そのときもわずか3ヶ月で楽曲を作っちゃったんですよ。

――驚きつつも、色々な企画ができることがありがたいなという気持ちもある?

石谷 企画がなかったら触れなかったであろう世界を知ることができたので、ありがたいなという気持ちはありますね。……多少は。

――多少(笑)。

石谷 あまり肯定的に言い過ぎると、また無茶ぶり企画が増えてしまうので「多少」を加えました(笑)。これ以上はスタッフさんの好きにさせる訳ないぞという強い意志を持って生きていきたいと思います。無茶ぶりがいい塩梅でくる番組でありたいですね。

企画を経て増した声優仲間を尊敬する気持ち

――これまでやった企画のなかで、一番上手くいったなと思ったのは?

石谷 上手くいったとは少し違うかもしれませんが、先ほどチラッとお話したP☆LiSHの活動では色々なことを学べました。『ダイヤのA』や『ヒプノシスマイク』でもご一緒している(竹内)栄治さん、そしてこれまでアイドルコンテンツにあまり出たことがなかった(小林)親弘さんと番組企画でアイドルユニットを組んだのですが、いい経験になりましたね。ダンスレッスンやイベント終わりに居酒屋でお酒を飲んだのもいい思い出です。3人の名前でボトルキープもしました。

――活動を経てどういうことを学べましたか?

石谷 僕はラップをやることはあれども、これまで激しく歌ったり踊ったりするコンテンツにはあまり関わることがなかったんですよ。だからこそ、歌って踊るコンテンツへ出ている方々へのリスペクトの気持ちが増しました。他のおふたりも僕と同じ境遇だったので、それこそ居酒屋で「やっぱり歌って踊れる人はすごい。一筋縄ではいかない世界だよな」ということを語り合いました。改めて、仲間たちを尊敬しましたね。

――いい経験になったんですね! 続けて、ご自身が思う神回を教えてください。

石谷 これもP☆LiSHになってしまうのですが、結成するタイミングで栄治さんと親弘さんをゲストに呼んだ回です。あの時、スタッフさんの「やりますよね?」という脅しがすごかったんですよ(笑)。僕たちは三人とも頑なに「やりません」と言っていたのですが、あの手・この手でスタッフさんが追い詰めてきまして……。「やります」って言うまでは収録を終わらせてくれませんでした。3人が「これはやるしかない」と心が一つになった瞬間が垣間見える、僕にとっての神回ですね。

――P☆LiSHの活動は楽しかった?

石谷 色々と大変でしたが楽しかったです。それに「元気になる」という声をたくさんいただいたので、色々とプレッシャーなどかけられたものの、やってよかったなと思いました。

――現在、女装企画なども進行中ですが、今後番組でやってみたいことは?

石谷 東京の街についてあまり知らないので、住みやすい場所を探す企画などをやってみたいですね。その延長線上で「家を買うならこうのがいいよね」という企画もやってみたいです。あとは、お酒が好きなので、日本酒や洋酒などを紹介するコーナーがあったらいいな。

――ちなみにディレクターさんからは、こんなコメントが届いています。

~ディレクターコメント~
番組的にはもっともっと石谷さんを頑張らせてみたいです。ベタですが、バンジーやスカイダイビングのロケなど。P☆LiSHもやったんで、石を磨きにいくロケとかもいいかもですね。筋トレもお好きだと思うので、なかやまきんに君ではないですが、コミカルな筋肉キャラもどこかで出していけたら良いと思っています。

石谷 なるほど。では、言わせていただきます。「やっ!(NO)」。YESと言った瞬間に付け込まれるので(笑)。でもスカイダイビングは、寝ている間に目隠しされて現地に連れていかれる、とかありそうだなぁ。覚悟しとかないと。

――あれ、何だかやりたそうな感じ?

石谷 いやいやいや、違う、違う! そういうことをやりかねないスタッフさんなので、日々気を付けていましょう。という決意です。

――勘違い失礼しました(笑)。ちなみにプロデューサーさんからも、番組で今後やってみたいことのコメントが届いています。

~プロデューサーコメント~
番組内でいろいろな挑戦をしているのですが、それをもっと多くの方に見てもらえるような施策を考えていきたいと思っています。それがイベントなのか、YouTubeなのか、TikTokなのかは分かりませんが、ラジオの枠を超えた番組にしていきたいと思っています。

石谷 いいですね! ラジオの枠を超えるという点で言えば、イベントなどでみんなと一緒に豚汁を食べたいです。地区のお祭りなどでお餅や体を温める飲み物・食べ物を配っている雰囲気が好きなので、ああいう感じでお昼ご飯をみんなで一緒に食べるイベントができたらいいな。豚汁が難しければ、お酒でも! 今はご時世的にも難しいと思いますが、いつかは実現したいですね!

石谷さんが考える番組のキャッチフレーズ発表!

巻き込みながらいつの間にかピカピカになっていることを願うラジオ
僕自身が巻き込まれながら坂を下っているラジオです。下るときには、雪だるまのように色々なものを巻き込みながら、大きくなっていく。そして、坂道が終わって巻き込んできたものが剥がれたときに、僕自身がピカピカに輝く宝石になっていたらいいなと願っています。今はスタッフさんたちに押してもらって坂道を下っていますが、いつかは自然回転し始めるんじゃないかな。そして、僕が巻き込まれるだけではなく、巻き込んでいくラジオでもあるので、僕と関係が深い声優さんは震えながら眠っていてください。明日は我が身かも? ……どうか、オファーを断らないでください。よろしくお願いします。

取材・執筆/M.TOKU

石谷春貴、ラジオで磨く。番組紹介

男性声優・石谷春貴さんが様々な自分磨きに挑戦し、輝きを増していく様をお届けするラジオです。リスナーのみなさんもおススメの自分磨き、お送りください。番組と共に磨いていきましょう。

配信日:隔週火曜配信
【サイン入り色紙プレゼントキャンペーン】
今回インタビューした、石谷春貴さん直筆のサインとキャッチフレーズが書かれた色紙を抽選で各1名様にプレゼント! ご希望の方は、以下要項をご確認のうえ、ご応募ください。
■締切2022年6月14日(火)23時59分
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