映画『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』(2023年公開)が、2025年7月12日21時30分よりフジテレビ系「土曜プレミアム」にて本編ノーカットで地上波初放送される。本稿にて、あらすじ、キャスト、スタッフ情報をまとめて紹介しよう。

『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』とは?
『ゲゲゲの鬼太郎』は、1968年1月にアニメ第1期が放送開始となって以降、第6期が2020年3月まで放送されるなど50年以上経った現在でも愛される、水木しげるの歴史的名作マンガを原作とするシリーズだ。妖怪ブームの元祖として根強い人気と確固たる地位を確立し、日本全国で知らない人はいないと言っても過言ではない国民的アニメとして親しまれる。

『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』は、水木しげる生誕100周年記念作品として公開された、初めて語られる鬼太郎の父たちの物語を描いた映画。2023年11月に公開されるやいなや、かつての目玉おやじである鬼太郎の父と水木との出会い、2人が立ち向かった運命の切なさ、さらにバトルシーンの迫力などが大きな話題に。「第47回日本アカデミー賞」で優秀アニメーション作品賞を受賞するなど、日本中で大きな盛り上がりを見せた。
あらすじ
廃墟となっているかつての哭倉村に足を踏み入れた鬼太郎と目玉おやじ。目玉おやじは、70年前にこの村で起こった出来事を想い出していた。あの男との出会い、そして二人が立ち向かった運命について…

昭和31年-日本の政財界を裏で牛耳る龍賀一族によって支配されていた哭倉村。血液銀行に勤める水木は当主・時貞の死の弔いを建前に野心と密命を背負い、また鬼太郎の父は妻を探すために、それぞれ村へと足を踏み入れた。龍賀一族では、時貞の跡継ぎについて醜い争いが始まっていた。そんな中、村の神社にて一族の一人が惨殺される。それは恐ろしい怪奇の連鎖の始まりだった。

鬼太郎の父たちの出会いと運命、圧倒的絶望の中で二人が見たものとは――。
キャスト
鬼太郎の父(かつての目玉のおやじ): 関俊彦
水木: 木内秀信
龍賀沙代: 種崎敦美(※)
長田時弥: 小林由美子
龍賀時貞: 白鳥哲
龍賀時麿: 飛田展男
龍賀孝三: 中井和哉
龍賀乙米: 沢海陽子
龍賀克典: 山路和弘
龍賀丙江: 皆口裕子
(※「崎」は旧漢字)
スタッフ
原作:水木しげる
監督:古賀豪
脚本:吉野弘幸
音楽:川井憲次
キャラクターデザイン:谷田部透湖
美術監督:市岡茉衣
色彩設計:横山さよ子
撮影監督:石山智之
製作担当:澤守洸、堀越圭文
登場キャラクター
鬼太郎の父(かつての目玉おやじ)(CV:関俊彦)
幽霊族の末裔であり、かつての目玉おやじ。
行方不明の妻を探すため哭倉村へ向かう。
水木(CV:木内秀信)
血液銀行に勤めるサラリーマンで、龍賀一族が経営する龍賀製薬を担当している。
時貞の死後、密命を背負い、自身の出世のため一族に近づくべく哭倉村へと向かう。
龍賀沙代(CV:種崎敦美)
龍賀乙米と克典の娘。
哭倉村から出たことがなく、東京に憧れている。
長田時弥(CV:小林由美子)
三女・庚子の息子。身体が弱い。
人懐っこく、水木や鬼太郎の父にもすぐに心を開く。
龍賀時磨(CV:飛田展男)
龍賀家の長男。何年も人前には出ていない。
龍賀孝三(CV:中井和哉)
龍賀家の次男。村の禁を破り心を亡くす。
ひたすら絵を描くことに没頭している。
龍賀乙米(CV:沢海陽子)
龍賀家の長女。
夫・克典との夫婦仲は険悪で、突然訪れた水木も良く思っていない。
龍賀克典(CV:山路和弘)
長女・乙米の婿として龍賀家に入った。水木の取引先である龍賀製薬の社長。時貞の信頼も厚く、水木の事を気に入っている。
龍賀丙江(CV:皆口裕子)
龍賀家の次女。若い頃に男と駆け落ちしたが、連れ戻されている。
長田(龍賀)庚子(CV:釘宮理恵)
龍賀家の三女。村長・長田幻治の妻であり、時弥の母。
長田幻治(CV:石田彰)
哭倉村の村長。
にこやかな顔立ちで、村人からの信頼も厚い。
龍賀時貞(CV:白鳥哲)
日本の政財界を裏で牛耳る龍賀家の当主。太平洋戦争で大きく業績を伸ばした龍賀製薬の立役者。
時貞の死後、醜い跡目争いが始まる。
ねずみ(CV:古川登志夫)
おなじみのあの男に似ている長い髭の生えた少年。
鬼太郎(CV:沢城みゆき)
人間と妖怪が仲良く暮らす世界を目標に戦う、幽霊族の少年。今は廃村となっている哭倉村を訪れる。
ねこ娘(CV:庄司宇芽香)
鬼太郎の仲間の猫の妖怪。きれいな外見からは想像できないほどの高い戦闘力を秘めている。
普段は誰に対してもツンとクールに振舞っている。
山田(CV:松風雅也)
廃刊間近の雑誌の記者。鬼太郎たちにつきまとう。
目玉おやじ(CV:野沢雅子)
鬼太郎の父親。妖怪の知識が豊富。
ある想いを秘めて、鬼太郎とともに哭倉村へ赴く。
鬼太郎の母(CV:沢城みゆき)
幽霊族の末裔で、鬼太郎の父の妻。
関連動画
(C)水木プロ・東映アニメーション