2017年10~12月までMBSほかにて放送されていたテレビアニメ『十二大戦』。本作は、小説を担当した西尾維新と、イラストレーションを担当した中村光が初めてタッグを組み、干支の名を宿す十二人の戦士たちの物語を描いた作品だ。そんな『十二大戦』が2018年5月に舞台化すると発表され、更なる話題を呼んでいる。今回、超! アニメディアでは舞台の魅力に迫るため、全6回に渡るキャストインタビューを実施。第四回目は「異常に殺す」憂城役の才川コージに『十二大戦』への想いや演じるキャラクターなどについてうかがった。
憂城役の才川コージ
■十二大戦とは
2015年5月19日に集英社にて刊行した小説。小説を担当した西尾維新と、イラストレーションを担当した中村光の初タッグ作品。干支の名を宿す十二人の戦士たちの物語が描かれている。参加者は“子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥”。参加者12人が『一つだけ叶えられる願い』を賭けて魂を揺さぶるバトルロイヤルを繰り広げる。2017年10~12月までMBSほかにて放送されていたテレビアニメは、監督が細田直人、シリーズ構成に村井さだゆき、アニメーション制作をグラフィニカが担当、そのほかキャラクターデザインに嘉手苅睦、音楽を椎名豪という豪華スタッフ陣が集結し、話題となった。
■憂城キャラクター紹介
詳細不明。
99%露出しています
――舞台『十二大戦』は小説・アニメ・マンガと展開してきた作品が原作となります。才川さんは舞台への出演が決まる前から原作を知っていましたか?
実は友達から「面白い」と教えてもらっていて、たまたま見始めた頃に今回の舞台のお話をいただいたんです。しかも、見ているときに憂城が好きだなと思っていたんですよ!
――そうだったんですね!
なので、憂城を演じられると聞いた時は嬉しかったです。最初はスケジュールの都合で出られないかもとマネージャーさんから言われていたのですが、「本当に出たいです」と1カ月くらい駄々をこねました(笑)。そうしたら、スケジュールを調整してくれたんです!
――それくらい熱望された憂城の好きなところは?
言葉の一つ一つに嘘がないけどずれている、何を考えているのか分からないけれど、純粋というところが好きです。僕、サイコパスなキャラクターが大好きなんですよ。サイコパスな憂城をどういう風に演じられるのか、今からワクワクしています。
――まだ稽古が始まる前だと思いますが、例えば、どういう風に演じてみたいですか?
僕は街中の障害物を使って素早く移動するというスポーツ・パルクールをやっているので、そういう経験を活かして、憂城のあの異常な身体能力を表現したいです。
――パルクールをやっているという才川さんのアクション、楽しみです! 注目という点ではやはり、今回の舞台では衣装も外せないと思います。
今回、99%露出しています(笑)。もはや身体がファッションだと思っているので、憂城を演じると決まってからは、都合があえば週3・4回ジムに通って身体を鍛えました。まだ悔いは残っているので5月の本番までにはもっと憂城に近づけたいですね。
――腹筋8つに割りましょう!
8つに割りたいですね! 太ももも人間離れしていますが、やるからには近づけたいです。また、衣装という点で言えば筋肉だけでなく、うさ耳やしっぽが可愛いので、そういう部分にも注目していただきたいです。
――可愛さと男らしさの共存……。やはりすごいキャラクターです。
そうですね(笑)。
『十二大戦』に巻き込まれたらひたすら逃げて戦う
――今回の舞台のように、アニメ・小説・マンガなどが原作の舞台で役を演じる際、意識されていることはありますか?
キャラクターを愛することですね。大好きになって、そして原作があるからこそ忠実にやるということが大切だと思っています。ただ、忠実にやると言っても、舞台だとアニメやマンガと全く同じ表現ができないんですよね。舞台はカット割などがあるわけでもないので、原作と同じシーンであっても、一連の流れ全てを表現しないといけない。だから、アニメやマンガに描かれていないところまで演じるために、キャラクターを好きになるのは大切だと思っています。
――よりキャラクターを理解していないといけないんですね。
そうですね。特にマンガだと普段この人は何をしていて、どんな生活をしていのだろうと考えながら読みます。
――憂城の場合も同様でしたか?
キャラクターは大好きなのですが、彼に関してはサイコパス過ぎて、普段の生活があまり想像できません。ただ、できないくらいが彼を演じるうえでは丁度いいのかなと思っています。完全に自分を捨てて、異常な姿を見せていきたいですね。身体は近づけますが、共通点はあえてないというところで勝負していきたいと思います。
――どうやってあの異常なキャラクターを表現するのか、とても楽しみです! 最後に『十二大戦』に関連する質問を2つさせてください。まず、もし才川さんが「十二大戦」で戦うことになったとすれば、どうやって生き残りますか?
ひたすら逃げます。僕、これまで負けた記憶がないくらい鬼ごっこが得意なんですよ! 逃げて、逃げて、逃げまくって相手を疲れさせる、そして疲れたところを狙います。
――蝶のように舞い、蜂のように刺す。
まさに、そんな感じです。
――パルクールをされている才川さんならではの発想です! では、もしバトルロイヤルを勝ち抜いて『たった一つだけ叶えられる願い』の権利を手にしたら、何を願いますか?
お金。
――ドストレートにきましたね(笑)。
はい(笑)。人生3周くらいできるお金を手に入れたいですね。というのも、今回お話をした身体を鍛えるためにジムに行くことも、スポーツをするために施設を借りることにもお金はかかるんです。だから、お金が欲しいですね(笑)。マンションを買って、たくさんいいものを食べて、宇宙に行って、世界一周をして……。お金があれば叶えたい夢が10個くらいは叶うんじゃないかな。すいません、ドストレートですが大丈夫でしょうか?
――問題ないです!
◆プロフィール
才川コージ【さいかわ・こーじ】3月11日生まれ。ボックスコーポレーション所属。主な出演は舞台『ハイスクール!奇面組』雲童塊役、Live Performance Stage『チア男子!!』鈴木総一郎役、ドラマ『CRISIS 公安機動捜査隊特捜班』陣内士郎役 ほか。
《連載インタビュー》
第一回→異能肉役・護あさなが演じるうえで意識したいこと 「日笠陽子さんのお芝居を研究しています」
第二回→舞台『十二大戦』庭取役の梅村結衣がアニメを見終えたときに感じたこと -「改めて自分と向き合うことができた気がします」
第三回→【連載インタビュー】舞台『十二大戦』断罪兄弟・兄役・橋本祥平が舞台で実現したいこと- 「役者同士、本気でぶつかり合いたい」
<舞台「十二大戦」情報>
■日程・劇場
神戸:新神戸オリエンタル劇場:2018年5月4日(金)~5月5日(土)
東京:シアター1010 :2018年5月9日(水)~5月13日(日)
※公演日時は変更の可能性があります。
■キャスト
【寝住】北村 諒 【失井】滝川広大 【妬良】今村美歩 【憂城】才川コージ【断罪兄弟・兄】橋本祥平 【断罪兄弟・弟】⾧谷川慎也 【迂々真】横山真史【必爺】原 勇弥【砂粒】竹内 夢 【庭取】梅村結衣 【怒突】伊阪達也【異能肉】護 あさな【ドゥデキャプル】和泉宗兵 ※出演者は変更になる可能性がございます。
■スタッフ
原作:西尾維新「十二大戦」(集英社刊)脚本/演出:伊勢直弘 音楽:椎名豪
主催:エイベックス・ピクチャーズ株式会社
■主題歌:Do As Infinity『化身の獣』
■チケット情報
●一般指定席8,000円(税込/全席指定)
★チケット一般発売開始!
発売開始日時:2018年3月3日18:00~
楽天チケット:http://r-t.jp/12taisen
イープラス:http://eplus.jp/12taisen-stage/
ローソンチケット: http://l-tike.com/12taisen-s/
チケットぴあ: http://w.pia.jp/t/12taisen-stage/
※チケットの詳細は公式HPをご確認ください。
舞台「十二大戦」完売公演多数につき、東京5月11日14時~の追加公演が決定!追加公演ではDo As Infinity本人による『化身の獣』
■日程:5月11日(金)14時~
■劇場:シアター1010(東京)
■料金:一般指定席8,
■受付期間:2018年3月28日(金)12時~
■当落確認・入金期間:2018年4月4日(水)18時~
■受付URL:http://r-t.jp/12taisen_
※枚数制限:1申込みにつき、2枚までとさせていただきます
※未就学児の入場は不可となります
舞台「十二大戦」公式サイト
http://12taisen-stage.com
公式Twitter
@12taisen_stage
才川コージTwitter
@koji_saikawa
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