アニメ映画『鹿の王』の公開日&スタッフ情報が解禁! 『もののけ姫』『千と千尋の神隠し』『君の名は。』を描いた日本アニメ界の“レジェンド”安藤雅司が初監督 | 超!アニメディア

アニメ映画『鹿の王』の公開日&スタッフ情報が解禁! 『もののけ姫』『千と千尋の神隠し』『君の名は。』を描いた日本アニメ界の“レジェンド”安藤雅司が初監督

アニメ映画『鹿の王』の新たな制作スタッフ・公開日の情報が発表されたので、ご紹介する。  2014年に「小さなノーベル賞」と言われる「国際アンデルセン賞<作家賞>」受賞、代表作『精霊の守り人』シリーズはアニメ …

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②『鹿の王』イメージカット
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  • アニメ映画『鹿の王』の公開日&スタッフ情報が解禁! 『もののけ姫』『千と千尋の神隠し』『君の名は。』を描いた日本アニメ界の“レジェンド”安藤雅司が初監督
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 アニメ映画『鹿の王』の新たな制作スタッフ・公開日の情報が発表されたので、ご紹介する。


 2014年に「小さなノーベル賞」と言われる「国際アンデルセン賞」受賞、代表作『精霊の守り人』シリーズはアニメとドラマで映像化され、海外からも注目されている作家、上橋菜穂子。その新たな代表作であり、2015年の本屋大賞を受賞、シリーズ累計190万部を突破し、大きな話題を集めている小説『鹿の王』がついに映画化。

 本作の物語の舞台は、強大な帝国が支配する世界。謎の病から生き延び、過酷な運命に立ち向かいながら旅を続ける血の繋がらない“父と娘”。その病から多くの命を救おうと、奔走する医術師。父と娘の“絆”、そして運命的な“出会い”。壮大な世界観の中に、緻密な医療サスペンスと感動のストーリーが組み込まれた、唯一無二の冒険小説だ。

 壮大かつ複雑な世界観から映像化は不可能と言われていた本作だが、今年の3月、日本最高峰のアニメーターたちが集結し、ハイクオリティな作品を生み出す制作スタジオ「Production I.G」にてアニメ映画として制作することを発表。原作ファン・アニメファンから多数の反響があり、原作者・上橋菜穂子も「Production I.Gさんが制作なさると聞いて安堵しました。I.Gさんなら原作に囚われ過ぎず、アニメとして面白い映画を創ってくださるでしょう。」と期待のコメントを寄せている。

▼新たな制作スタッフの情報が解禁に! 日本映画界の歴史を支えてきたアニメーター・安藤雅司が初監督を務める!

 安藤は25歳の若さで『もののけ姫』(997年公開・興行収入193億円)の作画監督に大抜擢、その後も邦画の興行成績を塗り替えた『千と千尋の神隠し』(2001年公開・興行収入308億)、そして邦画の世界興行収入の首位となった『君の名は。』(2016年公開・興行収入250.3億)という、なんと邦画の歴代興行収入上位4作品のうち3作品の作画監督を務めている。作画監督は、その腕次第で作品のクオリティが大きく左右されると言っても過言ではない重要な役割。上記3作品はその映像のクオリティにおいて、国内外で非常に高く評価されている。
 そんなメガヒット名作を描いた安藤雅司が『鹿の王』でキャラクターデザイン、作画監督、そして初の監督を務める。

 さらに、共同監督として安藤と共に映画を作り上げていくのは、『千と千尋の神隠し』では監督助手を、『伏 鉄砲娘の捕物帳』で映画初監督を務めた宮地昌幸。さらに脚本は『ハイキュー!!』シリーズや『僕だけがいない街』など、数々の話題作を手がける人気脚本家・岸本卓が担当するなど、豪華スタッフが集結し作品を緻密に作り上げる。

▼公開日も解禁!

 そして、映画の公開日も来年2020年、9月18日(金)に決定

 日本最高峰の制作スタジオ「Production I.G」に加え、豪華スタッフが集結している本作。アニメーションの歴史に新たな名を刻む、ファンタジー大作の誕生に注目だ。

★発表スタッフ情報
<監督・キャラクターデザイン・作画監督/安藤雅司(あんどう まさし)>
 1969年広島県生まれ。1990年、日大芸術学部在学中にスタジオジブリを受験し合格、
第2期生として入社。映画『紅の豚』等で原画を勤め、宮崎駿監督『もののけ姫』『千と千尋の神隠し』では作画監督を担当。その後フリーになり、今敏監督『パプリカ』、沖浦啓之監督『ももへの手紙』でキャラクターデザイン・作画監督で活躍。2016年には新海誠監督『君の名は。』でキャラクターデザイン・作画監督を担当した。

<監督/宮地昌幸(みやじ まさゆき)>
 アニメ演出家。『亡念のザムド』(2008年・監督)、『伏 鉄砲娘の捕物帳』(2012年・監督)など。

<脚本/岸本卓(きしもと たく)>
雑誌編集者を経て、スタジオジブリに入社。その後フリーの脚本家となる。
『銀の匙 Silver Spoon』(2013年、シリーズ構成・脚本)、『ハイキュー!!』(2014年、シリーズ構成・脚本)、『僕だけがいない街』(2016年、シリーズ構成・脚本)、『91Days』(2016年、シリーズ構成・脚本)など。

★ストーリー
強大な帝国にのまれていく故郷を守るために戦う戦士団。
その頭であったヴァンは、奴隷に落とされ、岩塩鉱に囚われていた。
ある夜、ひと群れの不思議な犬たちが岩塩鉱を襲い、謎の病が発生する。
その隙に逃げ出したヴァンは幼い少女を助け、育てることに。
一方、移住民だけが罹ると噂される病が広がる王幡領では、
医術師ホッサルが懸命に、その治療法を探していた。

感染から生き残った男と、命を救うため奔走する医師。
過酷な運命に立ち向かう人々の“絆”の物語。

★原作情報
『鹿の王(しかのおう)』
出版:角川文庫
著者:上橋菜穂子


【著者プロフィール】
作家・文化人類学者。川村学園女子大学特任教授。著書は、『狐笛のかなた』(野間児童文芸賞)の他に、『精霊の守り人』(野間児童文芸新人賞、産経児童出版文化賞、バチェルダー賞)、『闇の守り人』(日本児童文学者協会賞)、『夢の守り人』(路傍の石文学賞)、『神の守り人』(小学館児童出版文化賞)、『天と地の守り人』、『虚空の旅人』、『蒼路の旅人』、『流れ行く者』、『炎路を行く者』、『風と行く者』、『「守り人」のすべて』、『獣の奏者』、『物語ること、生きること』、『隣のアボリジニ』、『鹿の王』(本屋大賞、日本医療小説大賞)、『鹿の王 水底の橋』などがある。2002(平成14)年「守り人」シリーズで巖谷小波文芸賞受賞。2014年国際アンデルセン賞作家賞受賞。

★映画情報
制作スタジオ:Production I.G
配給:東宝
製作:「鹿の王」製作委員会

©KADOKAWA CORPORATION
©2020「鹿の王」製作委員会

《超!アニメディア編集部》
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