「ノンバーバルで伝わる作品にしたい」ミュージカル「マギ」-迷宮組曲-アラジン役の宮島優心・アリババ役の猪野広樹に意気込みを聞く | 超!アニメディア

「ノンバーバルで伝わる作品にしたい」ミュージカル「マギ」-迷宮組曲-アラジン役の宮島優心・アリババ役の猪野広樹に意気込みを聞く

ミュージカル「マギ」-迷宮組曲-アラジン役の宮島優心さんとアリババ役の猪野広樹さんにインタビュー。

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(左から)猪野広樹、宮島優心
  • (左から)猪野広樹、宮島優心
  • (左から)猪野広樹、宮島優心
  • ミュージカル「マギ」-迷宮組曲(ダンジョンクミキョク)-メインビジュアル (C)大高忍・小学館/ミュージカル「マギ」製作委員会
  • アラジン役・宮島優心(ORβIT) (C)大高忍・小学館/ミュージカル「マギ」製作委員会
  • アリババ役・猪野広樹 (C)大高忍・小学館/ミュージカル「マギ」製作委員会
  • ミュージカル「マギ」ソロビジュアル (C)大高忍・小学館/ミュージカル「マギ」製作委員会

 単行本の累計発行部数が2,500万部を超える大ヒット漫画『マギ』が、この度、ミュージカル化されることとなった。本作は、世界のあちこちに突如出現した迷宮(ダンジョン)、そして、そこに眠る究極の秘宝を求めて、アラジンとアリババが冒険へと旅立つ魔導冒険譚。ファンタジー要素満載の本作がどのように舞台で表現されるのかに注目だ。

 今回は、創世の魔法使い「マギ」と呼ばれる少年・アラジンを演じる宮島優心さんと、迷宮を攻略し大金持ちになることを夢見ている少年・アリババを演じる猪野広樹さんにインタビュー。それぞれから意気込みをうかがった。


(左から)猪野広樹、宮島優心【画像クリックでフォトギャラリーへ】

――本ミュージカルへの出演が決まったとき、どのようなお気持ちでしたか?

宮島 中学2年生の頃に原作を読んでいたので、シンプルに嬉しかったですね。『マギ』は少年漫画らしい熱い展開や優しさが詰まった作品だと僕は思っています。読んでいて何度も感動したので、その気持ちを舞台にぶつけ、そして選んでいただいた期待に応えたいという気持ちでいっぱいです。

猪野 作品として面白いものを作りたいとお声がけいただき、気合が入りました。単行本の2巻を読んだとき、大高先生が「魔法や神話の飛び交うイメージ基盤を活かして冒険譚を膨らませ楽しい漫画を描きたい」「舞台は中東を超えて中国やインド、ヨーロッパ、アフリカ……そしていつかは日本など、出来るだけ広い部分をモチーフに書きたい」とコメントされていました。その言葉通り、原作ではじゅうたんが飛んだり、現実世界の国をモチーフにした場所が登場したりするので、それを舞台でどう表現するのか、今はワクワクしています。作り込むことができたら、きっとお客さんと一緒に冒険しているような素敵なミュージカルになるんじゃないかな。

――演じるキャラクターへの印象も教えてください。

宮島 僕が演じるアラジンはかわいくて優しくて友達想い。無邪気で純粋ながらも、冒険中は一貫して自分の気持ちをぶらさない強い心を持っています。それが彼の魅力だと感じています。

猪野 アリババは素直だけども弱さをあまり人に見せたくないタイプなのかなと感じています。一方で、何かやると決めたときの行動力はすごいし、頭の良さも垣間見える。人間的にとても気になるキャラクターですね。


猪野広樹さんが演じるアリババ

――ご自身と共感できる部分などはありましたか?

宮島 あまり人に流されるタイプではないので、自分の気持ちをぶらさないという点は似ているかも。僕はただ頑固なだけかもしれませんが(笑)。

猪野 迷宮を攻略し一攫千金を夢見るという部分は、共感できますね。お金云々と言う話ではなく、何かを手に入れたくてこの業界に入ったので。

――今回はせっかくの対談の機会なので、お互いの印象についても教えてください。

宮島 僕は勝手に今日の一日で猪野さんと打ち解けられたなと思っていて!

猪野 ……うん、かわいい(笑)!

宮島 ありがとうございます(笑)。こうやって和ませてくれる楽しい方なので、緊張がほどけて気持ちがとても楽になりました。猪野さんとなら千秋楽まで駆け抜けることができそうです!

猪野 この言葉がありがたいよね。やっぱりすごくいい子。とんでもなくいい子。一緒に頑張ろう。

宮島 ありがとうございます!


宮島優心さんが演じるアラジン

――今回は漫画が原作のミュージカルですが、おふたりは普段から漫画やアニメに触れる機会はありますか?

宮島 僕は空いている時間があったら、漫画を読んだり、アニメを見たりしています。直近で言えば、『進撃の巨人』を見ています。あとは、『マギ』と同じく「週刊少年サンデー」で連載されていた『モンキーターン』がとても好きですね。

猪野 『モンキーターン』って、確かボートレースを題材とした作品だよね?

宮島 そうです、そうです! 僕の叔父がボートレース好きで、『モンキーターン』の漫画も全巻持っていたんです。それを借りて読んでハマりました。

――友達やORβITのメンバーとアニメの話をすることはありますか?

宮島 ありますね。同じタイミングで見て盛り上がることが多いので、勝手にアニメの最新話を見ると「一緒に見たかったのに!」って怒られちゃいます(笑)。

猪野 僕は最近だと『呪術廻戦』や『Re:ゼロから始める異世界生活』を見ました。漫画で印象に残っているのは『彼岸島』。インパクトのある絵と内容がトラウマになっています(笑)。

――最後に読者の皆様にメッセージをお願いします。

宮島 先日、演技の稽古を一度やったのですが、まだまだ何も分かっていないということを痛感しました。ただ、その場で演出担当の吉谷晃太朗さんに色々と教えていただけたので、これからも吉谷さんを信じて、くらいついていきたいと思っています。『マギ』の漫画を見ていたみなさんの感動を舞台で表現できるよう、僕たちも誠心誠意演じますので、ぜひ劇場まで足を運んでもらえたら嬉しいです!

猪野 大高先生の意図を汲みながら演じていく所存です。ノンバーバルで伝わる、視覚や聴覚を圧倒するミュージカルにしたいですね。吉谷さんがどのように『マギ』の世界観を演出で表現するのか、出演者の僕も楽しみです。ぜひ銀河劇場、そして森ノ宮ピロティホールまで冒険をしに来てください。

プロフィール
宮島優心
【みやじま・ゆうご】2020年11月日韓合同ダンスボーカルチームORβITのメンバーとしてデビュー。見た目からは想像しえない、色気と迫力のあるパフォーマンスで人気を集める。

猪野広樹【いの・ひろき】デビュー以降多くの人気作品に出演。確かな演技力と表現力、持ち前の殺陣の腕前で原作・舞台ファンから多くの支持を獲得。近年の主な出演作は主演舞台『ナミヤ雑貨店の奇蹟』敦也役、『ペルソナ5 the Stage シリーズ』主人公役、など。また、主演舞台「冤罪執行遊戯ユルキル the stage」への出演を控えている。

取材・文/M.TOKU

ミュージカル「マギ」-迷宮組曲-公演概要
東京公演(天王洲 銀河劇場):2022年6月3日(金)~12日(日)
大阪公演(森ノ宮ピロティホール):2022年6月18日(土)~19日(日)
原作:大高忍「マギ」(小学館「少年サンデーコミックス」刊)
脚本・作詞=浅井さやか
演出=吉谷晃太朗
出演=
アラジン:宮島優心(ORβIT)、アリババ:猪野広樹、モルジアナ:岡田奈々
ブーデル:長友光弘(響)、ババ様:杉本美保、ゴルタス:小野塚渉悟、練白瑛:田中志奈、ジュダル:手島章斗(SOLIDEMO)/カシム:廣瀬大介/ジャミル:川久保拓司 
ウーゴくん:森川智之(声の出演)
▼クレジット
宮島優心スタイリスト=小林洋治郎(Yolken)/猪野広樹スタイリスト:吉田ナオキ、衣装協力:Blue IN Green PR
Hair and make up=松原美穂(Nestation)
▼チケット
S席10,900円(税込)/A席9,900円(税込)全席指定
公式HP最速先行
2022年3月25日(金)12時~4月6日(水)23時59分

(C)大高忍・小学館/ミュージカル「マギ」製作委員会

《M.TOKU》
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