2012年7月よりサービスを開始した、基本プレイ無料のオンラインRPG『ファンタシースターオンライン2』(以下、PSO2)。2016年1月にはTVアニメも放送され、同年9月にはユーザー数が450万を突破した人気コンテンツは、2017年6月10日より、全国5都市でオフラインイベント「ファンタシースター感謝祭2017」を開催する。
今回は本イベントの内容や注目ポイントついて、『PSO2』関連のさまざまなイベントに出演するDFガールズ(ダークファルスガールズ、以下DFG)の高野麻里佳、小原莉子、高木友梨香にインタビュー。イベントのことに加えて、DFGの活動についても伺った。
↑(写真左から)DFGの小原莉子、高野麻里佳、高木友梨香。感謝祭のグッズを手に持ち、首にかけ、頭に被っていただきました↑2017年でサービス開始から5周年を迎える『PSO2』。ゲームだけでなく、「境界を超えるRPG」をコンセプトに舞台やオーケストラコンサート、コラボカフェなどさまざまな展開に挑戦し続けている
「ダークファルスガールズ」、名前の由来は?
――本日は感謝祭のことに加えて、DFGの活動についてもお伺いできればと思います。早速ですが、DFGの3人は『PSO2』とどのような関わりがあるユニットなのでしょうか?
高木:DFGは『PSO2』関連のイベントなどへ参加・出演し、ゲームの魅力を伝える3人組です。元々は「PSO2アークス候補生」という名前で2014年から『PSO2』の実況プレイ番組をニコニコ生放送で配信していましたが、さまざまな試練を乗り越えて2015年に「候補生」を無事卒業、そして今に至るという感じです。
――DFGのDFは「ダークファルス」の略ですよね。「ダークファルス」といえば『ファンタシースター』シリーズではラスボス的な立ち位置、または強大な存在なので、なかなか衝撃的な名前だなと思いました。しかし、なぜこの名前になったのでしょうか?
高木:先ほどお話した「PSO2アークス候補生」で試練の課題を出していたのが、ダークファルス【MRK】(ムラキ)さんという方だったんですよ、その方の試練を乗り越えて「候補生」を卒業したので、弟子入りする感じで「ダークファルス」の名前もいただいたんです。
小原:敵だったはずが、いつの間にか慕うようになっていて……という流れだった記憶があります(笑)。
高木:そうそう。まぁ、実際は打ち上げ時の軽いノリで決まっちゃったんですけどね(笑)。最初の候補は……何だったっけ?
高野:えっと……。
小原:「まりぴんぽん」!
高木:そうだ、「まりぴんぽん」だ!
――ま、まりぴんぽん?
小原:はい。それぞれの愛称がまりんか、りこぴん、ゆりぽんだったので、「まりぴんぽん」でどうでしょうと提案したら、セガさんに難色を示されました(笑)。
高木:それで、もう少しいい名前がないかと話し合った結果、DFGに決まりました。
――インパクトがある素晴らしい名前だと思います!
高野:ありがとうございます!
高木:ニコ生を見ていたアークス(※1)の皆さんには「裏切ったのか」と言われましたけどね(笑)。
(※1) アークス……ゲーム中でプレイヤーが所属する組織。外宇宙の調査隊。
――さまざまな歴史のある名前なんですね(笑)。そんなDFGの皆さんは、イベントだけでなく、今年の2月に放映された『PSO2』のCMにも出演されていましたね。色々と反響のあったCMでしたが、収録はどうでしたか?
小原:純粋にこんな風に撮影するんだと感心しっぱなしでした。
――普段の声優活動ではなかなか経験しないことですよね。
小原:そうなんですよ。一発撮りなのかなと思っていたら、何度も同じシーンを撮影して……意外でした。また、部屋のなかで撮影したのですが、その部屋が……
高木:うん、暗かったよね。
小原:違う、違う!
高木:えっ、暗かった話じゃないの?
高野:でも確かに、部屋は暗かったよね(笑)。
小原:それもあるけど、私が言いたかったのは演出の話!
高木:あっ、光の話?
小原:そうそう!
――光、でしょうか?
高木:あえて埃を散らして、それで光をパラパラ作られていたんです。そういう演出の細かさに感動しました。
『PSO2』CM:「いっしょにやろ!」篇
――確かに細かい演出ですね! もしCM第2弾があるとすれば、どのようなシーンを撮影したいですか?
高野:えっ? もうネタ切れじゃないですか?
――も、もうですか!? まだ色々とできそうな気もしますが……
高木:そうですね……、惑星ナベリウス(※2)に行くとか?
高野:ナベリウス!? CGとかと合成するの?
高木:ほらっ、森なら合成しなくても撮影できそう。
高野:いいかもしれない! 森へ冒険に行ったら、ロックベアが出てきたみたいな。それなら頑張ってバク転して戦うよ、ガンナーとして!
高木:それ、いい。
小原:ケガしないようワイヤーアクションでやろうね(笑)。森だったら、ゲーム内で「採取」や「釣り」もできるから、そういうのもやりたいね。
高木:それもいいね! あとは惑星ハルコタン(※3)のフィールド「白ノ領域」みたいに、屋根のところを3人で走るとか。
――とても大がかりな撮影になりそうですね。
小原:そうですね(笑)。
――でもここで言っておけば実現するかもしれません。
高野:そうですよね! 今のうちに言っておきましょう。
(※2)惑星ナベリウス……ゲーム中に登場する、自然に包まれた惑星。
(※3) 惑星ハルコタン……ゲーム中に登場する惑星。「陰陽」のように、「白ノ領域」と「黒ノ領域」に分かれている。
小原さん、高木さんのかぶっているサンバイザーなど、オフラインイベントに来場するだけでもらえる特典が盛りだくさん
――CMが放送されること、楽しみにしています。DFGの皆さんは今後の活動として、6月10日に幕張メッセで開催される「ファンタシースター感謝祭2017」に参加されますよね。こちらはどのようなイベントなのでしょうか?
高野:これまでずっと『PSO2』を楽しんでいた方、また最近になってプレイを始めた方など、全ての「ファンタシースター」ファンの皆さんへの感謝の気持ちを込めたオフラインイベントですね!
――まさに「感謝祭」ですね。では、それぞれが感じる注目ポイントを教えていただけますか?
小原:私の注目ポイントは、来場者全員に配られる限定の「ご当地ロビーアクション」ですね。今回も東京、札幌、福岡、名古屋、大阪の5都市で感謝祭が行われるのですが、地域によってもらえるロビアク(ロビーアクション)が違うんですよ。
――お話できる範囲で、特典のロビーアクションがどのようなものか教えていただけますか?
3人:実際に見てもらった方がわかりやすいと思いますのでまずはこちらの映像を見てください!
「ファンタシースター感謝祭2017」来場者特典紹介
――おお!それぞれ個性がありますね!
小原:東京会場(幕張メッセ)では歌舞伎の見得を切るようなロビアクが配られます! 続く札幌は、スキーを滑るような移動系のロビアク、3会場目の福岡はしゃもじを持って歩いていく「どんたく踊り」のようなものですね。4会場目の名古屋は名古屋城の上にある「金のしゃちほこ」のようなポーズをとるアクションになります。
高野:エビぞりみたいなポーズだよね。
小原:そうそう!男女でモーションが変わるのですが、男性はビジュアルも含めて完全に「しゃちほこ」になります。『PSO2』プロデューサーの酒井さんが名古屋出身なので、一応名古屋の方に許可を取ったアクションとなっているみたいですよ(笑)。最後の大阪は「こなもん」というロビアクで、お好み焼きを焼いているような仕草を取ります。ちゃんと煙もあがりますよ。
↑ゲーム内のキャラクター用コスチューム「感謝祭2017Tシャツ」(左)とFUN500獲得チケット(下)は全会場でもらえる。また、歌舞伎(右)のロビーアクションは東京会場限定での配布
――どれもこれも地元にちなんだものですね!
小原:はい。また、8月12日に有明コロシアムで行われる決勝会場でも別のロビアクがもらえますが、こちらは6月10日の東京会場で発表する予定です。
――それは楽しみですね! 小原さんは限定ロビーアクションということでしたが、高野さん、高木さんが注目しているポイントも教えていただけますでしょうか?
高野:来場者の方にはゲーム内で使用できるもの以外に、オリジナルサンバイザーやうちわなどのリアルグッズも配られる点ですね! あとは、コスプレショーにも注目してもらいたいです。こちらは一般の方も参加できるもので、見ているだけでも楽しいです。ゲームにそれほど詳しくなくても参加できると思いますよ!
小原:また、飲食コーナーではピザーラさんとのコラボレーションピザが販売されます! 会場でしか食べられない限定ピザなのでぜひ食べていただきたいですね。私も先ほど写真を見せていただいたのですが、エンペ・ラッピーの「味」をイメージしたものに……。
高木:えっ、味!?
高野:私、エンペ・ラッピーを食べたことないよ(笑)。
小原:あっ、違う、違う! エンペ・ラッピーをイメージしたピザが2種類販売されるそうなので、楽しみにしていください。
高木:エンペ・ラッピー繋がりでいえば、今年はエンペ・ラッピーの巨大バルーンが会場にいるので、それにも注目して欲しいですね。
↑来場者特典で配られる「感謝祭2017 オリジナルサンバイザー」。ラッピーVerとリリーパ族Verの2種類が配布される(ランダムでの配布)
↑来場者特典の「ビッグアークスカード(簡易ストラップつき)」と「感謝祭2017 特製うちわ」
無料で楽しめる企画も盛りだくさん
――イベントの注目ポイントについて教えていただきありがとうございました! 本記事を読んで、またはイベントを通じて『PSO2』をやってみようかなという方もいらっしゃるかもしれません。そういった、これから始める方々に向けて、DFGの皆さんから攻略法やアドバイスをいただいてもよろしいでしょうか。
高野:最初はNPCが「これをやったほうがいい」という「クライアントオーダー」をくれるのですが、それをやっていけば色々なフィールドへ行けるようになります。まずは色々な場所へ行けるようになって、それから好きな場所でスクリーンショットを撮ってみてください。楽しいですよ(笑)。
――確かに、『PSO2』のキャラクタークリエイトは、かなり細部までいじることができるので、愛着のあるキャラクターでスクリーンショットを撮ると楽しいかもしれませんね。
高野:そうなんです! ロビアクなどもあるので、本当にさまざまな表現方法ができるんですよ。なので、自分でシチュエーションを作ってスクリーンショットを撮るという楽しみ方もありかなと思います。
小原:私は、初心者でなかなかプレイがうまくいかないときは、緊急クエストに参加してみるとよいと思います。
――緊急クエストですか?
小原:緊急クエストは時間限定で受けることができる、他のプレイヤーの方と一緒に戦うクエストです。初心者だからと躊躇しちゃうかもしれませんが、そこに最初から飛び込んだほうが他の方のプレイなどを見て勉強ができますよ。『PSO2』は初心者専用のビギナーブロックや、ノーマルやハードといった難易度ごとにそれぞれ推奨のブロックが用意されていますので、自分と同じくらいのレベルの方と接することも楽しんでいただければと!
高木:あとは、毎日日替わりで更新されるおすすめクエストをやるのもいいと思います。やっておけば経験値がもらえますし、さまざまな恩恵がある「ボーナスクエスト」に挑戦できるようになる「ボーナスキー」ももらえるので。
↑『PSO2』ゲーム画面
――参考になるアドバイス、ありがとうございました! 最後に改めて、「ファンタシースター感謝祭2017」の魅力について教えてください。
高野:感謝祭はプラモデルやイラストの展示、ミニライブなど、回るだけでも楽しめる企画がいっぱいです! 入場無料でフラッと来ても楽しめるので、ぜひ来場して『PSO2』の世界を感じてみてください。また、6月10日の東京会場のステージコーナーで『PSO2』大型アップデート「EPISODE5」の情報が解禁されます。初出しの情報ばかりですので、楽しみにしていてください!
小原:イベントでは例年、タイムアタックの全国大会「アークスグランプリ」をやっていたのですが、今回は2017年3月に実装された『PSO2』初の対戦コンテンツ「バトルアリーナ」を使った新たな公式全国大会「アークスバトルトーナメント」が開催されます。初開催となるので、ぜひ積極的にご参加いただいて、『PSO2』の面白さをより感じていただけたら嬉しいです!
高木:候補生の企画に参加させていただいたのが『PSO2』が2周年の頃でした。そこから3年が経ち、今年で5周年。時の流れは早いなと思いつつも、3年経った今でも『PSO2』に関われていることがとても嬉しいです。昨年は会場が一体になって楽しめるイベントだったので、今年はどんなイベントになるのか、今からワクワクしています。あと個人的に楽しみなのはエンペ・ラッピーの巨大バルーンです。ハグは残念ながらできないのですが、記念写真を撮ってぜひ思い出にしてください! また、来場できないという方は、東京、名古屋、決勝会場ではニコニコ生放送での公開生放送も行いますので、そちらで楽しんでいただければ私たちも嬉しいです。
――ありがとうございました!
今回お話を伺ったDFGの3人は6月10日に幕張メッセで行われる東京会場のイベントに参加。また、高野さんは札幌、高木さんは福岡、小原さんは名古屋会場に出演する。そのほか豪華出演者やイベントの詳細は公式サイトで確認できるので、要チェックだ。
↑DFGの3人が首から提げているのは、会場で販売される『PSO2』ぬいぐるみがま口ポーチ
↑『PSO2』ぬいぐるみがま口ポーチ(順に「アークマ」、「リリーパ族」、「ラッピー」)
↑感謝祭と併せて「アークスバトルトーナメント」も開催される
●「ファンタシースター感謝祭 2017」開催日程
東京会場……2017年6月10日(土) 幕張メッセ
札幌会場……2017年6月17日(土) Zepp Sapporo
福岡会場……2017年6月25日(日) 西日本総合展示場
名古屋会場……2017年7月15 日(土) ポートメッセなごや
大阪会場……2017年7月30日(日) インテックス大阪
決勝会場……2017年8月12日(土) 有明コロシアム
●「ファンタシースター感謝祭 2017」公式サイト
●『ファンタシースターオンライン2』公式Twitter
●「ファンタシースター感謝祭 2017」ニコニコ生放送URL
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