TVアニメ『スローループ』のキャッチフレーズは「みんなと一緒だと、もっと楽しい」海凪ひより役・久住琳インタビュー | 超!アニメディア

TVアニメ『スローループ』のキャッチフレーズは「みんなと一緒だと、もっと楽しい」海凪ひより役・久住琳インタビュー

『スローループ』で海凪ひよりを演じる久住琳にインタビュー。

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海凪ひより役・久住琳 (C)うちのまいこ・芳文社/スローループ製作委員会
  • 海凪ひより役・久住琳 (C)うちのまいこ・芳文社/スローループ製作委員会
  • 久住琳
  • 海凪ひより (C)うちのまいこ・芳文社/スローループ製作委員会
  • 『スローループ』場面カット (C)うちのまいこ・芳文社/スローループ製作委員会

 読者に人気のアニメ作品から、期待の声優に作品や役柄について語ってもらう雑誌「メガミマガジン」のインタビュー企画「Megami’sVoice」。2022年2月号には、『スローループ』で海凪ひよりを演じる久住琳が登場。本稿では、本誌で紹介できなかった部分も含めたロングインタビューをお届けする。

好きなことを語るときは熱を持って前のめりに

――『スローループ』という作品の最初の印象を教えてください。
 オーディションを受ける前に原作を読んだのですが、魚を釣り上げた瞬間の躍動感や、その魚を使った料理の香りが伝わってくるような美しい絵に魅了されました。物語的には、女の子たちのにぎやかな日常を描くストーリーなのかなと思っていたんですね。でも、実際はひよりの父親が亡くなっているという少し重たいエピソードもあって。本人たちはそこまで重く捉えているわけではないけれど、私個人としてはその事実にビックリしたことを覚えています。

――ひよりは父親から教わったフライフィッシングが好きという女の子です。久住さんは、フライフィッシングについてどのくらい知っていましたか?
 じつは、釣りはまったくの素人で、ルアーフィッシングしかないと思っていたんです。フライフィッシングと聞いたとき、アジフライのようにフライにする魚を釣ることだと思っていたくらいに無知でした(笑)。

――ひよりの第一印象は?
 ほかのキャラクターと比べて、等身大だなと思いました。ひよりの幼なじみの吉永恋ちゃんは年齢のわりに物事を俯瞰で見る大人っぽい子ですし、ひよりの姉となる小春は何が飛び出すかわからない少し危ういところもある女の子。それに対してひよりは、人見知りだけどすごく普通なんです。だからこそ、視聴者の方から寄り添ってもらいやすいのかなと感じました。

――久住さんが演じていて感じるひよりの魅力は?
 釣りへの熱量がすごいところです。人見知りなのに、釣りについて熱く語る、そのギャップがすごくかわいいなと思います。私はひとつのことを深掘りするというよりは、いろんなことに興味を持つタイプなので、ひよりみたいにひとつのことに熱中できるというのは、それだけで魅力的だなと感じます。それから、釣りをしているひよりは本当に楽しそうでキラキラしていて、目が離せなくなります。

――そんなひよりを演じる際に、どんなことを大切にしていますか?
 釣りについて話すときは、とにかく前のめりになるようにしています。アフレコの最初のころは、スタッフの方から「もっと前のめりでもいいよ」と言っていただくことも多かったです。あと、人見知りな部分に関しては、自分が人見知りではないので、なかなか想像できないところが多くて。なので、ひよりのようなタイプの同級生の仕草を思い出しながら、困ったときはこんな表情をしていたなとか、落ち込んでいるときはこんな声だったなとか、イメージをふくらませて演じています。

――釣りシーンの演じ方で気をつけたところは?
 じつは、一度フライフィッシングを経験させてもらったんです。ですが、力の入れ方が難しく、なかなか釣れなかったので大変でした。自分に比べて、ひより自身は、釣りにも慣れているので、ワクワクした感じが出せるように心がけました。

――ひよりに似ているなと思うところはありますか?
 好きなことになると、早口でまくし立てちゃうところはわかるなぁと思います。それ以外は、どちらかというと小春タイプなんだと思います。私は物量で話すタイプなので……。

――では、あまり似ていないタイプのひよりに憧れる部分はありますか?
 素直なところです! それから、人たらしなところ。ひよりはとにかくかっこいいシーンが多いんです。アフレコ中も、小春役のなっちゃん(日岡なつみ)と、「いまのひより、ちょっとカッコよすぎるよね!」と話題に上がるくらいで。本人は無自覚なんだと思うんですが、さりげなく人を褒めたりできるんですね。そこは尊敬しています。

――「前のめり」以外のディレクションで、印象に残っていることは?
 ひよりと恋ちゃんがよく小春にツッコミを入れるんですが、そのツッコミが怖く聞こえるときがあるみたいなんです。音響監督の方から「小春のことをもっと好きになって!」と言われ、なっちゃんからも「嫌いにならないで!」と言われて(笑)。小春のことは好きですし、イヤミな感じに聞こえないようにと思っているんですが、声の温度的な問題で冷たく聞こえることがあるみたいなので、ツッコミのセリフはほかのセリフ以上に気をつけています。

――ひよりと大きく関わる小春と恋については、どんな印象がありますか?
 小春は、その場にいるだけで明るい空気を作れるところが魅力的ですね。あと、純粋におもしろい。語彙が豊富で、ネタの宝庫みたいなところがあるんです。恋ちゃんは理性的ですし、いい意味で損得を考えられる商売人。ひよりや小春といるときは大人びているけれど、母親と一緒にいるときは、すごくかわいい顔をするんです。そのギャップが素敵だなぁと思います。気を遣いすぎるフシがある恋ちゃんと、全然気を遣っていない小春のやりとりがおもしろくて、2人がセットになっているシーンは私も大好きです。

――メインキャラ3人以外で、いま気になっている子はいますか?
 小学生の二宮藍子ちゃんです。藍子ちゃんは、ちょっと嫉妬心が強い子で、同級生の福元二葉ちゃんに対して「自分が一番仲がいいんじゃないの?」とモヤモヤしちゃうタイプなんですね。その子供らしい考え方や、二葉ちゃんを好きすぎるところもかわいいんですよね。私個人としては、あの2人の行く末も見届けたいです。

――アフレコ現場は、どんな雰囲気でしたか?
 すごく和気あいあいとしていました。私となっちゃん、恋ちゃん役の嶺内(ともみ)さんはほぼ一緒にアフレコができたんですが、とにかく差し入れのお菓子を隙あらば食べていて。スタッフの方からも「こんなに差し入れがなくなる現場はなかなかないよ」と言われました(笑)。

――ひより、小春、恋のユニット・Three∞LoopでEDテーマ「シュワシュワ」も歌っていますね。レコーディングの思い出を教えてください。
 まず、ひよりってどうやって歌うんだろうと考えたんです。第1話のころのひよりだと、カラオケに誘われても「私はいいや」って言っちゃいそうなタイプだから、歌っているところがイメージできなくて。なので、気持ち的には最終話後のひよりをイメージしました。物語が進むにつれて、ひよりと周りの人たちの距離もどんどん縮まっていって、仲よくなっていくんですね。
 最終話後には、小春や恋ちゃんと一緒であれば、いろいろなことに挑戦しようと思うようになっているはずなので、その喜びを乗せる気持ちで歌いました。ひよりというキャラクターとして歌うのは初めてだったので、レコーディングの日は自分の順番よりも早くスタジオに入って、私の前に録るなっちゃんの歌を聞かせてもらったんです。明るく幸せな気持ちになるような曲に、小春のかわいい声が乗ってすごく素敵で、私もがんばろうと思えました。

――では、最後に物語の見どころを教えてください。
 人と人の距離感をとてもていねいに描いているので、まずその部分に注目してもらいたいです。それから、冒頭でひよりがほかの子たちをどう思っているのか、どういった気持ちでいるのか。小春のパパとどのような会話をしているのかに目を向けていただければと思います。そして、小春とひよりが初めて出会うシーンは、感動的というよりはとっちらかった感じですが(笑)、すごく心に残るエピソードなので、そこもぜひ見てもらいたいです。やっぱり見どころと聞かれると全部と言いたくなりますね。全編を通してとてもこだわって作られているので、隅々までチェックしてください!

MegamiにQuestion

Q.自分のチャームポイント
A.目の下にできるインディアンえくぼ
笑うと頬にできるインディアンえくぼはチャームポイントかなと思っています。体重が減るとどんどん薄くなっていくんですね。なので、目立ってきたら丸くなったのかなと思ってください(笑)。

Q.自分のニックネーム
A.りんりん
小学生のころからそう呼ばれています。人生で付いたニックネームは、いまのところそれひとつだけです。

Q.自分の声の特徴
A.のんき
プライベートで話しているときは、のんびりした空気感になるみたいで、友達からも「のんきな声だね」とよくいわれます。あと、比較的声が通るらしくて、学生時代はよく私だけ先生に注意されていました(笑)。

Q.自分の性格
A.のんき(笑)
危機管理能力がやや低いらしくて、あんまりあくせくしないんです。ただ、あまりにものんびりしすぎていて、目の前に乗る電車があるのに見送ってしまったり、帰るときには逆方向の電車に乗ってしまったり……さすがに自分のことが不安になりました。でも、お仕事のときは、かなり気合いを入れているので、3時間前に現場に到着することもよくあります(笑)。

Q.いま、ハマっているものは?
A.散歩
かなり早く現場の近くに着いたときは、周辺を散歩して安いランチを探すのが楽しいです。でも、散歩で迷子になったりもするんです……。なので、最近はマップアプリを開いて、定期的に自分のいる位置を確かめるようにしています。

Q.ちょっと苦手なものは?
A.カブトムシなどの硬そうなムシ
カブトムシとかカメムシとか、硬そうなムシが苦手なんです。逆にイモムシとかは平気ですね。

Q.好きな魚料理は?
A.エイヒレの天ぷら
最近初めて食べて感動しました! エンガワみたいなものかなと思って頼んだんですが、すごくおいしかったんです。でもまだ1回しか食べたことがないので、最近はエイヒレの天ぷらが食べられるおいしいお店を探しています。

Q.本作のキャッチフレーズ
A.みんなと一緒だと、もっと楽しい
ずっとひとりで行動することが多かったひよりが、小春と出会ったことで“みんなで”楽しむことを知っていく姿を、ぜひ見てください!

取材・文/野下奈生(アイプランニング)

プロフィール
久住琳
【くすみ・りん】6月17日生まれ。群馬県出身。アイムエンタープライズ所属。主な出演作は、ゲーム『おねがい、俺を現実に戻さないで!シンフォニアステージ』ラルム・スクルシェッロ役など。

作品Information
亡き父親から教わったフライフィッシングをしていた海凪ひよりは、海で小春という女の子と知り合う。その子は、なんと母親の再婚相手の娘だった。ひよりは戸惑いながらも、天真爛漫な小春と一緒に、釣りを楽しむ。

毎週金曜日夜10時30分よりTOKYO MXほかにて放映中

(C)うちのまいこ・芳文社/スローループ製作委員会

《M.TOKU》

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