「神宿・塩見きらのゆるりと真剣にアニメ語り！」第20回『約束のネバーランド』をエンターキー

　超！アニメディアの連載企画「神宿・塩見きらのゆるりと真剣にアニメ語り！」。原宿発の5人組アイドルユニット「神宿」で活動する塩見きらさんにゆるりと真面目に、真剣に好きなアニメやゲームのことについて語っています。20回目は『約束のネバーランド』についてお話しいただきました。

　今、飲んでる飲み物全部こぼしちゃった、こんな感じで人生をバァッと流せてしまえれば楽なのにね。今日仕事帰りにハイエースに揺られ、キラキラ輝く夜景を見ながら思ったのが、『なんか、ドライブしたいな』。別に免許も持ってないし、妹も持ってないし、車も持ってないし、行く手段すらない訳だけど、なんか好きな音楽聴きながらぼーっと景色見て、あー明日も生きるか、ってなりたいなって。

　妹に、「お前は人の気持ちを読み取ることができないし、朝も起きれないし、人が当たり前にできることができないよね。」って言われてかなり落ち込んだ。あぁ、自分ってそうだったんだって、自覚できていないことに落ち込んだ。いや、朝起きれないのは知ってるんだけど、人が当たり前にできることができないってすごく辛い。乗り越えるしかない。でもね

　ちょっとだけ成長したなぁって思うこともあって。半年前だと、メイクさんと会話すらできなかったのに、最近はちょっとだけお話しするのが楽しい。それでも、やっぱりコミュニケーションは苦手なのは事実で、難しい部分も多いけど、なんか楽しいなって思える時間が増えたから、あぁファンのみんなのおかげだなって。よく言ってるけど、私はみんなと喋る時間が1番笑ってるから、そのおかげで人と話すことが楽しいと思えるようになったんだなって。なんかありがと、急に感謝を述べました。それではレッツコラム★

　約ネバが完結した。これはヤバい。だから今日は、『約束のネバーランド』について紹介します。うちのグループのメンバー、羽島姉妹も『約束のネバーランド』は好きで、完結した時少しメンバー内で話が出た。ダンスレッスンが週に何度かあるんだけど、その時に先生がよく音楽を流してくれて、先生も好きなのか約ネバEDの「絶体絶命」がよく聴ける。OP、UVERworldの「Touch off」もめちゃカッコいい。初めて見た時は、可愛い少年少女が平和感漂わせてるから、幸せハッピー物語だと思ってたんだけど、全然そんなことなく、サスペンス要素が多くて見始めたら止まらんやつだった。アニメは、2期が来年始まるので楽しみね。

　親のいない子どもたちが住む『グレイス＝フィールドハウス』で、血の繋がりがない38人の兄弟とママは暮らしていた。みんなで助け合って幸せに生活をする中、「エマ」と「ノーマン」、「レイ」は、グレイス＝フィールドハウスの知ってはいけない秘密を知ってしまう。施設からの脱出をすべく、「エマ」と「ノーマン」が近づくことが禁じられている門へ向かい、そこから物語は動き始める。

　子どもたちが大人と戦うために、高度な心理戦を繰り広げるんだけど、なんかドキドキして見入ってしまう。めっちゃ「頑張れ」って声に出るもん。子どもなのにめちゃくちゃ頭働くし、かと思いきや食事のシーンや遊んでいるシーンは可愛くて仕方ないし、幸せになって欲しいなって感情移入しちゃう。いわゆる脱走劇な訳だけど、なんか中学の時、塾の合宿で脱走したの思い出した。田舎の山奥に閉じ込められて2、3日一生勉強させられる合宿が一年に数回あって、その度に鬱で仕方なかった。みんなで目標に向かって突き進んで行こうみたいなのもむず痒かったし、早く帰りたいしか思ってなかったから、脱走すればいいやんって思って夜中逃げた。田舎すぎて、どこにも人いないし、コンビニもないし、虫いっぱいいるし、ただただ星が綺麗だった。結局どうやって帰宅すればいいのか分からなくてちょっとお散歩して戻るだけになったけど、今考えたら相当バカだな。お菓子を持っていっただけで怒られたりしてたし、よくわかんない合宿だった。でも、大人と戦ってる感じはあった。全く相手にされてなかっただろうけど（笑）。何かに閉じ込められたり、縛られたりするのはかえって逆効果というか、無理にでも解放されたくなっちゃう。「ダメ」と言われて教育されてきたけど、それはやめたほうがいい。褒められて伸びよう。

「空も飛べるはず」のカバー音源を神宿YouTubeチャンネルにて公開！