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【インタビュー】「ゆるキャン△」花守ゆみり×東山奈央SP対談「可愛いがつまった作品です」

2017/12/27


 山梨県を舞台に女子高校生たちがキャンプや日常生活を送るさまをゆるやかに描いた「ゆるキャン△」。原作者のあfろ氏自身のアウトドア体験や取材に基づいたキャンプに関する知識や、描かれる自然の美しさが、アニメファンのみならず、アウトドアファンからも支持を得ている。今回は、1月からのTVアニメ版で各務原なでしこを演じる花守ゆみりと、志摩リンを演じる東山奈央に、演じるキャラクターについて、作品の魅力について聞いた。

ーーまず、原作を読んだ印象からお願いします。

花守 オーディションを受けると決まってから、原作を読ませていただいたのですが、まず「可愛い!」この一言に尽きるなと。あとは、高校生の女の子たちがキャンプを楽しんでいる姿が新しいなと思いました。ソロキャンプをするリンちゃんと、ワイワイみんなでキャンプをするなでしこたちがいて、それぞれのキャンプの良さを伝えていくことができる作品になっているなと感じました。女の子たちが「これはどうするんだろう」と悩んでいるのを見て、「キャンプ初心者だとこうなるのか」と思ったり、リンちゃんが当たり前にやっているのを改めてすごいなと思えるシーンがあって、盛りだくさんな内容になっていると思います。そして、なによりご飯が美味しそうです(笑)。キャンプに行って作るのはもちろんですが、家でも真似したくなるものがいっぱいあるんです。実際私もなでしこが作っていた「担々餃子鍋」を家で作ってみました。すごく美味しくできたので、皆さんもぜひ試してほしいです!

東山 本当に「可愛い」がつまっている作品です。女の子たちが可愛いのはもちろんなんですが、犬も松ぼっくりも出てくるものすべてが可愛いくて、見ていて癒やされます。本や漫画を読んでいると、自分の中でその音楽や声が再生されることがあると思うんですが、「ゆるキャン△」からは静謐な空気を感じました。賑やかさももちろんあるんですが、日常からかけ離れた日常モノ、みたいな不思議な作品だなという印象を受けました。自然の中で、キャラクターたちと一緒にいろんな経験をして、演じている方もそれを観る方も新しい発見がある作品だなと思いました。今まで、自分の人生の中でキャンプというのは縁遠いものだったんですけれど、この作品で道具の名前だったり、キャンプに対する知識がすごくナチュラルに入ってくるので、そういう意味でも面白いですね。

ーー役が決定したときの気持ちを教えてください。

花守 なでしこは、元気を与えてくれるキャラクターで「こんなパワフルな子を演じられたら楽しいだろうな」と思ってオーディションを受けていたので、実際に決まったと連絡をいただいたときは「このパワフルな子を私が演じていいんだ!」と嬉しくなりました。あとは、なでしこはキャンプ先でご飯をすごく美味しく食べるシーンが多いので、いかに美味しそうに食べられるのか、キャンプを純粋に楽しんでいるように見えるか、自分の中でも自然にかわいいと思える女の子を演じられるように頑張ろうと思いました。ただ、元気なだけじゃなくて、「そうだよね」って一挙手一投足に共感してもらえるような影響力を持たせられる演技を心掛けたいなと。

東山 (役決定の話を聞いたときは)すごくうれしかったです。今までの作品に関わらせていただいたときもそうなんですが、自分が今まで携わってこなかった世界に役を通して入りこませてもらっているなと感じることが多くて、今回もリンを通して私自身に新しい世界が開けるんじゃないかなと、すごくワクワクしました。普段あんまり手にとることのなかったアウトドア雑誌や、「どんなキャンプ飯が美味しいのか」特集したサイトをチェックしてみたりとか、いろいろ調べました(笑)。

花守 わかります! 私も「キャンプでどんなものが作れるんだろう?」って調べました!

東山 だよね(笑)。あと『まんがタイムきららフォワード』の作品ということで、以前きらら作品に出演させていただいたときにキャストの皆さんと仲良く和気あいあいと楽しくやらせていただいたので、今回もキャラクターたちみたいに和やかに楽しい収録ができたらいいなと思っています。

ーー演じているキャラクターやお互いの印象をお願いします。

花守 なでしこを演じると決まったとき、最初は自分とは遠い存在かなと思ってたんです。でも、演じていくうちに、真っすぐでありながら周りもちゃんと見えていて、相手にとって嫌なことをしたなと思ったらちゃんと反省できる子なんだと気づいてからは、親近感みたいなものを覚えました。私はいつも周りの人の様子を気にしてしまうクセがあるので(笑)。でも、自分の気持ちにも真っすぐに突っ走ることができる子で、やりたいと思ったらやるし、食べたいと思ったら食べる(笑)。自分の気持ちにあそこまで素直に行動できるところが私にはないので、すごく憧れます。

東山 でも、なでしこの太陽みたいな笑顔とかオーラが明るいってところはゆみりちゃんに似ているよね。

花守 本当ですか!? 昔はなでしこみたいに直感で動いていたんですけど・・・。大人になって失うものってあるなぁって(笑)。なでしこは子どもように純粋なので、演じていて懐かしくなります。でも、自分では自然に演じていても「今のは可愛さを作っているよ」と監督から言われて、ハッと気付かされることもあって。なでしこは余分な可愛さを省いて、自分の中の純粋さを掘り下げていくキャラクターだと思いました。

東山 なんかわかる!見るからに「可愛い♡」って言うんじゃなくて、たとえば姪っ子が騒いでいるのを見て「可愛いな~」って微笑ましく見る感じというかね。

花守 そうなんです!

東山 リンは、口数は少ないんですけど、内心すごくテンションが上がっている、可愛らしい女の子。共感できるところはたくさんあるのですが、一番共感できたのが、一人の時間を楽しめるところ。リンの場合、人と馴染めないからとか一緒にいるのがつらいからっていう理由で一人でいるのではなくて、自らすすんで穏やかなキャンプの時間を楽しみたいっていうのがあって。そこはすごく共感できるなと思いました。なでしこがいる「野クル」(野外活動サークル)のメンバーがワイワイするキャンプと、リンが一人でするキャンプの両方の楽しさが作品では描かれているんですが、リンのシーンはモノローグで描かれるシーンが多いのです。「こういうところでテンションが上がるんだ」と内側の気持ちがわかってくると、見ていて目が離せない子だなという印象を受けました。

花守 奈央さんはお話しててすごく穏やかな方。でもお仕事になるととことん追求される方で、アフレコのときにいつも「リンちゃんはこうだからこうだと思うんです」とご自身の中に描いているリンちゃんをきちんと説明されていて。見ている方が楽しめるのはどっちだろうといつも突き詰めている印象で、尊敬しています!

東山 そんな…(照)。今回オーディションからアフレコまでが結構時間があったので自然と自分の中でリンちゃんが育っていたんです(笑)。

花守 毎回奈央さんがどういう風にリンちゃんを演じるのかというのをしっかり持っていて、スタッフさんに「こういうのでどうですか?」って提案しているのを見ていて、「すごいな、こうなりたいな」って思いながら見ています。

東山 私から見たゆみりちゃんは役者さんというか、職人さんだなと見ていて思います。なでしこはただただ可愛いというところもあるんですが、人間らしいところもあって、そこのバランス感覚を求められる役どころだと思うんです。それに加えて、主人公として、作品の顔となって牽引していかなければいけない部分もすごく巧みに演じられているなぁと感じています。

花守 嬉しいです!

東山 本当にしっかり者です。この間、お鍋を一緒に食べに行ったんですけど、現場にいる自分の立ち居振る舞いをちゃんと考えていて、向上心のある役者さんだなとお話していて感じました。

花守 恥ずかしい…(笑)。私の周りには、奈央さんをなでしこタイプの人だと言う人も多いんですけど、リンちゃんはソロキャンプの楽しさを突き詰めていく、芯の強いところがあって、そこが奈央さんの演じるにあたって役を追求するところとすごく似てるなぁって思います!

東山 なんかうれしいですね。今机の下でずっと指がモジモジしてました(笑)。

花守 (笑)。

ーーアフレコ現場の様子はいかがですか?

花守 差し入れでいただくお菓子が、アフレコする回の内容にちなんでるんですよね。

東山 信玄餅とかマシュマロとかね。スモア(焼いたマシュマロとチョコレートをクラッカーで挟んだお菓子)もあったね。

花守 スモアは作品の中でなでしこがすごい量を食べるんです(笑)。「マシュマロとチョコレートなんてそんなに食べられないでしょー」って思いながら実際一つ食べてみたら、すごく美味しかった(笑)。みんなにバレないように2個くらい食べちゃいました(笑)。

東山 美味しいよね。

花守 収録の合間はワンちゃんの話をしたりとか、「みんなでいつかキャンプに行きたいね!」とか、「今の(奈央さんが演じた)リンちゃんの食べる音、すごく美味しそうだった!」とか話しながら、のほほんと(笑)過ごしています。

東山 人数がわりと少なめでアフレコを行っているので、みんなで同じ話題で盛り上がったり、チームの結束感は高まってきてるのかなと思います。差し入れをたくさんいただくので、みんなで消費期限をチェックして、「これは今日中に食べなきゃね!」とか「これは来週にとっておこう」って話すのも恒例です(笑)。

花守 ですね(笑)。笑いが絶えない現場です。

ーー先ほど花守さんが「担々餃子鍋」を実際に作ってみたとおっしゃっていましたが、他にお2人がキャンプで作れるような簡単なんだけど、とっておきのひと品はありますか?

花守 キャンプ料理ではないんですけど、お母さんが小さい頃、お腹をすかせた私と妹によく作ってくれていたチーズとポテトの料理です。冷凍のフライドポテトを耐熱皿に敷き詰めて、その上にチーズとタマネギを乗っけて、さらにその上に粉チーズとケチャップをかけてオーブンで焼くという簡単なものなんですけど、すごく美味しくて。私と妹がテニスをやっていて食欲旺盛な時期があったんですけど、そのときにたくさん作ってもらいました。簡単で美味しいというとこれですね!

東山 私はですね…まったく料理をしないんです。なので、イメージになっちゃうんですけど、原作の2巻に出てくるコンパクトたき火グリルを使って何かやりたいなと思いました!(笑) 単行本くらいの大きさで組み立てると直火でいろいろ作れるっていうキットなんですけど、焼き肉とかだったら簡単だし、いいなって(笑)。

ーーこのコンパクトたき火グリル、「ゆるキャン△」モデルが実際に商品化されるそうですよ。

東山 (興奮気味に)え!? 本当ですか! 欲しい!

花守 すごーい!

ーー本作には、なでしことリンの他に、千明(CV.原紗友里) あおい(CV.豊崎愛生)斉藤さんCV.高橋李依)も登場し、一緒に作品を盛り上げていきますが、もしこの5人で本当にキャンプに行くとしたら役割分担はどうなると思いますか?

花守 奈央さん、盛り上げ担当にします?

東山 えー(笑)。とりあえず豊崎さんは司令塔で。豊崎さんがメンバーの中で唯一キャンプ経験があるので、テキパキ指示をしてくださるんじゃないかなと。

花守 じゃあ私は豊崎さんの指示のもと、テントを組み立てます!

東山 力仕事大丈夫?

花守 大丈夫です! 力はあります!

東山 おお!私は役に立てなさそう…。じゃあ私はみんなの荷物番をしてる! あ、たき火番とか!

花守 たき火番大切!

東山 火が消えないようにちょっと薪をずらしたりとか、ちゃんと見守る! あとの2人(原、高橋)は元気いっぱいだから…

花守 李依さんは鍋番とか?

東山 こないだ鍋に行ったときに上手に作ってくれたもんね。じゃあ李依ちゃんは料理担当ってことで。

花守 でも初心者ってこないだ言ってました(笑)。

東山 まぁでも、キャンプ飯はみんな初心者だから!(笑)原さんは…盛り上げ担当かな?

花守 原さんはどこでも大丈夫ですよ! リベロですから!

東山 たしかにね(笑)。

花守 盛り上げつつ、テント立てつつ、料理しつつ、荷物番しつつ…みたいな(笑)。

東山 ダジャレのキレとかもすごくて頭の回転が速いから、誰か困っている人のところにパパパッと助けに行ってくれそう。

花守 そうですね!

ーー最後に、放送を楽しみにしている人たちへメッセージをお願いします。

花守 「ゆるキャン△」という作品がアニメになることで、漫画からファンになっていただいた方はアニメで動く彼女たちを見て、「このときこういう動きをしていたのか」とか「このキャンプ場にこの音楽が合うな~」と、漫画とあわせて楽しんでいただけるシーンもたくさんあると思います。そして、初めて見るという方は「この景色を見にキャンプに行きたいな」と思ってもらえるようなシーンが散りばめられているので、キャンプをいろんな面から楽しんでいただける作品です。初心者の方も経験者の方もこの作品を通して、キャンプに対する愛を含めていただけたら、と思っていますので、よろしくお願いします!

東山 本当にいろんな魅力がつまっている作品です。高校生の女の子たちのやりとりもそうですし、「高校生なのに、こうやって遠くまでアクティブにキャンプしに行ったりできるんだ、私でもキャンプできるかもしれない」という気持ちになれると思います。あとは高校生ならではの金銭事情もちょこちょこ描かれていて、そこも面白いです。

花守 道具とかの値段とか、キャンプ場の値段とかになでしこが目をクルクルさせているシーンもあります(笑)。

東山 お金がなくても、キャンプの知識がなくても、工夫して楽しむことができる!という感じで描かれています。あと、私はキャンプというと夏のイメージが強かったんですが、この作品は冬のシーンが多いので、「外は寒いけど、テントの中であったかいスープを飲んで温もりを感じながら楽しむ」ような冬のキャンプの楽しみを、皆さんも画面の向こう側でスープを飲みながら(笑)感じていただければと思います!

プロフィール
はなもり・ゆみり/9月29日生まれ、神奈川県出身。m&i所属。TVアニメ「アイドルマスター シンデレラガールズ劇場(佐藤心)、TVアニメ「つうかあ」(伊藤くろす)など、様々な作品で活躍中。

とうやま・なお/3月11日生まれ、東京都出身。インテンション所属。TVアニメ『マクロスΔ』(レイナ・プラウラー)、TVアニメ『神のみぞ知るセカイ』(中川かのん)など、声優として活動する他、アーティストとしても活躍中。

<キャラクター紹介>
各務原なでしこ(CV.花守ゆみり)

リンとの湖畔での出会いからキャンプに惹かれ、高校で野クルに入部する。いつも明るくて前向きで、楽しいことが大好き。美人のお姉さんがいる。

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志摩リン(CV.東山奈央)
お爺ちゃんの影響でキャンプを始めたソロキャンパー。なでしこと出会って初めて、誰かとのキャンプを経験する。野クルには所属していないが、なでしこのことはちょっと気にかけている。

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大垣千明(CV.原紗友里)
キャンプ場所、道具えらび、真っ先に楽しいことを持ってくる明るい行動派。賑やかで快活な性格だが、涙もろく人情味あふれる一面も。「キャンプがしたい!」と、あおいと一緒に野クルを結成した。

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犬山あおい(CV.豊崎愛生)
関西なまりで話すおっとり系。猪突猛進な野クルメンバーの中で、肝心な時にみんなを気づかう陰のリーダー的存在。千明からはイヌ子と呼ばれている。

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斉藤恵那(CV.高橋李依)
リンの友達。マイペースな自由人。野クルの部員ではないが、野クルの活動にちょくちょく興味を示す。人づきあいが苦手なリンにさりげないアドバイスをすることも。飼い犬の名前は「ちくわ」。

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TVアニメ「ゆるキャン」情報>
2018年1月4日(木)よりスタート
・AT-X  1月4日スタート 毎週木曜23:00~ほか
・TOKYO MX  1月4日スタート 毎週木曜23:30~
・サンテレビ  1月4日スタート 毎週木曜24:30~
・KBS京都  1月4日スタート 毎週木曜25:00~
・BS11  1月4日スタート 毎週木曜日25:30~

◆ストーリー
これは、ある冬の日の物語。
静岡から山梨に引っ越してきた女子高校生・なでしこは、“千円札の絵にもなっている富士山”を見るために自転車を走らせて本栖湖まで行ったものの、あいにく天気はくもり空。
富士山も望めず、疲れ果てたなでしこはその場で眠りこけてしまう。
目覚めてみるとすっかり夜。初めての場所で、帰り道もわからない。
心細さに怯えるなでしこを救ったのは、1人キャンプ好きの女の子・リンだった。
冷えた身体を温めるために焚き火にあたる2人。ぱちぱちと薪の爆ぜる音が、湖畔の静寂に沁み込んでいく。
焚き火を囲み、カレー麺をすすりながら会話するなでしことリン。
やがて2人が待ちに待った瞬間が訪れる。
「見えた……ふじさん……」
なでしことリン、2人の出会いから始まるアウトドア系ガールズストーリー。

◆スタッフ
原作:あfろ(まんがタイムきららフォワード/芳文社刊)
監督:京極義昭
シリーズ構成:田中仁
キャラクターデザイン:佐々木睦美
色彩設計:水野多恵子
美術監督:海野よしみ
撮影監督:田中博章
音響監督:高寺たけし
音楽:立山秋航アニメーション制作:C-Station

◆キャスト
各務原 なでしこ(かがみはらなでしこ)花守ゆみり
志摩 リン(しまりん)東山奈央
大垣 千明(おおがきちあき)原紗友里
犬山 あおい(いぬやまあおい)豊崎愛生
斉藤 恵那(さいとうえな)高橋李依 
各務原 さくら(かがみはらさくら)井上麻里奈
ナレーション 大塚明夫
ほか

公式HP
http://yurucamp.jp/

公式Twitter
@yurucamp_anime

©あfろ・芳文社/野外活動サークル



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