【インタビュー】『RELEASE THE SPYCE』から誕生のピリペッパーズ 安齋由香里×藤田茜×のぐちゆり「自分で聞いても『たぎってる』って思います(笑)」 | 超!アニメディア

【インタビュー】『RELEASE THE SPYCE』から誕生のピリペッパーズ 安齋由香里×藤田茜×のぐちゆり「自分で聞いても『たぎってる』って思います(笑)」

10月の放送スタートに向けて、早くから注目が集まっているアニメ『RELEASE THE SPYCE』(以下『リリスパ』)から、放送に先駆けて6月20日にキャラクターソングCD「SPICY THE LIFE」が発売される …

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 10月の放送スタートに向けて、早くから注目が集まっているアニメ『RELEASE THE SPYCE』(以下『リリスパ』)から、放送に先駆けて6月20日にキャラクターソングCD「SPICY THE LIFE」が発売される。ユニット“ピリペッパーズ”として同曲を歌う、源モモ役の安齋由香里、相模楓役の藤田茜、石川五恵役ののぐちゆりに、アニメ『RELEASE THE SPYCE』の魅力と、3人が歌う「SPICY THE LIFE」のレコーディング秘話などを聞いたインタビューが、「アニメディア7月号」に掲載されている。「超!アニメディア」では、誌面では紹介しきれなかったロング版インタビューをお届けする。

人生はピリッとスパイシー
さらなるミッションにも挑戦!

──『RELEASE THE SPYCE』では、みなさんは女子高生でスパイでもあるという役ですね。

安齋 はい。かわいい女の子が高校生活を送りながら、スパイ活動をしているのがかっこいい作品です。私が演じる源モモは、ひょんなことでスパイになるんですけど、性格はひたむきな子です。沼倉愛美さん演じる師匠の半蔵門雪先輩の元で、厳しく指導されながら、頑張っていきます。

藤田 かっこよさの点では、キービジュアルは嘘をつきません(笑)! 私が演じる相模楓は(のぐち)ゆりちゃん演じる石川五恵ちゃんとチームを組んでいて、ひとりだけ学年が1コ下の1年生です。師匠である(洲崎綾さんが演じる)八千代命のことが大好きで、命がモモを連れてきてかまうので、モモにちょっと嫉妬しています。そこは年下感が出ていて、かわいいところかなと思いますね。上昇志向の勝ち気な性格で、“ツキカゲ”での活動を「私なら絶対イケる!」と、楽しんでやっているくらいの感じがあります。

──自分とキャラクターでは、近いところはあると思いますか?

藤田 どうでしょう〜?

安齋 私は、師匠チームの3人も含めて、私たちもみんな自分に近いキャラクターじゃないかって思います。

のぐち 1話のアフレコで、(藤田)茜ちゃんがパッと楓の役に切り替わった瞬間に「あ、楓だ!」って本当に思いました。一瞬でそうなれるんだから、きっと似た部分があるんだと思います。

藤田 じゃあ私はきっと、楓と同じでちょっと気が強いのかもしれません(笑)。

のぐち モモちゃんは人なつっこい部分があって、(安齋)由香里ちゃんもそういうところがあるので、似てるなって感じます。

安齋 「犬っぽい」とは、よく言われます。実際に私のモモに対する第一印象も犬っぽかったし。なつくまで時間がかかるときがありますけど、たしかになついたらすぐお手とかしちゃうかもですね(笑)。ただ、私個人は猫のほうが大好きなので、猫派としては犬っぽいと言われることが不本意ですけど(笑)!

──五恵はいかがですか?

のぐち 五恵ちゃんは、身長が170センチ超えでキービジュアルでもクールなイメージだから、一見取っつきにくそうなんですけど。実際は乙女な性格で、かわいいものが好きで家庭的で、周りを気遣える癒やし系の一面があります。6人のなかでも運動神経がいちばんいいんですけど、性格的に引っ込み思案なところがあって、みんなのために頑張るという気持ちをいちばんに持っている子です。

──ギャップがあるんですね。

のぐち ギャップ萌えするキャラクターですね。私個人に、ギャップ萌えしてもらえそうな部分があるかわからないですけど(笑)。

藤田 ありますよ! のぐちさんの第一印象はきれいで落ち着いたお姉さんだったんですが、ニコニコ生放送を月イチでやるようになってからと言うもの、のぐちさんの印象が日々変わっていますから。


──そんなキャラクターを演じるうえで、この作品ならではといった、現場での苦心みたいなものはありますか?

藤田 それほど大きなものはありませんけど、私たちスパイのチーム名が“ツキカゲ”で、単体では言えるんですけど、文章のなかに入ってくると“つきかげ”が言いづらくて。あと、たまに出てくるスパイス名も言いづらいときがありますね。「ガラムマサラ」とか。

安齋 日常生活で使うことがないですもんね。そもそもガラムマサラって、どこで買えるんでしょう?

藤田 スーパーとかのスパイスコーナーに置いてある。ナツメグなら、うちにもありますよ。ハンバーグに入れる用として。

のぐち ハンバーグにナツメグって、本格的じゃない?

藤田 いやいや、ふだんはめったに料理をしないから、レシピに書いてあった通りのものを買っただけ。だから1回使ったきりで、使わないともったいないから、ニコ生でカレーを作りませんか?

のぐち ニコ生でやるなら、カレー屋さんで修行したい!

──何だか現場の雰囲気は、すごくよさそうですね。

安齋 このとおりとてもいいですよ!

藤田 師匠チームの先輩方も、やさしく引っ張ってくれるし。

のぐち 女の子ばかりの現場だから、キャッキャッしてます。

──アクションシーンの演技はどうですか?

藤田 モモ以外のツキカゲのメンバーはスパイ活動に慣れているので、そんなにアクションシーンで声を発することはないんですけど、きっとモモがいちばん大変じゃない?

安齋 そうですね。どこまで声を出していいかわからないので、とりあえず全部の動きを拾って声を出しています。でもアクションシーンは、絵が本当にかっこいいんです。1話の冒頭のみんなのシーンは、声がなくても絵としてすごくかっこいいです。

藤田 1話の最後で、誰かが大きな声を出すのが、ポイントです。

のぐち みんなスパイのプロだから、ふだんは声を発せずとも素早く走ったりできるんですよ。でも要所要所でそうやって声を発することで、その声が際立つと言うか。そこまで考えてやっていて。

安齋 そもそもこの作品の企画は2015年に立ち上がっていて、約3年の間に考え抜かれたものがあって、長い間情熱を注いでいる作品だけに、現場はすごく熱気があります。それは私たちツキカゲのメンバー以外のみなさんもそうです。

のぐち だからこそ、本当に1カットたりとも見逃せないです。スパイ活動のときと女子高生としての日常のシーンでは、表情が違うというところも見どころなので、早く観てほしいですね。

──そんなみなさんが“ピリペッパーズ”としてキャラクターソングを歌っているわけですが、まずピリペッパーズという名前がかっこかわいいですね。

藤田 かわいくて好きです。

──歌っている楽曲「SPICY THE LIFE」も、かわいさとかっこよさを兼ね備えている曲ですね

のぐち 最初に聴いたときは「テンポが速い!」と驚きました。スパイっぽく暗躍している感じがありつつ、歌詞の言葉がかわいかったりするので、そういう組み合わせが印象深いです。

安齋 <ふわふわふ>とかのコーラスは「かわいく」という指示で、Aメロは「声をひそめて」、最後のサビ前のところからだんだん声を大きくしていくとか。細かくディレクションをしていただけて、大変でしたけど、楽しく歌わせていただきました。

藤田 私のソロパートでは、<ガラムマサラ>というワードが出てきますし、<ふわふわふ>という言葉はたくさん出てきて、「何回歌ったんだろう?」と思っているうちに、ゲシュタルト崩壊していく感覚がありました(笑)。

のぐち 私は、<下だされお願い>という言葉が、かわいくて好きです。

藤田 <愛なのだ>もね!

──途中で<たぎらせる!>などのセリフが入ってきますが、そこはそれぞれで言っているんですね。

安齋 <たぎらせる!>というセリフは私で、ストーリーが進むなかで、その言葉がどんどん重要になっていきます。歌のなかでセリフを言うこと自体が初めてだったので「どうしよう」と思いましたが、「かっこいいモモ」をイメージして、最初はモモを忘れて普通にかっこよく、次にモモになってかっこよくと、段階を踏んでやっていったらOKをいただきました。自分で聴いても「ああ、たぎってるな!」って思います(笑)。

藤田 私のセリフは<ひと味違う>で、楓のキャラクターが自信のある強気な感じなので、やってやるぞ感と、敵に対して「見てろよ!」って言うみたいな「ニヒヒ感」を意識しました。

のぐち 私は<ピリッとするよ>というセリフで、必殺技を放つ感じでやりましたね。ふたりとは少し違って、クールめな感じで、かっこよくキメています。本編でセリフとして出てくるので、どんなシーンで出てくるのか想像してもらえたらうれしいです。

──テンポが速かった部分とか、大変ではなかったですか?

安齋 このテンポでこんなに歌詞が詰まったものは歌ったことがなかったので、メロディー内に言葉が収まらなかったり短すぎたりして何度も録りました。リズムも難しかったです。

のぐち まず入り方が難しいよね。私がレコーディングのトップバッターだったんですけど、クリックを聴いても難しくて。でも最初が肝心と思って、緊張しながら録った覚えがあります。「バトンを繋がなきゃ!」って。

藤田 私のときは録る前に、ゆりちゃんと由香里ちゃんの歌をラフで重ねたものを聴かせていただきました。楓は強気な声なので、ふたりの声とのバランスを確認したいと思ったんです。

安齋 カップリングの「特製スパイスは刺激的!?」も「目立て!隠密☆大作戦!」も速くて、結果的に全部速い曲ばかりで大変でしたけど。できあがったものを聴いたら、すごくバランスがよくて、いい1枚になったなって思いました。

のぐち それこそ全部“ひと味違う”よね(笑)。

──今後は、イベントで歌う機会もあるんですか?

安齋 7月8日にリリースイベントで歌います。

──歌うときは、振り付けも?

藤田 あります!

のぐち 振り付けという新たな“ミッション”も頑張ってクリアしないと(笑)!

──またスパイスと言うと、ひと味を加えるみたいな意味もありますけど、それぞれの人生にとっての大切なスパイスは何ですか? 人生を潤すものみたいなものでいいんですけど。

安齋 私は猫が好きなのに、今住んでいるマンションはペット禁止なので、猫が飼えるマンションに引っ越したいです。猫を飼ったらだいぶ人生が潤うと思うんですよ。ただ、たまに路地とかで猫を見かけて“チチチ”って呼ぶんですけど、寄ってきてくれなくて。振り向きもせず何なら走って逃げられて悲しいので、今度から猫の餌を持ち歩こうかと。

藤田 私は、チョコレートがないと生きていけないことくらいかな。

のぐち とくに好きなチョコとかはあるの?

藤田 「ラ・メゾン・デュ・ショコラ」というお店が大好きで。

安齋 高そう〜!

藤田 高いよ(笑)。だからたまにご褒美として買って、ちょっとずつ食べています。

──仕事の前にチョコを食べると、脳が活性化するそうですよ。

のぐち そうなんだ。じゃあ理にかなってるんだね。

安齋 ブドウ糖も頭の回転がよくなるらしいです。そのまま食べたり紅茶に溶かしたりするんですけど、なかなか売ってなくて。学生時代はテスト期間中に、ブドウ糖入りメロンパンを毎朝食べていました。

のぐち ふたりとも何かしら、こだわりがあるんだね〜。私はお酒が好きだから、人生の潤いとしてちゃんとたしなみたいんだけど、お酒の銘柄が覚えられなくて(笑)!

藤田 それは、酔っ払っているから覚えられないだけだよ!

のぐち たしかに(笑)。

──では最後に、アニメディア読者に向けてメッセージをお願いします。

藤田 10月の放送スタートまであと約4ヶ月ありますが、それまでの間にキャラクターソングCDが出ますし、ニコ生も月イチで放送していて、イベントも開催していきます。頑張ってみんなを10月に引き連れて行きますので、しっかりついてきてください!

安齋 放送がスタートするまでの間は、連載されている小説やマンガなどで作品に触れてみてください。そこで世界観などを知っていただいてからアニメを観てもらったら、楽しいと思います。ぜひ10月を楽しみにしていてください。

のぐち こんなに早くから宣伝活動をさせていただくことは、なかなかないので、この機会を大切にしながら、もっとみなさんにワクワクしてもらえるような活動をしていきたいです。絶対に「ヤバイ、10月が楽しみになった」と言ってもらえる展開が、4ヶ月の間にあるはずなので、観て聴いて読んでいただいて、10月からの放送を一緒に楽しみましょう!

◆プロフィール
あんざい・ゆかり●12月31日生まれ。台湾/福島県出身。スワロウ所属。
ふじた・あかね●1月26日生まれ。静岡県出身。賢プロダクション所属。
のぐち・ゆり●12月24日生まれ。埼玉県出身。青二プロダクション所属。

〈CDリリース情報〉
「SPICY THE LIFE」
ピリペッパーズ
源モモ(声/安齋由香里)、相模楓(声/藤田茜)、石川五恵(声/のぐちゆり)
6月20日発売
発売元/ポニーキャニオン
1,350円(税込)
山本メーコ作詞、y0c1e作曲/編曲の「SPICY THE LIFE」は、まるでスパイ映画のような要素が満載された、ハイテンションナンバー。ホーンの入った壮快なサウンドによるかっこよさと、セリフがあるなどキャラクター性あふれるかわいさが融合した、一度聴いたら頭から離れなくなるスパイスの効いた1曲。カップリングには、スリリングな雰囲気のなかにちょっと恋愛要素を盛り込んだ、ヒゲドライバー作詞、Powerless作曲/編曲の「特製スパイスは刺激的!?」などを収録。


構成/榑林史章

〈TVアニメ『RELEASE THE SPYCE』情報〉
10月より放送開始

STORY
源モモは空崎市に住む女子高生。
平凡な日々を過ごしていた彼女はとある事から
私設情報機関「ツキカゲ」にスカウトされる。ツキカゲはどこの国にも属さず平和を影から守る正義のスパイ組織だった。
若い女性にしか効かないが能力を上昇させる特製スパイスをはじめ
数々の秘密道具、鍛え上げた心身を武器に彼女達は戦う。
素人だったモモの面倒を見るのは高校の先輩でもある半蔵門雪。
ツキカゲは師弟制度があり先輩が後輩を鍛えて技術を継承していくのだ。
今、大都市である空崎には犯罪組織「モウリョウ」がその魔手を伸ばしていた。
モモは自分を取り巻く家族や友人、商店街の人達を守るため、
仲間たちと力をあわせて悪を討つ。

STAFF
原作:SORASAKI.F
監督:さとう陽
原案・シリーズ構成:タカヒロ
キャラクター原案:なもり
キャラクターデザイン:石野聡
サブキャラクターデザイン:井上和俊、土生良介
美術デザイン:金平和茂
アートワークス:岡村天斎
プロップデザイン:赤石沢貴士
キーアニメーター:西島翔平、丹羽弘美、浅田路子
美術監督:宍戸太一
色彩設計:岩沢れい子
撮影監督:長田雄一郎/旭プロダクション
CGディレクター:坂本剛一/亡霊工房
編集:長坂智樹/ジェイ・フィルム
音楽:佐高陵平(Hifumi,inc.
音楽制作:ポニーキャニオン
音響監督:藤田亜紀子
音響制作:HALF HP STUDIO
アニメーション制作:Lay-duce

CAST
源モモ(みなもと もも):安齋由香里
半蔵門雪(はんぞうもん ゆき):沼倉愛美
相模楓(さがみ ふう):藤田茜
八千代命(やちよ めい):洲崎綾
石川五恵(いしかわ ごえ):のぐちゆり
青葉初芽(あおば はつめ):内田彩


(C) SORASAKI.F
 

《超!アニメディア編集部》
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