「Run Girls, Run!」、仙台でのライブが実現 – ひとつになった「1×1×1」が秘める可能性【レポート】 | 超!アニメディア

「Run Girls, Run!」、仙台でのライブが実現 – ひとつになった「1×1×1」が秘める可能性【レポート】

声優ユニット「Run Girls, Run!」(以下、RGR!)の1st LIVE TOUR「止まってなんかいられない」の仙台公演が2018年11月4日に宮城・SENDAI GIGSにて行われた。超!アニメディアでは昼 …

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 声優ユニット「Run Girls, Run!」(以下、RGR!)の1st LIVE TOUR「止まってなんかいられない」の仙台公演が2018年11月4日に宮城・SENDAI GIGSにて行われた。超!アニメディアでは昼の部の模様をレポートする。

Run Girls, Run!Run Girls, Run!の3人(左から厚木那奈美、林鼓子、森嶋優花)

 RGR!にとって初となるツアー。仙台公演の開幕曲に選ばれたのは、彼女たち3人のはじめての持ち歌となった「カケル×カケル」だ。本曲は仙台を拠点とするアイドルグループの活躍と紆余曲折を描いたTVアニメ『Wake Up, Girls!新章』の劇中歌であり、彼女たちが初めて出演した作品の楽曲でもある。それ故に仙台の地で歌う想いは一入だっただろう。緊張した面持ちながらも全力でパフォーマンスをし、客席を見て笑顔をこぼす彼女たちからはこの地、この場所でこの曲を歌うことへの喜びとその分のプレッシャーがひしひしと感じられた。

 続けざまに披露したのは先輩ユニット・Wake Up, Girls!の楽曲である「地下鉄ラビリンス」とi☆Risの「Make it!」。先輩たちが歌い続けてきた2曲を大切に歌い上げると、会場は一層の盛り上がりをみせた。

 自己紹介や本ツアーへの意気込みを言葉にした後、ライブはソロパートへ。それぞれ歌唱する曲は各公演で異なり、本公演では森嶋が『うーさーのその日暮らし』のEDテーマ曲「ラブミーギミー」、厚木が『這いよれ! ニャル子さん』のOPテーマ曲「太陽曰く燃えよカオス」、林が『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』のOPテーマ曲「そばかす」をチョイス。林は毎回選曲のテーマを設けており、今回は「過去」というテーマをもとに自身が歌のレッスンを始めたころに歌唱していた「そばかす」を選曲したのだという。

Run Girls, Run!

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 MCでTシャツのデザインの細部までメンバーも意見を出したことなどのトークをした後に行われたのは「出張Run Girls, Radio!」のコーナー。本コーナーでは「響 – HiBiKi Radio Station -」にて毎月1回放送中の「Run Girls, Radio!」内で行われている企画「シチュエーションで、よーいドン!」の特別版を行った。

 今回は事前にTwitterで募集したシチュエーションを元に3人が実践し、駆け付けた方々に勝敗を決めてもらう形式で企画が進行。最初に実践したのは「好きな人と席替えで隣になったときに初めてかわす一言」というシチュエーションだ。林が「声がカッコいいからいっぱい聴かせてほしい」、厚木が「明日から学校に来るのが楽しくなりそう」と好意を寄せていることがわかりやすい感情を表現したのに対し、森嶋は「私のこと見てたでしょ?」「私のこと早くゲットしとかないと品切れになっちゃうよ」というくらい押しの強い女子でアピール。結果は森嶋に軍配が上がった。

 続いてのシチュエーションは「仕事で失敗して落ち込んでいる新人を慰める一言」。こちらのお題では厚木が「ちょっとした相談にも乗るからね」と優しく接し、森嶋は「君の100倍は失敗している。牛タン食べよ? はい、あーん」と懸命に励まし、林が「こーら」と声をかけつつ「お昼おごってあげる」と最年少ながらお姉さん味のある感じを出したりと、三者三様の表現方法を披露。接戦になりつつも林が勝利を収めた。本コーナーが始まる前に普段のラジオでは厚木に支持が集まると言われていたこともあってか、喜びを露わにする森嶋と林。その浮かれっぷりに、普段の本コーナーでの厚木の強者っぷりがうかがえた。

 コーナーが終わるとすぐにライブパートを再開。ツアーで初披露となる「秋いろツイード」などこれまでリリースされたシングルの楽曲に加えて、2019年1月より放送がスタートする予定のTVアニメ『ガーリー・エアフォース』の主題歌「Break the Blue!!」を歌唱。森嶋は本作にグリペン役として出演することもあって、「思い入れのある曲」と言葉にし、クールなダンスを魅せて会場を沸かせた。

 ライブが終盤に差し掛かったところで3人が出演するTVアニメ『キラッとプリ☆チャン』の主題歌など、「プリティー」シリーズに関する3曲を披露。どれも前向きかつ未来を見据えた曲で、今回のツアーのサブタイトルにも、また走り始めた彼女たちにもふさわしい曲だと感じた。

Run Girls, Run!

Run Girls, Run!

 ここで一度3人が舞台を後にしたものの、鳴りやまない「Run Girls, Run!」のアンコールに応えて再び登場。ツアーTシャツを着用しタオルを携えた彼女たちは”はじまり”の曲である「カケル×カケル」を再度披露した。本曲では、歌っている最中にステージを降り客席の近くでパフォーマンスを行う。そんな演出と最後まで懸命に歌い、踊る彼女たちには惜しみに拍手が送られた。

Run Girls, Run!

 宮城県・仙台は彼女たちが出演したTVアニメ『Wake Up, Girls!新章』の舞台であり、また仙台でさまざまな活動をしてきた先輩ユニットの名前が付いた声優オーディション「Wake Up,Girls! AUDITION 第3回アニソン・ヴォーカルオーディション」で合格した3人にとっては、思い入れのある場所だろう。それだけに本ライブでもそれぞれが「仙台は始まりの場所」「ここでライブをするのが夢だった」と思いの丈を言葉にしていた。また仙台昼公演にてRGR!初のツアーも折り返し。この仙台という土地でそれぞれの想いが重なり、培ってきた経験が加わったことで「1×1×1」は間違いなくひとつになった。

 そんなひとつになった「1×1×1」はさまざまなキセキによって何百、何千倍の答えや感動を生む可能性も秘めている。かつて「1×1×1×1×1×1×1」や「1×1×1×1×1×1」がそうであったように、彼女たち3人だってキセキを起こせる。ツアーもラストスパート。次は最終地の東京公演。RGR!はまだまだ走り続ける。

Run Girls, Run!

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《超!アニメディア編集部》
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