「神宿・塩見きらのゆるりと真剣にアニメ語り!」第25回『おおきく振りかぶって』をエンターキー | 超!アニメディア

「神宿・塩見きらのゆるりと真剣にアニメ語り!」第25回『おおきく振りかぶって』をエンターキー

超!アニメディアの連載企画「神宿・塩見きらのゆるりと真剣にアニメ語り!」。25回目は『おおきく振りかぶって』についてお話しいただきました。

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塩見きら
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 超!アニメディアの連載企画「神宿・塩見きらのゆるりと真剣にアニメ語り!」。原宿発の5人組アイドルユニット「神宿」で活動する塩見きらさんにゆるりと真面目に、真剣に好きなアニメやゲームのことについて語っています。25回目は『おおきく振りかぶって』についてお話しいただきました。



塩見きら

 毎朝体がバッキバキのバキで起きられない。もうクーラーなんていらないはずなのに夏への未練で消すことができない。街を吹く風がすっかり秋で、心地よいような、寂しいような感覚。感受性が豊かすぎて、季節が移り変わるたびに泣いてる。ああ夏よ、また一年後だな。

 気付けば大学の授業がオンラインで始まっていて情報を追いきれていなかった。びっくりだよ。自分が学生であることをしょっちゅう忘れる。大学に何十分もかけて行くのは億劫だ。その点オンライン授業はありがたい。お昼ご飯を1人で食べることに恥じらいを感じなくて済むし、何より起きた瞬間PCを開けば出席できるからな。一生これでいい、いや、早く大学生を終えたい。同世代の友人は就活をもう終えたりしてるのかな。あゝ、頑張ってこう。

 今年の夏、新型コロナウイルスの影響を受け、甲子園が中止になった。春夏連続で中止になったのは今回が初めてだとか。許せねえよ、コロナ。私は幼い頃から、プロ野球の観戦にいく機会が多かった。父が幼少期野球をしていたから、その影響で家族とよく観に行っていた。父の両親は根っからの阪神ファンで、広島に住んでいた母の実家は当たり前にカープのファンだった。その2人から生まれた私と妹は、彼らの気持ちを分け合うように阪神ファンとカープファンになっていた。というか、どちらかに娘2人の気持ちが偏るのは可哀想だとか、幼いながらに親に気を遣っていた。

 まあ、野球の応援する球団なんて、親に影響されるもんだよね?そうやって、幼い頃から野球に少しばかり馴染みのあった私は、野球アニメだとか野球漫画が好きだった。有名な作品で言うと、『メジャー』とか『ダイヤのA』とか、あとは少女漫画だけど『青空エール』とかも好きだった。それらの作品と比べものにならないくらい好きなのが今回紹介する、『おおきく振りかぶって』、通称『おお振り』。

 初めておお振りのアニメを見たのはいつだったっけな、夏休みの昼過ぎ、アニマックスで一挙放送していたのをアイス片手にボーッと見ていたのを覚えている。別に野球とかしたことないけど、見るだけでめちゃくちゃ青春だった。それから大好きで漫画も読んでいた。中学の授業中、一生懸命読んでいたら先生に没収されて悲しかった。

『おおきく振りかぶって』は、スポーツ漫画なのにスポ根要素が少ない。主人公「三橋廉」の弱気で繊細な心理描写や、日常の細やかな描写を描くことで、従来の野球漫画にはない新しい作品だと評価されていた。西浦高校に発足したての野球部があり、新入生ばかりの部員で彼らはスタートする。「甲子園優勝」を目標に少しずつ成長していくストーリーを描く。

 いろいろな野球漫画やアニメを見てきたけど、『おおきく振りかぶって』を見ていると爽やかな気持ちになる。アニメの空の青さが綺麗だし、少年たちの汗がキラキラしている。いい意味だけど、『メジャー』は、あの熱さが良い。『おお振り』は、暇な私の夏休みを救ってくれた友達。没収された漫画、返してよ先生。



プロフィール
塩見きら【しおみ・きら】1998年11月6日生まれの21歳。愛媛県出身。身長160cm。趣味はゲーム、YouTube。特技は「荒野行動」。


<神宿(かみやど)とは>
UUUM所属。原宿発の5人組アイドルユニット。グループ名の「神宿」は「神宮前」と「原宿」を合わせたもの。神宿(KMYD)の頭文字 K=KAWAII(可愛い!)M=MAX(全力!)Y=YELL(応援!)D=DREAM(夢!)を届けるために原宿を拠点に活動している。

神宿
《中筋啓》
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