Wright Flyer Studiosが展開する人気アプリ『消滅都市』シリーズのライブイベント「消滅都市 FUTURE CONCERT」が、2016年12月28日から30日までの間、開催された。
『消滅都市』シリーズは、『消滅都市』から『消滅都市2』への歩みのなかで、世界で777万ダウンロードを突破し、計3作のサウンドトラックがiTunes Music Storeなど配信ストアのサントラ部門でランキング1位を獲得するなど、音楽面でも多大な評価を得ている作品だ。
今回のライブイベントは、「ドラマ×DJ×オーケストラ」をテーマに、日替わりの豪華ゲスト声優によるドラマ、毎回の会場の空気を読み取り、その場でセットリストを作り上げるDJ、DJと対峙する実力派シンガー・オーケストラといったゲーム音楽のコンサートの歴史を塗り替えるべく企画されたそう。
イベント各日ともに、出演声優が演じるキャラクターの影アナで観客を出迎え、ミニシナリオによるドラマからメインテーマ「Eternity」の、オーケストラによる壮大な演奏でプログラムがはじまった。
その後は、消滅都市BGMの作曲者でもあるLOST BOYSが、DJとしてその場でセレクトした曲をリアルタイムに指揮者とオーケストラに提示し演奏する形式で、DJとオケがセッション。中盤からはシンガーのSAK.さん、エミ・エヴァンスさんが登場し、会場の空気を熱くする。
各公演6曲程度の演奏を経て、舞台はドラマパートへ。「Nostalgia」のピアノ演奏にあわせ、本公演オリジナルの脚本によって、通常は見られないような組みあわせでのシナリオが進行していく。切ないストーリーを演じる生の声の演技と音楽に、会場が半ば涙に包まれる公演もあった。
※写真は1日目の花澤香菜さん、松岡禎丞さん、内田雄馬さん、杉田智和さん、金元寿子さん
後半の演奏がスタートすると、アップテンポの曲でガラリと雰囲気が変わっていく。DJも会場の熱気にあわせて、いつのまにか衣装が変わっており、機材を持って会場内を駆け回り観客をあおる。途中でリクエストを取る場面も。最新曲の1つ「Green Light」では客席が緑のペンライトで染まった。
最後に出演者全員が登壇し、今回の公演にかけた想いや制作秘話、声優陣からはオーケストラとDJをバックに演じたことへの感想などが聞かれた。
アンコールでは未リリースの新曲も演奏され、シンガーの2人も再度衣装を変えながら登場、大団円のうちに公演を終えた。なお、本公演ではこれまでに発表済の楽曲のリミックスを集めた「消滅都市 Remix works」が限定販売された。一般販売の予定は決定次第発表されるそうだ。
<「消滅都市 FUTURE消滅都市 FUTURE」概要>
■日時
2016年12月28日(水) 18:00
2016年12月29日(木) 13:00 / 18:00
2016年12月30日(金) 13:00 / 18:00
■会場
渋谷ヒカリエ9階 ヒカリエホールA
■出演者
【Artist】
LOST BOYS(DJ) ※加藤浩義(ノイジークローク)、川越康弘
SAK.、エミ・エヴァンス(SINGER)
新日本BGMフィルハーモニー管弦楽団(オーケストラ)
【Guest】
12月28日(水)
花澤香菜 杉田智和 金元寿子 松岡禎丞 内田雄馬
12月29日(木)
内田雄馬 中恵光城 朝井彩加 八代拓
12月30日(金)
中恵光城 西村太佑 新垣樽助 入野自由(声のみの出演)
『消滅都市2』公式サイト
http://shoumetsu.wrightflyer.net/
(C) Wright Flyer Studios