『魔神英雄伝ワタル』『サクラ大戦』の制作秘話を広井王子さんが語る!吉岡麻耶さんとは江戸文化トーク!?『ファンキル・タガタメ Presents 今泉Pと王子的3分間』#16~25を最速レポート | 超!アニメディア

『魔神英雄伝ワタル』『サクラ大戦』の制作秘話を広井王子さんが語る!吉岡麻耶さんとは江戸文化トーク!?『ファンキル・タガタメ Presents 今泉Pと王子的3分間』#16~25を最速レポート

『ファンキル・タガタメ Presents 今泉Pと王子的3分間』の番組のダイジェストや収録現場のレポートをお届け!今回は#16~25を振り返り。

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 毎週月~金曜日の深夜24時57分から、文化放送のインターネットラジオ「超!A&G+」で配信されていた『ファンキル・タガタメプレゼンツ 今泉Pの絶!つながるラジオ』がリニューアル!

『ファンキル・タガタメ Presents 今泉Pと王子的3分間』と題した番組では、人気シミュレーションRPG『ファントム オブ キル』(以下、『ファンキル』)と本格タクティクスRPG『誰ガ為のアルケミスト』(以下『タガタメ』)の開発・運営の統括を担うゲームプロデューサー・今泉潤(以下、今泉P)と、『サクラ大戦シリーズ』『天外魔境シリーズ』などの人気作の原案・原作を手掛けたマルチクリエイター・広井王子さんがMCを務め、ゲストを交えてトークを展開します。

「超!アニメディア」では配信を見逃してしまった方や、今から番組を見てみようという方のために、番組のダイジェストや収録現場のレポートを、毎月2回配信。



■#16~20
 #16からは、今泉Pと広井さんがふたりでトークを展開。まずはリスナーから届いた「ストーリー制作についての話を聞きたい」という質問に答えていく。広井さんは、『魔神英雄伝ワタル』は「日本(和)をやらないか」という相談がきたのち、スタジオぬえさんがウルトラマンが変形するようなイメージのロボットものを作っていたため、あえて頭身を潰して見せる企画を考えたのだという。広井さん自身、おふざけを入れて提案したが、それを面白がってもらえたことが形になったと言葉にした。

 #17は続けて『天外魔境』『サクラ大戦』の制作秘話を披露。また、この放送では、今泉Pが、広井さんの「自分にないものがあると徹底的に調べていき、見えてきたものを作る」「(例えば)時代劇を書くときに、その街の匂いがしてくるまで調べあげる」という感覚に脱帽したと語る。体験の積み重ねがゲームに反映されるという話では、広井さんが『サクラ大戦3』のとき、舞台となるパリのロケハンでカフェに半日座って景色や人の流れ、町の匂いを感じることに時間をかけていたと、過去を振り返った。

 #18では、今泉Pが、初海外でインドに行って「タージマハル」の綺麗な景色に感動し、同じような舞台でバトルをしたら楽しいと思ったのが『ファンキル』を思いついたきっかけだと回顧。さらに今泉Pは、「閃きは滅多にあるものではなく、体験の蓄積によって発想が生まれる」、広井さんは「積み上げていたものが限界突破したときにいいアイデアが出てくる」という金言を残した。

 #19では広井さんが今泉Pとの出会いについてトーク。4年前に友達から今泉Pを紹介したいと言われたこと、『誰ガ為のアルケミスト』というタイトルに胸がキュンときたこと、文学的なものをゲームにくっつけることに才能があると感じたことなどを矢継ぎ早に言葉にする。今泉Pは『タガタメ』のタイトルについて、小学生の時「誰が為」を「たがため」と読むことがオシャレだと感じた原体験があったことと、「アルケミスト」という小説を20歳くらいのとき読んでそれが印象深かった、そのふたつをただくっつけただけと謙遜。対して広井さんは、「くっつけることが才能」だと絶賛した。#20では#1~#15までに出演したゲストの3人(豊口めぐみさん・小田果林さん・薄井友里さん)を呼んで、収録の感想などを語り合う。今泉Pは「広井王子から学べることはいっぱいあるんじゃないでしょうか」と番組への手ごたえを言葉にして、次週へと繋げた。

収録時の様子

■#21~25
 #21~は『タガタメ』でイネス役を演じる吉岡麻耶さんをゲストに迎えてトーク。「広井さんがパーソナリティになってから、ゲストがさらに豪華になった気がする……」と話す今泉P。まずは「携帯電話・スマホ」の話題で盛り上がる。「着信メロディを、市販の本などを使って自分で作っていた」という話題では、NTTドコモが展開していた画期的なサービス『iモード』、さらには携帯電話が普及する前は駅などに「伝言板」が用意され、メッセージを残すことができたという、時代の変遷を感じるトークを展開した。#22では、吉岡さんが「江戸文化歴史検定3級」を取得しているという話に。その理由は「お上に弾圧を受けながらも文化を育てていた、江戸に住んでいた人々に興味があったから」とのこと。東京生まれの広井さんからは「『日本橋』、『神田・浅草』、『隅田川以東』と、狭いエリアでも文化が違う」との雑学が飛び出し、「うちの母親は、しゃべるときはなんでも最初に『馬鹿野郎』から入っていたからね」と話し、ふたりの笑いを誘っていた。

 #23は、リスナーからの「ナルシストってどう思いますか?」という質問に、広井さんが「基本的には誰もがナルシストで、その度合いが大きいか小さいかだけだと思う」という持論を展開する。併せて「コミュニケーションツールがこれだけ普及しているのに、昔のほうが一期一会で仲が深まるというのは皮肉だね」とコメント。一方の今泉Pは「最近はSNSで気を遣うことが多いし、ナルシストになりづらい風潮があるのでは?」と分析していた。

 #24では、昨今スタンダードになってきたリモートでの飲み会や会議に関連したトークをしていると、今泉Pが「人はなぜウソをつくのか?」と切り出す。広井さんは「人は、他人の世界を信じてあげないと、自分の世界を信じることはできないと思います。『自分はそっちに入らないから、逆にお前もこっちに入ってこないでくれ』という線引きをしないと、ナルシストは生まれてこない」と、ふたたびナルシストについて言及した。また、「令和は共感の時代」と言われているという話から、今泉Pが「傘を盗むヤツが大嫌い」と一言。「盗まれた人がまた別の傘を盗む」、という負の連鎖を生む例になることについて言及した。

 #25は引き続き「共感」について話し合う。今泉Pの「少数派と多数派が、SNSによって分かるようになってしまったため、少数派のものを支持する人が虐げられるようになった」という言葉に、広井さんも「『カレーなんか食べてるの?』と言われると腹立つよね」と同調。ここで、吉岡さんのゲスト回はそろそろ終了のお時間に。吉岡さんは「まだまだおかわりしたい気持ちです!」と話し足りない様子だった。「今週の今泉、わかっちゃいました」は「共感しよう」。「僕の作っているゲームが、みんなに支持されているかはわからないけれど、『生きてていいんだな』と実感するために作っているんだな、というのがわかりました」とまとめた。

収録時の様子

本放送を見逃した方へYouTube「【公式】ファンキルチャンネル」にて全アーカイブ配信中!
https://www.youtube.com/channel/UCKcthlpJVhokaKf7gFopUNA


※制作の都合上、アーカイブでの配信が遅れる可能性がございます。

【番組情報】
『ファンキル・タガタメ Presents 今泉Pと王子的3分間』

★文化放送「超!A&G+」で毎週月~金曜日、深夜24:57から配信。
https://www.agqr.jp/


★パーソナリティー
今泉潤【いまいずみ・じゅん】
ドラマや演劇のプロデューサーとして映像制作を手がけた後、2010年7月に株式会社gumi入社。ブラウザゲームを経て『ファントム オブ キル』『誰ガ為のアルケミスト』といったオリジナルタイトルをプロデュース。企画、開発、運営をはじめクリエイティブからプロモーションまでゲーム作りの最前線にてその全ての指揮を執る。

広井王子【ひろい・おうじ】
ゲームの企画・プロデュース、漫画原作、TVアニメ企画の他、小説・作詞・フォトエッセイ・舞台演出、ラジオパーソナリティなどもこなす、日本を代表するマルチクリエイター。アニメ『魔神英雄伝ワタル』シリーズ・『魔動王グランゾート』シリーズ、ゲーム『天外魔境』シリーズ・『サクラ大戦』シリーズなど、数々の人気作の原作や原案を務める。

★ゲスト
豊口めぐみ【とよぐち・めぐみ】/1月2日生まれ。81プロデュース所属。主な出演作は『転生したらスライムだった件 転スラ日記』大賢者役、『ペルソナ3』岳羽ゆかり役など。

小田果林【おだ・かりん】/5月14日生まれ。フリーで活動。主な出演作はアニメ『宮河家の空腹』水島だいすけ役、ゲーム『妖怪百姫たん!』磯撫で役など。

薄井友里【うすい・ゆり】/5月15日生まれ。アイムエンタープライズ所属。主な出演作は『ダンベル何キロ持てる?』女学院生役、『アルテイルクロニクル』ルルララ役など。

吉岡麻耶【よしおか・まや】/2月16日生まれ。EARLY WING所属。主な出演作は『ガールズ&パンツァー』近藤妙子役/アンチョビ役、『魔法つかいプリキュア!』ケイなど。

★公式サイト
https://www.joqr.co.jp/qr/program/pk_3minutes/


番組へのメッセージは、こちらのアドレスまで。
pk_radio@joqr.net

《M.TOKU》
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