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ulma sound junctionがアニメタイアップ曲に込める魂「日常系アニメもいけます」【インタビュー】

2025年で結成20周年を迎えたロックバンド・ulma sound junction(ウルマ サウンド ジャンクション)。TVアニメ『GUILTY GEAR STRIVE: DUAL RULERS』のOP主題歌を担当した彼らにインタビュー。OP主題歌「AXCLUSION」に込めた思いや、バンド結成のきっかけについてもお話を聞…

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■作品らしさと“ulma sound junctionらしさ”

――過去にもアニメ作品のタイアップ曲を担当されたことがありますが、タイアップ曲を作るときは、作品のことを知っておいたほうがいい楽曲を作りやすいですか?

田村:そうですね。作品のことを知っておかないと何を生み出せばいいのかというのもわからないだろうし、迷いが出てくると思うんです。とくに歌詞は作品のことを知っていたほうがいい気がします。今回も、キーワードは何だろうか?と考えながら歌詞を紡いでいきました。

――あらためて、皆さんが思う「AXCLUSION」の推しポイントを語っていただければと思います。

山里:今回はアニメタイアップ曲ということで作品らしさも詰め込んではいますが、フル尺で聞いていただいたらulma sound junctionらしさをあちこちで感じていただけると思います。あとは、元々が格闘ゲームということで、打撃をイメージしてドラムのフィルから入りたいと思っていろいろと調整していたら、結果的にドラムが忙しい楽曲になりました。インストバージョンも配信されているので、そちらでぜひドラムの忙しさを体感していただければと思います。

福里:推しポイント……何だろう?

田村:今回、福里はシーケンサー類を担当しているんです。4人の楽器以外の音は彼が作っていると言っても過言ではありません。

福里:それだ! 効果音的なものとかシンバルが逆再生するような音とかを入れて、より『GUILTY GEAR』らしい世界観になるように作りました。

加勢本:先ほど山里が言っていたようにドラムが忙しい曲ではあるのですが、それでバトルっぽさや疾走感を出せたのかなと思います。とくにイントロのドラムは「今から行くぞ!」という感じを表現できたんじゃないかな。ただ、まだまだ進化する余地があるので、ライブで成長していきたいなと思っています。

田村:歌詞については、言葉のチョイスを試行錯誤して紡いでいきました。これは僕のスタイルではあるのですが、聴感上、全編英詞に聞こえるかもしれませんが、結構日本語の詞を入れているので、ぜひ歌詞を見ながら楽曲を聞いていただけたらと思います。あとは歌い方。『GUILTY GEAR』シリーズの楽曲はNAOKIさんというボーカリストさんが歴代担当されているのですが、今回は歌詞も歌い方もリスペクトを込めて歌いました。

加勢本:NAOKIさんとは実際にお会いできたもんね。

田村:『GUILTY GEAR』のライブで挨拶させていただきました。そこではゼネラルディレクターの石渡太輔さんともお会いできたんです。皆さんとご挨拶することで、さらに身が引き締まりました。

■作品の歴史のひとつになれたことが光栄

――アニメをご覧になっての感想を教えてください。

田村:あっという間に物語が進んでいき、圧倒されました。そのスピード感が魅力でもあるなと思いつつ、楽曲でも花を添えられていたらいいなと思っています。最初にオープニング映像を見たときは感動しましたね。制作サイドの方が楽曲に合わせてモーションやカットなどを入れてくださり、最高でした。

加勢本:僕もオープニングを見たときに感動しました。あの楽曲にあんなにもカッコいい映像を付けてくださって、感謝しかないです。

福里:アニメはゲームをプレイしたらより楽しめる部分があって。ゲームをプレイして、アニメを見て「なるほど!」と気が付くことが多いんです。勉強しながら見るのも楽しいですね。

山里:オープニングが気持ちのいい始まり方をしていて、最高でした。想像通りに仕上がっていてテンションが上がりましたね。しかも、映像を作ってくださったのが、あのサンジゲンさん。楽曲にバチっと合うハイクオリティの映像を作ってくださったサンジゲンのスタッフの皆さまに、感謝しています。

田村:ここでタイトルが入るだろうなというところで入っていて、うれしかったです。

――アニメ放送後の反響はいかがでしたか?

田村:バンドマンの仲間からすごく声をかけてもらいました。

加勢本:確かに!

田村:ライブで共演した方から「あれ、見ましたよ」とか「曲聞きましたよ」って言われることが本当に多くて。バンドマンって、格ゲーやっている人が多いのかもしれません。作品ファンの方からもいろいろな声が届いてて、やっぱり長く愛されている作品ですので、とにかく僕たちは『GUILTY GEAR』に力添えができていたらいいなという思いでこれからもやっていきます。作品の歴史のひとつになれたことを光栄に思っています。

――最後にファンの皆さんにメッセージをお願いします。

山里:『GUILTY GEAR STRIVE: DUAL RULERS』のBlu-rayには特典として、ノンテロップのオープニングが入ります。そちらでも、ulma sound junctionのサウンドをお楽しみください。今回、アニメ好きとして、アニメのタイアップ曲を担当できたことが本当にうれしいです。もしこのインタビューを読んでいる関係者の方がいたら、ぜひアニメタイアップ曲の制作をご相談ください! バトル系作品はもちろん、日常系アニメもいけます。

加勢本:大きく出たねー!

山里:大好きですから(笑)。(同じレーベルの)angelaさんが『アホガール』でそれまでとはまた毛色が違うふり幅のすごい曲を歌っていらっしゃいました。僕たちもそれに続きたいですね。アニソンフェスのオファーもお待ちしています!

福里:まだ完全にはストーリーを追い切れていませんが、『GUILTY GEAR』は本当に面白いです! もし、同じようにアニメから作品のことを知った方は、一緒にゲームをしながらさらにハマっていきましょう!

加勢本:アニメを見て「AXCLUSION」を気に入っていただけたなら、ぜひ僕らのライブにも来てください。いまアニバーサリーツアー中なので、遊びに来ていただけたらうれしいです。生で聞くよさも体感していただければと思います。

田村:長く愛されている作品の世界を壊すことなく、盛り上げられたらいいなという思いで曲を作りました。今回はアニメの主題歌でしたが、これからゲームのなかでも僕らの曲が流れたら、うれしいことこの上ないです。これからも『GUILTY GEAR』にずっと関わっていきたいですね。
ulma sound junctionとしては、結成20周年で、それを記念したツアーを開催中です。ツアーをはじめ、20周年をさらに盛り上げていけたらいいなと思っておりますので、今年1年、ぜひ注目いただければうれしいです。よろしくお願いします!

Digital Single「AXCLUSION」(アクスクルージョン)
(TVアニメ『GUILTY GEAR STRIVE: DUAL RULERS』OP主題歌)
好評配信中!

《M.TOKU》
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