「ぶっちぎり?!」「SK∞」…内海紘子監督が描く“幼馴染関係”がいつも胸を熱くする!【私のイケメン図鑑vol.7】 | 超!アニメディア

「ぶっちぎり?!」「SK∞」…内海紘子監督が描く“幼馴染関係”がいつも胸を熱くする!【私のイケメン図鑑vol.7】

“幼馴染”と言っても関係性はさまざま。どのタイプも萌えが詰まってて見逃せない!

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『ぶっちぎり?!』メインビジュアル(C)「ぶっちぎり?!」製作委員会
  • 『ぶっちぎり?!』メインビジュアル(C)「ぶっちぎり?!」製作委員会
  • 『ぶっちぎり?!』第1話「合体!?恋するフォーチュンバンバンジー?」先行場面カット(C)「ぶっちぎり?!」製作委員会
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  • 『ぶっちぎり?!』第8話場面カット(C)「ぶっちぎり?!」製作委員会
  • TVアニメ『SK∞ エスケーエイト』キービジュアル(C)ボンズ・内海紘子/Project SK∞
  • 『SK∞ エスケーエイト』#02 PART「はじめてのサイコー!」先行場面カット(C)ボンズ・内海紘子/Project SK∞
  • 『SK∞ エスケーエイト』#02 PART「はじめてのサイコー!」先行場面カット(C)ボンズ・内海紘子/Project SK∞

アニメや漫画のキャラクターに恋したことはありますか?

私はあります。それも1度や2度ではありません。なんなら触れた作品すべてに必ず“推し”を作り続けて早ウン十年……。その遍歴を語るのは、私の人生を語るのと一緒と言っていいくらいです。

それほどまでに、世の中には魅力的な作品、そしてキャラクターが溢れています。

そこでアニメ!アニメ!では、世間で話題になっている、または筆者の独断と偏見で見繕った作品やキャラクターの中から“イケメン”をピックアップして、その魅力を伝える企画「私のイケメン図鑑」を始動。

第7弾となる今回は特別編として、キャラクターをピックアップするのではなく、内海紘子監督が描く“幼馴染関係”について語っていきます。

※以下の本文にて、本テーマの特性上、作品未視聴の方にとっては“ネタバレ”に触れる記述を含みます。読み進める際はご注意下さい。

■一方通行かと思いきや? 実は深く思い合っている幼馴染関係


『ぶっちぎり?!』メインビジュアル(C)「ぶっちぎり?!」製作委員会

2024年1月クールアニメの『ぶっちぎり?!』にドはまりしている筆者。MAPPAが制作するオリジナルTVアニメで、主人公・灯荒仁(ともしび あらじん)が、かつての親友・浅観音真宝(あさみね またから)との再会をきっかけに、強者たちの戦いに巻き込まれ、さらに巨大な魔人の影まで現れる…という“ヤンキー×千夜一夜物語”です。

昔は一緒に“本気人”(作中に出て来る伝説のマジン)を目指すほど仲の良かった荒仁と真宝。しかし荒仁は、真宝が不良に絡まれているのを見ても怖くて助けに入れず、その場から逃げ出してしまいます。その後、住んでいた本気町を離れたことをきっかけに2人は疎遠に……。5年後、再び本気町に戻って来た荒仁は、転入先の威血頭(いちず)高校で真宝と再会。真宝は喜ぶのですが、荒仁は彼に後ろめたさを感じ、素っ気なく接してしまいます。

『ぶっちぎり?!』場面カット

そんな荒仁からの態度は「自分が弱かったせい」だと考える真宝。強くなるために鍛錬を怠らず、どんなに荒仁から冷たくされても「あらちゃん!」と付いて回る姿はまるで大型ワンコくん!

『ぶっちぎり?!』場面カット

一方の荒仁も、真宝を嫌いだからそういう態度を取っているわけではありません。第8話で、ある事情で姿を消してしまった真宝。駒男や座布から居場所を聞かれ、「知らねぇって!」と自分は関係ないといった態度を取るも、その後、荒仁は心配になって心当たりのある場所へと足を運びます。

『ぶっちぎり?!』場面カット

この、矢印が一方通行のようで、実は深いところで思い合っているという関係が筆者は大好物!

そんな癖(へき)を『ぶっちぎり?!』で再確認していると、そういえば内海監督の手掛けた『SK∞』でも同じく腐れ縁だけど犬猿な仲のキャラクターにハマっていたことを思い出しました。

■表向きは犬猿の仲だけど…な幼馴染関係


TVアニメ『SK∞ エスケーエイト』キービジュアル(C)ボンズ・内海紘子/Project SK∞

『SK∞』は、“スケートボードバトル”を題材にした青春オリジナルアニメ。2021年1月期に放送されており、スケートボードが大好きな高校2年生・暦(れき)と、カナダからの帰国子女でスケートボードに乗ったことのない転校生・ランガが、閉鎖された鉱山をスケートボードで滑り降りるルール無用の危険な極秘レース「S(エス)」の熱狂に巻き込まれていく姿が描かれました。なお、テレビシリーズ第2期の制作も決定しています。

その「S」の実力者として君臨しているのが、桜屋敷薫(Sネームは「Cherry blossom」。以下チェリー)と南城虎次郎(Sネームは「Joe」。以下ジョー)。暦とランガの相談に乗ったりアドバイスを送ったりと、かっこいい兄貴分的立場な2人。しかし、お互いのことになると豹変。「ボケナス」「ゴリラ」「メガネ」「どてかぼちゃ」など、小学生のような喧嘩をしているんです。

それなのにチェリーはジョーの営むイタリア料理店でよく食事をしていたり、しかも第5話では暦たちに「みんな、適当に座ってくれ」と言うシーンがあり、「まるで自分の店のように言うじゃん!?」と思いました。

『SK∞ エスケーエイト』場面カット(C)ボンズ・内海紘子/Project SK∞

ツッコミどころはここだけでは終わらず、チェリーが愛抱夢(アダム)との戦いでボコボコにされ車椅子になったときがあったのですが、ジョーに「押せ」と命令。ジョーもそれに従って押しているんですよね。

『SK∞ エスケーエイト』場面カット(C)ボンズ・内海紘子/Project SK∞

普通、嫌いな相手に自分の体を預けている車椅子なんて任せませんよね?

これ以外にも「それってもう犬猿の仲じゃないよね?」というシーンがたくさんあり、もうこんなの……仲良しじゃん!



今回は“幼馴染”という関係性をピックアップしましたが、内海監督が手掛ける作品はどれも、男の子の青春や友情をドラマティックに演出してくれています。

この先もきっと、多くの作品で筆者を萌えさせてくれることでしょう。

まず今は、『ぶっちぎり?!』で荒仁と真宝の関係性がどう変化していくのか。それを見届けたいと思います!

『ぶっちぎり?!』(C)「ぶっちぎり?!」製作委員会
『SK∞ エスケーエイト』(C)ボンズ・内海紘子/Project SK∞

《米田果織》
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