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アニメーション映画『音楽』監督・岩井澤健司×太田役・前野朋哉対談「観ちゃったら、人にすすめるよりか“私だけのものだ!”って気持ちになるかも」【インタビュー】

2020/2/4


 漫画家・大橋裕之が2010年に発表し、漫画ファンのみならず、音楽ファンやバンドマンにコアな人気を博したバンド漫画『音楽』。この名作がついに今月公開される。71分にわたる本編すべてが、手描きのロトスコープ(実写映像をトレースしてアニメーションにする技法)である。総作画枚数は40,000枚を超えるこの大作を、個人制作で完成までこぎつけた監督・岩井澤健治と、太田役を務めた、自身も映画制作の経験のある名バイプレイヤー・前野朋哉に、制作の裏話と、見どころを聞いた。


――まずは本作を制作することになった経緯を教えてください。

岩井澤 僕はもともと個人制作で短編のアニメーションを作っていて、作品を通じてたくさんのアニメーション作家さんと知り合い、刺激を受けてきましたが、世の中では短編アニメーションはなかなか観てもらう機会がなく、広く観てもらうためには長編にしなければならないと思うところがありました。ただ、長編に挑戦するのってかなりハードルが高いんですよね。

――そのハードルはどのように解決したのですか?

岩井澤 本作でプロデューサーの松江哲明さんは、ふだん監督業をされていて、2012年に監督された『フラッシュバックメモリーズ 3D』という実写ドキュメンタリー映画に、僕もアニメーションパートで参加していたんです。その編集作業中に松江さんに「次はどんな作品をやりたいんですか?」と聞かれた際に、長編アニメーションをやりたいのだけど、原作は『音楽』はどうかなと話をしたんです。そうしたら、松江さんがすごくのってきて「やろうやろう!」って、その場で原作者の大橋さんに電話されたんですよ。それで、その5分後には大橋さんの快諾をえて、制作が決定しました(笑)。10分ぐらいのあっという間の出来事でした。それが2012年の6月のことですね。

――長編アニメの原作に『音楽』を選ばれた理由はなんですか?

岩井澤 2010年に自主制作で、大橋裕之さんの『山』という短編漫画を原作に9分のショートアニメを作っていて、また大橋さんとやりたいなという気持ちもあったんです。『音楽』は、もちろん内容がおもしろいのもそうですが、普通のアニメの作り方では企画は通らないだろうなと思ったので、個人制作で僕自身が作るしか、この作品を長編アニメとして世に出すことはできないだろうと思っていたんです。劇場版の長編アニメは、どうしても求められているニーズから作るというイメージがあって。もう少しバラエティーに富んだ作品があってもいいんじゃないかと思っていて『音楽』のような挑戦的な作品を作る意味はあるだろうと考えていました。

――大橋さんとは制作にあたってどんな話をされましたか?

岩井澤 『音楽』というマンガは、盛り上がりそうなところで盛り上がらなかったり、ちょっと外してくる展開も結構あったり、個人的には好きなんですけど、エンタメとすると「あれ?」って思うようなちょっとひねくれた感じがあったり。もちろん、その原作の持つエンタメとアートの境目のような、ふわっとした部分が好きなんですけど。映画ではさらに間口を広げたいと思ったので、僕にとってのエンタメの部分をたしました。全体のストーリー構成とか、画のわかりやすさとか。とはいえ、ロングショットですごく長く見せたり大胆でアート寄りなことはやっているんですけど(笑)。

――最初から全編ロトスコープで考えられていたのですか?

岩井澤 最初は演奏シーン以外は考えてなかったんですけど、テスト的に動画を描いていくなかで、日常の芝居も含めて全編にわたってやる方がバランスがいいかなという結論になりました。それからロトスコープならひとりでも頑張ればなんとかなるんじゃないかと思っていたので。

――なるほど。それでは前野さんの出演の経緯は?

前野 まず、原作の大橋さんとの出会いが2012年に放送された『エアーズロック』という実写TVドラマなんです。僕が大学を卒業して上京したてのころにキャストとして呼んでもらって。そのドラマのキャラクターデザインをされていたのが大橋さんでした。イベントで大橋さんとたまたまテーブルが一緒になって、それがきっかけで大橋さんのマンガを読むようになりました。それからちょっとして、ぼくがTVドラマの演出と企画を手掛ける機会がありました。大橋さんの短編のなかに、超能力研究部の女子高生のお話があって、それをぜひ映像化したいと連絡を取ってみたんです。そうしたら大橋さんが「それ山下敦弘さんの企画も動いてるんだよね」って言われて。山下敦弘監督というのは映画『リンダ リンダ リンダ』や、TVドラマ『深夜食堂』シリーズを手掛けた、僕の大学の大先輩。僕らの世代からしたらレジェンドなんですよ! で、おそるおそる山下さんに「ぼくも大橋さんの原作でやりたいんですけど……」って連絡したら「まだ脚本まではできてない状況だから、前野君は前野君でやったらいいよ」と言ってくれて。おかげで2014年の2月に、念願の大橋さん原作の『ねんりき! 北石器山高校超能力研究部』という実写ドラマ作品を完成させることができました。そのときに大橋さんと密に作品作りについて話ができて、非常に楽しかったです。
(編集部注:山下監督もその後2014年12月に『超能力研究会の3人』というタイトルで実写映画を公開)

――そういうなれそめがあったんですね。

前野 それからしばらくたった2019年の1~2月に、大橋さんから連絡がありました。「『音楽』の声優、どうかな?」って。『音楽』が制作中だってことは知ってたんですけど、まさかそれに出られるとは思っていませんでした。「まじすか!?」って興奮しちゃって「俺、もう人生最後の作品でもいいや」って思ったくらいです。「絶対やります!」って震えながらオファーを受けました。

――7年にもわたる制作をふりかえってみてどうですか?

岩井澤 スタートは2012年の6月で、そこからシナリオはなしで、いきなりコンテを切り始めました。その年の末ごろにコンテが上がって、それを大橋さんやプロデューサーに見せてやり取りをしつつ、次はテストシーンに手を付けていきました。ロトスコープで描きながら、全体的にどんな動きになるか考えながら、さぐりさぐりテストを重ねました。ロトスコープって、世間的には実写をそのままなぞるっていうイメージがあると思うのですが、『音楽』では、少しデフォルメを加えて、映像から動きを抽出して、キャラクターに置き換えるイメージで進めました。試してみると「この感じでいけるな」って手ごたえはありました。

――本格的に複数人での制作に移ったタイミングは?

岩井澤 2013年にスタッフの方を募集して、アニメ未経験者の方々に協力してもらいながら作画を進めていました。でもなかなかうまくいかず2014年いっぱいで一度解散して。その後、2015年に文化庁のメディア芸術クリエイター育成支援事業に採択されて、人件費として使えるお金がもらえたので、再び声をかけて今度は作画ではなく背景美術やコンポジットなどの作業を中心に手伝ってもらいました。僕は実写から映像の世界に入ってロトスコープも実写ベースならアニメができそうかなと思って始めて、時間はかかりますけど、その方法でアニメ作品を作って来たので。ロトスコープなら誰でもできると思ってたのですが、実際はロトスコープって向いてる人と向いてない人がいるようで……。ふだんから漫画やイラストは描いてるけどアニメは未経験という人だと、なかなか動きを把握しづらいらしく、試行錯誤しながらの制作は続きました。

――ちなみに1秒間は何コマで制作されたのですか?

岩井澤 秒間10~12コマですね。カットごとに調整したんですが、最後のライブシーンなんかは12コマです。アニメーター経験のある方は慣れているので、途中で中割りみたいな画を描いてもらったり、いろいろ試したんですがうまくはまらず。最終的には作画の人2~3人、背景美術専門の人、コンポジットと呼ばれる素材を組み合わせて撮影する人など、だいたい5人ぐらいの少人数で、仕上げていましたね。

――ロトスコープの基となる実写映像は、監督自ら撮られたのですか?

岩井澤 そうですね。かなり初期のころから、少しずつ撮っては作画しての繰り返しでした。本当は、一気に録った方がよかったんですけど。

――ロケはどこで?

岩井澤 基本的に家の近所です。集会施設や屋上とかで友人の役者の人を呼んで、そこで動きをやってもらったりとか。家の屋上は洗濯物を干せるんですけど、同じマンションの住人が、洗濯物を干してる脇で撮影したりしてました。ほんとに自主映画って感じで(笑)。背景は大橋さんの地元の愛知県蒲郡市で資料写真をいっぱい撮りました。ポイントになるところは、その写真を基に背景美術を描きましたね。あと、大がかりだったのはロックフェスぐらいで。

――ロックフェスはどのように?

岩井澤 2015年に埼玉県深谷市で、撮影のための野外ロックフェスを開催しました。ステージ設営からなにから、手作りでしたね。周りの人にも「アニメ作品なのに、なんでフェスをやるんだ?」ってまったく理解されませんでした。ロトスコープのことを説明しても「ライブハウスで撮れないの?」とか「合成すればいいじゃん」みたいな反応で。背景を含めて、楽器もキャラクターも全部1枚で描きたいという思いがなかなか伝わらなくて大変でした。結局協力が得られず、僕ともう一人のスタッフと二人で、全部ブッキングして、ロケーションも交渉して、撮影前日に作画スタッフも呼んで、みんなでステージを建てるっていう。スタッフも「俺たち、本当にアニメ作ってるんだよな……?」っていう雰囲気でした(笑)。

――撮影当日はどうでした?

岩井澤 ただロトスコープ用の映像を撮影するだけでなく、フリーライブイベントとして開催しました。遠くからもたくさん人が来てくれて、けっこう盛り上がりました。お客さんからも「この作品を応援しよう」という熱を感じて、本当にありがたかったです。最後は全員でビートルズの「ヘイ・ジュード」を合唱したりしましたね。

――キャスティングはどのように? 主人公・研二役の坂本慎太郎さんは、元「ゆらゆら帝国」のギターボーカルで、現在も精力的にソロ活動をされているミュージシャン。声優は初挑戦とのことですが。

岩井澤 2018年の11月ごろに、キャスティングが始まりました。最初に研二役を決めようという話になり、声優の方にお願いするのか、若い俳優の方にお願いするのかとか、いろんな案があって。その中で、大橋さんから「無理だと思うけど坂本さんにお願いしたい」という意見が出ました。その瞬間「あっ、坂本さんがいい!」って僕も思って。いろんな候補が出ましたけど「まず坂本さんにオファーして、その結果次第で他のキャスティングも考えよう」という話に落ち着きました。それから大橋さんが直接坂本さんにお願いしに行って、絶対断られると思ったんですけど、坂本さんは「やったことないから、テストさせてくれ」って言ってくれて。みんな「えっ!? テストしてくれるんだ!?」って。テストでは「ベースってなんだよ」みたいな簡単なセリフを呼んでもらったんですけど、イメージがぴったり。「バッチリです、坂本さんしかいません!」ってなりました。

前野 坂本さんが決まったから、ぼくもオファーもらえたんだ。断られてたら、声優さんになってたかもしれないですもんね。

岩井澤 前野さんがいるから言うわけじゃないけど、この作品のキャスティングは全員ぼくが「この人がいい」って言った第一候補の方々なんですよ。誰ひとりとして断られなかった。

――それはすごい……!

岩井澤 坂本さんが決まったら、他のキャラクターについてはイメージがあったので、どんどんオファーしていって。亜矢役だけは、新人の女優さんがよかったので、オーディションをして駒井 蓮さんにお願いしましたがイメージ通りでした。こんなことってなかなかないですよね(笑)。大場役の竹中直人さんは、前野さんとの縁もありましたよね。

前野 そうなんです。僕が竹中さんと一緒の舞台に出させていただいたときに楽屋で大橋さんの『ゾッキ』を読んでたんです。そこに竹中さんがきて「それ何?」ってなって「すごくおもしろいマンガなんで読んでください」って言ったら、竹中さんがドハマりしまして。「マンガで寝られなくなったの久しぶりだ」って言ってました。それから竹中さんがご自身のラジオに大橋さんを呼んだりして、つながりができていって。

岩井澤 ラジオで竹中さんが大橋さんに言ってたんですよ「なんでもやるよー!」って。それをそのまま真に受けて(笑)、大場役は竹中さんにオファーして受けていただけました。

――アフレコはいつごろから?

前野 僕はオファーが来てすぐの、2019年3月ごろでした。

岩井澤 劇中バンド「古武術」の研二役・坂本さん、太田役・前野さん、朝倉役・芹澤さんの3人は一緒に収録することが一番多かったですね。

――現場の雰囲気はどうでしたか?

前野 「坂本さんについていけば大丈夫だな」って思いました(笑)。渋い声で堂々と立っていらっしゃったので心強かったです。ぼくの心境としては「坂本さんが動けばなんでもします!」って感じでした。

――実際の「古武術」の3人の関係に近かった?

前野 そうですね。3人で同じ空間で同じ映像を観ていたので、勝手に気持ちがリンクしたというか。

岩井澤 坂本さんは、ちゃんと予習してきてくれました。「受けたからにはちゃんとやる」って感じで、すごいしっかり。おかげで、アフレコはすごくスムーズに行きました。

前野 僕とか、セリフが余っちゃったり、口パクが合わなかったりとかけっこうあったと思うんですけど、あれは後で直したんですか?

岩井澤 そうですね。もともとみなさんがプロの声優さんではなく役者さんなので、口パクに合わせるよりも、演技の方に集中してほしかったので気にしないでほしかったですし「あとで調整すればいいじゃん」って思っちゃうんですよね。ぼくもアニメの基本を通らず作っているので、あまりいいやり方ではないと思うんですが。アニメだったらタブーなのかも。やっぱりフィルムで撮影していた時代は、やり直しがききにくいからですかね。だから竹中さんとかは声優の経験もあるので、ちゃんと合わせてくれて。さすがって思いました。

前野 実写や舞台だと竹中さんはアドリブをすごくかましてくる印象があったので、アニメだとどうなるんだろうってアフレコ前に思ってました。でも、さすがに口が動いてないときは、竹中さんもしゃべってなかったですね(笑)。

岩井澤 うめき声みたいな、口を動かさなくていい声はありました(笑)。

――大事なシーンには、なんとシンガーソングダンサーの岡村靖幸さんが出演しています。岡村さんのアフレコはどうでしたか?

岩井澤 お忙しい方ですので、最初は1テイクぐらいしか録れないかもと言われていましけど、結局6テイクやっていただけて。最終的には4テイク目を使わせてもらいました。本当にすごいシーンなので、ぜひ観てほしいです。

――口パクを後で合わせるなど、編集に手間暇がかかっているように感じます。あの、絶妙な間はどのように編集されたのですか?

岩井澤 本作では、あえてアニメでは避けがちな表現を入れてみようという気持ちがありました。個人的にも間を見せるのが好きだったので。あの間は本当に僕の感覚で間をとって大胆にやってみようとは思ってました。でも、シンプルな絵で本当に止まるからみんなドキドキしてましたよ(笑)。

前野 映画館じゃなかったら「停止ボタン押しちゃったかな」って思うかも(笑)。

――前野さんは実写作品の監督経験もありますが、映像監督としての感想は?

前野 いや、すべてが圧倒してるので、僕からはなにもないです(笑)。でも、どのシーンも大事に丁寧に描かれてますよね。僕の好きなシーンが、学校で亜矢が研二に「お前が歌え」って言われて、それをけっこう真に受けた亜矢が自分の部屋で歌うシーン。亜矢がすごくかわいいし、研二のバンドやろうって言葉がどんどん周りに影響を与えて広がっていく感じが、たまらなく好き!

――説明的なセリフ無しで、きちんと伝わってきますよね。

前野 ああいう瞬間が観れただけで、すごい作品に参加させてもらったなって。すごくうれしいです。監督に「あそこはもうちょっとこうした方がいい」って言えるわけないじゃないですか(笑)! 無いですし!

――本作は音楽がテーマ。というかタイトルですしね。まずは、劇中の音について最初から「こうしよう」というビジョンはありましたか?

岩井澤 僕自身は明確なイメージはなくて。楽器も弾けないので、そこはミュージシャンの方にお任せしようと思っていました。劇伴はグランドファンクさんにお願いして、劇中歌に関しては、各ミュージシャンの方々にざっくりしたイメージだけ伝えて、あとはお任せしました。劇中バンドの「古武術」に関しては、60~70年代ロック、ジャーマンロックの「CAN」イメージでとお伝えました。オープニングは60年代のソウルバンド「ブッカー・T&ザ・MG’s」や中盤で流れる曲ではジョニ・ミッチェルのギターカッティングだったり、いろんなイメージをお伝えしました。

――「古武術」の曲は、序盤で即興で作られて、最後にすごい進化を遂げましたが、あれはギミックとして最初から考えられていただんですか?

岩井澤 最初はシンプルすぎる曲に見えて、それが最後に「バン!」と盛り上がれるようなギミックは意識しました。映画の構造として、そこは観てて楽しめる王道でいこうって。

――大橋さんも音楽好きだそうですが、ミュージシャンの方には大橋さんがオファーを出されていたんですか?

岩井澤 大橋さんは、たくさんのミュージシャンの方とつながっていて、いろんな方を紹介してもらいました。スカートの澤部さんはマンガ好きで、フットワークも軽く、本当に助かりました。これも大橋さんの力だと思いますが、お願いしたミュージシャンの方々の中にけっこう原作の『音楽』が好きな人が多いんですよ。みなさんの原作愛で支えられてきたところはあります。キャスティングも含め大橋さんには大活躍してもらっていて、大橋さんがいなかったらこの作品はできていなかったですね(笑)。ただの原作者ではなく、それを超えた部分で大橋さんと一緒に映画を作れたという、嬉しさと感謝の気持ちが強いです。

――最後に本作の見どころを教えてください。また読者に向けてメッセージをお願いします。

岩井澤 最後のフェスのシーンは誰が観ても盛り上がれるんじゃないかと思いますし一番こだわりました。フェスのシーンだけで2年ぐらいかかったので(笑)。いろんなきっかけで映画を観てくれる方がいると思うんですが、最後は「この映画自体が面白かった」と言ってもらえたらうれしいです。普段、テレビや映画でアニメを観ている人からすると、今まで観てきたものとはだいぶ違うものと感じると思うので、この作品がきっかけで新しいアニメーションの表現が広がっていってほしいとも思っています。

前野 僕はアニメのことがそんなにわからないのですが、この作品は観ているときに「どえらいものを観たな」って感覚になって。その感覚がまた消えて「おもしれー」って思ったらまた「すごいもん観てる」ってなって……。なんかちょっと自分でも何言ってるかわからない(笑)。もう、とにかく気持ちが盛り上がって、もう言葉にならない! それぐらいのパワーが正面のスクリーンから「バシーン!」とくる作品です。あと、中毒性もすごい!

岩井澤 あと、何かを表現したり、物を作っている人、これから何かをやろうとしている人。そういう人に観てもらって、創作するきっかけになってくれたらうれしいです。

前野 10代の子とかだと、あんまり映画館に行かないかもしれないけど、こっそりでいいから来て欲しい(笑)。友達とでもいいし、親御さんとでもいい。

岩井澤 親御さんの方がハマるかも(笑)。

前野 確かに(笑)。でも、これを観たら人生が変わると思う。観ちゃったら、人にすすめるよりか「私だけのものだ!」って気持ちになるかも。とてもいい体験になると思いますよ。

取材・文/高橋健太

PROFILE
【いわいさわ・けんじ】
 実写映画の現場から映像制作を始め、アニメーション制作も行っている。手がけた主な作品はアニメーション作品『福来町、トンネル路地の男』ほか。

【まえの・ともや】
 1月14日生まれ。岡山県出身。ブレス・チャベス所属。主な出演作はTVドラマ『時効警察はじめました』安田社長役、『バンドリ!ガールズバンドパーティ!』CMほか。俳優と並行して映画監督としても活動。

【作品情報】
アニメーション映画『音楽』
全国劇場で公開中

アニメーション映画『音楽』公式サイト
http://on-gaku.info/

(C)大橋裕之/ロックンロール・マウンテン/Tip Top   



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