TVアニメ『ぼくたちは勉強ができない』ヒロインユニット・Study始動!白石晴香&富田美憂&鈴代紗弓がレコーディング秘話を語る【インタビュー】 | 超!アニメディア

TVアニメ『ぼくたちは勉強ができない』ヒロインユニット・Study始動!白石晴香&富田美憂&鈴代紗弓がレコーディング秘話を語る【インタビュー】

TVアニメ『ぼくたちは勉強ができない』(以下『ぼく勉』)のヒロイン3人によるユニット・Studyが始動。古橋文乃役の白石晴香、緒方理珠役の富田美憂、武元うるか役の鈴代紗弓が、作品の魅力と楽曲のレコーディング裏話、Stu …

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 TVアニメ『ぼくたちは勉強ができない』(以下『ぼく勉』)のヒロイン3人によるユニット・Studyが始動。古橋文乃役の白石晴香、緒方理珠役の富田美憂、武元うるか役の鈴代紗弓が、作品の魅力と楽曲のレコーディング裏話、Studyとしての活動について語ったインタビューが、「アニメディア6月号」に掲載中。超!アニメディアでは、本誌には掲載できなかった部分を含めたロング版をご紹介する。


ーー本作は高校を舞台にしたラブコメ作品です。作品についての印象は?

富田 ラブの部分とコメディーの部分とのギャップが、すごく面白いです。キュンキュンするセリフのシーンがあったかと思えば、キャラクターが小さくデフォルメされた絵になって、ギャグっぽくコロッと変わるところがあって遊び心のある作品です。テンションの差を出したり、アドリブの演技を考えるのも楽しいです。

ーーアドリブが多いんですか?

鈴代 けっこう多いよね。

富田 アドリブのセリフは自分たちで考えるんですけど、うしろでキャストのみなさんが「くくくっ」って笑いを押し殺していて(笑)。

白石 台本には文字として書かれていないけど、原作マンガのなかに小さく書かれている文字があるんですよ。そういう言葉を拾って、アドリブに足してみたり。すごく楽しいです。

ーーそんな白石さんの、作品の印象はどうですか?

白石 主人公の成幸が唯一のツッコミ役で、ほかの登場人物はボケばかりなんです(笑)。ボケの種類も豊富で、それに対して成幸が、その都度的確なツッコミを入れているところが面白いです。ギャグのセンスやテンポ感も絶妙で、それがそのままアニメにも反映されていて、性別年齢問わず楽しんでいただける作品です。

鈴代 最初に原作マンガを読ませていただいたときから、絵の描写がとても繊細なのが印象的でした。瞳のなかまで、すごくきれいに描かれているんです。アニメの絵も、原作の絵の魅力を損なわず繊細に描かれていて、とても力を入れているんだなと思いました。ストーリー的には恋愛面もありながら、個々が目標に向かってがんばる姿や、それに対する成幸の心情も描かれています。そういうシーンやセリフから、私自身も勇気や元気をもらっています。


ーー富田さん演じる理珠は理系の天才、白石さん演じる文乃は文系の天才、鈴代さん演じるうるかは水泳の天才という役柄。みなさんの学生時代は、実際はどうでしたか?

富田 私は理珠とは真逆で、理系がまったくダメでした(笑)。どちらかと言うと文系の古文が好きだったので、役としてどうアプローチしていけばいいのか最初は迷いましたね。セリフのなかには理数系のワードもあって、それには苦戦しています。けど、弟が現役高校生なので、もしものときは方程式とかを教えてもらおうかなと(笑)。あと、学生時代を振り返ると、放課後に、学校に残って5〜6人で勉強会をしたことがあったので、そういうことを思い出しながら演じていてなつかしくなる気持ちもあります。

白石 私は、文乃と同じで文系でした。

ーーじゃあ、問題なしですね。

白石 そう言いたいところですが、「どちらかと言えば」ですから(笑)。文系の方がまだマシというくらいです。台本もそうですが、本を読んで物語の登場人物の心情を考えるのが好きなので、その部分は、役者という職業に役立っているかもしれません。ただ文乃は理数系をがんばらないといけないので、数式をブツブツと言うシーンがあって。そのセリフで、プリンなどお菓子の名前が数式に混じっていたのですが、本当かギャグかどうかもわからず、「これって……?」と聞くのが恥ずかしかったです(笑)。

鈴代 私は、体育は好きなほうで、水泳も小さいころから習っていたので、うるかの役が決まったときは久しぶりに泳ぎにいきました! あと、私自身も学生時代は部活動に熱中していたので、そこはうるかの心情もわかるなって。うるかは英語をがんばっているんですけど、私も英語が苦手だったので、うるかのつたない英語の発音とかアクセントは演技しなくてもすみました(笑)。

ーーアフレコは順調ですか?

富田 すこぶる順調です。

鈴代 なんなら2週先の台本までいただいているほどです。

白石 絵もほとんど完成された状態でアフレコさせていただいていたので、キャラクターの表情がわかり、演じやすいです。

ーー現場の雰囲気はいかがですか?

白石 和気あいあいとしていますね。女子が多いんですが、成幸役の逢坂(良太)さんが中心になって現場を盛り上げてくださっています。収録の合間にお話をするときも、ブースにいるキャスト全員で、ひとつの話題を話して盛り上がっています。

富田 新元号が発表されてからの収録ではみんなで元号の話をしました。

鈴代 「令和って、ちょっとアニメっぽい響きだよね」とか。

白石 「アクセントはどこに付けるのか?」とか。

ーー本誌発売時点で5話までが放送済みです。印象に残っているシーンは?

富田 5話くらいから理珠も成幸のことを意識し始めます。気持ちの変化や物語が動きだすという部分では、5話はきっかけになる話数でしたね。私もアフレコのときに「どう演じようか」と一番考えたので、理珠の心情の変化も楽しんでいただけたんじゃないかと思います。

白石 5話までは、それぞれのキャラクターと成幸がどう距離を近づけていくのかが描かれていて、仲が深まっていくなかで、自分たちの気持ちに気づき、文乃も「おやおや?」と、周りの変化に気づいていきます。それまでの話数では、熱を出したり、守ってあげたくなるようなかわいいシーンがたくさんありましたが、周りを見たり、少し頼れるところも垣間見えてくるので、そういう変化にも注目していただきたいです。

ーーうるかは最初から成幸が好きなので、そこはほかのふたりとは少し違いますね。

鈴代 はい。文乃と理珠は徐々に成幸と距離を縮めていくのですが、うるかは中学校時代からの同級生で、最初から成幸に恋心を抱いている状態です。一見サバサバして見えますが、じつは一番乙女チックで、成幸のさりげない言葉や仕草によく一喜一憂しています。好きな人(成幸)と話している時って、やっぱり他の人と話している時となんとなく違ってくると思うので、成幸に対するかわいらしい部分も見ていただけたらうれしいですね。

ーー6話以降、キーワードになるものは?

白石 真冬先生の登場にご注目です!

富田 最初は、ちょっと冷たくて近寄りがたい感じなのかと思いきや、後半になると「おやおや?」ってなります(笑)。そのギャップで真冬先生のことが好きになっちゃう人は、いっぱいいるんじゃないかな〜。

鈴代 実際にアフレコでも、(真冬役の)Lynnさんのテストを聞いて、みんなで思わず「かわいい〜」って口に出しちゃったくらいです!

ーーさて、そんなみなさんはStudyというユニットを結成。OPテーマとEDテーマを歌っています。

富田 オーディションの合格をいただいてからしばらくして、ユニットのお話を聞いたんですけど、以前にも共演経験のあるメンバーだったので、「絶対に楽しいユニットになる!」と思って。MVやアー写などの撮影が始まる前から、楽しみでワクワクしていました。

白石 それにStudyの衣装は、作品とほぼ同じデザインの制服なんです。原作を読んだときから「この制服、かわいいな」と思っていたので実際に着られてすごくうれしいです!

鈴代 胸元のエンブレムは、Studyの「S」をデザインしてくださっていて、すごく素敵に作っていただきました!

富田 基本的には3人同じ着こなしですが、イベントのときなどはキャラクターに合わせた着崩しをしているんですよ。

鈴代 そうそう。うるかなら、くるぶし丈の靴下を履いて腰にカーディガンを巻いて、文乃なら紺ソックスを履いて、とか。私が通っていた学校はセーラー服で、校則でスカートは膝丈だったんです。だからブレザーを着ることができてうれしかったのですが、スカートの丈には「わっ、膝上だ!」とドキドキしました(笑)。

ーー年代によって、制服の着こなしに流行りもありますよね。

富田 そうですね。作中ではソックスは基本的にくるぶしよりちょっと上の丈の子が多くて、それが今のJKっぽいなって。

白石 私たちの時代は、膝下丈の紺ソックスがスタンダードだったんです。そういうところでも、原作者の筒井大志先生の時代を取り入るセンスに感激です。デビュー曲のMV撮影では実際の学校で撮影していて、とてもなつかしかったです。改めて、青春を謳歌しているみたいな感覚です!

鈴代 朝早くからのMV撮影でしたが、アフレコ現場と同じく和気あいあいとしたムードで、とても楽しかったです。

ーーアフレコと、StudyのMV撮影やレコーディングとでは、どっちが先だったんですか?

白石 ほぼ同時に始まりました。なので週3〜4日は3人揃っている感じです。

富田 それこそ、同級生並みに顔を合わせています。

鈴代 またアフレコの話になっちゃいますが、教室のガヤをみんなで録ったときは、すごく青春っぽい感じでなつかしかったです。

白石 ガヤのセリフはアドリブなんですが、昨日観たテレビの話とか「放課後、どこ行こう?」とか話していて。

富田 まさしく学生時代には、そんな話をしていたな〜って。よく聞いたら、何を話しているか聞こえるかもしれないです(笑)。

ーー「ready STUDY go!」という曲は、おしゃれで爽やかな楽曲ですね。

富田 「ready STUDY go!」は、元気なメロディーのなかにもアンニュイさがあって、アニソンとしては新しい感じの曲だなと思います。レコーディングもディレクターの方と一緒に案を出し合いながら録っていて、みんなで一緒に作った感が強いので、私たちの1曲目として思い入れがありますね。

白石 単にキャラクターソングというだけでなく、キャラクターが8割、自分自身2割と、私たちの要素も入れて歌っています。歌詞には勉強に対するワードだけじゃなく、恋愛要素のワードもあったり、いろいろな要素が組み込まれています。マネしていただきやすい振り付けもあるので、親しみやすい曲になっていると思います。実際にライブで歌わせていただいたときは、とても楽しかったです。

ーーどういう振り付けなんですか?

白石 指で眼鏡を上げる仕草があったり、基本は振付の先生が考えてくださっていますが、私たちからも案を出させていただいて。

富田 私は、理珠が「機械仕掛けの親指姫」と呼ばれているので、親指を立たせるポーズがあったりとか。ソロパートには3人それぞれのキャラクターが出ていて、よく見ると全員違った動きをしているので注目してほしいです。

鈴代 歌詞にも私たちのStudyという名前が入っていて、「これからStudyの活動が始まるよ!」みたいなイメージの曲ですね。私は3人のなかでもいちばん元気なキャラクターなので、なるべく動きを大きく活発さが出るように意識しました。

富田 通学とか通勤のときに、ぜひ聴いてほしいです。

ーーOPテーマの「セイシュンゼミナール」は、爽やかにはじまるロックナンバー。歌っていかがでしたか?

富田 作曲が山田高弘さん、作詞がこだまさおりさんで、私はおふたりの手がけた曲が大好きなので、デモをいただいてから歌うのがすごく楽しみでした。ほかの2曲は短時間でレコーディングを終えたのですが、この曲はいちばん苦戦して、自分から「もっとできます!」と何度も録り直しを申し出たほどです。ディレクターの方からは、「鼓動」という言葉を「こどお」ではなく「こどう」と発音したほうがかわいさを出せるとディレクションをいただきました。また、「ready STUDY go!」よりも「テンション高めの理珠でお願いします」というディレクションもあって、いろいろと相談しながら歌わせていただきました。

白石 文乃は3人のなかでは落ち着いたキャラクターなのですが、この「セイシュンゼミナール」はアップテンポなので、少しでも文乃の元気な一面やお茶目さが出せたらいいなと思って歌いました。サビの「Mr.ティーチャー」というワードの部分はキーが高いのですが、キャラボイスで歌うとさらに高くなるので、お腹の底から絞り出すようにして歌うのが大変でした(笑)。

鈴代 そこのキーの高いところは、私は最初ファルセット(裏声)で歌っていたんですけど……ディレクターの方から「富田さんは地声で出しているようなので、地声でいけますかね…!」と言われて、私も地声で頑張らざるを得なくなって(笑)。

富田 いやいや、私もきつかったんだよ。それを「出してください」と言われたから、必死に絞り出したの!

鈴代 私も、頑張りました(笑)。あと、オチサビのところは一気にテンションがしっとりするので、うまくつながるように注意しながら歌いました。MVもここでバッとシーンが変わるんです。

ーー「セイシュンゼミナール」のMVは、どんな映像ですか?

白石 こちらは、スタジオにセットを組んでいただいて、ポップな世界感でダンスしながら歌っています。

富田 制服の色ともあいまって、とてもカラフルでポップな映像になっていて、「ready STUDY go!」とは違ったよさがあります。教科書とかペンとか小物を使いながらラインダンスをする振り付けもあって、かわいさもおしゃれさもあるMVになっています。

ーーEDテーマ「Never Give It Up!!」は?

富田 私はうるかの次のレコーディングだったから、紗弓ちゃんの歌に合わせました。Aメロはほかの2曲より静かめなので、息の抜き方を変えてみたりとか、いろいろ工夫しました。コーラスも多かったので、遊びながら録らせていただいた感覚です。「フー!」とか「イエー!」という合いの手もあって、理珠はそういうタイプではないので、どのくらいまでやったらいいのか相談したら「思いきりやってください」ということだったので、一番高いテンションでやりました。

白石 テンポがゆったりめのところは、ノタッとしてしまいがちなので、そこはアクセントを強めに付けるようにとディレクションをいただいて。歌だけどセリフを話しているようなところは、ニュアンスを付けたりして工夫しました。あと「Never Give It Up!!」の発音のところは、ふたりの歌を聴いたらすごく発音がよくて。そうしたらディレクターの方が「カタカナにすると“ネバギビラッ”という感じで歌っているんです」と教えてくださったので、私もそれに合わせて発音しました。

鈴代 ラブなところが強めに出ていて、3曲のなかではいちばんそれぞれの内面が歌詞に出ている曲だなと思います。アニメ本編が終わってこの曲が流れたときに、少し余韻に浸れるような曲だなと思いました。この曲を聴くと、次週のラブ展開が楽しみになるんじゃないかと思います。

ーー今後は、Studyとしてリリース記念イベントなども控えていますね。

富田 今後もみなさんの前でパフォーマンスする機会が増えるので、私たちだけじゃなく、ティーチャーのみなさんと一緒にライブを作り上げられるようなパフォーマンスができたらいいなと思います。

白石 イベントでは交替で司会を回しているので、司会もトークもテンポよく回していけるように勉強していこうと思います。毎回ジャンケンで“日直”を決めて、最初に「起立、礼」とやるのですが……。

鈴代 今のところ、私がずっと“日直”なんです。

富田 連勝だよね(笑)。

白石 そういう部分も楽しみながら、“生徒”と“ティーチャー”という関係でみなさんと共有して楽しんでいけたらと思います。

鈴代 ファンの方を“ティーチャー”と呼ばせていただいているんですけど、「先生」と言わずに「ティーチャー」と呼ぶのがいいですよね(笑)。私個人としては、こういう活動をすること自体が初めてで、キャラクターソングのレコーディングも数える程度しか経験がなかったんです。それに加えて“日直”もあったりして、なおさらアタフタしてしまっていたのですが、そんなときにいつもおふたりが優しくサポートしてくださるので心強いです。おふたりからもたくさん勉強させていただきながら、同じStudyのメンバーとして一緒に頑張っていきたいです。毎回ライブに来てくださるティーチャーのみなさんが、元気になって帰っていただけるようなユニット活動をしながら、『ぼく勉』を盛り上げていけたらと思います!

取材・文/榑林史章

画像ギャラリーはこちら。クリックすると拡大できます。

 

<CD RELEASE INFORMATION>
OPテーマ「セイシュンゼミナール」
EDテーマ「Never Give It Up!!」
Study
古橋文乃(声/白石晴香)、緒方理珠(声/富田美憂)、武元うるか(声/鈴代紗弓))

発売中 発売元/アニプレックス Study盤、ぼく勉盤:各1,500円(税別)

〈TVアニメ『ぼくたちは勉強ができない』詳細〉
TOKYO MX:毎週土曜24:30~
群馬テレビ:毎週土曜24:30~
とちぎテレビ:毎週土曜24:30~
BS11:毎週土曜24:30~
AT-X:毎週土曜24:30~
MBS:毎週土曜26:38~
テレビ愛知:毎週火曜26:05~ 
※放送日時は変更となる場合がございます

(C)筒井大志/集英社・ぼくたちは勉強ができない製作委員会

《超!アニメディア編集部》
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