ファイルーズあい&礒部花凜“事前練習なしでも息ピッタリ”「<音泉>祭り2023夏 NEXT STAGE」インタビュー | 超!アニメディア

ファイルーズあい&礒部花凜“事前練習なしでも息ピッタリ”「<音泉>祭り2023夏 NEXT STAGE」インタビュー

超!アニメディアでは、『<音泉>祭り2023夏 NEXT STAGE』へ参加したパーソナリティにインタビューを実施。今回は、スペシャルライブで「脳漿炸裂ガール」を披露したファイルーズあい&礒部花凜のインタビューをお届け。

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アニメ・ゲーム・声優などに特化した番組を配信しているインターネットラジオステーション<音泉>の公式イベント『<音泉>祭り2023夏 NEXT STAGE』が、6月24日に神奈川・カルッツ川崎にて開催。約6時間にわたって行われたイベントでは、下野紘ら<音泉>でおなじみの声優陣によるトーク、コラボ企画、番組(チーム)対抗企画、テーマソングライブ、出張ラジオなど、さまざまな企画が行われた。

超!アニメディアでは、『<音泉>祭り2023夏 NEXT STAGE』へ参加したパーソナリティにインタビューを実施。今回は、スペシャルライブで「脳漿炸裂ガール」を披露したファイルーズあい&礒部花凜のインタビューをお届け。ライブの感想のほか、2人が本イベントで特に印象に残っている企画「推ししか勝たん」について話を聞いた。

[取材・文:阿部裕華 撮影:吉野庫之介]



「脳漿炸裂ガール」で見せた2人の信頼関係


――「脳漿炸裂ガール」を披露したスペシャルライブはいかがでしたか?

ファイルーズ:ライブでやる曲ではないなと思いました(笑)。

礒部:大変だったもんね(笑)。

ファイルーズ:『ファイルーズあいの“愛”・ルーズ・Fight!』のカバーソング企画で「脳漿炸裂ガール」を選曲した時は、とりあえず2人で歌えて2人のキャラの良さが活かせる曲にしようとピックアップしたんです。それがまさかライブでやることになるとは……(笑)。

でも、高校生の時に初めて聴いていた曲、オタク友だちみんなの知っているデュエット曲として必ず名前が上がる曲、カラオケでオタク友だちと必ず一緒にデュエットして歌う曲である「脳漿炸裂ガール」を声優になって人前で振りをつけて披露できるなんて。すごく大変だったけど、高校の時に妄想していた夢が1つ叶った気持ちです。ボカロで育ってきて、れるりりさんの曲がずっと大好きなので、リスペクトを込めて歌えたのがすごく良かったなと思います。

礒部:スタッフさんから「ライブで披露するにはすごく難しい曲だけれども、ファイちゃんがすごい熱量を持って挑んでくれているよ。」と聞いていたんですね。私自身、曲へのリスペクトはもちろんですが、ファイちゃんの世界観を含めて日ごろから素敵だなとめちゃめちゃ思っていて。いつもファイちゃんとペアで組ませてもらう時は、ファイちゃんの世界観の表現の、足を引っ張ってしまうようなことがあっては申し訳ないと思っているのですが……

ファイルーズ:全然足引っ張ってないよ!

礒部:ありがとう……! せっかくこういった機会をいただけるなら一生懸命頑張って、一緒に楽しんでできたらいいなと思って、ステージに立ちました。

ファイルーズ:自分で言うのも変かもしれないけど、2人一緒での事前練習を1回もできなかったと思えないくらい息ピッタリだったんですよ。当日の朝に初めて2人で合わせることができたのですが、想像していたより何倍もいいパフォーマンスを花凜ちゃんがしてくれて。リハの時にスタッフさんが撮ってくれていた映像を見たら表情の作り方がすごく上手で。さすが舞台とかたくさんやって見せ方を分かっている方だなと思いました。それを見たことで私も本番で出せた表現があったから、お互いにいいところを引き出し合えた気がします。



――本当に息ピッタリなお二人ですが、この機会なので改めてお互いの印象や魅力について紹介してください。

ファイルーズ:花凜ちゃんは自分の持っている良さを引き出して、さらに他人のいいところをちゃんと引き出せる人だと思っています。自他ともに人の素敵な部分を見つけられる、それを見せる天才なんです。だから、花凜ちゃんといるといつも自己肯定感が上がるし、花凜ちゃんを見ていると「私も自分磨き頑張ろう!」って思える。すごくいい刺激をたくさんもらっています。

礒部:皆さんご存知だと思いますが、ファイちゃんはクリエイティブな部分をたくさん持っている人です。最初に『<音泉>祭り』でファイちゃんと絡ませていただいた時(『<音泉>祭り2021春』)から、それはすごく感じていました。

そして、ファイちゃんは私がカッコいいと思っている女性像そのものなんです。自分の意見をしっかり持って、自分でちゃんと発信もするのに、無理やりな感じがしない。周りの人の気遣いやケアをしながら、自分のやりたいことを貫いている姿勢はいつも私を引っ張ってくれます。

ファイルーズ:嬉しい……。

礒部:今日もファイちゃんに引っ張ってもらって……。ライブ前の「推ししか勝たん」というコーナーに私の推しが登場して、興奮のあまり情緒不安定になってしまったんですね(笑)。だけど、パフォーマンスが始まる前にファイちゃんが「プロとして必要なことってこういうことなんだ」と思わせてくれる言葉をかけてくれて、すごく気が引き締まりました。それで私も「よし、行くぞ!」と切り替えてステージに臨むことができたので、言葉通りファイちゃんは私を引っ張ってくれる存在です。

ファイルーズ:花凜ちゃん自身、ものすごく努力家なんですよ。今いろんな作品のダンスリハを抱えている中で、「脳漿炸裂ガール」のパフォーマンスにリソースを割いてくれていることが本当に嬉しい。

前回の『<音泉>祭り』の時も、私が用意した法律用語だらけの無茶苦茶な台本を全部覚えて、分からない言葉は事前に自分で調べてきてくれたんです。どんなお仕事にも真摯な姿勢に、初心を取り戻させてくれる。すごく刺激を受けています。「花凜ちゃんならやってくれるだろう」という安心感があるから、いつも無茶を言ってしまって申し訳ないけれど……「一緒に仕事をするなら花凜ちゃんがいい!」と思わせてくれる魅力を持っている人なんです。



「好きなものを好きと言い続けてよかった…」


――『<音泉>祭り2023夏』で印象に残っているコーナーはありますか?

ファイルーズ:「推ししか勝たん」ですね。イベント最初の登場が「推ししか勝たん」だったにもかかわらず、自己紹介もそこそこに「じゃあ推しについてプレゼンお願いします!」とすぐ始まるむちゃくちゃな構成で、最初はすごく困惑しました(笑)。しかも、会場ではあれだけの人たちが、さらには配信でもたくさん人が見ている中、自分1人で3分間プレゼンするのは緊張しました。

礒部:推しについてだからなおさらだよね(笑)。布教したい気持ちと、好きだからこそちゃんとしなきゃいけない責任感、どちらもある。

ファイルーズ:そうそう! 推しに恥をかかせてはいけないのが私の信条なんですよ。「ファンは自分を写す鏡」って言葉があるじゃないですか。ファンである私を見た時に「あの作品のファンってあんな感じなの?」って思われるのは絶対に嫌だった。だから、今回プレゼンしたゲーム『陰キャラブコメ』について、一生懸命事前に調べてスライドを作ったんですね。

そしたらなんと、作者の先生が本日いらっしゃってくださって……コーナーが終わった後も舞台裏で制作秘話を聞かせてもらったり、さらに先生が私のためだけにイラストを描いてくださったり……それがすごく嬉しかったです。イラストを持ちながら、しばらくはずっとニヤニヤして歩いちゃうくらい(笑)。好きなものを好きと言い続けてよかったなと思います。この世に私のためだけに描かれた西村(陽日)が存在する……。



礒部:私もファイちゃんのプレゼンをめっちゃ楽しみにしていたんですよ。日頃からファイちゃんは自分の好きなものを発信するのが得意で、私はいつもそれを楽しく見ていたから、今日はいっぱい語ってくれるだろうなってめちゃめちゃ楽しみにしていて。そしたら、期待をさらに超えるフリップの作り込み。職人芸と言っても過言ではないほどめちゃめちゃ面白かったし、その作品に対して「面白そう!」と思わせてくれる天才!

ファイルーズ:嬉しい……! ありがとう!!

礒部:私も印象に残っているのは「推ししか勝たん」なのですが、先ほども少しお話したように推しである井澤美遥ちゃんがサプライズゲストに来てくれて……。事前に「サプライズでもらえても音声メッセージ。頑張ればお手紙かもね」と伝えられていたので、ご本人登場は本当に本当にまさか過ぎました……!

ファイルーズ:私もすごくビックリした。「脳漿炸裂ガール」の準備で1回舞台袖にはけた時に、花凜ちゃんの黄色い声が聞こえてきて、「え、なんだなんだ? え、子どもがいる!」ってなりましたもん(笑)。

でもね、花凜ちゃんのプレゼン、愛はすごく伝わってきたんだけど、フリップの作り込みの甘さはちょっと気になった!

礒部:待って!(笑) ファイちゃんみたいに作り込むものだって聞いていませんでした!(笑)

ファイルーズ:ディスコミュニケーションがあったのね……。好きな気持ちがすごく伝わっていたから、舞台袖で見ていた私も嬉しくなっちゃった。

礒部:井澤美遥ちゃんは私の中で癒しと励みになっている存在なんですよ。推しって簡単に会えるものじゃないから、今日は来て本当に良かった……。忘れられない日になりました。

ファイルーズ:すごく満たされていたよね。

推しに会った後に興奮のあまりチーンとなっていたのに、そのあと休憩を挟まずに「脳症炸裂ガール」のパフォーマンスに気持ちをちゃんと切り替えていたところがさすがだなと思いました。

礒部:ファイちゃんのおかげ。ありがとう。

ファイルーズ:私が言わなくても絶対できていたと思う! 強い子だって知っているから。

礒部:ううん! ファイちゃんがスイッチを入れてくれたからだよ!



――本当にお二人の仲の良さが伝わってきます(笑)。それでは最後に、もし今後お二人でコラボする機会があったら何かやってみたいことを教えてください!

ファイルーズ:私は「脳症炸裂ガール」をライブでやることになった時、「『magnet』ならゆっくりだったから、『magnet』にしておけばよかった!」と思ったんですね(笑)。でも、「脳症炸裂ガール」を乗り越えた実績があるから、次は何が来てもいけそうだなと思っています。

なんなら2人だけじゃなくて、男女混合複数人で「Bad ∞ End ∞ Night」「Alice in Musicland」をやりたいですね。脳内キャスティングをして、衣装もそれっぽい感じでお揃いにして……音泉さん、ぜひ実現お願いします!

礒部:私はファイちゃんをプロデュースしたい!

ファイルーズ:前に私が花凜ちゃんをプロデュースしたから、逆にしてくれるの嬉しい!


礒部:ファイちゃんの圧倒的オーラと造形美を活かして、私が思うファイちゃんの良さを引き出す世界観を作ってプロデュースして、写真を撮りたい!

ファイルーズ:嬉しい! 我が強いから頑張って抑えないと(笑)。

礒部:ファイちゃんのやりたいこともヒアリングして進めたいな!

ファイルーズ:強い女ならなんでも! 私、女子アナみたいなのは似合わないの。

礒部:ファイちゃんの魅力をより引き出せるような感じにしたい!

ファイルーズ:それならぜひやってほしい! 楽しみにしています!

《阿部裕華》
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