「初っ端からエンジン全開!都市同士の弱肉強食の世界」日本語吹き替え担当・石川由依&島﨑信長が語る映画『移動都市/モータル・エンジン』の魅力【インタビュー】 | 超!アニメディア

「初っ端からエンジン全開!都市同士の弱肉強食の世界」日本語吹き替え担当・石川由依&島﨑信長が語る映画『移動都市/モータル・エンジン』の魅力【インタビュー】

3月1日(金)公開の映画「移動都市/モータル・エンジン」から、日本語吹き替えを務める石川由依(へスター・ショウ役)と、島﨑信長(トム・ナッツワーシー役)を直撃。作品の魅力など語ってもらった。 ——「移動都市/モータル・ …

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 3月1日(金)公開の映画「移動都市/モータル・エンジン」から、日本語吹き替えを務める石川由依(へスター・ショウ役)と、島﨑信長(トム・ナッツワーシー役)を直撃。作品の魅力など語ってもらった。


——「移動都市/モータル・エンジン」がどんな物語なのか、簡単に説明してください。

石川 主人公・へスターの復讐物語です。舞台になっているのは、大きな車輪やキャタピラを装着した「移動都市」が小都市を捕食しながら生活する弱肉強食の世界です。そして、登場人物たちの生き様や人間関係が見どころになっています。

——映画をご覧になった感想は?

島﨑 純粋におもしろかったです。タイトルにもなっている「移動都市」の映像がすごくて、動く都市の姿や、荒廃した大地を移動しながら生きる人類の表現が迫力満点なんです。石川さんが説明してくださった「弱肉強食」も、画面から伝わってくるんですよ(笑)。家の小さな画面で見ただけなので、「早く大画面で見たい、移動都市が動く蒸気の音や金属がぶつかり合う音を映画館の音響で聴きたい!」って思いました。

石川 初っ端からエンジン全開なんです。都市同士で喰うか喰われるか、というところから始まるので、その大迫力の映像を大画面で見たら、最初からテンションが上がりまくると思うので、私も早く劇場で見たいです。 

——ご自身が演じたキャラクターについて説明をお願いします。

島﨑 トムは戦いに巻き込まれるポジションなので、見てくださる方に一番近い存在になると思います。オールドテクという僕たちが日常的に使用している古い機械に関する知識もありますし、彼が知らないことは見ている方もまだわからないし、見ている方が疑問に思うことをトムが代わりに質問してくれる、という役どころになります。ですから、僕自身も共感しやすかったですね。ヘスターは鍛えられている人だし、荒廃した世界のことも知っているんですけど、トムは移動都市での一般的な育ち方をしているので、表面的な世界しか知らないし、耐性もないし、戦う人でもない(笑)。そんな男の子が急に巻き込まれてしまったことで起こる変化や成長がおもしろいキャラクターでした。最後まで見ると、「トム、変わったな」と思ってもらえると思います。

石川 へスターは小さい頃に母親をヴァレンタインに殺されてしまい、復讐のためにロンドンに来た子です。どんなひどいことにも屈しないんですけど、物理的に強いわけではないんですよね。荒んだ生活をしなければいけなかったために強くなってしまったけど、彼女自身は普通の女の子だと思うんです。母親が殺されてしまったことによって憎しみが生まれて、復讐を目標に生きてきて、それを達成するまでは何があっても諦めないという気持ちが強い子だと思いました。でも思いがけずトムと出会って、彼の優しさに触れて、憎しみしかなかった心が溶かされてきたのかな、と思います。


——お互いのキャラクターに対して、魅力的だと感じるところを教えてください。

島﨑 へスターは、トムの印象だと戦士というか工作員というか、戦う人として完成された印象で、「なんだこの人? 怖いしわけわかんない」というところから始まるんですけど、一緒に過ごすうちに、年齢相応の女の子らしいところや優しいところがどんどん見えてきました。優しくて情に厚いからこそ復讐に走ったんだと思うんですよね。ヘスターのほうが絶対に強いけど、一緒に戦いたい、守りたい、と思う存在になっていったような気がします。あとヘスターの強者に抗っていくところを見て、トムも影響を受けたと思うんですよね。お互いに良い影響を与え合って、一緒に歩んで行きたくなる子だと思います。

石川 トムはロンドンの街で良い生活をしていた人なので、ロンドンを離れたときには知らないことが多すぎて、ヘスターから見たら「何してるんだ?」って思うこともあったけど、トムはトムで諦めが悪く(笑)、何があってもヘスターについて来てくれるし、トムがひとりで逃げられる場面もおいて行かないでいてくれたんですよね。ヘスターは復讐のためだけに生きてきたので、復讐が終わったら生きる目的を失くしてしまうんじゃないか、と感じていたんですけど、トムがいると、気持ちの変化が生まれるんじゃ…と思うんです。トムの優しさや親しみやすさがヘスターに影響を与えていると思いました。

——アフレコはいかがでしたか?

島﨑 基本、楽しくリラックスしてできましたよね。僕はリラックスしているときが一番良いパフォーマンスが発揮できると思っていて、緊張感と緊迫感があるんだけど、どこか落ち着いて身体の力が抜けている、という状態でやらせてもらいました。もちろん大変なところもあったしラクではないんですけど、良い状態でできました。

石川 トムとの空気感や芝居を合わせつつできたので、役に入りやすかったです。吹き替え自体あまり経験がないので、まだまだ戸惑うところもあったんですけど、気持ちとしては穏やかというか……物語は全然穏やかな世界観ではないんですけど(笑)、リラックスした状態でできたかな、と思いますし、「生き抜いた感」は感じました。

島﨑 終わった後の良い感覚、ありましたね!

石川 達成感がありましたよね(笑)。

——今回はロンドンが移動していましたが、移動したら楽しそうだと思う街はありますか?

島﨑 城! 日本でも海外でも、城とか王宮みたいなハイソな建物が移動したらテンション上がるなぁ。

石川 世界遺産が移動して来てくれたらいいな。ラクして楽しめる(笑)。

島﨑 「○月○日にここに来て」とか予約できたらいいよね(笑)。 

——吹き替えならではの魅力は?

島﨑 馴染みのある言語なので、目は映像、耳はセリフに集中できるのが良いところかな、と。でも個人的には両方魅力があると思うので、理想は字幕と吹き替え、両方見てほしいです。両方を見ると翻訳の違いやニュアンスの違いがわかったりして……それはどっちが正しいというものではなく、どちらも正解だと思うんですよね。

石川 情報量が多い分、吹き替えで見ると世界観に入りやすいと思います。あと、小さい子でも吹き替えなら見られますよね。

島﨑 それだ! 吹き替えなら、小さなお子さんからご年配の方まで一緒に楽しめると思います。家族で楽しめるのが一番ですね!

【石川由依】いしかわ・ゆい/5月30日生まれ。兵庫県出身。主な出演作は『進撃の巨人』(ミカサ・アッカーマン)、『けものフレンズ2』(キュルル)など。
【島﨑信長】しまざき・のぶなが/12月6日生まれ。宮城県出身。主な出演作は『バキ』(範馬刃牙)、『revisionsリヴィジョンズ』 (張・剴・シュタイナー)など。

画像ギャラリーはこちら。クリックすると拡大できます。

 

(作品情報)
『移動都市/モータル・エンジン』
3月1日(金)全国公開

イギリス人作家フィリップ・リーヴのファンタジー小説を、『ロード・オブ・ザ・リング』で監督・脚本・製作を手がけ、世界にその名を知らしめてピーター・ジャクソンが映画化。文明が荒廃し、残された人類が移動型の都市の上で生活する世界を舞台に、すべてを支配しようとする巨大な移動都市ロンドンに抗う若者たちの冒険を描く。

■出演:ヘラ・ヒルマー,ロバート・シーアン, ヒューゴ・ウィーヴィング,ジヘ,ローナン・ラフテリー,レイラ・ジョージ,パトリック・マラハイド,スティーヴン・ラング
■監督:クリスチャン・リヴァーズ
■脚本:フラン・ウォルシュ,フィリッパ・ボウエン, ピーター・ジャクソン
■製作:ゼイン・ワイナー, アマンダ・ウォーカー,デボラ・フォート,フラン・ウォルシュ,ピーター・ジャクソン
■製作総指揮:フィリッパ・ボウエン, ケン・カミンズ
■音楽:トム・ホルケンボルフ
■原作:フィリップ・リーヴ著 /安野玲 訳「移動都市」(創元SF文庫刊)
■原題: Mortal Engines
■配給:東宝東和

『移動都市/モータル・エンジン』公式サイト
http://mortal-engines.jp/

(C)Universal Pictures

《超!アニメディア編集部》
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