完全新作劇場版制作決定にファン歓喜の一夜に! TVアニメ『ユーリ!!! on ICE』スペシャルイベント「ユーリ!!! on STAGE」夜の部をレポート!! | 超!アニメディア

完全新作劇場版制作決定にファン歓喜の一夜に! TVアニメ『ユーリ!!! on ICE』スペシャルイベント「ユーリ!!! on STAGE」夜の部をレポート!!

2017年4月29日、千葉・舞浜アンフィシアターで人気TVアニメ『ユーリ!!! on ICE』のスペシャルイベント「ユーリ!!! on STAGE」が行われた。イベントの本会場チケットは即完売、全国の劇場ではライブビュ …

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 2017年4月29日、千葉・舞浜アンフィシアターで人気TVアニメ『ユーリ!!! on ICE』のスペシャルイベント「ユーリ!!! on STAGE」が行われた。イベントの本会場チケットは即完売、全国の劇場ではライブビューイングが実施、昼の部は86劇場/夜の部は94劇場、合計約5万人を超えるファンが集結し、アニメの集大成ともいえる本イベントを見守った。

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 当日は豊永利行さん(勝生勇利役)、諏訪部順一さん(ヴィクトル・ニキフォロフ役)、内山昂輝さん(ユーリ・プリセツキー役)、野島健児さん(イ・スンギル役)、日野聡さん(エミル・ネコラ役)、羽多野渉さん(ギオルギー・ポポーヴィッチ役)、安元洋貴さん(クリストフ・ジャコメッティ役)、本城雄太郎さん(ジ・グァンホン役)、小野賢章さん(ピチット・チュラノン役)、村瀬歩さん(南健次郎役)、土岐隼一さん(レオ・デ・ラ・イグレシア役)、福山潤さん(西郡豪役)、そして久保ミツロウさん(原案・ネーム[脚本原案]・キャラクター原案)が登場。キャスト陣が選ぶお気に入りのシーンについてのトークコーナーやクイズコーナー、生アフレココーナーに朗読劇と多くの企画とコーナーで盛り上がった。最後には「完全新作劇場版制作決定」の特報が流れて、多くのファンを歓喜させた夜の部をレポートする。ちなみにイベントの司会として、お笑い芸人・アメリカザリガニも登場し、会場を湧かせていた。

 冒頭、本作のオープニングテーマである「History Maker」(歌唱:DEAN FUJIOKA)が流れ、作品を振り返るような映像がスクリーンに流れると、会場の盛り上がりは急上昇。続けて会場に流れてきたのはキャラクターたちのスケーティング楽曲だ。そんななか、作中のセリフを用いて挨拶をしつつ、キャスト陣が続々と登場。羽多野さんが登場すると羽多野さん演じるキャラクター・ポポーヴィッチ(ポポ)が放つ何とも濃いセリフに笑いが起きたり、小野さんはピチットのように軽やかにステップを踏みながらやってきたり、と個性的なアレンジを交えてステージへ。そして豊永さんは「今日は、会場中に僕の愛を見せつけるから!」と宣言し、会場は大歓声に包まれた。

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 熱い会場で最初にスタートしたのは、「自分を好きになって・・・ ポポーヴィッチのカラボスの部屋」のコーナー。久保さんを相方に、羽多野さんがMCを務める同コーナーでは、テーマにそってグループ分けされたキャスト陣とともに、お気に入りのシーンについてトークを展開。

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 トップバッターは「ただただ可愛いチーム」の村瀬さん、土岐さん、本城さん、安元さん。ちなみに安元さんは「クリスのお尻がかわいい」という理由で同チームに選ばれたそうで、これにはご本人も観客も納得の様子だ。それぞれお気に入りのシーンとして、村瀬さんは勇利を一途に思う南の心情が現れたシーンを、土岐さんは試合前にレオが気合いを入れるところとグァンホンと一緒のシーンを、本城さんはキスアンドクライでハムスターのぬいぐるみをはむはむするシーンを、そして安元さんはクリスのお尻が強調されたシーンを選択。やはりというべきか、クリスのお尻トークで大盛り上がり。久保さんからは、アニメーターさんもクリスはお尻から描くようにしていたというエピソードが飛び出し、爆笑に包まれる会場。

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 続く「唯我独尊!マイペース!チーム」で登場したのは日野さん、小野さん、諏訪部さん&マッカチン。日野さんはエミルのスケートシーンを、小野さんは第10滑走で勇利とヴィクトルがおそろいの指輪をしていることに気づき「結婚、おめでとう!」という場面を、諏訪部さんは名場面だらけで選べないということで、大好きなマッカチンが出ている場面をそれぞれ選択。諏訪部さんは、持参したマッカチンティッシュケースを本物のマッカチンに見立てながら即興劇を披露し、観客は大喜びだった。ちなみに小野さんは、あの場面をお気に入りのシーンとして選んだ理由について、「あのセリフを純粋に言えるのがピチット。台本を見た時点で、これは話題になるなと。あれはみなさんの気持ちを代弁しているセリフだなと思う」と語り、観客からは拍手の嵐だった。

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 次にステージにやってきたのは、「ギャップにドキッ!?チーム」の豊永さん、内山さん、野島さん、福山さん。豊永さんは第3滑走で勇利がエロスを見せつけるところ、野島さんはスンギルが試合に敗れて涙を流すシーンを、内山さんは第9滑走で勇利にカツ丼ピロシキを投げ渡すシーンをそれぞれ選択。久保さんは勇利のエロスあふれる場面について、「豊永さんがあの場面でどんな風に(セリフを)言ってくれるか楽しみでした。勝生が演じるのは女性なんですけど、中性的に言ってくださって絶妙だった」と絶賛。内山さんは、カツ丼ピロシキを勇利に渡すシーンは、まだここで終わるような選手でない勇利に対して、エールを込めてセリフを言ってくれ、という演出があったことを明かし、さらに「今、自分で聞いててかわいいなと思った」と話し、会場からは笑いが。

 そして福山さんが選んだのは、西郡がわが子の出産に向かう最中にさまざまなアクシデントに遭いながらも数々のジャンプでかわし、出産に間に合ったという名シーン……ではなく、福山さんの妄想シーンが語られ、爆笑。久保さんも「記憶にないですが、私、こういうシーン描いたかなぁ」とコメントし、さらなる笑いを誘っていた。

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 続く「超超超超がんばらんば!カツ丼ピロシキ争奪!ワールドクエスチョン!」では、くじ引きでわかれたチームごとに、ロシア語で朗読されるシーンがアニメのどのシーンなのかを当てるクイズコーナーが行われた。Aチームに安元さん・羽多野さん・福山さん、Bチームに諏訪部さん・村瀬さん・日野さん、Cチームに豊永さん・本城さん・小野さん、Dチームに内山さん・野島さん・土岐さんが配置。朗読のため、ロシア人のエミルさんが登場し、生朗読を披露。が、キャスト陣はどのシーンかさっぱりな様子。そこで、ヒントとしてジャン・ジャック・ルロワ役(JJ)を演じる宮野真守さんによるヒントVTRの上映が行われた。

 きちんとヒントを出しつつも、いかにもJJらしい雰囲気で客席に話しかけたり、決めポーズをしたり、しまいにはJJソングの合唱を求めたりと映像ながらも会場を盛り上げる宮野さん。そんな宮野さんからキャスト陣はヒントを得て、ユーリが勇利にカツ丼ピロシキを渡すシーンであることが判明。しかし、「ボケろよ?」という諏訪部さんの一言によって、大喜利大会へと発展。小野さんがクイズに関係ない回答をするたびに、昔から交流があるというアメリカザリガニの2人がつっこんだり、眼鏡をかけ、似たような服装をしている豊永さんと本城さんはお互いにジャケットを交換して、「どっちが豊永利行でしょうか?」と逆クイズを出したりと、収集がつかない状態に。そこで、コーナーは強制終了。久保さんの判定により、大喜利で大活躍をした小野さんがいるCチームが優勝し、記念に金メダルとカツ丼ピロシキが贈呈されていた。

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 キャスト陣の素がわかるようなコーナーのあとには生アフレココーナーへ。キャラクターごとの名シーンにあわせて、全員が生アフレコを披露。細谷佳正さん(オタベック・アルティン役)、前野智昭さん(ミケーレ・クリスピーノ役)からのコメントVTRも上映され、まさに全選手がイベントに集ったかのような気分に。勇利、ヴィクトル、ユーリの生アフレコ場面では、センターにスケートリンクが現れ、ユーリのスケーティングモデルを担当した河西歩果さんがスケートを披露。最後は、勇利とヴィクトルがフリースケーティングの楽曲タイトルを「Yuri on ICE」に決めるシーンで締めくくられた。

 続いては、オリジナル朗読劇「長谷津エキシビション 温泉 on ICE ヴィクトル with フレンズ」へ。久保さんと山本沙代監督監修によるもので、これまでアナザーストーリーを公開したことがない本作初のスピンオフ朗読ドラマだ。

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 ヴィクトル主催によるアイスショーが長谷津で行われることになり、勇利の家に各選手たちがやってくるものの、「前夜祭」という名目の飲み会により、エキシビジョン当日の朝、ヴィクトルが行方不明に。ユーリは、酔っぱらって可愛くなったヴィクトルを誰にも見せたくない勇利がヴィクトルを隠した、と勇利を犯人扱い。しかし、それぞれが前夜祭での出来事を思い出しながら、記憶をつなぎあわせていくと、ヴィクトルにそそのかされて勇利がお酒を飲んだこと、ヴィクトルと勇利が野球拳をしたこと、ヴィクトルのパンツによる「戴冠式」が行われたこと、そして勇利に「〇〇の方がヴィクトルよりもすごい」と言われたことでヴィクトルがやきもちをやき……というストーリーが展開。最後はピチットによる名セリフによって終了したが、衝撃の朗読劇の模様は発売が決まっているイベントBlu-ray&DVD(2017年7月28日発売予定)でぜひ見てほしい。

 朗読劇を締めくくるように、本アニメのED「You Only Live Once」の生ライブも。ダンサーを引き連れた羽多野さんがこのイベントステージだけの演出によるスペシャルなライブを見せ、楽しませてくれた。

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 終始大盛り上がりのイベントもいよいよエンディングへ。各キャスト陣から作品やキャラクターへの愛、ファンへの感謝の気持ちが語られた。諏訪部さんは「すてきなラブのキャッチボールを続けて、またこういう場が設けられたらいいなと思います」、豊永さんは言葉に詰まりながらも「みなさんの顔を見ていたら、幸せがあふれていました……長くしゃべると泣いてしまうのですが、また勝生くんに会いたいなと思いました!」と語り、会場は大きな拍手に包まれた。

 挨拶が終わるといよいよフィナーレへ。アニメのEDのように、スクリーンにはこの日のイベントのダイジェスト写真が曲にあわせて次々と映し出され、スクリーンの下では勇利、ヴィクトル、ユーリがしていたようにキャスト陣がペンライトを振り、アニメの名場面を再現。楽しい時間はあっという間に終幕……と思いきや、映像が途切れたスクリーンには、特報として【「ユーリ!!! on ICE」完全新作劇場版制作決定! 俺たちはたちどまれない!!!!】の文字が。うれしいサプライズ発表に、会場からは大歓声と拍手が巻き起こり、歓喜のなかイベントは幕を閉じた。

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 喜びにあふれ、盛り上がる会場のスクリーンには、キャスト陣が先ほどペンライトによって描いていた文字が「Thank▽you!!」(▽はハートマーク)であることがわかり、これにはさらに歓声が上がっていた。

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 完全新作劇場版の詳細は後日発表予定とのことなので、続報を楽しみに待とう。

<『ユーリ!!! on ICE』作品概要>
日本中の期待を背負って挑んだグランプリファイナルで惨敗…故郷九州に帰ることになったフィギュアスケーター勝生勇利。
「現役続行と引退はハーフ ハーフ…」
そんな気持ちで実家に引きこもっていた勇利のところに突然やってきたのは世界選手権5連覇のヴィクトル・ニキフォロフで…日本の崖っぷちスケーター勝生勇利と、ロシアの下克上スケーターユーリ・プリセツキー。2人のユーリと、王者ヴィクトル・ニキフォロフで挑む前代未聞のグランプリシリーズが今、幕をあける!

TVアニメ『ユーリ!!! on ICE』公式サイト
http://yurionice.com/

(C)はせつ町民会/ユーリ!!! on ICE 製作委員会

《超!アニメディア編集部》
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