バーチャル界の新たな歌姫・吉七味。がTVアニメ『賢者の孫』EDでアーティストデビュー! 「まさしく今が“圧倒的Vivid Days”です」【インタビュー】 | 超!アニメディア

バーチャル界の新たな歌姫・吉七味。がTVアニメ『賢者の孫』EDでアーティストデビュー! 「まさしく今が“圧倒的Vivid Days”です」【インタビュー】

バーチャルシンガー“吉七味。”が、1stシングル「圧倒的 Vivid Days」でアーティストデビューを果たす。楽曲の制作秘話を聞いたインタビューが、発売中のアニメディア2019年7月号に掲載されている。「超!アニメデ …

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 バーチャルシンガー“吉七味。”が、1stシングル「圧倒的 Vivid Days」でアーティストデビューを果たす。楽曲の制作秘話を聞いたインタビューが、発売中のアニメディア2019年7月号に掲載されている。「超!アニメディア」では、本誌記事内ではお届けしきれなかった部分も含めたインタビュー全文をご紹介する。


■ズドドド〜ンと、雷が落ちたみたい

ーー自分の歌声が流れるのを聴いて、どんな印象ですか?

 最初は恥ずかしくて、「もう、無理無理〜」っていう感じでした(笑)。自分の録音された声を聞くと、自分の声じゃないみたいで不思議な感覚になりませんか? その現象に悩まされていました。ずっと恥ずかしくて、平常心を保っていられません。

ーー6話と7話に登場したミランダ役として、声優にも挑戦しました。人生初のアフレコは、どんな経験でしたか?

 すべてが初体験で、とても新鮮でした。楽しかったし、貴重な経験をさせていただきました。現場では20人くらいいらっしゃるなかに入って収録させていただいたのですが、声優さんが演じている声を生で聴いたのが初めてで、好きなアニメに出ている方ばかりいらしたので、そのことに興奮して“限界オタ(※テンションが高くなっている姿)”になってしまって(笑)。でもみなさんとても優しくて、「こうやってマイクの前に入るんだよ」と教えてくださったり、演技指導もしてくださって。

ーー例えばどういったアドバイスを?

 私が演じたミランダは気の強い女性で、キャラに入り込みすぎてしまって自然な演技ができていなかったんです。シン=ウォルフォード役の小林裕介さんから、「キャラよりも、まずは自分の感情を引き出すことで、自然な演技ができるよ」と教わりました。



ーーもし今後も声優をやることがあれば、どんな役をやってみたいですか?

 もっと練習しないといけませんが、セクシー系の大人の女性ですかね。自分にはまったくその要素がないので、役でないとなれない人になってみたいです。あと悪役も好きなので、悪役の女性とか憧れますね。

ーーそんな吉さんが歌う『賢者の孫』EDテーマ「圧倒的 Vivid Days」を最初に聴いた印象は?

 ズドドド〜ンと、雷が落ちたみたいでした(笑)。あまりにかっこよくて、雷が落ちるくらいの衝撃があって。前奏のフレーズから「はぁ〜好き!」と思って、そこからどんどん盛り上がっていくので、すごく気持ちいい曲です。これを自分が歌えるんだと思ったら、嬉しくてテンションがアガりました!

ーーこういうロック系はお好きですか?

 そうですね。ロックシンガーを目指しているので、歌うのは格好いい系の曲が好きです。カラオケでは、椎名林檎さんやONE OK ROCKさんなどを歌います。ライブに行くのも好きで、最近は“ものんくる”さんというアーティストのライブを観に行きました。

ーー楽曲は激しいロックナンバーですが、実際に歌ってみて難しかったですか?

 難しかったです。私の滑舌の問題もありますけど、いかにして、パッと聴いた瞬間に曲中のフレーズを伝えられるか、はっきり発音するのが大変でした。とくにサビの英語は、テンポ良くしっかり発音しなくちゃいけなくて、レコーディングの前には、「あおあえあおあえ」と四母音を発音する練習をしました。

ーーレコーディング自体初めてだったそうですが、どんな雰囲気でしたか?

 スタジオの空間が、すごく格好いいと思いました。嬉しくてテンションがアガってしまって、スタジオに入った瞬間からまだ本番でもないのに、ずっと歌っていました。でも本番のレコーディングは2時間くらいで、あっと言う間に終わった感じがしました。

ーー作詞の織田あすかさん、作編曲の都丸椋大さんは、現場にいらっしゃって?

 はい。おふたりともいらっしゃって、いろいろアドバイスをいただきながらレコーディングをさせていただきました。「ラスサビは自分のなかでの全力できてください」など、部分ごとにどういうテンションで歌ったらいいか、そのつどアドバイスをいただきました。

ーー間奏のあとに出てくる、広がって行く感じのDメロが、すごくエモーショナルですね。

 私もDメロからラスサビにかけての流れが、一番の聴きどころだと思います。ただこの部分は、テレビでは流れていないところなので、ぜひCDで聴いて欲しいですね。

ーー歌詞は前向きで、『賢者の孫』に寄り添いつつ、とってもさわやかな内容ですね。

 「生まれ変わっても 何万回も光るんだ」など、メッセージ性が強く印象に残るフレーズがたくさんあって印象的です。個人的には、Dメロの「新世界へ躍れ」から続く言葉が大好きで、この曲で音楽シーンという新しい世界にデビューさせていただく私自身の気持ちとも重なって、すごく背中を押してもらえます。

■ゆくゆくは中国に進出したい!

ーー「圧倒的 Vivid Days」というのは、すごく鮮明に自分の中に焼き付いているような記憶に残る日々のことだと思いますが、自分のなかで“圧倒的Vivid Days”だったなと思った経験はありますか?

 私にとっては、まさしく今が“圧倒的 Vivid Days”です! EDテーマとして私の歌が流れ、しかもテレビCMまで流していただいて。レコーディングに声優と初めての経験ばかりで、すべてが新鮮です。それこそ頭に焼き付いて、一生忘れない日々になっています。

ーーCD+DVD盤には、王座の前で歌って躍っているMVを収録しています。

 ネットに依存して引きこもっていた時期もありましたが、それ以前は運動が大好きだったので、久しぶりに身体を動かしてリフレッシュできました(笑)。自分で観ても、かっこいい映像になっていたので良かったです。

ーーカップリングには「Heart×Nexus」という曲を収録しています。

 歌っていて自分も明るくなれる曲だったので、レコーディングも楽しかったですね。ライブの終わりやアンコールで歌ったら似合う曲にしたいと思って、作っていただきました。だから曲の最後には、お客さんと一緒に歌えるところがあったり、手拍子をして会場がひとつになれるパートも作りました。いずれライブで、みんなとひとつになりたいです。

ーー今、バーチャルタレントがたくさんいますが、吉さんとしては、そのなかでどんな個性を発揮していきたいですか?

 今はバーチャルシンガーも戦国時代で、みなさんいろいろな音楽性を持っていらっしゃいますが、そのなかで私は、熱く強くロックな魂で、格好いいロックナンバーを歌っていきたいと思っています。

ーー性格的にロックな部分があるとか?

 逆に自分自身は弱いと思っているので、こういう強いイメージのロックを歌うことで、自分自身も強くなっていけるんじゃないかと。

ーー日本武道館でのワンマンライブが、目標のひとつということですが。

 ゆくゆくは海外でライブをしたくて、それにはまず日本で大きなところを制覇しなくてはいけないじゃないですか。日本で大きな会場と言ったら武道館なので、まずは武道館を目標にしようと思ったんです。将来的には、中国やアジアでライブをやりたいと思っています。それで今は、中国語のレッスンに通っています。名前も漢字ですし、中国の方にも是非聴いてもらいたいなと。

ーー名前は自分で考えたのですか?

 この名前を考えてくれたのは、アパートの大家さんです。大家さんにとって七番目だったらしくて。何の七番目かは、大家さんから止められているので今は言えませんが(笑)。

ーー『賢者の孫』のシンくんは、制服や武器に付与されていた魔法をもっと強力に書き換えてしまったりできます。もし吉七味。さんの何かを書き換えてもらえるとしたら?

 先日の配信で、「もう辞める! 名前も“たこ八味。”にしてたこ焼き屋さんをやるんだ!」って口走ってしまって(笑)。……こういう我慢が足りなくて、勢いで何でも言ってしまう、豆腐メンタルを何とかしてほしいです。シンくんなら、それくらいできそうじゃないですか? 誰にも、何にも惑わされない、屈強な精神力がほしい!

ーーでは最後に、読者にメッセージをお願いします。

 私、考えさせられるような深い内容の作品も観ますけど、今はあまり考えずにボ〜ッと観て笑えるものが好みなんです。なので『おそ松さん』とか、ギャグ系が今は好きですね。アニメディアさんは、よく『おそ松さん』を取り上げていて、きっとご覧の方の中には仲間がたくさんいると思うので、仲良くしていただけるとうれしいです。そうそう、今、小説を書いているんですよ。ゆくゆくはアニメ化を狙っているので、そうなったときも、ぜひアニメディアさんで紹介してください!

取材・文/榑林史章

PROFILE
【よし・ななみ】7月10日生まれ。夢は日本武道館でのワンマンライブと、アジアNO.1のバーチャルシンガーになること。昨年10月にavex picturesとSHOWROOMの合同企画として行われた「女性バーチャルタレント限定」オーディションで優勝し、アニメ『賢者の孫』EDアーティスト&声優デビューの権利を獲得した。

「圧倒的 Vivid Days」
発売中
エイベックス・ピクチャーズ
CD盤:1,200円
CD+DVD盤:1,800円


『賢者の孫』EDテーマ「圧倒的 Vivid Days」は、Elements Gardenがプロデュース。で、作詞は織田あすか、作編曲は都丸椋大が担当。ハードで壮快感のあるロックサウンドにも負けず、熱いボーカルを聴かせる。カップリングには、ライブの終わりにみんなで歌える様なポップで明るいナンバー「Heart×Nexus」を収録している。

【吉七味。公式アーティストサイト】
https://avex.jp/yoshinanami/

【吉七味。公式Twitter】
https://twitter.com/ikuseinanami

【賢者の孫アニメ公式サイト】
http://kenja-no-mago.jp

【賢者の孫アニメ公式Twitter】
https://twitter.com/kenja_no_mago

《超!アニメディア編集部》
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