NOW ON AIRの1stアルバム「RAINBOW’S BOX」は多彩な曲調とメンバーの個性が詰まった1枚に!【インタビュー】 | 超!アニメディア

NOW ON AIRの1stアルバム「RAINBOW’S BOX」は多彩な曲調とメンバーの個性が詰まった1枚に!【インタビュー】

2016年に開催された『キミコエ・オーディション』合格者6名で結成されたNOW ON AIR(以下、NOA)が、待望の1stアルバム『RAINBOW’S BOX』をリリース。それぞれ作詞を担当した楽曲あり、 …

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 2016年に開催された『キミコエ・オーディション』合格者6名で結成されたNOW ON AIR(以下、NOA)が、待望の1stアルバム『RAINBOW’S BOX』をリリース。それぞれ作詞を担当した楽曲あり、ユニット曲ありと、まだ聴いたことのない彼女たちが詰まった作品になった。


■今できる私たちの最高のパフォーマンス

ーー1stアルバムを出すお気持ちは?

飯野美紗子(以下、飯野) アルバムを出すことは結成時からの目標のひとつでしたので、出せることが決まったときは本当にうれしかったです。リード曲のテーマを考えたり、作詞をさせていただいたり、たくさん携わらせてもらうことができ、最高のものになりました。

岩淵桃音(以下、岩淵) “今までの私たち”と“今の私たち”をアルバムに詰め込みました。みなさんに聴いていただけるのがうれしいし楽しみです。

片平美那(以下、片平) 最初は現実感があまりなかったのですが、作詞をさせていただくなどしているうちに、「出せるんだな」とジワジワ実感が沸いていきました。

田中有紀(以下、田中) 6人で新たな曲が歌えて、作詞もさせていただけて、さらに2・3人でのユニット曲などたくさんの“初めて”をアルバムに詰め込むことができたのが、とてもうれしいです。

神戸光歩(以下、神戸) 今作は、自分でNOAの曲を取り込んでプレイリストを作っていたんですけど、もうしなくていいんだなって(笑)。

鈴木陽斗実(以下、鈴木) 今回は、初めて曲のイメージやパッケージデザインのイメージ、衣裳のイメージなどをお伝えして作っていただいて。“私たち感”がすごくある作品になりました。

ーータイトルは『RAINBOW’S BOX』。みなさん6人のカラーと、聴いてくれる人のカラーを加えて7色なのかなと。

飯野 応援してくださるファンのみなさん、家族、スタッフさん。そういう全員の色が加わった、7色どころではないすごくカラフルでキラキラしたイメージです。


ーーリード曲「RAINBOW’S HIGHWAY」は、どんなイメージでしたか?

飯野 ハッピーで疾走感にあふれていて、今までのNOAにはなかったタイプの曲です。ファンのみなさんと一緒に声を出して楽しみたいという気持ちもあって、かけ声を入れられるところもたくさんあります。どういう雰囲気の曲にしたいか、プロデューサーの結城アイラさんと相談させていただいて、今まで以上に私たちの気持ちを曲に反映させてくださいました。

神戸 これまでのシングルは、さわやかだったり格好いい感じだったのですが、「RAINBOW’S HIGHWAY」はハッピーでワイワイした楽しさが前面に出ています。ただ、レコーディングで歌いだしの詞がなかなか言えなくて苦戦しました。

岩淵 MVは、結婚式場をお借りして撮影をしたんです。式場に行くのが初めてだったから、すごくテンションがあがりました。私服パートと衣裳パートがあるので、それぞれの違った面を見てもらえると思います。

片平 撮影はまだ寒い時期だったので、待ち時間はカイロを持ってベンチコートを着て待機しているという感じでしたけど、最初にみんなでワイワイしているところなど、撮影はとても楽しかったです。

田中 ダンスはみんなすごく成長したと思います。集中力を途切れさせず、それぞれが輝きを放てるようになったと思います。MVには、今の私たちができる最高のパフォーマンスを収めることができました。

岩淵 でも、本当にきれいに揃うようになったよね。

飯野 1stシングル「この声が届きますように」のMVは、ダンスが揃っていないという根本的な問題があったからね(笑)。

ーー今作には、メンバーそれぞれが作詞をし、それをふたりか3人のユニットで歌った楽曲も収録しています。それはメンバーからの提案だったのですか?

飯野 作詞はみんな初めてで、「いつかやりたいね」と言っていたら、「じゃあ今回どうぞ」みたいな。突然だったので、こちらは「えっ!」ってなりました。それぞれどういう曲がいいか、まずイメージをお伝えして曲を作っていただき、それを聴いて作詞をする流れでした。

ーーまず飯野さん作詞の「Starting Station」は、飯野さんと片平さんで歌っています。どういうイメージで作られたのですか?

飯野 NOAを結成して、自分も大人になったなと自覚する部分もあって「大人になるのも悪くない」という気持ちを込めました。ただ、どんな曲がきてもタイトルは「Starting Station」にしようと決めていたんです。どこにいても自分がそう思えば、そこが始まりの場所になると伝えたくて。過去と未来、その間に自分がいるというイメージです。グループ最年少のみなみー(片平)と最年長の私が歌うことで、大人と子どもの間にいるということが伝わったらいいなと思いました。

片平 途中で三拍子になったり、今まで歌ったことのない曲調で、すごく新鮮でした。

飯野 単純に楽しいだけの曲にはしたくなくて、拍子が変わることで切なさや後悔も表現できるんじゃないか、と思って私から希望しました。あと、サビはキーが高くてAメロは低くて音域が広くて、すごく難しかったです。年齢差とキーの高低差、さらに身長差もある曲です(笑)。

ーー「純情 Phantom thief」は、スリリングな格好いいナンバー。田中さんの作詞で、岩淵さんと歌っています。

田中 曲を聴いて、夜の街を走っているイメージがまず浮かんで、そこから「これは怪盗だ」って(笑)。それで、ももちゃん(岩淵)と歌うなら小悪魔の要素も入れたいと思って、“恋泥棒”的な歌詞を書きました。主人公の女の子は怪盗で、あなたのハートを奪いに行くと言っているけど、実はすでに自分のハートが奪われてしまっているところがポイントです。

岩淵 ゆっきー(田中)がこれを書いたと想像しただけで、すごくキュンとしましたね。歌うのが楽しくて、演じるような気持ちで、ノリノリになって歌いました。

■メンバーの新しい面をたくさん発見

ーー「星影の在り処」は、神戸さん作詞のバラード。鈴木さんと歌っています。

神戸 私はバラードが好きなので、絶対バラードがいいと伝えて曲を作っていただきました。曲を聴いたイメージで、夜や寒色系を彷彿とさせる言葉を選んで書いています。歌詞のテーマは、私のメンバーに対する気持ちです。みなさんにも、それぞれの大切な相手を思い浮かべながら聴いてもらえればうれしいです。

鈴木 みっちゃん(神戸)は、どちらかと言うと面白い人という印象のほうが強いので、こんなにロマンチックな歌詞を書くんだなって正直意外でした(笑)。普段はおしゃべりで明るくて面白いので、そのギャップがいいなって思います。

ーー鈴木さんは、この曲に演奏でも参加されているとのこと。

鈴木 今回私は、作詞では参加していないので、その代わりにクラリネットを演奏しています。すてきな曲を私が一緒に歌えて、演奏でも参加できて、すごくうれしかったです。歌声ももちろんですけど、クラリネットの音も楽しんでいただけたらうれしいです。

ーー「Light escape」は、ジャズっぽさのある曲で、岩淵さんが作詞に加えて、飯野さん、神戸さんとの3人で歌っています。

岩淵 一面だけじゃなくていろんな面がある曲だなと思って、それが歌詞でも表現できればいいなと思いました。一緒に歌うのが大人のメンバーなので、全体的に大人っぽい歌詞が書けたらと思って、大きなテーマを「夜」にしました。夜のネオンがピカピカと光っているなかを、女の子が考えごとをしながらひとりで歩いている様子をイメージしています。

ーーかわいらしいワードがたくさん出てきますね。

岩淵 香水がふわっと香るような言葉を意識しました。メロディのリズム感がすごく楽しいので、それをいかせる言葉を選ぶように頑張りました。

飯野 歌う前に、ももちゃんが全部歌った仮歌をいただいたんですけど、「これでいいじゃん!」と思ったほどももちゃんにぴったりの曲です。3人の色の違いも、出せたんじゃないかと思います。

ーーそして片平さんが作詞をした「ツヅクココロハ」は、スカの軽快なビートのナンバー。鈴木さん、田中さんとの3人で歌唱しています。

片平 かわいい曲なので、メルヘンな感じにしようと思って。メルヘンと言ったら王子様が出てくるだろうという安易さもありながら、“キミ”と“神様”と“王子様”という3人が出てきたら、歌う3人に当てはめられていいなと思い歌詞を書きました。

ーー誰が王子様で誰が神様なんですか?

片平 ゆっきーが王子様で、みんひと(鈴木)が神様。

鈴木 えっ! 私が神様? 知らなかった(笑)。

田中 “女神感”はあるよ。

片平 歌詞に出てくる“キミ”は人でなくても、目標とか夢でもいいなと思って。あとメルヘンがテーマなので、チョコレートとか炭酸ソーダとか、かわいい言葉は入れようと思っていました。歌詞の途中には、私たち3人の名前を隠してあるので、気づいてもらえたらうれしいです。そういう言葉遊びを考えるのも楽しかったです。

ーーキーの高いところがあって難しそうですけど。

片平 最初は低くて歌いづらくて、1つ半あげてもらったんです。キーをあげたことで、表情がより明るくなりました。

鈴木 私はその場にいなくて、「さて録るぞ」と思ったら、キーが1つ半あがっていて。ふたりはそれですでに録っていたので、私は有無を言えずにこのキーで収録しました(笑)。

田中 私が出れば、みんひとも出るだろうと。

鈴木 確かに出ましたけど…(笑)。

ーー役や作品ではなく、作詞などで自分たちのなかから出てくるものを表現したわけですが、それはやってみてどうでしたか?

飯野 ほかのみんなの曲を聴いて、3年間一緒にいたけど知らなかった、メンバーの新しい面をたくさん発見できました。

岩淵 歌詞を通して、普段みんながどう考えているのか、どう生きてきたのかが、少しだけ垣間見えました。私自身のことでも、作詞のために書き留めていたノートを見返して、自分はこういう言葉に意識が向くんだなと改めて気づけました。

片平 歌詞からその人の色が出るのは、すごいなって思います。「本当にメンバーが書いたのかな?」って疑うくらい(笑)。みんなすごいです。

田中 歌詞をゼロから生み出す難しさを、身をもって知って、サウンドプロデュースをされている結城アイラさんのすごさを実感しました。

神戸 自分たちで作詞をしたことで、世界でひとつだけの曲になって。それぞれ悩みながら作詞をしたんだろうと想像しただけで、みんなのことがより愛おしくなりました。

鈴木 今までピアノで楽曲に参加したことはあったんですが、クラリネットで参加させていただいたのは初めてでうれしかったです。ふたり曲と3人曲を両方歌わせていただいて、自分の歌い方を変える工夫ができたのが楽しかったです。自分の新しいところとみんなの新しいところを発見できて、いいアルバムになったなって。

ーー最後に8月4日に東京・吉祥寺CLUB SEATAで開催の、『3周年記念 1st ‘FULL’ LIVE』に向けての意気込みをお願いします。

鈴木 前に座っている人から一番後ろの人にまで、NOAの今までのよさと新しい面を、楽しんでもらえたらうれしいです。

飯野 ライブができること自体、決して当たり前ではないなかで、3周年ライブができるのはすごくうれしいです。今までのライブでいちばん長い時間やるし、会場もいちばん大きいので、私たちにとって挑戦になります。少しでもたくさんの人の心を掴んで、ライブ会場にまで来てもらえるようにこれから一層がんばって活動していきます。

岩淵 NOAの魅力が詰まった時間になります。来てくださった方全員が、笑顔になって帰っていただきたいです。みんなが絶対ライブ翌日も幸せに頑張れるようなライブをお届けします!

片平 6人の色が混じり合って、また違う色も見えると思います。3周年の私たちを、ぜひ生で観てほしいです。後悔はさせないライブにします!

田中 「この声が届きますように」を発売したころは、持ち歌が2曲しかなくて、1回のライブで「この声」を何度も歌っていました。3年経って曲数が増え、この宝物のような曲たちをみなさんと共有できることが、本当にうれしいです。ライブも“私たちらしさ”が表現できるものを考えるので、楽しみにしていてください。

神戸 演出やセットリストなどみんなで作りあげる、私たちにしかできない世界にひとつだけのライブにしたいです。みなさんにも、私たちのライブでしか味わえない感情を味わってほしいです。楽しいやうれしいだけじゃない、“NOAしい”みたいな(笑)。新しいオリジナルの感情の概念を生み出せたらいいなと思います!

PROFILE
NOW ON AIR【ナウオンエアー】
 2016年に開催された『キミコエ・オーディション』合格者の6名で結成された声優ユニット。メンバー全員が主演を果たした劇場アニメ「きみの声をとどけたい」のイメージソング「この声が届きますように」を皮切りに、3枚のシングルと1枚のアルバムをリリース。現在、3周年を記念した「1st ‘FULL’ LIVE 〜RIDE ON!〜」を8月に控えている。

(CD情報)
NOW ON AIR1stアルバム「RAINBOW’S BOX」
 これまでのシングル表題曲に加え、ロック、スカ、バラード、ポップなど多彩な新曲を収録。鈴木がクラリネット演奏、それ以外のメンバーは作詞と、メンバーが歌以外で直接参加した曲も多数収録。2人,3人のユニット内ユニットで収録した曲も。
バンダイナムコアーツより発売中
【限定盤】LACA-35781/¥4,000 (+税)
【通常盤】LACA-15781/¥3,000 (+税)

画像ギャラリーはこちら。クリックすると拡大できます。

 

▼LIVE情報
NOW ON AIRのデビュー3周年を記念したライブ
「NOW ON AIR 3周年記念 1st ‘FULL’ LIVE 〜RIDE ON!〜」チケット発売中!
・8月4日(日)
東京都/吉祥寺CLUB SEATA
16:30/17:00
■チケット
(オールスタンディング)¥4.320(税込)
※未就学児入場不可
※ドリンク代別途必要

NOW ON AIR公式HP
https://www.lantis.jp/artist/nowonair/

NOW ON AIR公式twitter
https://twitter.com/NOA_Lantis

《超!アニメディア編集部》
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