声優・鬼頭明里がTVアニメ『超人高校生たちは異世界でも余裕で生き抜くようです!』のEDテーマを含む全3曲が収録されたシングルをリリースする彼女が、インタビュー企画「Megami’sVoice」に登場!【インタビュー】 | 超!アニメディア

声優・鬼頭明里がTVアニメ『超人高校生たちは異世界でも余裕で生き抜くようです!』のEDテーマを含む全3曲が収録されたシングルをリリースする彼女が、インタビュー企画「Megami’sVoice」に登場!【インタビュー】

アニメやゲームの主題歌、テーマソングなどを歌うアーティストに楽曲について語ってもらうインタビュー企画「Megami’sVoice」。2019年11月号には、アーティストデビューを果たす鬼頭明里が登場。「超!アニメディア …

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 アニメやゲームの主題歌、テーマソングなどを歌うアーティストに楽曲について語ってもらうインタビュー企画「Megami’sVoice」。2019年11月号には、アーティストデビューを果たす鬼頭明里が登場。「超!アニメディア」では、本誌で紹介できなかった部分も含めた、ロングインタビューをお届けする。


みんなが元気になれる曲を歌っていきたい

――アーティストデビュー、おめでとうございます。デビューが決まったときの率直な感想を教えてください。

 サプライズで聞かされたので、まずはとにかくビックリしました。それから、ちょっと不安にもなりました。私のアーティスト活動が求められているのかわからなくて……。もともと歌うことは好きでしたが、是が非でもというほどの強い気持ちはその時点ではなかったので。ただ、歌えるということはとても楽しみでした。

――不安はいつ払拭されましたか?

 いまも完全に払拭されたというわけではないのですが、デビュー決定の発表をしたときに、たくさんの方から「おめでとうございます」とか「楽しみです」と言っていただいて、がんばってもいいんだなと思えるようになりました。自分が好きなことをやって、それで応援してくださっているみなさんが喜んでくれているのがうれしかったです。

――曲が決まる前には、自分の好きな曲などについて、スタッフの方と話されたのですか?

 はい。どういうアーティストの曲を普段聞いているか、どういう曲調が好きかというのをお話ししました。私はアップテンポでテンションの上がる曲が好きなんですね。LiSAさんのようなサビでめちゃめちゃ盛り上がるロックもいいなと思っていましたし、高音で歌うのも好きだったので、今回収録されている曲はそんな私の好みを反映していただけているなと感じます。


――表題曲の「Swinging Heart」は、まさにおっしゃるような盛り上がりの強い曲ですね。

 最初に聞いたときは、かっこよさとさわやかさを感じますよね。

――レコーディングはどうでしたか?

 レコーディングそのものは比較的スムーズだったんです。ただ、これまでキャラクターソングしか歌ったことがなかったですし、カラオケではモノマネをしながら歌うタイプだったので、「鬼頭明里」個人としての歌い方がどういうものかわからず、その点で少し考えながら歌いました。

――どうやって「自分の歌」に向き合っていきましたか?

 キャラクターソングと違って、歌うときの気持ちを作り込まず、あえて練習しすぎないようにして、歌詞だけ覚えてスタジオに行きました。レコーディングでは、そのときに出たものがそのまま収録されている感じです。それもあって、まだ「自分の歌」がどういうものかにはたどり着けていない気がしています。ただ、完成したものを聞いてみて、自分が普段思っているよりも意外と声が高いんだなと思いました。地声は低いと思っていましたが、じつは意外と低くないのかもしれないという発見がありました。

――「Swinging Heart」のお気に入りのポイントは?

 ラストの部分です。1番のラストにも同じ歌詞があるのですが、1番が区切って歌っているのに対して、ラストはつなげて歌っているんです。スタッフの方から、区切らずに歌ったほうがもっと先へと向かっていく気持ちがより強く出るのではないかとディレクションをいただいて挑戦してみたら、まさにそのとおりになりました。

――2曲目の「dear my distance」はテレビアニメ『超人高校生たちは異世界でも余裕で生き抜くようです!』のEDです。EDらしいしっとりした雰囲気もありますね。

 バラードはほとんど聞かないのですが、この曲はミディアムテンポですし、サビではテンションが上がる曲調なんです。しっとりしたところも歌い上げるところもどちらも楽しめる曲なので、すごく好きです。こちらもそれほどテイクは重ねなかったんですが、普段歌わない曲調だけに新鮮でしたし、歌ってみるとすごく楽しかったです。

――3曲目の「Always Going My Way」は、ちょっとしたパーティー感もあります。

 最初に聞かせていただいたときに、絶対に歌いたいなと思った曲です。気持ちが上がるテンポの曲でしたし、かけ声を入れられるポイントも好きで。レコーディングも3曲のなかで一番スムーズに進みました。スタッフの方からも、音程やピッチを気にせず、はっちゃけて歌ってくださいとディレクションをいただき、すごく歌いやすくて楽しかったです。

――完成した3曲を聴いた感想は?

 1枚でいろいろなタイプの歌を楽しんでいただけるかなと思います。キャラクターソングではなかなか歌う機会がない曲調が多いので、応援してくださっている方にとっても新鮮に感じていただけるのかなと。

――初回盤には表題曲のミュージックビデオ(MV)が収録されますが、撮影の感想を教えてください。

 キャラクターソングのMVは、アイドルものならダンスがあったりしたのですが、実はあまりダンスが得意ではないこともあって。それを汲んでくださったのか、踊らなくていいMVになりました(笑)。ただ、その分アーティストっぽい動きをしなくてはいけなくなって……。カラオケでも棒立ちで歌うタイプなので、どう動いたらいいのかがかなり悩みました。完成したMVを見ても、パフォーマンスの改善が今後の課題だなと思いました(笑)。でも、こんな初々しいMVは最初のうちだけだと思うので、ポジティブに捉えておこうと思います。

――ジャケットやブックレットの撮影の思い出は?

 声優としての撮影は笑顔でと言われることが多いのですが、今回はクールにとか爽やかな感じでとか、今まで言われたことのないオーダーがあったので少し戸惑いました。でも、すごくおしゃれな衣装で撮影していただいて、それだけでもアーティスト感って出るんだなと発見がありました。

――今後、アーティストとしてはどんな活動をしていきたいですか?

 カラオケでモノマネをしてきたからこそ、いろいろな歌い方が自分ではできると思っています。ですから、いままでのお仕事では見せられなかった歌や声をいろいろな方に知っていただき、驚きを感じていただけたらとも思います。ゴリゴリのロックや、ダークな曲、神聖な感じの曲や、もっとしっとりしたバラードも歌ってみたいです。

――最後に読者へメッセージを。

 アーティストデビューをさせていただけて、本当にうれしいです。まだ少し、皆さんに受け入れてもらえるかという不安はありますが、テンションが上がらないときや元気になりたいとき、落ち込んだときに聞けば気持ちを切り替えられるような歌を歌っていきたいと思います。これからは声優としては見せられなかった一面もたくさん見せていきたいので、ぜひ追いかけてきてくださるとうれしいです。

(Profile)
きとう・あかり/10月16日生まれ。愛知県出身。プロ・フィット所属。本CDでアーティストデビュー。声優としての主な出演作は、『鬼滅の刃』竈門禰豆子役、『まちカドまぞく』千代田桃役など。

画像ギャラリーはこちら。クリックすると拡大できます。

 

『Swinging Heart』
ポニーキャニオンより発売中
初回限定盤2000円(税別)
アニメ盤、通常盤各1300円(税別)

 声優・鬼頭明里のアーティストデビューシングル。ロックテイストの表題曲、テレビアニメ『超人高校生たちは異世界でも余裕で生き抜くようです!』のEDを飾る「dear my distance」、ハイテンションなポップチューン「Always Going My Way」の全3曲収録。初回限定盤には、表題曲のMVなどを収録したBlu-rayとブックレットが付く。

 

 

《超!アニメディア編集部》
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