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SawanoHiroyuki[nZk]がアルバム「R∃/MEMBER」をリリース「ウォークマンで音楽を聴いていたころの自分に教えたい」【インタビュー】

2019/3/5


 『進撃の巨人』など人気アニメの劇伴を担当する劇伴作曲家・澤野弘之によるボーカルプロジェクト=SawanoHiroyuki[nZk]が、3月6日(水)に3rdアルバム『R∃/MEMBER』をリリース。SUGIZO、岡野昭仁(ポルノグラフィティ)、西川貴教、LiSA、スキマスイッチなど豪華ゲストが参加して話題の作品。今作の制作秘話や、劇伴作曲家としてのルーツ、音楽に対するこだわりなど話を聞いた。


別にSっ気を出そうと思って作っているわけじゃない

ーー1年半ぶりのアルバム『R∃/MEMBER』は、どういったイメージで制作されたのでしょうか?

 昨年の1月くらい、それこそ「Binary Star」のマスタリング作業中にスタッフと「次のSawanoHiroyuki[nZk]名義のアルバムは、アーティストとコラボするというコンセプトでいきたい」と話が出て、僕自身もそういう作品が面白いなと思いました。『o1』と『2V-ALK』では、自分がやりたいことを追求できたので、次に出す作品は、企画的な内容であっても面白いと思ったので。

ーー昨年のシングル「narrative/NOISEofRAIN」にゲストボーカルで参加したLiSAさん、西川貴教さんを筆頭に、SUGIZOさん、ポルノグラフィティの岡野昭仁さん、スキマスイッチさん、さユりさんなど豪華なアーティストが参加。ボーカリストはどのようにセレクトを?

 一昨年あたりから、いろいろなアーティストの方の作品に参加させていただく機会が増えて、たとえばスキマスイッチさんのアルバム『re:Action』で、「Ah Yeah!!」という曲の編曲とプロデュースを担当させていただき、昨年は西川貴教さんの「His/Story / Roll The Dice」というシングルで楽曲提供させていただきました。SUGIZOさんとは、一昨年にお台場のDiver City Tokyoにガンダム立像ができたときのイベントで知り合って。そうやってご縁のあった方を中心に、個人的にコラボしてみたいと思った方に、お声がけさせていただきました。

ーーポルノグラフィティの岡野さんは意外でした。

 僕もです(笑)。岡野さんは面識もなかったので、まさか引き受けてくださるとは思っていなかったです。今回、誰に参加してほしいか考えたとき、僕自身は最近のJ-POPをそれほど聴かないので、普段聴いていない方よりも、学生時代から現在までに聴いて「この声は魅力的だ」と思った方にお願いすることに意味があると思いました。それでポルノグラフィティさんは、自分が作曲を始めた20歳くらいのときから「岡野さんの声は特徴があって魅力的だ」と思っていたので。

ーーT.M.Revolutionも学生時代に聴いていましたか?

 ちょうど高校生になったくらいのころにご活躍が始まって、友だちとカラオケに行って、みんなで歌った思い出があります。それだけに、昨年初めて西川さんに楽曲提供させていただいたときは、とても感慨深かったです。レコーディング中にふと我に返って「高校時代に聴いていた人が、目の前で歌っている。何かすごい事が起きてる!」と思いました。ウォークマンでT.M.Revolutionさんの曲を聴いていたときの自分に、教えてあげたいです(笑)。

ーーさユりさんは、初めましてですか?

 はい。2年前の『MUSIC THEATER 2017』というイベントにお互い出演していて。すごく特徴がある歌声が印象的で、機会があったらぜひご一緒したいと考えていました。そこで今回アプリゲーム『青の祓魔師 DAMNED CHORD』主題歌の話があったので、いいタイミングだと思ってオファーさせていただきました。

ーー声に特徴がある人ばかりですが、それも参加アーティストを決める基準になりましたか?

 そうですね。今までの[nZk]に参加していただいたボーカリストもそうですが、技術があるのはもちろん、それ以上に楽曲をいろんな方向に向かわせてくれる歌声の持ち主ばかりです。歌声は、自分のなかでも重要視している部分ですね。

ーーそういう歌声の特徴から、楽曲のインスピレーションが沸くんでしょうか。

 いえ、アーティストが決まる前に、ほとんどの楽曲ができていました。楽曲制作でアプローチしたものとは別に、楽曲をより面白くしてくれるのは誰か?と考えてオファーしていました。

ーーレコーディングではそれぞれのアーティストに対して、どんな指示を出したのですか?

 僕のディレクション全般に言えることですが、僕のほうから細かくあれこれ言うことはありません。その方の歌い方を楽しむつもりでお願いしているので、「ここは囁くように」とか、「サビは強くバーンといって大丈夫です」といった、ざっくりしたことをお伝えするだけで、あとはその方の感性でアプローチしていただければいいと思っていました。

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