「神宿・塩見きらのゆるりと真剣にアニメ語り！」第6回『Dr.STONE』をエンターキー

　超！アニメディアの連載企画「神宿・塩見きらのゆるりと真剣にアニメ語り！」。原宿発の5人組アイドルユニット「神宿」で活動する塩見きらさんにゆるりと真面目に、真剣に好きなアニメやゲームのことについて語っています。第6回目は『Dr.STONE』についてお話いただきました。

　アニメコラム第6回目です。冬が近づいている、外が寒い。クリスマスがやってくる。皆さんはクリスマスの予定は決まりましたか。私は毎年、妹とプレゼント交換をして家族でクリスマスケーキを食べるのが決まりで、この時期になると一緒にケーキを選びます。クリスマスシーズンの街の雰囲気や幸せムード、冬の匂いがなぜか心地よくて、この時期が一年で一番好きかもしれないです。私はずっとサンタさんを信じていました。いや、サンタさんはいるよね。毎年楽しみにしていたサンタさんからのプレゼントが中学１年のクリスマスで来なくなって、自分は悪い子になってしまったんだと落ち込んだのをふと思い出しました。今思えば、あの日から私は変わってしまったのかもしれない。なんだか嫌な気持ちになってきたので、本題へ移ります。

　最近時間がある時は、Netflixで配信中の作品をオススメしてもらって、その中から面白そうだなと思ったものを漁るように見ています。今回はNetflixでも配信している人気作『Dr.STONE』を紹介したいと思います。

　『Dr.STONE』は、原作:稲垣理一郎、作画:Boichiによる漫画で、アニメは2019年7月からTOKYO MXほかで放送されています。Netflixの「あなたにイチオシ！」欄に出てきて、面白そうだと思って見たら、まんまとハマってしまいました。

　全人類が謎の現象により一瞬で石化してから数千年後、超人的な頭脳を持つ科学少年の千空が文明の滅んだ“石の世界（ストーンワールド）”で目覚め、幼馴染である大木大樹ら仲間と科学の力で世界を取り戻すために戦っていくというストーリー。イチから文明を作り上げるという新しさにワクワクすると同時に、科学の凄さを感じる面白さがあり、音楽とテンポの良さから続きがどんどん見たくなります。主人公である千空の服には「e=mc2(※)」の数式が書かれています。これはアインシュタインの考え出した数式で、「無（何もないところ）からはエネルギーは生まれない」という千空の信念として彼が自身の血で書き入れたものです。物語を通して、最大の武器が科学であるという点が共通したポイントであり、正直そんなに科学には興味のない私でも、人間がどう世界を進歩させてきたかという視点で感激する場面が多々あります。

　またアニメ第2期のOPがとても好きで、ぜひ皆さんにも聞いていただきたいオススメの曲です。今回OPを担当するPELICAN FANCLUBの「三原色」はバンドにとって初のタイアップソングで、歌詞に科学を織り交ぜた化合物のような詞が特徴的で個人的にもとても好きです。また、この曲のジャケットを手掛けたのは、以前に私が生誕祭でTシャツをデザインしていただいたGraphersRockさんで、とても美しく“三原色”を表現している素敵なデザインです。GraphersRockさんは私が以前から好きな、tofubeatsさんのジャケットなどをデザインされており、今回自分が見ているアニメのOPジャケットもデザインをされていると知り、勝手にテンションが上がりました。

　数式や科学に私自身惹かれて面白いと思ったので、同じく理系諸君は好きなんじゃないかな。ぜひ見てみてください。あと、ネトフリオススメあったらぜひ教えて！

プロフィール
塩見きら【しおみきら】1998年11月6日生まれの21歳。愛媛県出身。身長160cm。趣味はゲーム、YouTube。特技は「荒野行動」。

＜神宿（かみやど）とは＞
UUUM所属。原宿発の5人組アイドルユニット。グループ名の「神宿」は「神宮前」と「原宿」を合わせたもの。神宿（KMYD）の頭文字 K=KAWAII（可愛い！）M=MAX（全力！）Y=YELL（応援！）D=DREAM（夢！）を届けるために原宿を拠点に活動している。

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※e=mc2の「2」は正しくは上付きです。