『ベルゼブブ嬢のお気に召すまま。』大西沙織&久野美咲&加隈亜衣のゆるふわトークの全貌を公開!『ベルまま。』をお菓子に例えると!?【インタビュー】 | 超!アニメディア

『ベルゼブブ嬢のお気に召すまま。』大西沙織&久野美咲&加隈亜衣のゆるふわトークの全貌を公開!『ベルまま。』をお菓子に例えると!?【インタビュー】

天界から堕とされて悪魔となった元・天使たちが、まるで役所のような魔界の行政機関・万魔殿(パンデモニウム)で、ときにはキリッとお仕事をこなし、ときにはゆるっとフワフワした日常を送る……。ゆるふわなかわいらしさと、あと一歩のところでお互いの想いが届かない…

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──TVアニメ『ベルまま。』について、それぞれどんな印象をお持ちですか?

大西 私は、こういった“ゆるふわ”な作品に触れる機会はあまり多くなかったので、原作マンガを読んだときは「こんなに癒される作品があったんだ!」と驚きました。それにただフワフワしているだけじゃなく、コメディーの要素もこんなにあって面白くて。癒しと笑いと、恋愛のキュンキュンできる部分とのバランスが絶妙な作品だなと思います。原作者のmatoba先生曰く「おやつ感覚の作品」とおっしゃっていて、たしかに気負わず読めて、なおかつ癒される、かわいらしい作品という印象です。

──例えるなら、『ベルまま。』はどんなおやつだと思いますか?

大西 ハッピーパックというか……。

加隈 バラエティーパックみたいな?

大西 そう。いろんな種類のお菓子が、ひと袋に詰まった感じです。

──久野さんはいかがですか?

久野 初めて原作マンガを読ませていただいたときに、フワフワした感じがとてもかわいらしいと思いました。ページをめくるごとにお花が咲いていくような印象で、自分もこの世界に入り込みたいなぁと思いました。お話の内容も、キュンキュンしたり、もどかしくなったり、切ない気持ちになるけれど幸せな気持ちにもなれる。甘くてやわらかくて、やさしい世界観だなと感じました。

──では、おやつにたとえると?

久野 わたあめですかね。ケサパサ(ケサランパサラン)が、わたあめに見えます(笑)。

──なるほど(笑)。では、加隈さんはどんな印象でしたか?

加隈 お菓子にたとえるのは、マストなんですね(笑)。……まず印象をお話しすると、絵の感じと色使いが自分の好みで、でも読んでみるとけっこう話がブッ飛んだ内容で驚きました。雰囲気はおふたりが話したようにゆるくてフワフワしていますけど、ベル(ベルゼブブ)が裸でケサパサをまとって寝ているシーンがあったり、ベルの近侍のミュリンが男の子なのに、もはや乙女のような性格のところとか、ひとりひとりがとても個性的です。話は飛んでるけど、それをフワフワ感によって成立させていて、すべてのバランスが新鮮な感覚でした。甘いだけじゃなく、お塩も入ってより甘いみたいな感じだと思います。おやつにたとえると、甘じょっぱい塩スイーツ的な……。

久野 ポップコーンとかかな?

加隈 そう、それです。キャラメル味のポップコーンとか。カラフルな色の付いたポップコーンです。


──キャラクターはそれぞれ個性的ですが、ベルゼブブはゆるふわな世界観の象徴のような存在ですね。

大西 最初は、フワフワしてゆるくて、感情の起伏があまりないのかなと思ったのですが、原作マンガを読み進めていくうちに、ケサパサやお菓子のように、自分の好きなものに対しては過剰に反応して喜ぶなど、意外と表情豊かなところが見えてきて、面白い子だなと思いました。近侍のミュリンや身近にいる人たちの前ではゆるふわな素顔を見せますが、万魔殿のトップの立場として、仕事のときはキリッとしたクールな一面も持ち合わせています。そういった気を引き締めるところと緩めるところの使い分けができることを考えると、意外としっかりした子なんじゃないかと思います。

──大西さんとしては、ベルゼブブを演じるうえでどういう部分に共感して演じていますか?

大西 ベルゼブブのような役をほとんどやっていなかったという意味では、かわいらしい声の出し方については苦労しました。ですが、好きなものに対して過剰に反応したり、普段のグデ〜っとしていたりするところは、私自身として共感できるところなので、たくさん共感しながら演じさせていただいています。

──久野さんが演じるベルフェゴールは、緊張すると尿意を催してしまうクセがあったりと、独特な個性の持ち主です。話し方も特徴的ですね。

久野 原作を読み込んだときに緊張して震えているシーンが多かったので、その表現はとても苦心しました。好きな人を目の前にして恥ずかしく思う感情が込められた、もどかしさや切なさを表現できたらいいなと思いましたね。でも幼なじみのベルとお話をしているシーンは、すごくかわいらしくて、大好きなアザゼルさまと仲よくなるための努力もできる子なので、とても魅力的なキャラクターだなと思います。あとは、語尾が広島弁っぽいところも特徴的ですよね。

──広島弁っぽい語尾は難なく?

久野 子役時代に舞台で広島弁の役を演じていたことがあって、「〜じゃけぇ」とか「〜のぅ」というイントネーションは身体に染みこんでいたので、違和感なく話せました。声優としても広島弁の役を演じた経験があったので、広島弁には縁を感じますね。

──加隈さんのサルガタナスは、超ドSキャラですね。

加隈 さっちゃん(サルガタナス)のドSは、必要に迫られてそうなっているんだと思います。もともと乙女度がとても高い子で、ふだんの生活やモノローグではそういう部分がたくさん出てきます。でも、慎重な性格や仕事上の立場もあって、それをなかなか表に出せないでいるんじゃないかと。それに上司のアスタロトがあまりにだらしがないので、自分がそれくらいやらなければならないという使命感もあって、結果としてこういうキャラクターに行き着いたんじゃないかと思います。たとえとして合っているかわかりませんが、小学校のときに、スカートを履くのが恥ずかしかった女の子っていると思うんですけど……その感覚に近いんじゃないかなって。

大西 ああ〜、なるほど。私はなかったけど……。

久野 私もスカートばかり履いちゃってたかも(笑)。どうして恥ずかしかったのかな?

加隈 私は男兄弟に囲まれて育ったので、自分だけ女の子っぽい部分を出すのがなんとなく恥ずかしかったんです。でも女の子らしいことには興味があって……。そういう経験もあって、さっちゃんの気持ちは共感できる部分が多いなと思いました。

──役作りの部分で、大西さんと久野さんのように苦心された部分はありましたか?

加隈 さっちゃんが仕事をしているときはキリッとした声にしたいと思って、硬さみたいなものを音にも乗せられないかと考えて、できるだけ低い音を混ぜることを意識しました。逆にモノローグの部分では、かわいさを素直に出せればいいなと思って。本人のなかにある表と裏のギャップを上手く出せるように工夫しましたね。

──女性陣もそうですが、男性キャラクターも個性派揃いですね。ミュリンはだいぶかわいらしいし、アザゼルは男らしい見た目とシャイな性格のギャップが激しいです。

大西 ミュリンは、作品のなかで見ている分にはかわいくていいのですが、三次元にいたら友達になれる自信はありません(笑)。アザゼルくらいのほうが、好感が持てますよね。いちいちボードで話されるのも面倒くさそうですけど(笑)。

加隈 三次元にいたら、目の前にいるのにメールを飛ばしてくるようなものだからね。

久野 私はごっちん(ベルフェゴール)と一緒で、アザゼルさまが好きですね。私自身が小柄なので、逆に身体が大きくてマッチョなところが素敵だなぁと思います。それに私もぬいぐるみやモフモフしたものが大好きなので、もしアザゼルさまとお友達になれたらお部屋へ遊びにいきたいです。

加隈 でも、ご飯にいくと、甘いものばかりになっちゃうけど。

久野 そうだね! たまにはしょっぱいものも食べたいよね(笑)。

加隈 ミュリンは応援したくなります。「あと一歩いけよ!」みたいな(笑)。原作マンガもずっと応援しながら読んでいました。アザゼルさまには、「気づいて」って思います。“怖がられている”という意識が強い点では、さっちゃんとも通じるところがあると思いますし、いざごっちんの気持ちに気づいたときにどんな反応を示すのかが、とても気になりますね。アスタロトに関しては、こんなに女の人をはべらせていて、「ひとりに絞れよ」って思うんですけど、アザゼルとは逆に気づいてあげることができたり、女性に対して気づかいができる人なのかもしれないですね。でも、たまには一途なところも見てみたいです。

──それぞれのなかで、ここをぜひ見てほしいという個人的な見どころポイントはどこですか?

大西 私は、演出です。それぞれのキャラクターもかわいいですが、心の動きなどの心理描写の演出がとても素敵です。たとえば足元だけが映っていたり、顔が映っていても少しあごを引いているところとか、そういった演出でキャラクターの心情を絶妙に表していると思います。そのような繊細な演出に注目してほしいです。

久野 色使いがとてもかわいらしくて、初めてPVを見たときはとても感動しました。いろいろな色を使っていてカラフルなのに目にもやさしくて。しかもどれも甘くておいしそうな色なんです。きっと画面を舐めたくなっちゃうと思います(笑)!

大西 テレビ画面がベロベロになっちゃうよ〜(笑)。

加隈 原作マンガの雰囲気はそのままに、声や演出、さらに音楽が加わることで、アニメではより楽しくかわいくなって、全員の個性がさらに爆発しています。収録現場では毎回「あの人が面白かった」という話で盛り上がっているほどで、個人的には赤﨑千夏さんが演じられているエウリノームが、原作マンガで読んだとき以上の面白さで私の想像を超えていました。画面の色味も甘そうですけど、きっと耳からも甘さを感じていただけると思います。男性でも、ついモフモフしたクッションを抱えてしまうんじゃないでしょうか!

──ちょうどモフモフというワードが出ましたが、ベルゼブブはモフモフしたものが大好きで、作中にはモフモフ具合を表す“モフみ”という言葉も出てきます。みなさんは、どんなもののモフみがお好きですか?

大西 私は、猫のモフみですね。猫が大好きで、でも飼ってはいないので、街中で猫を見つけて写真を撮っては、モフみを想像して楽しんでいます。とくに猫の皮膚に近いところにある毛の繊細さは、きっと触ったら気持ちいいんだろうな〜と、想像するだけで楽しいです。

久野 私も動物が好きで、動物園に行くと幸せな気持ちになれますね。日常生活では、ぬいぐるみのモフモフで幸せを感じています。“うさまる”というキャラクターのぬいぐるみがお気に入りで、抱っこしているだけで穏やかな気持ちになれます。

加隈 私の場合はモフみというか……肌にダイレクトに触れるものの、滑らかさやクッション性にこだわっています。たとえばタオルは、洗濯後に浴室乾燥にかけるだけじゃなく、さらに扇風機の風を当てて乾かすようにしていて。そうすると、タオルがより洗いたてのとてもいい香りになるんです。最近では、干す前に何度もパタパタさせるようにしていて、そうすると細かい毛が立って、干し上がりのフワフワ感がまったく違うんです。そうやって日々、最強のタオルの洗い方と干し方を研究しながら、自分好みのモフみ作りにハマっています(笑)。

──そんなモフモフ大好きなみなさんが歌われている本作のEDテーマ「あくまで恋煩い」は、とてもかわいい曲ですね。

大西 作詞を担当された分島花音さんが、相手に気持ちをなかなか伝えられない本作の女の子キャラクターたちが持っている恋心を素敵な歌詞にしてくださいました。歌詞を読むだけでキュンとして、その恋心を応援したくなります。

久野 この作品は、ただかわいらしいだけでなく、どこか気品もあると思っていて。上品なかわいらしさがメロディーからも漂ってきて、初めて聴いたときは感動しました。花音ちゃんが主題歌を歌っていらっしゃる作品に関わらせていただく機会があり、その時から花音ちゃんの曲が大好きなんです。だから今回は、彼女が作詞・作曲した曲を歌うことができて、個人的にとてもうれしいです。さらにコーラスも花音ちゃんご自身が入れてくださっていて、実際に「モフモフ」と歌っていらっしゃる姿を見てみたかったです(笑)。

加隈 きっとかわいかったんだろうな〜(笑)。実は、私が初めてメインの役で主題歌を歌わせていただいたときの曲を担当してくださったのが花音ちゃんで、その後ライブにお邪魔させていただいたこともあるんです。アーティストとしても人としても好きで、でも好きだからこそ、いざ楽曲を歌うと決まったら「難しそうだな〜」と尻込みしていました。聴くぶんには、かっこよかったりかわいかったり本当に素敵なんですが、それをカラオケで歌ったらすごく難しいんです。「あんなにサラッと歌っていたけど、こんなに難しかったんだ!」って思った覚えがあります。今回の曲も難しいんですけど、イントロの音から完璧にかわいくて、歌詞も女の子がちゃんと自分の気持ちについて考えているんだけど、結局のところ考えて行き着いた先が「フワフワ」とか「イライラ」とかだったり。最後はうれしい気持ちになって落ち着いていくところとか、本当に彼女たちの気持ちのままの歌詞だなと感じています。だから、しっかりと大切に歌いたいなって思いました。ただサルガタナスは、どれくらいのかわいさを出せばいいのか悩みました。ベルとごっちんのふたりが本当に「フワ甘〜」という感じだから。

大西 キャラ的にね。

加隈 さっちゃんはそうではないから、最初は「どうしよう〜」って。でも歌詞で表されている気持ちは、さっちゃんにも当てはまるものなので、結果としてとても歌いやすかったです。

──歌詞の言葉や音など、曲中で個人的なお気に入りポイントはありますか?

久野 私は、完成したものを聴いて素敵だなと思ったポイントが2か所あって。ひとつはサビの最後で、大西ちゃんが「ひらひら」と歌っているんですけど、そこですごくキュンキュンしました。

大西 ええ〜うれしい。でも、なんでそこ? ヒラヒラ感が出てた?

久野 出てたよ~! 本当にベルが歌っているように聴こえました。もうひとつは、さっちゃんの「別に!」というセリフで、恋の歌なのに強がっているところが、すごくさっちゃんぽいと思って個人的にグッときました。

加隈 セリフはとくに設定があったわけではないけど、さっちゃんから「別に」という言葉が出るのはきっとこういうときだからと、想像を膨らませて録りました。ただ、こんなに強めに言っていたとは思ってなくて、完成したものを聴いて自分でびっくりしました(笑)。私のお気に入りポイントは「意識した瞬間から目が合うときの特別感をそれぞれ感じている」と歌っているフレーズです。きっと、ほおが赤らんでいるんだろうなとか、それぞれの表情が想像できて好きです。でもこういう気持ちはミュリンにも当てはまりそうなので、ぜひ男性の方にも共感して聴いてほしいですね!

──各キャラクター盤が3種類あって、それぞれの盤にはオリジナルのソロ曲も収録されています。まずベルゼブブのソロ曲「もふもふファジーハート」は、どんな曲になりましたか?

大西 ザ・ベルゼブブだなという感じの曲で、自分の好きなものについて歌っています。最初のほうはロールケーキやケサパサについて歌っていて、そこは幸せな感じがでるよう歌いました。2番では、恋とは気づいていないけど、自分のこの感情は何だろう?と考えている様子や、ミュリンが自分のことをどう思っているのか不安に感じている部分が出てくるので、そういった内面的な部分を表現できるように気をつけて歌っています。最初は、女の子らしさをもっと前に出したほうがいいのではないかと思ったのですが、スタッフの方たちと話し合った結果、ベルは上品さや高貴さがあったうえで話しているので、歌でもストレートにかわいさや乙女心を出すのは少し違うということで、極端に女の子らしさが出ないように気をつけました。

──ベルフェゴールのソロ曲は「らぶるブーケ」ですね。

久野 初めて聴いたときは、テンポが速くてびっくりしました。歌詞に、どんどん感情が高まって我慢できなくなっていく様子のたとえとして、花束がブーケになっていって、最後に「お花摘み」という言葉が出てきます。ごっちんの習性を直接的な言葉を使わずにオブラートに包んで、でも何のことなのか連想できるように表現してくださっていて、このアイデアには本当に感動しました。テンポが速いのも、アザゼルさまを見つけてワタワタしている様子と結びついていますよね。それから「どうしよう」という言葉がたくさん出てくるのですが、困っている気持ちだけではなくて、「恋しちゃってどうしよう」という幸せな切ない気持ちも伝わるように大切に歌いました。

──そしてサルガタナスは「可愛い♡らんでぶー」。

加隈 ふだんのさっちゃんの仕事の日常と、その疲れを癒してくれる“ひげフレ”への気持ちの高まりが、ひとつに混じり合った歌詞になっています。ピシッとしたときの様子と、ひげフレに会ったときの高まりが描かれていくなかで、ちょくちょく出てくる“たぶんアスタロトのことだろう”と思う部分とか、さっちゃんがどうしても考えてしまうところとか、かわいいバランスだなと思いながら歌いました。もやもやとするところもあるけど、最終的にはこれが私だから前向きに仕事に臨むというところも、さっちゃんらしいですね。「でも あ〜♡」というところは、気持ちが昂ぶっているさっちゃんのかわいいところを出したいと思って、セリフっぽくつい出てしまった感じで歌っていますが、その歌い方がすごく難しかったです。キャラソンは絵の力を借りられないので、そのぶん難しく感じました。

──そんなキャラクターソングのリリースを記念して、11月25日には、発売記念イベントを開催。トークとミニライブを予定しているそうですが、それに向けて意気込みをお聞かせください。

大西 私は、今まで使ったことのないかわいい声を作って、アフレコやレコーディングで苦心しながらも、ベルゼブブとして表現することができました。イベントではお客さんの前で、ベルの声をすぐ引き出せるように練習しておかないといけないなと思っています。そんな大西ですが、かわいいふたりと共にイベントを盛り上げたいと思います。ぜひ楽しみにしていてください。

久野 どの曲も、聴いていっても歌っていても幸せな気持ちになれます。イベントにきていただいた方には、ぜひ幸せな気持ちになっていただきたいです。人前で歌うのは緊張するし恥ずかしいんですけど、大西ちゃんも加隈さんも、普段からご飯に行かせていただくほど仲良しなので、このふたりと一緒なら怖いものなしだなって思っています。3人で楽しみながら、お客さんと素敵な時間を過ごせたらなと思うので、ぜひ遊びにいらしてください。

加隈 イベントは、アニメを見ていただいたあとになるので、当日は直接みなさんの感想を聞いたり反応を見たりするのが楽しみです。このふたりとイベントができるのもうれしいし、絶対に楽しいものになります。ただ、すごく低い声で歌っている姿を人に見られたことがないので、それをふたりとみんなの前で見せるのが恥ずかしくて、なんならお面をつけて歌いたいくらいです……。

大西 じゃあ、キャラのお面をつければいいんじゃない?

久野 ケサパサで顔を隠すとか!

加隈 それいい! 私のなかでも新しい一歩になるので、心にケサパサを持って、あたたかい気持ちで見守ってください!

──では最後に、アニメディア読者にメッセージをお願いします。

大西 この作品はキャラクター数が多く、とくに序盤は毎話、新しいキャラクターが登場します。これからどんなキャラクターが出てくるのか、そのキャラクターとどんな胸キュンが待っているのか、楽しみにしていてほしいです。日々のなかに、癒しの時間として『ベルまま。』を楽しんでいただければ幸いです。

久野 実は、ケサパサの声も女性陣が担当しています。どのケサパサが誰の声なのか予想しながらご覧になると、より楽しめるかもしれません。演じている私たちもスタッフの方たちも、ご覧になっているみなさんも幸せな気持ちになれる、かわいくてゆるふわな世界です。ぜひ、甘いものとかを食べながら、ぬいぐるみとかクッションとかモフみのあるものを触りながら、まったりとした気持ちで楽しんでいただけたらうれしいです。ぜひ『ベルまま。』を応援してください。よろしくお願いいたします!!

加隈 ずっと延々とアフレコしていたいと思うほど、作品も収録現場も楽しいです。(井上)喜久子さんのナレーションもとても楽しくて、本当に細かいところにまで“かわいい”が詰まっているので、お近くに疲れている方、恋に悩んでいる方がいたら、ぜひ『ベルまま。』を薦めていただけたらうれしいです。素直な気持ちになれる作品なので、みんなと「あれがかわいかったね」とか感想を言い合う時間すらきっと楽しいと思います。そんな『ベルまま。』を、ぜひみんなで一緒に盛り上げていきましょう。

取材・文/榑林史章

〈CD情報〉
あくまで恋煩い
ベルゼブブ(声/大西沙織)、ベルフェゴール(声/久野美咲)、サルガタナス(声/加隈亜衣)
10月24日発売
発売元/アニプレックス
1,296円(税込)

ベルゼブブ

ベルゼブブ版

ベルフェゴール

ベルフェゴール

サルガタナス

サルガタナス


 個性豊かなヒロインが歌うEDテーマ「あくまで恋煩い」は、アニメの音楽制作を務める分島花音が作詞・作曲、千葉“naotyu-”直樹が編曲を担当。ゆるふわなテンポ感と耳に心地良いキラキラしたサウンドが特徴で、歌詞にはほのかな恋心が絶妙に落とし込まれた、『ベルまま』の世界観をそのまま詰め込んだような楽曲。各キャラクター盤には「あくまで恋煩い」のソロバージョンとオリジナルのソロ曲も収録している。

〈TVアニメ『ベルゼブブ嬢のお気に召すまま。』情報〉
■ABCテレビ/AbemaTV:毎週水曜 26時50分~
■TOKYO MX/群馬テレビ/とちぎテレビ/BS11:毎週土曜 24時30分~
■テレビ愛知:毎週土曜 25時50分~
※他配信プラットフォームでも順次配信。
※放送日時は変更になる場合がございます。

≪イントロダクション≫
2015年より月刊「少年ガンガン」にて連載中のゆるふわ魔界の日常コメディ『ベルゼブブ嬢のお気に召すまま。』が2018年10月、アニメ化決定!
天界から堕とされ、悪魔となった元天使たちが働く魔界・万魔殿(パンデモニウム)の主・ベルゼブブ閣下。ベルゼブブに近侍として仕えることになった新人職員・ミュリン。ベルゼブブは知的でクール……と思いきや、実はモフモフ大好きゆるふわ少女だった!
憧れと現実のギャップに戸惑いつつも、日々ベルゼブブとの距離を縮めていくミュリン。そんな二人を取り巻く、これまた不器用でユニークな悪魔たち。
このお話は、悪魔たちがある気持ちに名前を付けるまでのお話。……かもしれない。

≪スタッフ≫
原作:matoba(掲載 月刊「少年ガンガン」スクウェア・エニックス刊)
監督:和ト湊
シリーズ構成・脚本:冨田頼子
キャラクターデザイン:住本悦子
総作画監督:住本悦子/伊藤大翼/依田正彦
プロップデザイン:住本悦子/依田正彦
美術監督:本田光平
美術設定:綱頭瑛子
色彩設計:木村聡子
撮影監督:小畑芳樹
編集:長谷川舞
音楽:分島花音/千葉”naotyu-“直樹
音響監督:本山哲
アニメーション制作:ライデンフィルム
製作:「ベルまま。」製作委員会

≪キャスト≫
ベルゼブブ:大西沙織
ミュリン:安田陸矢
ベルフェゴール:久野美咲
アザゼル:日野聡
サルガタナス:加隈亜衣
アスタロト:松岡禎丞
エウリノーム:赤﨑千夏
ダンタリオン:悠木碧
モレク:興津和幸
ナレーション:井上喜久子
ほか

≪公式サイト≫
https://beelmama.com/

≪公式Twitter≫
@beelmama_anime

©matoba/SQUARE ENIX「ベルまま。」製作委員会

《超!アニメディア編集部》
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