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【インタビュー】『恋は雨上がりのように』あきら役・渡部紗弓×はるか役・宮島えみ×ユイ役・福原遥 – 店長のような年上男性は恋愛対象としてアリ? ナシ?

2018/3/1


 2018年1月よりフジテレビ“ノイタミナ”ほかにて放送がスタートしたTVアニメ『恋は雨上がりのように』。恋、友情、夢の間で揺れる登場人物たちの繊細な描写に、毎週心を動かされている人も多いはず。「超! アニメディア」では本作の魅力を深堀するため、全三回のインタビュー連載を実施。第三弾となる今回はあきら、はるか、ユイを演じる渡部紗弓さん、宮島えみさん、福原遥さんにお話をうかがい、気になる今後の展開、印象に残ったシーンのほか、作品に登場する店長のような年上男性はどう思う?など、女子会さながらのトークを繰り広げてもらった。

(左から)西田ユイ役の福原遥さん、橘あきら役の渡部紗弓さん、喜屋武はるか役の宮島えみさん 撮影:Wataru Nishida(WATAROCK)

渡部紗弓さんが演じる橘あきら

宮島えみさんが演じる喜屋武はるか

福原遥さんが演じる西田ユイ

お互いの印象は……

ーー今作が初共演となる皆さん、改めてお互いの印象を教えてください。 

渡部 作品への出演が決まって他のキャストが誰かというのがわかってから、どんな方なのかなと思い、2人のこともいろいろ調べさせていただいて……。

宮島 私もです(笑)。

渡部 えみちゃんは出身地が北海道で私と一緒なので、そこでまず親近感がありましたし、初めて会ったときから普通にしゃべる事が出来ました。この間、2人で一緒に出かけたときもいろんな相談にのってもらったり。

ーー今でこそ距離が少しあるあきらとはるかですが、かつて仲の良かった頃の2人のようですね。

渡部 そうですね。私の場合は、はるかに頼りまくってるあきらになっちゃってますけど(笑)。えみちゃんは私が悩んでいると、「ここはこうじゃない?」とか的確なアドバイスをくれるので、頼りがいのある存在です。遥ちゃんは女優として活動しているのを視聴者として見ていたので、実際会ったときは「あ、あの遥ちゃんだ!」みたいな感覚でした(笑)。すごく無邪気で、ユイみたいなところもあって、遥ちゃんがいるときといないときでアフレコ現場の明るさが違う気がします。

福原 えぇ(照)。

宮島 ある! 現場の温度が上がる感じ。

渡部 そうそう。いるだけでみんなが笑顔になれる太陽みたいな存在です。

福原 ……照れますね(笑)。

ーー宮島さんはいかがですか?

宮島 私も紗弓さんが同じ北海道出身と知って、勝手に親近感を持っていましたし、「初めまして」と挨拶して、すぐ「あ、好き!」って思いました(笑)。波長が合うなって。

渡部 1話のときからずっと一緒にいたよね(笑)。

宮島 ですね。「あきらが紗弓さんでよかったな、あきらとはるかを一緒に作り上げていけそうだな」と思えました。遥さんは……。

渡部 さんづけ?(笑)。

宮島 遥ちゃんは(笑)、これも紗弓さんと同じくテレビで見ていたので、「わー遥ちゃんだ♡」ってキュンとなりました。太陽みたいな明るさでみんなを包んでいるユイちゃんは、遥ちゃんの持っている魅力がそのまま出ているなと思いました。好きです!

――2人からまさかの愛の告白が()。そんなモテモテの福原さんから見た渡部さん、宮島さんの印象はいかがですか?

福原 紗弓さんは声が大好きで、最初の収録で声を聞いたときに感動しました! 透き通っているのにちゃんと芯もあって、ひとつ、ひとつのセリフに鳥肌が立ったのを覚えています。あと、初めの頃、あんまりしゃべれなくて「どうしよう」と思っていたらしゃべりかけてくださり、「お姉ちゃんみたいだな、ついていきたいな」と思いました。

渡部 うれしいです。

福原 引っ張っていってくれる頼れる存在です。

渡部 照れますね(笑)。

福原 フフ(笑)。えみさんも最初なかなか話せなくて機会をうかがってたんですけど、えみさんが演じる役と私が同じ名前なので勝手に親近感を感じていました。「はるか」とアフレコ現場で呼ばれると、つい振り返ってしまったり(笑)。収録後にみんなでご飯に行くことがあって私の前の席がえみさんだったんですが、ずっとニコニコされていてそれが「かわいいな」って思いました。いろいろ深くお話もさせていただいて、「お姉ちゃんみたいだな」とも思いましたね。一気に2人のお姉ちゃんができたみたいな感じです。

渡部 この3人でまた何かできたらいいよね。

宮島 そうだね。

福原 やりたいですね。だから今日の取材も楽しみで仕方がなかったです!

店長のような年上男性は恋愛対象としてアリ? ナシ?

ーーそれぞれの役を演じるにあたって意識したところを教えてください。 

渡部 この作品は、映像や音で魅せるシーンが多いと思うんです。たとえば1話は、あきらがほとんどしゃべっていないとか。でも、そのセリフのない余白の部分にキャラクターが助けられているところがあって、だからこそ自然と演じられるんじゃないかなと思っています。自分が映像や音から受けた印象で演じることができるというか。自分も作品の世界の中に実際にいるような感覚になれるんです。

ーー「あきらだったらこうするんだろう」と頭で考えるのではなく、描かれる情景の中で自然と気持ちをセリフに乗せて演じていくという感覚ということでしょうか?

渡部 それでいうと「この情景だと私はこうするけど、あきらはどう?」みたいな感じです。私の中であきらは自分のちょっと前を歩いていて、私が頑張ってそこに追いついていくイメージなんです。でも私がどんなに遅くても待ってくれてる。なので、最初から無理矢理あきらに合わせようと持っていくというよりは、自然に自分の感じた方でやっていくのがいいのかなと思って演じています。

これまで私はナレーションの仕事が多くて、「普通にやってください」と言われることが多かったんです。その中で、自分なりに「普通」というものを考えてやってきて、それを受け入れてもらえることが多かったので、その経験がいま活かせているのかなと。

ーーアフレコを重ねるうちにあきらとの距離感はつかめてきましたか?

渡部 そうですね。ただ、あきらは、後半にかけてときめいたり、怒ったり、泣いたりと、感情を出すことが多くなってくるので、じつは今の方が難しいです。でも考えすぎるのもいけないなと思って、作り込むというよりは「普通に」「自然に」をやはり大切にしています。

ーー宮島さん、福原さんはいかがですか?

宮島 私も、「こういう役だから」と決めつけないでやるようにしています。はるかはあきらに対して、仲良くしたいけど今一歩踏み込めないといった微妙な距離感があるんですけど、2人のシーンでは紗弓さんが投げかけてくれた言葉に対してストレートに返していきました。現場で作り上げていく感覚が大きかったです。この作品では生っぽいものが求められていると思ったので、はるかに関してはほぼ私なんじゃないかなって思うくらい自然に演じさせてもらっています。

渡部 えみちゃんが話しているのを聞いて思い出したんですけど、収録で「リアクションをあんまり入れなくていいよ」と言われたんですよね。生っぽいっていうのはそういうこと?

宮島 まさにそうです。アドリブを入れ過ぎないことで、よりリアルに感じるし、完成版をみると他の情景や音が際立ってて、情感のある作品に感じました。

福原 私は声優として経験がまだ少ないからかもしれませんが、『恋は雨上がりのように』は他の現場と少し違うなと思いました。声を吹き込んでいるんですけど、出演者の皆さんがアニメの画の中に立っていて、その中でできあがっていくものを膨らませていっている感じがする現場なんです。ドラマのお仕事もさせていただくんですけど、どちらかというとそっちに似ていると思いました。

演じるユイちゃんについては、元気でキャピキャピしている子なので、最初は自分の中で「テンションを頑張って上げなくちゃ!」とか「ムードーメーカーになれるように」って意識していたんですけど、途中から意識してではなくて、現場にいると自然とそうなっていました。今も緊張はするんですけど、「皆さんについていこう!」という思いで、とっても楽しくやらせていただいています。

宮島 ガーデンチーム(※劇中に登場するファミレスで働くメンバーを演じるキャストたち)は、本当に仲よさそうもんだもんね。

福原 楽しいです!

――そんなときはるか役の宮島さんはどうされているんですか?

宮島 アフレコの席が私が端っこでその隣に紗弓さんがいて、その隣がガーデンチームなので、距離的にもなかなか輪に入れず……。羨ましそうに見ています(笑)。

福原 きてくださいよー!

宮島・渡部 (笑)。

ーーでは、アフレコ現場の雰囲気を教えてください。

渡部 合間の時間に、店長役の平田(広明)さんにちょっとしたイタズラを仕掛けようとしたときがあったのですが、そのときもガーデンチームがわいわいやっていて。本当にガーデンみたいだなって思いましたね。

福原 ゴキブリのおもちゃを…ね?(笑) 

宮島 こっそり仕掛けるっていうね(笑)。

ーーイタズラされた平田さんはどんな反応だったんですか?

渡部 「これどこで買ったの?」って興味を持たれていました(笑)。アフレコが始まるとみんな真剣だけど、合間の時間は本当に和気あいあいと楽しくやらせていただいています。

ーーそんな平田さんの印象についても教えてください。

宮島 大先輩なので、最初はやっぱり構えちゃうところがあったんですけど、平田さんの方から私たちに歩み寄ろうとしてくださっているのが伝わってきて、私たちも「踏み込んでみていいのかな」という感じで、さっき話に挙がったイタズラなどで、徐々に距離をつめていきました(笑)。

渡部 少しずつ回を追うごとにね(笑)。

宮島 本当にやさしい方で、場の空気をやわらげてくださいます。一方で、お芝居が始まると、みんなを引っ張ってくださって。すごい方だなと改めて思いました。

渡部 私は今回の作品で取材でもご一緒することが多かったんですけど、「話しかけてくれるとうれしい」とお話されていて。それを聞いてから「グイグイ話しかけていいんだ!」って思うようになりました。ひとつ話すと、いろんな引き出しから返してきてくださるので、話がすごく弾みますし。

宮島 たしかに。

福原 かっこよくて素敵な方ですよね。「そういう人に私もなりたい」と思いました。

渡部 宮沢賢治の名言出た!?(笑)

ーーちなみに、恋愛相手として、店長のような年上の男性はどうですか?

福原 いろんな経験してきてるからこそ、やさしいし、いろいろ知っていて、深みがあると思うんです。憧れますね。

渡部 そういう人に私は?

福原 ……なりたい(笑)。

宮島 (笑)。

福原 さすがにお父さんやお母さんの年齢をこえてたら考えちゃうかもしれないですけど、好きになったら年齢は関係ないのかな、と思います。

渡部 人を好きだと思う瞬間って年齢は関係ないと思っているので、私もあんまり気にならないです。いろんな面を見て惹かれていくのだと思うので、時間は必要だと思いますけど。私もお父さんぐらいの年齢の方までなら(笑)!

宮島 私は、きっかけがあれば好きになることはあると思うんですけど、実際あきらの年齢でバイト先の店長、って状況だったら好きにはならないかな。ただ、店長のことは人間として好きなので、店長のもとでバイトをしたいです(笑)。

渡部・福原 (笑)。

ーー印象に残っているシーンとその理由を教えてください。

宮島 原作を読んだときも号泣したんですが、あきらが泣くシーンが印象的でした。これまでずっと抱えていた思いが、一つのきっかけではじけちゃうのが胸にグッときましたね。純粋でまっすぐで、見ていて胸がちぎれそうになりました。

渡部 実はこのシーン、えみちゃんに物凄く相談したところなんです。そう言ってもらえると悩んでよかったなと思いますね。私が印象に残っているのは、加瀬さんと店長と違う日に同じ場所でデートするシーンです。同じ映画を見て、同じ喫茶店でお茶を飲むという。前野(智昭)さんがチャラい加瀬を絶妙な感じで演じて、あきらが「いやだ」と思う気持ちをうまく出せるようにしてくださってたんです。それとは真逆で店長とのデートでは「どんだけ楽しいの?」ってくらいウキウキしていて。あきらのイライラしているところからハッピーなところまでを1話の中で演じられて楽しかったです。

福原 私は、あきらが足を怪我して松葉杖をついて、バイト先に着替えを取りにきたときにユイが「大丈夫?」って言うシーンが好きです。

渡部 私もそのシーン好き!

福原 あのシーンは演じているときも「いいな」と思っていたんですけど、完成した映像を見て「このシーン好きだな」とあらためて思いました。

渡部 自然なんだよね。

福原 そうなんです。私と紗弓さんもそこに一緒にいるような感じがして、お気に入りのシーンです。

ーー物語はこれからクライマックスに向け、より加速しています。最後にそれぞれが演じる役の注目ポイントを含めた今後の見どころについて教えてください。

渡部 前半が恋、中盤が友情、後半が夢を主軸にしていると思っていて、その3本線がどうラストに向かって進んでいくのかが演じる身としてもすごく楽しみですし、楽しみにしていただけたらとも思います。終盤に差し掛かるにつれて、ユイちゃんが恋をして恋愛の話もするようになって、あきらとユイちゃんの仲はより深まっていく。反面、はるかとはまだ距離があって、修復することはできるのか……。こういう恋バナとか友達とケンカするとかって、誰もが通ってきた道だと思うんです。そういうところに注目して見ていただけると面白いんじゃないかなと思います。

宮島 紗弓さんとほぼ一緒なんですけど(笑)、恋愛、家族、友人関係、いろんなコミュニティがあって、そこで未熟なりにももがきながらみんな、それぞれ自分の道を探していくんです。そういうまっすぐにぶつかっていくところを見ていただきたいですね。

渡部 はるかは家族がいっぱい出てきて、そこがまた他の人とは違うところでもあるよね。

宮島 まさにそのとおりです! はるかはあきらとの関係の他に、家族との関係も描かれているので、そこも見ていただきたいです。

福原 ユイちゃんは、恋をして乙女な一面が見えてきたり、かわいらしい人間味のあるところがこれからさらに出てきます。あきらはもちろん、ユイちゃんやはるかの恋の行方も描かれていくので、そこにも注目していただけたらうれしいです!

 『恋は雨上がりのように』は毎週木曜24:55からフジテレビ“ノイタミナ”ほかにて放送中。また、Amazonプライム・ビデオにて配信もされており、過去の放送を見ることもできる。

過去の連載インタビューはこちら!
『恋は雨上がりのように』渡辺監督×あきら役の渡部紗弓の対談で語られるオーディション秘話 – 「渡部さんの声を聞いたとき、彼女に託そうと思いました」→https://cho-animedia.jp/anime/36403/
『恋は雨上がりのように』近藤役・平田広明が語る理想の中年男性- 「夢を持ってもがいている人はいくつになってもカッコいい」https://cho-animedia.jp/anime/38064/

◆プロフィール
渡部紗弓【わたべ・さゆみ】9月25日生まれ。北海道出身。シグマ・セブン所属。TVアニメ『南鎌倉高校女子自転車部』森四季役、『血界戦線 & BEYOND』ジャネット・バルロー役ほか、ナレーターとしても活躍。

宮島えみ【みやじま・えみ】3月17日生まれ。北海道出身。アクセント所属。TVアニメ『ハイスクール・フリート』内田まゆみ役、『セントールの悩み』朱池美津代役ほか、海外ドラマの吹替などでも活躍。

福原遥【ふくはら・はるか】8月28日生まれ。埼玉県出身。研音所属。『キラキラ☆プリキュアアラモード』有栖川ひまり/キュアカスタード役、『それいけ!アンパンマン』わんこちゃん役ほか、「グッドモーニング・コール」主演、「ふたりモノローグ」主演など女優としても活躍。

<TVアニメ「恋は雨上がりのように」情報>
スタッフ
原作:眉月じゅん(小学館「週刊ビッグコミックスピリッツ」連載)
監督:渡辺歩
シリーズ構成:赤尾でこ
キャラクターデザイン・総作画監督:柴田由香
音楽:吉俣良
オープニング・テーマ:CHiCO with HoneyWorks「ノスタルジックレインフォール」
エンディング・テーマ:Aimer「Ref:rain」
アニメーション制作 :WIT STUDIO

キャスト
橘あきら:渡部紗弓 / 近藤正己:平田広明 / 喜屋武はるか:宮島えみ / 西田ユイ:福原遥 / 吉澤タカシ:池田純矢 / 加瀬亮介:前野智昭

公式 HP
http://www.koiame-anime.com/

公式 twitter
@koiame_anime

©眉月じゅん・小学館/アニメ「恋雨」製作委員会



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