声優・和氣あず未、2ndシングル発売記念インタビュー!アーティスト活動を経て変化しつつある歌への想い | 超!アニメディア

声優・和氣あず未、2ndシングル発売記念インタビュー!アーティスト活動を経て変化しつつある歌への想い

2020年1月にアーティストデビューした声優・和氣あず未が2ndシングル「Hurry Love/恋と呼ぶには」を同年6月10日(水)にリリース。超!アニメディアでは、2ndシングルの聞き所などに加えて、アーティストデビ …

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 2020年1月にアーティストデビューした声優・和氣あず未が2ndシングル「Hurry Love/恋と呼ぶには」を同年6月10日(水)にリリース。超!アニメディアでは、2ndシングルの聞き所などに加えて、アーティストデビューを経て、苦手だったという歌に対する意識の変化についてお話を聞いた(本インタビューはビデオ通話にて実施)。


人の恋バナを聞くのが大大大好き

 ――2020年1月29日、池袋サンシャインシティ噴水広場にて1stシングル「ふわっと/シトラス」のリリースイベントが行われました。改めて、このイベントについて振り返っていただければと思います。

 今まで、“●●役の和氣あず未”として何度もステージに立たせていただきました。その時も緊張はしていたのですが、キャラクターと二人で一緒に出ている、ひとつでいるというという感覚があったんですよね。だから、心強かった。

――前回のインタビューでもおっしゃれていましたね。

 でも、リリースイベントでは“和氣あず未”が一人でステージに上がって歌唱することになる。だから、今までにないくらい緊張して、頭も真っ白になりました。それでも、歌っている最中はとにかく楽しくって! そういう意味では新しい一歩を踏み出して成長できたのかな、と思っています。

――イベントではハイタッチ会も行われました。集まった方々からはどんな言葉をかけてもらいましたか?

 デビューして初のイベントでもあったので、「おめでとう」という言葉が一番多かったです。あとは「あじゅじゅがデビューするとは思わなかった」とか、「今までずっと応援していて一番泣いた」とか……。とにかく、私のことを思っての言葉をかけてくださいました。それが本当に嬉しくって! 応援してくれている方々がいるのが幸せなことだと、改めて実感しました。

――1stシングル発売、リリースイベントを経て、この度2ndシングルが発売されることとなりました。表題曲のひとつである「Hurry Love」はTVアニメ『社長、バトルの時間です!!』のOPテーマ。2枚目にしてアニメタイアップ曲となりました。

『社長、バトルの時間です!!』は元々アプリゲームで、私もアカリ役として出演させていただいています。そんな作品の楽曲を歌えるのは嬉しかったのですが、私、タイアップという言葉を知らなくって! だから、周りから「タイアップおめでとう」と言われてもピンと来ていませんでした(笑)。ただ、アニメ化されて、しかもそのOPテーマ曲を歌うとなったからには作品を盛り上げないといけないと思い、改めて頑張ろう!って思いましたね。


――最初に曲を聞いたときの印象についても教えてください。

 ラジオDJがリスナーさんから恋のお便りをもらうという、私の好きな設定の曲だったので、仮歌を聞いた段階から「好きなやつだ!」と思いました。私、人の恋バナを聞くのが大大大好きなんですよ。

――そうなんですね!

 はい! 相談に乗りつつも、ちょっと冷やかしちゃうタイプです(笑)。「Hurry Love」の曲中に寄せられている恋のお便りは、めちゃめちゃ悩んでいるという感じではなくって、恋に浮かれているという内容なんですよね。きっとキラキラした恋愛を楽しんでいるんだろうなぁ。だからこそ、聞いている人も前向きな気持ちになれる曲になっていると思います!

――レコーディングでは、どのようなディレクションがありましたか?

「とにかく楽しい曲なので、明るく」ということを中心にディレクションしていただきました。あとは、「Hurry Love」というタイトル通り楽曲のテンポ感が速いので、特にサビの「早く!早く!」などは口を回していこう、言葉をしっかり、はっきりと言われました。早口であっても、お芝居としてならある程度言えるはずなのに、言葉+音程・リズムが重なると、なかなか言えなくって……。その部分ができても、次のところでよれてちゃうってこともあって、レコーディングも苦戦しました。でも、楽しく歌っているので、たくさんの人に聞いていただきたいですね。

――初回限定盤Aには、本曲のMVが収録されたDVDが付属します。こちらの映像がどのような仕上がりになっているのか教えてください。

 MVでは衣装を9着も用意していただきました。それをどんどん着替えていきながらバタバタとしていたので、撮影中はどんな仕上がりになるのか想像ができなかったんです。

――曲名通り、忙しない感じだった。

 そうですね(笑)。ただ、完成した映像を見ると、とても素敵なものに仕上がっていたので感動しました。走るシーンがあったり、目まぐるしく衣装を着替えたりと、見どころ満載のMVになっているので、たくさんの方に観てもらいたいですね!

あえてカギかっこになっている歌詞

――続いて、もうひとつの表題曲である「恋と呼ぶには」について教えてください。以前のインタビューでは歌ううえで「物語を大切にしているかも」とおっしゃられていました。この曲ではどのような物語が思い浮かびましたか?

 この曲の主人公は、まだ恋愛を知らない女の子。胸騒ぎがしているのに、それを「恋と呼ぶにはちょっと早すぎる」と躊躇してしまっている。でも、物語が進むにつれて本当の気持ち、恋をしているということに気が付くんです。そして、最終的には自分の気持ちを相手に伝えようとする。そんな物語だと感じました。詞の中には直接的な言葉は出てきませんが、個人的には、この女の子は恋をした相手と結ばれたと思っているんですよね。

――なるほど。そういう意味では、聞いている人によって色々な解釈ができる曲になっている?

 そうなんですよね! 歌詞の後半部分は、女の子の心の中を描いた、ただの比喩表現という解釈もできますが、私のなかではふたりは繋がったと思っています。

――歌ううえでも、そういう気持ちは込めた?

 そうですね。落ちサビの「君を好きになっていいですか?」が、あえてカギかっこになっているんですよ。ここは、独り言じゃなくって、ちゃんと相手に伝えたという意味だと捉え、私も誰かに伝えるように、頼りない感じがありつつも、ちょっと期待しちゃっているというニュアンスで歌いました。

――「恋と呼ぶには」のMVが収録されたDVDは、初回限定盤Bに付属します。こちらの撮影はいかがでしたか?

 楽曲をいただいたときに「MVではたくさん踊ります」と予告されてはいたのですが、思っていた以上に大変でした。何度も踊ったので、今では勝手に体が動いちゃうくらい振り付けが染みついています。これまでも、アニメ作品の楽曲でMVを撮り、その中で踊ることもありましたが、一人で踊ることってあんまりなくて。しかも、カメラはいっぱいだし、スタッフさんもたくさんいたので、すごく緊張しました。MV収録をした日は疲れていたのか、よく眠れましたね(笑)。

――なるほど(笑)。和氣さんは「8beat Story♪」や「アイドルマスターシンデレラガールズ」といったコンテンツでも激しく踊る機会があったかと思います。どちらも拝見したことがありますが、すごく素敵でした。だから、ダンスは得意なんだろうと勝手に思っていました。

 ふふふ(笑)。

――えっと……(笑)。

 得意じゃないんですよね(笑)。ただ、フリを覚えるのが早いとはよく言われます。作品関連のライブなどでフリ入れをするときは色々な子たちと一緒にやることが多いので、足を引っ張っちゃいけないとか、迷惑をかけたくないという気持ちがあって、必死に覚えているんですよね(笑)。

――なんと!

 そういう背景があるのに、マネージャーさんがフリを覚えるのが早い=ダンスが上手と勘違いしていて! 「和氣は踊れるんですよ」とよく言うのですが、私としては「そんなこと言わないでください!」と思っています(笑)。でも、これからアーティストとしてダンス曲を歌うこともあると予想しているので、もっと成長してキレキレになろうと思っています。

変わりつつある歌への想い「いつかは、ソロライブができたら」

――アーティストとしてキレキレのダンスを披露される日が待ち遠しいです! 続く「Twinkle*Twinkle」は、可愛らしい歌詞が特徴的です。和氣さんは、どこがお気に入りのフレーズですか?

 とにかくキラキラしていて優しい曲になっていて、お気に入りのフレーズもいっぱいあります。この歌の歌詞は私の妄想の世界での理想のカップル像そのままなんですよね。だから、どのフレーズも気に入っていて……。うーん、全部好きだなぁ!

――おぉ!

 もう、どの歌詞からもピュアで素敵な恋愛をしている、愛おしいという気持ちが詰まっていると感じられて、大好きですね。

――個人的には、聞いていて少しニヤニヤしてしまいました。

 確かに! 私は「夜が降りたら そっと指で星を繋いで この世でふたりしか知らない星座をつくろう」という歌詞の部分が、すごくロマンティックなことを言っているので、ニヤニヤしちゃいました。夏の星空がよく見える場所で、好きな人同士が隣に座ってこの言葉を言っているんだろうなー。歌っている最中はそんな妄想をしていました(笑)。

――なるほど(笑)。レコーディングはいかがでしたか?

 アップテンポでかわいい曲ではあるのですが、「Hurry Love」みたいに“はじける”という曲ではないので、優しさを意識しつつ、ふんわりとした感じで歌いました。

――今回のシングルには「Touch the moon」という楽曲も収録されています。こちらの曲はとてもオシャレで少し大人っぽい印象も受けました。和氣さんとしては、この曲の主人公はどういう人物だと思いますか?

 オシャレでミステリアスな曲調で、歌詞には英語がたくさん使われていて、大人の魅力が詰まっているフレーズも出てきます。そういうところから、この歌の主人公はすごく積極的で大人な女性なんじゃないかと思いました。イメージ的には黒髪で、赤リップが似合う、そんな女性です!

――そういうタイプへの憧れはある?

 うーん……。自分とかけ離れすぎているので、ニュアンスとしてはなりたいというよりも、そういう女性を見ていたいという感じですかね。

ーー本日は色々とお話いただき、ありがとうございました。最後に2ndシングルが発売したいま、改めて、アーティスト活動における目標を教えてください。

 いつかはソロライブができたらいいなと思っています。そのためには、もっとたくさんCDを出して楽曲を増やしていかないといけないので、近しい目標は3rdシングルを出す!ですかね。

――「歌が苦手」というところから、ソロライブがやりという気持ちを持つまでになったんですね。アーティスト活動をして、意識が変わってきている。

 そうですね!……と、言いつつも不安でしかないんですけども(笑)。でも、前向きな気持ちになっているので、これからは色々なことに挑戦していきたいと思っています。


プロフィール
和氣あず未【わき・あずみ】9月8日生まれ。東京都出身。東京俳優生活協同組合所属。主な出演作は、『くまクマ熊ベアー』フィナ役、『ブレンド・S』桜ノ宮苺香役、『アイドルマスター シンデレラガールズ』片桐早苗役 ほか。

取材・文/M.TOKU

和氣あず未 2ndSINGLE「Hurry Love/恋と呼ぶには」概要
発売日:2020年6月10日(水)
【初回限定盤A】
仕様:CD+DVD 
価格:2,000円(税別)


【初回限定盤B】
仕様:CD+DVD 
価格:2,000円(税別)


【通常盤】
仕様:CD
価格:1,500円(税別)


【CD収録楽曲】
1.Hurry Love(作詞・作曲:俊龍 編曲:Sizuk)
2.恋と呼ぶには(作詞・作曲・編曲:hisakuni)
3.Twinkle*Twinkle(作詞:磯谷佳江 作曲:小野貴光 編曲:玉木千尋)
4.Touch the moon(作詞:SUIMI 作曲・編曲:Justin Moretz & Kotaro Egami)
5.Hurry Love(Instrumental)
6.恋と呼ぶには(Instrumental)
7.Twinkle*Twinkle(Instrumental)
8.Touch the moon(Instrumental)

【DVD収録内容】
(初回限定盤A)「Hurry Love」Music Video/Making Movie
(初回限定盤B)「恋と呼ぶには」Music Video/Making Movie

 和氣あず未日本コロムビア公式サイト
https://columbia.jp/wakiazumi/

和氣あず未STAFF公式Twitter
@staff_azumi

《超!アニメディア編集部》
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