鈴木みのり、配信シングルの「エフェメラをあつめて」は「好きなものを思い浮かべて聴いてほしい」一曲に【インタビュー】 | 超!アニメディア

鈴木みのり、配信シングルの「エフェメラをあつめて」は「好きなものを思い浮かべて聴いてほしい」一曲に【インタビュー】

声優であり、アーティストとしても活動する鈴木みのりが、配信シングル「エフェメラをあつめて」をリリース。「超!アニメディア」では、『本好きの下剋上 司書になるためには手段を選んでいらせません』第二部のEDテーマでもある本 …

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 声優であり、アーティストとしても活動する鈴木みのりが、配信シングル「エフェメラをあつめて」をリリース。「超!アニメディア」では、『本好きの下剋上 司書になるためには手段を選んでいらせません』第二部のEDテーマでもある本曲について、本人にお話を聞いた。

鈴木みのり

――「エフェメラをあつめて」は、『本好きの下剋上 司書になるためには手段を選んでいらせません』(以下『本好き』)第二部のEDですね。曲を聴いたときの感想を教えてください。

 kzさんの楽曲は、音のひとつひとつが星のように輝いていて、自分の世界に小さな光がたくさん降り注ぐようなイメージを持っていました。「エフェメラをあつめて」を初めて聴いたときも、主人公・マインの夢への期待や前向きな意思、本が大好きなんだという気持ちが、本のページをめくって言葉が飛び込んでくる瞬間みたいに、ぶわっと伝わってきました。

――作詞はやなぎなぎさんです。

 大ファンなので、1stアルバムぶりにご一緒できてとてもうれしかったです。ひとつの物語が、なぎさんらしい言葉で綴られているところが大好きなんですが、「エフェメラをあつめて」は、皆さんが思う私らしさも散りばめられていて、大好きななぎさんの世界観と私の歌が混ざり合っているのがうれしくてたまりませんでした。

――レコーディングではどうアプローチをしようと思いましたか?

 レコーディング直前に、ちょうどロジーナ役としてアフレコ現場にお邪魔できたんです。マインの一生懸命さ、大好きの気持ち、マインの周りの人たちのあたたかさ、やさしさなどを近くで感じられたので、そこで得た幸福感を歌にやさしく乗せたいなと思いながら挑みました。

――実際にレコーディングをした感想を教えてください。

 kzさんはもともと作品の大ファンだったようで、この作品への想いがとても強く、レコーディング当日わざわざスタジオに来てくださって、なんとディレクションまでしてくださったんです。自分のなかの作品のイメージをしっかり持ちつつ、kzさんの作品愛をお聞きして、さらにイメージをふくらませて歌いました。音数も多いところ少ないところとあるので、マインがひとりで自分と向き合う瞬間、家族や友人と笑い合っている瞬間など、音に合わせてシーンを思い描きました。

――作中で鈴木さんが演じているロジーナはどんな女の子ですか?

 年相応で正直な女の子だなぁと感じました。最初の登場時は少し生意気と感じてしまいましたが、彼女の立場的にそうなるのも仕方がないのかもと思いましたし、だからこそ心を改め頑張る姿をとても愛おしく感じています。

――EDでアニメ映像と一緒に曲を聴いたときは、どんな気持ちでしたか?

 EDはとても細かく、とにかく『本好き』らしい、おしゃれで素敵な映像で感動しました。マインたちの家族愛をとくに感じながらレコーディングしていたので、家族4人が最後に出てきてくれたのも幸せな気持ちになりました。

――MV撮影の思い出は?

「自然な表情をお見せできたら」とMVの監督とお話していたので、リップシンク以外は特別どうしようとか考えたりはせず、動きに合わせて自由にお芝居していました。ワンピースで外をお散歩しているカットは、とくに自然な表情だと思います。白いブラウスの衣装もすごくお気に入りで、その衣装で撮影した東洋文庫ミュージアムさんはとても幻想的でした。タイアップが『本好き』だったからこそのロケ地だと思います。たまたま、作詞のやなぎなぎさんも撮影で使われていた場所で、ご縁を感じてうれしかったです。

――タイトルにも使われている「エフェメラ」は「グリーティングカードや手紙などの長期保存を想定していない印刷物で、収集対象になるもの」を示す言葉ですが、鈴木さんがつい集めてしまうものは?

 ハマったアーティストさんやコンテンツのグッズはとにかく集められるだけ集めてしまいます。あとからさすがにこれは買い過ぎだと反省するのですが、何かにハマるたびにそれの繰り返しです……。あとは、当たり前なのかもしれませんが、家族や友人、大切な人にもらった手紙は、幼いころからずっと取ってあります。

――また、歌詞の最初に「いちばん最初に聞いたお話」というワードが出てきますが、鈴木さんの記憶に残っている「いちばん最初」のお話は?

『しろくまちゃんのホットケーキ』という絵本が大好きで、たぶん、それが「いちばん最初に好きになったお話」だと思います。昔、「あなたは川に捨てられていたところを母が偶然見つけて、今育てているのよ」なんて怖い冗談話を親からよくされたなぁと思い出しましたが、わりとその冗談を言う家庭は多いみたいですね(笑)。

――最後に読者にメッセージを。

 マインの「本が大好き!」という気持ちを表現しつつ、そして、私の「好き!」も詰まった楽曲になりました。個人的にとてもお気に入りな、私好みの、私がいつかやってみたかったことが偶然にもギュッと入った配信シングルとMVです! ぜひ作品を、あなたの好きなものを、思い浮かべて聴いてくださいね。よろしくお願いします。

取材・文/野下奈生(アイプランニング)

PROFILE
鈴木みのり
【すずき・みのり】10月1日生まれ。愛知県出身。e-stone music所属。2018年にシングル『FEELING AROUND』でアーティストデビュー。これまでにシングル4枚、アルバム1枚をリリース。声優としての主な出演作は、『マクロスΔ』フレイア・ヴィオン役、『SHOW BY ROCK!!ましゅまいれっしゅ!!』ういうい役など。

「エフェメラをあつめて」配信情報
配信日:配信中
レーベルフライングドッグ

「エフェメラをあつめて」

《超!アニメディア編集部》
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