亜咲花とBOYS AND MEN・吉原雅斗が語る名古屋への愛と『シキザクラ』への期待、そして名古屋フェス構想【インタビュー】 2ページ目 | 超!アニメディア

亜咲花とBOYS AND MEN・吉原雅斗が語る名古屋への愛と『シキザクラ』への期待、そして名古屋フェス構想【インタビュー】

アニメ『シキザクラ』オープニング主題歌「BELIEVE MYSELF」を担当する亜咲花さんと、最終話に本人役でゲスト出演するBOYS AND MENの吉原雅斗さんにインタビュー。

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(左から)亜咲花、BOYS AND MEN・吉原雅斗
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  • 『シキザクラ』キービジュアル (C)シキザクラ製作委員会
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名古屋から全国へエンタメを発信することにシンパシーを感じた

――そんな名古屋や東海エリアへの愛が詰まっているのがアニメ『シキザクラ』。名古屋を愛するおふたりはこういう作品が制作されると知ったとき、どう思いましたか?

亜咲花 名古屋を愛するひとりとして、とても喜ばしいことだと思いました。名古屋の良さがアニメで伝えられるというのが嬉しかったですね。

吉原 東海エリアや名古屋から全国にエンタメを発信するという点にシンパシーを感じました。僕たちもずっと東海エリアを拠点にやってきたから分かるのですが、思っている以上に色々と難しいことばかりなんですよね。特に活動をどうやって全国へ伝えていくのかということは本当に大変なことで。

亜咲花 拠点を変えずに活動しているボイメンさんは本当にすごい。名古屋は立地的なことも相まってか、東京や大阪へ行くという傾向が強くって。そんな中でもポリシーを持って東海エリアを中心に活動しているボイメンさんは、素晴らしい!

吉原 やっぱりね、名古屋が好きなんですよ。それに悔しいじゃないですか。三大都市のひとつなのに、名古屋や東海エリアにはエンタメがないって思われるのが。だから、僕たちはここを拠点に活動しているんです。

亜咲花 ボイメンさんが栄(名古屋の町名)でチラシを配っていたとき、私、受け取ったことがあるんです。矢場町交差点にみなさんがいたんですよね。

吉原 あの時は、他にやることもなかったから毎日のようにチラシ配りしたなぁ。もらってくれた子は珍しい。やっぱりなかなか受け取ってもらえないので。それがメンタル的にくることもありました。『シキザクラ』も東海エリア・名古屋にこだわって、情熱をもって制作するという道なき道を歩もうとしている。それの大変さがすごく分かるので、応援したいし、盛り上がっていって欲しいんです。ただ、内容を知ってからは「これはいけるぞ」と感じました。何といっても面白いので。あとは全国の人の目に触れるだけだと思っています。映像を最初に観たとき、そのクオリティの高さに驚いたんですよ。

――どういった点がすごいと感じましたか?

吉原 僕はアニメに詳しいというわけではないので、深い部分は正直分からないのですが、すごく迫力があって、キャラクターに温かみがあるということは分かりました。そこに存在しているというのが伝ってくるので、ふだんはアニメに触れていない方でも見やすい作品に仕上がっているんじゃないかな。

亜咲花 バトルものでアクション映像の迫力がすごいんですよ!

吉原 アニメが好きな亜咲花ちゃんもこうやって太鼓判を押しているので、ふだんからアニメを見ている人にも届く作品になっていると思います。

――個人的には、背景の美しさも目を引きました。

亜咲花 美しいですよね! 愛知各所へのロケハンを重ねたと聞いています。こだわりもすごい。作品に出てきた場所を巡る聖地巡礼でも名古屋に足を運んでもらえたらいいな。あと、メインキャストの方たちはアニメの主役を演じるのがほぼ初めての方ばかりと聞いているので、キャラクターと共に声優さんが成長してく過程を見られるというのも、この作品の魅力だと思っています。メインキャストの方々は名古屋にゆかりのある方が多いので、『シキザクラ』がきっかけとなり、声優さんを目指す方が名古屋でも増えると良いなと思いました。

吉原 それ、いいね!

亜咲花 アニソンシンガーも声優さんも、名古屋出身の方って結構いるんですよ。私も名古屋のボイストレーニングスクールの校内オーディションを受けてアニソン歌手になりました。名古屋でもエンタメ業界へ入るチャンスを掴めるので、なりたい子がいたら諦めずに目指してほしいなって思います!

ーー吉原さんをはじめ、ゲスト声優さんが愛知出身の方というのもこの作品ならではだと思いました。

亜咲花 ボイメンさんのほか、東海オンエアの虫眼鏡さんやとしみつさん、佐藤二朗さんなどが出演されると聞いたときはビックリしました。ただ、幅広い層へ地元の良さを届けるために色々なことを考えていらっしゃるんだと、感動もしましたね。

吉原 元々、名古屋にゆかりのある人たちを集めてフェスをやりたいと思っていたんです。それに近しいお祭りを『シキザクラ』がやってくれたんですよね。色々なジャンルで活躍されている人を作品に集めることは、愛がないとできないことだと思います。

ーーそういうお祭り感も、作品の魅力かもしれません。

吉原 そうですね。注目ポイントのひとつだと思います。

――吉原さんは今回、自分役の声優として出演されてみてどうでしたか?

吉原 気合を入れて収録に臨みはしたのですが、結局は自分役なので、変に美化するのは求められていることではないと思ったんです。だから、いつも通りのテンション感でやらせていただきました。『シキザクラ』の世界で自分だったらこういうことを言うのかなと想像する時間が楽しかったです。貴重な経験となりました。

――収録はいかがでしたか?

吉原 必死にやっていたら「いいねー」と言ってもらえて、気分良く帰った記憶があります(笑)。それでも難しさは感じたので、日々勉強を重ねて声のお芝居をされている声優さんはすごいと思いました。リスペクトの気持ちでいっぱいです。今回出演されている方々はまだ経験が少ない方が多いと聞きましたが、本当なのかなと思うくらい上手でした。


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《M.TOKU》
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