毎週月～金曜日の深夜24時57分から、文化放送のインターネットラジオ「超！A&G＋」で配信されていた『ファンキル・タガタメプレゼンツ 今泉Pの絶！つながるラジオ』がリニューアル！
『ファンキル・タガタメ Presents 今泉Pと王子的3分間』と題した番組では、人気シミュレーションRPG『ファントム オブ キル』（以下、『ファンキル』)と本格タクティクスRPG『誰ガ為のアルケミスト』（以下『タガタメ』）の開発・運営の統括を担うゲームプロデューサー・今泉潤（以下、今泉Ｐ）と、『サクラ大戦シリーズ』『天外魔境シリーズ』などの人気作の原案・原作を手掛けたマルチクリエイター・広井王子さんがMCを務め、ゲストを交えてトークを展開します。
「超！アニメディア」では配信を見逃してしまった方や、今から番組を見てみようという方のために、番組のダイジェストや収録現場のレポートを、毎月2回配信。
■#46～50
#46～50の『今泉Pと王子的3分間』は、ゲストとして声優の園崎未恵さんが参加。『タガタメ』ではルクレティアを演じ、広井王子さんの手掛けた『サクラ大戦V ～さらば愛しき人よ～』では九条昴役を演じた園崎さんが、実は1週間前に本番組の出演オファーがきたというぶっちゃけ話から収録がスタートした。
#47では、外画の吹き替えを中心に活動する園崎さんに今泉Pが、「吹き替えの仕事が声優としては一番安定しそう」と疑問を投げかける。園崎さんは、担当する「持ち俳優」がいる場合は継続して演じることが多いと返答。ただ、最近は作品によって充てる声優が変わることも多く、「充てる声優に本国のチェックが入る場合がある」など、外画吹き替えの現状について丁寧に解説した。
#48では「吹き替えと字幕では文字制限で言い回しが大きくかわる」という吹き替えならではの苦労を園崎さんが吐露する。そこから、話は外画を吹き替えで見るかどうかに発展。今泉Pは作品そのものを味わいたいため、吹き替えていないものを見がちだという。対して広井さんは、吹き替えのほうが演技をじっくりと見ることができると自身の見解を述べた。ふたりの意見を受けて、#49では園崎さんが、吹き替えをすることによって、100％純粋な作品そのものではなくなるかもしれない。だけど、なるべくテイスト・ニュアンスを損なわないよう、翻訳から芝居まで色々な人が心血を注いでいると、熱く言葉にした。
#50では、リスナーから届いた「人間の格を上げるにはどうしたらいいか？」という質問に出演者が答える。広井さんは「いつも笑っていれば、人が集まってきて自然と格があがる」と、含蓄に富んだアドバイスを送る。また、人として大切なことについて今泉Pは「ピンチのときに、変わらないこと」、園崎さんは自身の格言でもある「やれば終わる」という激励の言葉をリスナーへ伝えた。
■#51～55
#51~55は『ファンキル』でイチイバルを演じる二ノ宮愛子さんがゲストとして登場。今泉Pの帯ラジオに何度も出演している二ノ宮さんだが、広井王子さんとは初共演とのこと。その独特な雰囲気に「妖精」みたいと第一声を漏らす広井さん。果たして、どんな収録になっていくのか。
#52では、ことし(2021年)の春からフリーランスになった二ノ宮さんがボイスサンプルをテーマにトークを展開。二ノ宮さんはネタ出しの知恵をふたりに借りたいとのこと。今泉Pはボイスサンプルの役割は「声を見ること」「演技の幅を見ること」のふたつにあり、王道と邪道のサンプルがあるといいのでは、とアドバイス。一方の広井さんは、太宰治などの古典文学をかわいい声でやってみると、興味を持つ制作スタッフがいるかもしれないと言葉にする。ヒットメイカーによる貴重な着想を聞くことができる回となった。
#53・#54では「古典からアートの流れについて」の話題から、「声優も今あるアニメ声の概念と新しいものを掛け合わせることで、何かが生まれるかもしれない」という話へと発展。そして、「様々な作品があるけども、完全オリジナルのものはなかなかない」「色々なことが組み合わさって新しいものが生まれる。それがボイスサンプルでも活かせるのでは」という話へと展開していった。なお、収録中は、以前にかわいい声のジャズミュージシャンがいたことから、それをやるのが逆に新鮮ではないかというアイデアも飛び出した。#55は収録日と二ノ宮さんの誕生日と近いということで、番組からホールケーキがプレゼントされる。思いがけないサプライズに二ノ宮さんは「ゲームで関わらせていただいて、(ケーキまでいただけて)ありがたい」と、喜びを露わにした。
■#56～60
#56～60は『ファンキル』でアルマスを演じる鷲見友美ジェナさんが出演。今泉Pのラジオではお馴染みのジェナさんだが、実は広井さんが手掛ける文化放送の音声ドラマ『絵物語WA-GEI』にも出演しており、それぞれに縁があることを明らかにした。そんなジェナさんがトークテーマに選んだのは「リスナー」。#57からは、番組に届いた質問に次々と答えていくこととなった。「世界感を構築するときに気を付けているところは？」という質問では、広井さんが「歴史」を大切にしていて、それを「破る」ことがコツとコメント。平安や幕末など、どの時代を舞台にするか決め、そこに違う要素を基準点として入れることで、突飛な要素が入ってもしっかりとした土台のある世界を描くことができるという。
対する今泉Pが気を付けているのは「気持ちを揺さぶる、ドラマチックになるポイントを探す」こと。その気持ちを生むためにどんなシチュエーションやゲームシステムがよいのか熟慮を重ねるのが大切だと言葉にした。一方で、スマホゲームでは登場キャラクターが多くなりがちなため、すべての人物を掘り下げて描くことが難しいという悩みも吐露。広井さんも人間を描くことにはこだわりがあり、RPGなら本当は最初の村のおじいちゃんが魔王を倒した後にどうなっていくのか、ということまで描きたいと語る。その後もふたりの貴重なゲーム談義は時間の許す限り続いた。
#59では広井さんが大学教授をやっていたことから、「今泉Pは先生やらないのですか?」という質問が番組に届く。「本を書くことと、教えることは向いていない」と即答する今泉P。その心は「それをした瞬間に、成長が止まってしまう気がするから」とのこと。なお、広井さんは、自身の会社をそのまま大学のホールへ移転させて、それを見せるだけという講義を行ったことがあるそう。それも授業であると力説し、今泉Pの熱量も活きるはずと後押しした。#60では今泉Pがその週の気づきを発表する「今泉、わかっちゃいました」のコーナーで、「すべての事象は先生」と言葉にする。腑に落ちないこともすべては先生で、学びの機会。毎日が学びの機会であることを、経験を交えながら熱弁し、番組を締めくくった。
本放送を見逃した方へYouTube「【公式】ファンキルチャンネル」にて全アーカイブ配信中！
https://www.youtube.com/channel/UCKcthlpJVhokaKf7gFopUNA
※制作の都合上、アーカイブでの配信が遅れる可能性がございます。
【番組情報】
『ファンキル・タガタメ Presents 今泉Pと王子的3分間』
★文化放送「超！A&G＋」で毎週月～金曜日、深夜24:57から配信。
https://www.agqr.jp/
★パーソナリティー
今泉潤【いまいずみ・じゅん】
ドラマや演劇のプロデューサーとして映像制作を手がけた後、2010年7月に株式会社gumi入社。ブラウザゲームを経て『ファントム オブ キル』『誰ガ為のアルケミスト』といったオリジナルタイトルをプロデュース。企画、開発、運営をはじめクリエイティブからプロモーションまでゲーム作りの最前線にてその全ての指揮を執る。
広井王子【ひろい・おうじ】
ゲームの企画・プロデュース、漫画原作、ＴＶアニメ企画の他、小説・作詞・フォトエッセイ・舞台演出、ラジオパーソナリティなどもこなす、日本を代表するマルチクリエイター。アニメ『魔神英雄伝ワタル』シリーズ・『魔動王グランゾート』シリーズ、ゲーム『天外魔境』シリーズ・『サクラ大戦』シリーズなど、数々の人気作の原作や原案を務める。
★ゲスト
園崎未恵【そのざき・みえ】／2月7日生まれ。フリーとして活動(リマックスと業務提携)。主な出演作はTVアニメ『僕のヒーローアカデミア』志村菜奈役、TVアニメ『デジモンアドベンチャー:』テイルモン役など。アン・ハサウェイなど名女優の吹き替えも担当する。
二ノ宮愛子【にのみや・あいこ】／5月20日生まれ。フリーとして活動。主な出演作はTVアニメ『月が導く異世界道中』リノン役、『FAIRY TAIL』ジュリエット・サン役など。
鷲見友美ジェナ【すみ・ともみ・ジェナ】／9月5日生まれ。フラクタルスタジオ所属。主な出演作は『ファントム オブ キル』ロストラグナロク編ヒロイン・アルマス役、TVアニメ『ケムリクサ』りな役など。
★公式サイト
https://www.joqr.co.jp/qr/program/pk_3minutes/
番組へのメッセージは、こちらのアドレスまで。
pk_radio@joqr.net
