TVアニメ『うちのメイドがウザすぎる!』のハイテンション主題歌について白石晴香を直撃!「ミーシャ&つばめのデコボコな関係を表現した2曲」【インタビュー】 | 超!アニメディア

TVアニメ『うちのメイドがウザすぎる!』のハイテンション主題歌について白石晴香を直撃!「ミーシャ&つばめのデコボコな関係を表現した2曲」【インタビュー】

幼女好きのマッチョ家政婦・鴨居つばめと、引きこもり気味の美少女・高梨ミーシャが、高梨家を舞台に繰り広げる奇想天外バトルを描いた『うちのメイドがウザすぎる!』。つばめ役の沼倉愛美とミーシャ役の白石晴香が歌う、OPテーマ「 …

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 幼女好きのマッチョ家政婦・鴨居つばめと、引きこもり気味の美少女・高梨ミーシャが、高梨家を舞台に繰り広げる奇想天外バトルを描いた『うちのメイドがウザすぎる!』。つばめ役の沼倉愛美とミーシャ役の白石晴香が歌う、OPテーマ「ウザウザ☆わおーっす!」とEDテーマ「ときめき☆くらいまっくす」も、ふたりのハイテンションな歌が話題だ。楽曲の印象やアフレコ現場の様子を白石に直撃したインタビューが、アニメディア11月号に掲載されている。超!アニメディアでは、掲載しきれなかったロング版をご紹介する。

──白石さんから見て、高梨ミーシャはどんな子ですか?
 原作マンガを読んだときに思ったのは、つばめに向けた言葉はきついけど、それは亡くなったお母さんへの気持ちがあふれていることの裏返しであって、とてもかわいい子だなって。そういう表に出す表情と内面にここまでギャップがある役は初挑戦だったので、最初は肩に力が入ってしまいました。ストーリーの序盤は、つばめさんに対して拒絶反応が激しいので「こっち来るな〜!」とか「さもなくば死ね」とか、普通の子どもがなかなか発さないような言葉がたくさん出てきて。言葉が言葉なだけに語気が強くなってしまいがちなんですけど、ミーシャのきつい部分だけがインプットされないように、言い方とか声のトーンのバランスを、とくに意識しました。


──1話におけるミーシャ&つばめの出会いのシーンは、つばめが電柱によじのぼって部屋をのぞくというもので、インパクトがありましたね。
 普通に考えたら、恐ろしいですよ(笑)。つばめさんの行動は、なにひとつ取っても予想外で、お風呂のお湯に潜って隠れていたりとか、いくら潜水が得意とはいえ、一緒にお風呂に入りたいがために「そこまでするか!」って。その情熱と根性は、本当に感心します(笑)。

──白石さん個人としては、つばめのように愛を注ぎたいと思う対象は何かありますか?
 わが家で飼っているトイプードルのルナちゃんですね! モフモフしていて、でもぬいぐるみにはない温かさがあって。かわいがっているうちに、思わずギューッて抱きしめたくなる瞬間があります。きっとルナは「やめて〜」「放して〜」と思っているんだろうなと分かっていつつも、それでもギューがやめられないのは、きっとつばめさんのミーシャに対する感情に似ていると思います(笑)。


──逆に、ミーシャに共感する部分は?
 ミーシャのような経験をしたことがないので(笑)、100%の共感は難しいんですけど……。でも、小学2年生でつばめさんほどの愛を押しつけられたら、誰でもああなるだろうと思います。


──今回は初挑戦の役柄だったとのことで、声作りは苦労しましたか?
 先ほど話したバランスもそうなんですが、私が今まで演じさせていただいたキャラクターのなかで一番といって良いほど高い声を出すので、キャラクターソングを歌わせていただくのが大変でした。ミーシャの声自体が高いと、歌うときも必然的にキーを上げて歌う感じになるんです。だから高い声が普通に出せるように練習しました。お母さんに対してやさしくセリフを話すところがあれば、逆につばめさんに向けて強くツッコんだり騒いだりするところもあって。そういう感情の起伏によってノドの使い方が変わるので、両方をスムーズにできるよう演じるのが難しかったです。


──そんな白石さんが、ミーシャとして歌うOPテーマ「ウザウザ☆わおーっす!」は、明るくハイテンションで元気なナンバー。最初に聴いたときの印象は?
 冒頭の「わおーっす! わいわい」という掛け声が耳に残ったので、ファンの方が一度聴いたらすぐ覚えて一緒に歌ってもらえるんじゃないかなと思いました。とにかく楽しい曲というのが第一印象で、「ダー! ハラショー!」とロシア語が入っていたり、つばめさんに向けたキツイ言葉も入っていたりするんですが、ミーシャちゃんのツンデレな部分がこの曲にすごく表れているなと思います。ところどころで「かわいいです!」とか「仲よくなりたいです!」といった、つばめさんのセリフも入ってきて、ふたりのデコボコした関係性がこの曲で表現されていて。落ち込んでいるときに聴いたら、きっと元気になれると思います。ストレスが溜まっている人は、カラオケでたくさん歌って発散してほしいです。

──レコーディングでは、白石さんも発散できましたか?
 レコーディングは、むしろ逆だったかもしれないです(笑)。先ほどもお話した通り、どう歌えばキツく聴こえないようになるか、ミーシャのかわいらしさや幼さを残せるかとか、この曲でどうしたらふたりの関係性がより伝えられるか、たくさん悩みました。とくにこの作品のキャクターソングとしてレコーディングした最初が「ウザウザ☆わおーっす!」で、アフレコでは声が固まっていましたが、それを歌でどう表現するかはまだ手探りだったので、レコーディングは大変でした。

──歌の練習はどこで行ったのですか?
 声を出したかったので、カラオケボックスにいって全力で歌いました。でも練習のときは、「ウザい」というところをセリフっぽく、とにかく強く元気にやっていて。それをテストでやったら、キツくに聴こえるとディレクションを受けまして。自分でも聴いてキツさが前に出ているなって思いました。そこで、同じ「ウザい」という言葉でも、アニメーションのセリフで聴くのと歌で聴くのでは聴こえ方が違うことに気づいて。本番では、ミーシャのキャラクターを守りつつ、強くなりすぎないように、微妙で絶妙なラインを探りながら録っていきました。あとリズムの取り方も、難しかったですね。文章の区切りも独特なので、どこで切ってどこでブレスをするとか、歌詞カードにいっぱい書き込みをしてレコーディングに臨みました

──タイトルや曲中に出てくる「わおーっす!」は、あいさつの言葉ですか?
 劇中には出てこないのですが、耳に残る楽しいあいさつなので、今後イベントに出る機会があったら、みなさんと「わおーっす!」って言えたら、きっと楽しいだろうなと思います。

──ほかに歌詞で、好きなフレーズはありますか?
 「アイ」を「清いもの」と言うところがあって、小学2年生にして、こういう考えを持っているのはすごいなと思うし、ツンデレ感も出ていて好きですね。サビ部分の歌詞には、ミーシャの本音が表れています。外見から学校内で浮いてしまった経験がある、ミーシャだからこその“自分の内面をしっかり観てほしい”という大切なメッセージが込められています。

──そして、EDテーマ「ときめき☆くらいまっくす」は、つばめのミーシャへの愛があふれている曲ですね。
 この曲を最初に聴いたとき、リズムとメロディーが身体に入ってきやすくて、1回聴いただけで口ずさめるようになっていました。きっとみなさんも、すぐ歌えると思うので、アニメを観ながら一緒に歌ってほしいです。とくにサビのメロディーは、すごく頭に残りますね。歌詞のフレーズはつばめさん独特のキモさ(笑)がありつつ、ミーシャへのまっすぐでピュアな気持ちや愛情が、はしばしから感じられます。

──ロックとラップが融合したサウンドという部分では、大変だったところは?
 こういうロック調でラップが入った歌は初めてだったので、ボイストレーニングの先生にリズムの取り方のコツを教わってからレコーディングに臨みました。「2音目にアタックを付けるほうがいい」と教わって。私はレコーディングで(本来のテンポより速く)走ってしまうことが多いので、手と身体でリズムを取りながら歌うようにしました。

──つばめがメインで歌っていますが、つばめ役の沼倉愛美さんが歌ったものを聴きながら、ミーシャのパートを録ったんですか?
 いえ、じつは私が先でした。だから「つばめさんはどんな風にくるんだろう? きっと激しいんだろうな〜」と、想像しながら収録したんです。「むりー!」とかセリフっぽいところもたくさんあるので、アニメのなかでミーシャがつばめさんを拒絶しているシーンを思い浮かべながら歌いました。


──「やーん!」という声を繰り返しているところは、耳に残ってクセになりますね。
 その「やーん!」は、セリフっぽく強く歌ったパターンとか、リズムに合わせて歌ったパターンとか、3パターンくらい録らせていただいて。それを重ねているんです。

──つばめがやることに対して、ミーシャが「やーん!」って言ってるわけですね(笑)。
 はい。つばめって、何に対しても才能を発揮する人で、なんでも完璧にこなしてしまうんです。ミーシャに対して「どうやったらお嬢さまと仲よくなれるのでしょうか」と考えながら腕立て伏せをしたり、何を言われてもめげない姿を観ると、ミーシャは嫌がってますけど、私は「うん、愛の形はさまざまだよね」って、理解してあげたくなります。そう考えるとじつはつばめの愛って、とても尊いものなんじゃないかと思うんです。ただハイスペックがゆえに、キモくなってしまうだけで……。

──つばめ役の沼倉さんとは、現場ではどんなお話をされていますか?
 身体作りの話で盛り上がっています。沼倉さんはそういうことにお詳しいとうかがったので「オススメの整体やダイエット方法って、何かありますか?」って。けっこう私から質問攻めにしてしまうことが多いかもしれないです。

──鍛えているんですね。
 はい。最近はファンの皆さんの前で歌ったり踊ったりすることも多くて、丈の短い衣裳を着ることもあって、声だけじゃなく身体も大事だと思う場面がたくさんあるんです。でも、つばめさんみたいに外側をガチガチに固めてしまうと、発声に影響が出てしまうから、どこをどう鍛えるかは気をつけていますね。

──ちなみに白石さんにとって、ウザイけど愛情が感じられる、つばめのような存在っていますか?
 母ですね。実家で台本を練習していると、「ちょっと待って、そこをもう1回やって」とか言ってくるんですよ。私は小学5年生から舞台に立たせていただいて、母親がステージママとして現場に付いてくることが多かったんです。たしかに子どものころは、母の指導なしではお芝居もダンスもできなかったし、練習にもたくさん付き合ってもらっていましたけど。さすがにもう大人だし、原作を読んで自分なりに役柄の特徴をつかんでいるので、横から言われるとミーシャのように「もうーっ!」ってなります。ただ母もちゃんと原作マンガを読んでいて、アドバイスも意外と的確だったりするので、それで余計にイラッとするんでしょうね(笑)。でもなんだかんだで、それも母親の愛情であり応援の気持ちです。大人になっても近くで意見を言ってくれる人がいるのは、ありがたいことだなと思っています。

──では最後に、今後の見どころを。
 ミーシャの学校の友達や、新しいキャラクターたちも出てきます。そのなかでミーシャが、つばめとどのように戦っていくのか。友達などほかのキャラクターたちとのコミュニケーションの様子も楽しんでいただけたらうれしいです。私は個人的に、ミーシャの父親の康弘が大好きで。康弘って独特なお父さんのオーラを出しているんですが、娘が大好きなのがかわいくて、今後どんな親バカぶりを見せてくれるか楽しみです(笑)。それと今まで閉じこもっていたミーシャが、それぞれのキャラクターとどう交わって心を開いていくのか、ご注目下さい!頑張りますので、最後まで応援よろしくお願いします!

【しらいし・はるか】4月8日生まれ。東京都出身。ヒラタオフィス所属。

取材・文/榑林史章

〈音楽情報〉
OPテーマ
「ウザウザ☆わおーっす!」
高梨ミーシャ(声/白石晴香)、鴨居つばめ(声/沼倉愛美)

EDテーマ
ときめき☆くらいまっくす
鴨居つばめ(声/沼倉愛美)、高梨ミーシャ(声/白石晴香)

発売中 
発売元/KADOKAWA 
各1,296円(税込)

 OPテーマ「ウザウザ☆わおーっす!」は、ミーシャのつばめに対する愚痴が止まらない、ハイテンションポップナンバー。ミーシャのかわいさが満載され、つばめの変幻自在な合いの手も絶妙で、軽快なビートに乗せて一緒に歌いたくなる。EDテーマ「ときめき☆くらいまっくす」は、つばめの愛が止まらないロックチューン。ギターサウンドをバックに歌う、ラップ調のふたりのかけ合いはユーモアたっぷり。一転壮快なサビに思わずキュンとなる。

 

<TVアニメ「うちのメイドがウザすぎる!」情報>
TOKYO MX: 10月5日より毎週金曜日 25:40~ 
サンテレビ: 10月8日より毎週月曜日 24:00~ 
KBS京都: 10月5日より毎週金曜日 25:40~ 
テレビ愛知: 10月9日より毎週火曜日 25:35~ 
TVQ九州放送: 10月7日より毎週日曜日 26:35~ 
BS11: 10月6日より毎週土曜日 27:00~ 
※放送日時は変更になる可能性がございます。

◆スタッフ
原作:中村カンコ(双葉社「月刊アクション」連載中)
監督:太田雅彦
シリーズ構成:あおしまたかし
キャラクターデザイン:山崎 淳
アニメーション制作:動画工房 

◆キャスト
高梨ミーシャ:白石晴香 
鴨居つばめ:沼倉愛美
鵜飼みどり: M・A・O 
鷲崎みみか:原田彩楓 
森川ゆい:井澤詩織 
高梨康弘:加藤将之 ほか

アニメ公式サイト
uzamaid.com

公式Twitter
@uzamaid_a

©中村カンコ/双葉社・うちのメイドがウザすぎる!製作委員会

《超!アニメディア編集部》
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