TVアニメ『少女☆歌劇 レヴュースタァライト』富田麻帆&相羽あいな「“真矢クロ”はお互いしか見えてない!」【インタビュー】 | 超!アニメディア

TVアニメ『少女☆歌劇 レヴュースタァライト』富田麻帆&相羽あいな「“真矢クロ”はお互いしか見えてない!」【インタビュー】

99期生のトップとして君臨する天堂真矢(富田麻帆)と、彼女に熱いライバル意識を燃やす西條クロディーヌ(相羽あいな)。お互いの力を認め合いながら、成長を続けるふたりの絆について、富田麻帆と相羽あいなに語ってもらったインタ …

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 99期生のトップとして君臨する天堂真矢(富田麻帆)と、彼女に熱いライバル意識を燃やす西條クロディーヌ(相羽あいな)。お互いの力を認め合いながら、成長を続けるふたりの絆について、富田麻帆と相羽あいなに語ってもらったインタビューが、アニメディア10月号に掲載中。「超!アニメディア」ではさらに濃く熱いロング版を掲載する。


真矢クロの関係は愛がこじれている!?

――放送は9話まで終わって、ついにばなな(大場なな)の「再演」が終わりを告げました。

 

富田 8話のひかりとばななの歌合戦がかっこよかったですね。それまではポップなレヴュー曲が続いていたので、ここに来てシリアスな雰囲気になったというか。ばななの恐ろしさも感じられる楽曲だったので、きっと聴き応えがあったんじゃないかなと思います。

――ばななのセリフは、作品世界がループしていると知ってから聞くと意味深ですよね。

相羽 そうなんです。アニメで、ばななの身に起こっていたことを知ってから、アニメや舞台を観返すと、ゾッとするセリフがたくさんあるんですよ。

富田 (大場なな役の小泉)萌香自身も、アフレコのときに「怖そうにしゃべれてた?」って、よく確認していましたね。

相羽 ばななは怖いセリフを笑って言う、その不気味さがすごいんですよね。

富田 一番、面倒見がいいお母さんキャラクターだったはずなのに……。

相羽 でも、ばなながこの「再演」に執着していたのは、99期生のみんなが好きだったからなんですよ。

富田 メインキャラクターの9人は、さまざまな愛をこじらせている子が多いよね。私は真矢クロ(真矢とクロディーヌ)も、舞台や相手への愛ゆえにこじれていると思うんですよ。

――しかし、9話までだと、まだその愛はあまりオープンになっていないような。

富田 と見せかけて、そうでもないんですよ。相羽さんは、3話で泣いてましたし(笑)。

相羽 ……泣きました! それまでは、真矢さまはクロディーヌのことをまったく意識していないと思っていたんですよ。クロディーヌ的には、自分の前を走っている真矢さまをずっと追いかけて「こっちを向け」って思っていたんだと思うんです。それが、3話でちゃんとクロディーヌのことを意識しているってわかって「クロちゃん、よかったね……」って思ったら涙が出てきちゃったんです。ただ、私は感動しているんですけど、クロちゃんは真矢さまの思いを知らないんですよね。

富田 それがもどかしいよね~。知らずに真矢に食いついているクロディーヌは、本当にかわいいなと思います。クロを犬にたとえると、クロは完全に“かまって犬”だからね。

相羽 そうね……。でも「かまって」って言いたくないんだよね。真矢さまはクロディーヌのバレエを観てくれていたりするのに……。

富田 真矢はクロちゃんの保護者みたいだよね。真矢には小悪魔気質があるんじゃないかと思うようになったんですよ。6話のラストで香子からもらったお菓子の箱を開けたとき、あんな笑顔を浮かべるなんて思わなかったし。あのシーンを観て、もしかしたら、真矢と富田麻帆は近いのかもしれないと思ったもん。

相羽 いや、そんなことないから!

富田 “富田麻帆成分”を見せちゃいけないから隠しているだけで「出していいぞ」ってなったら、お菓子の箱を開けたときみたいな顔をふだんの生活でもするのかも。だって、「This is おいも」とか言うと思わなかったでしょう? そう考えると、中の人の影響も……。

相羽 あるかもしれない……。

――5話の「This is おいも」のシーンは、かなり熱弁していましたよね。

富田 じつは、オンエアされたセリフの4倍くらい話しています。難しい言葉を早口でしゃべっていたんですけど、見事にカットされていました(笑)。でも、お茶目な真矢を見られたのはすごくうれしかったです。

相羽 きっと「人前ではチャーミングなところを見せない」と言うベースがあるんだろうね。

富田 あると思う。「私はここまでしか出しちゃいけない」みたいな、自分のプライドが。

相羽 クロディーヌも「人に見られたくない」っていう部分はあると思うんですよね。だから、真矢さまとクロディーヌは、根本は少し似たところがあるのかもしれないですね。

富田 それが出るのが、10話です。




真矢クロの思いが通じあった10話

――キモは10話ですか。

相羽 10話は、私がとにかくつらかったんです。いままでひとり対ひとりのレヴューが、2対2になったんですが、クロディーヌ的には真矢と一緒に戦うのってすごくプレッシャーだったと思うんです。クロディーヌにとっての真矢は、絶対に負けない存在だから……。

富田 でも、あのとき華恋かひかりを選ぶ? 真矢しか選ばないでしょう?

相羽 そりゃそうだけど……でも、選んだのは真矢さまだからね?

富田 まぁ、当たり前でしょ? みたいな感じですよね。

相羽 選ばれて戦うのってすごいプレッシャーですよ。負けたくないし負けられないっていう思いがあって……。しかも、レヴュー曲が、舞台から馴染みのある「Star Divine」なんですよ。それだけでもダメなのに、間奏のシーンはもう……。

富田 クロちゃんのレヴュー曲が「Star Divine」っていうだけでもあがるなって思ったけど、間奏部分はやっと思いが通じた、みたいな瞬間だったもんね。

相羽 クロディーヌも真矢も、相手に面と向かって思いを伝えるシーンってこれまでなかったもんね。

富田 舞台で真矢がクロディーヌに対して「認めましょう、私の髪を乱した強さを」と言うシーンがあるんですが、それに近かったなって思います。そこで心が震えていただけたらうれしいですね。

――華恋とひかりに負けたあとで、フランス語で思いの丈を伝え合うみたいになっていましたが……。

相羽 クロディーヌ的には、真矢が自分のせいで負けた、ということが重いんですね。でも、まさかフランス語で伝えた思いが、全部通じているとは思いませんでした。

富田 「その通り、私は負けていません」

相羽 真矢さまはフランス語もわかるの!? という衝撃とそのあとの。

富田 「私のクロディーヌ」ね。字幕だけど。

相羽 本当に衝撃的すぎます。でも、締めが「ヤな女!」なあたりがクロディーヌだなって。素直じゃないんですよ。

富田 そういうところがかわいいですよね。

相羽 華恋&ひかりとはまた違う熱いベクトルがあるので、真矢クロ好きな方は熱くなっていただけたんではないでしょうか。

――レヴュー曲としての「Star Divine」の聞きどころは?

富田 舞台やライブのときよりも、強い曲になっていますね。

相羽 CDだと裏声のところが裏声じゃなかったりもしています。レヴューらしい歌い方になっていると思います。

富田 それが、舞台少女の私たちにしかできない、アニメでのレヴューなのかな、と思います。

舞台とアニメのふたり

――真矢が6話で退学しようとする香子に声をかけたのは、少し意外でした。

富田 舞台のときはかなり物語を凝縮していて、キャラクターを目立たせることが強めに作られていたので、どうしてもツンツンした雰囲気になってしまっていたんですね。演出家の方からは、「鼻にかからない感じのお嬢様」「(『ガラスの仮面』の)姫川亜弓のように」とダメ出しをされていたんです。もともと、凛とした部分はありつつも、ほかの子たちにも気を配れるという設定だったので「アニメでちゃんと描かれたな」という印象ですね。私としては、舞台でもセリフがないシーンでは、小刻みにみんなを見ているんですけど。Blu-rayには入っていない!(笑)。

相羽 舞台あるあるだ(笑)。

富田 ひかりが転入してきたときも、いろいろな人を見て気にかけている姿を演じているんですけど、セリフがないとカメラは抜いてくれないんですよね。

相羽 仕方ないね(笑)。でも、私は気づいてたよ。クロディーヌは真矢さまの行動に敏感だから、真さまが何かをするたびに呼応するように動いてる。でも、これも映像には残ってない(笑)。

富田 そういう一度きりしか見られないところが、舞台のよさなんですけどね。

――クロディーヌは舞台のころからまひるに声をかけるなど、クラスメイトとの交流を見せていましたが、双葉に対してもやさしかったですね。

クロは双葉を追い出さなくて

相羽 じつはあのシーンはびっくりしたんです。一緒に練習したり、部屋に転がり込んでも追い出さなかったりするところもあるんだなって。ただ、クロちゃんも比較的周りを見ているから、香子が今までやってきたことを見た上で、このままだと双葉にとって良くないと思ってアドバイスをしてあげたんじゃないかな。

富田 子役からやってきたっていうのもあるのかもね。プライドもあるけれど、面倒見がいいお姉さんな部分もある。

相羽 ただ、相手が天堂真矢になったら、全然そういうところがでませんけど。

富田 自分は小さいころからやってきて、主役だったっていうプライドがあるんだろうね。

――舞台が先にあってのアニメですが、舞台とアニメだと少し声の作り方が違いますね。

富田 そうですね、私は舞台のときより声が低いって言われます。ただこれは、アフレコのときにクロディーヌとキャラが似ちゃう、みたいな話になったからなんです。

相羽 だから、私が意識して高めにして。

富田 私が低めにしているんです。声の変化だけではないですが、アニメを通してキャラクターとのマッチングが進んだ気がしているので、10月の舞台も何かしらの変化はあるんじゃないかなと思います。


アニメで成長していく舞台少女たち

――9話が終わった時点で、真矢とクロディーヌはどんな関係だと思いますか?

相羽 クロちゃん的には、3話が一番大きい出来事だったと思う。真矢さまに負けて、気丈に振る舞っているけど、真矢さまがいつもと変わらないところはモヤッとしていると思う。

富田 でも、日常パートでは仲良しなんだよね。6話のときはふたりでお茶会していたし。

相羽 何、話してるんだろう……。

富田 あの距離感は、完全に倦怠期の夫婦だと思う(笑)。

相羽 4話では、あがり症ごっこをしていたじゃない?

富田 「This is 喜劇」ね(笑)。

相羽 そうそう。3話を経て、日常での関係性は少し変わっているのかな?

富田 トップスタァを目指す気持ちはみんな一緒ということには納得しているんじゃないかな。

――3話で、前年の「スタァライト」の終演後、握手を求めた真矢に対しクロディーヌは「負けてない」と言いました。あの言葉には、どんな意味があったと考えていますか?

富田 相手を認めていないときに使うのが「負けない」なのかな。認めているから「負けてない」?

相羽 私は、「負けない」と「負けてない」だったら気合いの入り方が違うと思うんですね。「負けてない」っていうのは、さらに上に行くための言葉だと思います。「負けてない」という言葉のなかには「負けを認めている」気持ちも入っているんですよ。でも、そのままじゃ自分は悔しいし、ここのままじゃいけないっていう思いがあるから、あえて「負けてない」って言ったんじゃないかな。「私のほうが強い」って思いつつも、その力を認めている……って矛盾していますね。

富田 こじらせてる(笑)。だからこそクロちゃんはかわいいんだと思うな。自分のなかで感情がぐるぐる動いているのに、ほかの人の面倒を見られる。そういうところが愛されるんだと思います。相羽さんにそっくりです。

相羽 麻帆ねぇは、いつもそうやって言ってくれるよね。

富田 フランス語も回を重ねるごとに、どんどん上達して、最近はフランス人かなって勘違いするくらい(笑)。

相羽 単語は忘れていくんですけど、発音を覚えているんです。

富田 フランス語はのどで鳴らすワードが多くて、最初は結構苦戦してたようなんですが、回を重ねるごとに一回で読めるようになっています。ぜひフランスにいっていただきたい。

相羽 お願いします! フランスロケ行きたいですよね?

富田 連れていっていただけます?

相羽 ひとりだとさびしいです!

富田 じゃあ、おいしいシュークリーム、食べに行きましょう!


――富田さんは、3話で「誇りと驕り」を歌っていますが、レヴュー曲のレコーディングはいかがでしたか?

富田 レヴュー曲が流れるシーンを、実際にスタジオで流してもらいながら歌うんですが、曲調がミュージカルよりだったので、舞台をイメージして歌いました。アニメの真矢の映像と同じ動きを自分がしている気持ちになって、感情の動きをしっかりと、あと滑舌をはっきりさせると舞台っぽさが増すので、それは意識しましたね。実際に、舞台で同じ動きをやれと言われたら、できると思います。

――「誇りと驕り」は、ほかのキャストの方にも人気の歌だそうですね。

富田 そうなんです。先日、純那役の(佐藤)日向と、日向のお母さんと一緒に会う機会があったんです。そうしたら、お母さんが、日向がいつもお風呂場で歌っているんですって教えてくれて。しかも、その夜に日向が歌っている動画が送られてきたんですよ(笑)。お気に入りになってくれたみたいで、うれしいです。

――舞台で演じられることが多い方にとって、マイクの前で歌うというのは難しいですか?

富田 そうですね。動いているほうが歌いやすくはあります。動いているほうが自然と声が出やすくなる、というのもあるのですが、マイクの前だと動けないので、手振りがすごいです(笑)。あいあいも、レヴュー曲のレコーディングのとき、すごく動いていたよね。

相羽 私は、レコーディングのときはだいたい動くんです!

富田 ゆっくりな曲でも?

相羽 動くの!


お互いのことしか目に入らない?

――舞台でも共演されている間柄ですが、お互い、役者としてどんなところをすごいと思っていますか?

富田 常に全力投球なところですね。私たちくらいの年齢になると、足し算引き算ってできるようになるし、してしまうんですが、彼女は足し算しかない。もともとの性格もそうなんだと思いますが、いつも前を向いて考えているので、そこがすごいなと思います。私は後ろに引き下がることが多くて、ネガティブになるとループして前に進めなくなることもあるんです。それから、私はクロちゃんに似ているのかもしれないんですけど、わからないことを、その場でわかりませんと言えないんですね。でも、あいあいにはそれがない。「すみません」って手を挙げて、「これはこういうことであっていますでしょうか」って言える。その素直さを尊敬しています。

――相羽さんから見た富田さんはいかがですか?

相羽 ご存知の通り、すごいんですよ。

富田 どういうこと?(笑)

相羽 芝居も歌もうまいし、すべてがすごいんです。ただ、私生活とのギャップが激しいですね(笑)。舞台で富田麻帆という役者を見たときに、こんなすごい人と普通に接していていいのかな、富田先輩って呼ばなくて大丈夫かなって思うんですけど、ものすごくフランクにアタックしてくるから、「あ~、麻帆ねぇ!」みたいになっちゃうんですね。もっと近寄りがたいところがあるかなと思ったら全然なくて、すごくいい人なんだなと思います。

富田 すごくないよ!

相羽 過去の作品を知っているので、それを考えると今ペアでいるというのが誇りなんです。しかも、ライバルという存在ですから……。

富田 全然私のほうを見てしゃべってくれない(笑)。

相羽 (笑)。私が下過ぎると、お客さんが冷めちゃうと思うんです。だから、張り合っていきたいし、“負けてない”って思いたい。前に強い人がいるからこそ、前向きになれる、そんな存在ですね。私が「わからない」って言えちゃうのは、こういう人を相手にしている部分もあるんです。考えて、答えに辿り着く時間が遅くなるなら、最初に「わかりません」と言ったほうが早いですから。

富田 でもね、わからないままでやろうとする人っているんですよ。それを素直に聞ける心って本当に大事だと思うよ。あと、あいあいは、プロレスをやっていたこともあって、体が頑丈なんです。殺陣の最中に多少剣が当たったとしても平気。そこはやっぱりすごいなと思います。
 あと、私たちは、殺陣のスピードをあげろって言われていたんですね。女の子でもなかなかこれはないっていうくらいのスピードを求められていたので、それについてきたところはすごかったですね。

相羽 だって、麻帆ねぇがすごいスピードで来るから、そこはいかないと。

富田 私も変に負けず嫌いなところがあるので、相羽がついてくるとムカつくからもっと速くしてやろう、みたいになっていましたね(笑)。あいあいは、世の中的には「圧が強い」って言われていますが、間近にその圧が来ると、こっちも負けじとやってやろうってなるんです。6話で真矢が言っていた、追ってくる者のためにも、自分は常に上にいなきゃいけないっていう気持ちを改めて聞いて、こういう気持ちはちょっとあるかもしれないなと思いました。そこで、初めて真矢と気持ちが一致しました。プライベートになるとダメダメですけど(笑)。

相羽 私たちはいい感じに噛み合っていると思います。

アニメにも舞台にも注目してほしい

――ちなみに、今現在の時点で、真矢クロ以外に気になるペアはいますか?

相羽 私はふたかお(双葉&香子)です。

富田 私は、「This is 天堂真矢」と西條クロディーヌ以外目に入りません。私たちがトップスタァですから。私たちに秀でるものはありません。

相羽 じゃあ、相羽も!(笑)

――アニメもクライマックスですが、10月には『少女☆歌劇 レヴュースタァライト -The LIVE-#2 Transition』の公演もあります。

相羽 じつは、まだ私たちもどういうお話になるのか聞いていないんですが、前回とは全然違うストーリー展開になりそうです。

富田 新しく入ってくるキャストのみなさんが、すごいスキルをお持ちの方ばかりなんです。そこはちょっと身構えてしまうところではありますが、私たちも類まれなるところから集まったメンバーなので、全員で協力して頑張りたいなと思います。

――『#1』の初演と再演でも、殺陣などの印象はかなり変わりましたから、『#2』にも期待したくなります。

富田 ばななの殺陣がすごくよくなって、みんな振付の覚えも早くなっているから、個人的には感動しちゃって……。この子たちの成長をずっと見続けられるんだと思ったら、涙が出ます。

相羽 継続は力なりですからね。

富田 舞台の初演から見てくださっている方も、アニメからの方も、ライブや舞台を重ねるごとに成長していく私たち見ていただけるんじゃないかなと思うので、ぜひ期待してください。そして、舞台創造科(『スタァライト』のファンの呼称)になってくれればうれしいです。

――最後に、今後の見どころをお願いします。

相羽 11話はまた泣きます! 

富田 これまで真矢クロ、ふたかお、華恋とまひるちゃんと、ペアの絆は描かれてきましたが、9人の絆がつながっているかどうかは描かれてこなかったんですね。それが11話でどうなるか明らかになります。

相羽 11話のレヴュー曲がたまらない!

富田 使われるレヴュー曲を聴いたときに「これは泣く」と思いました。

相羽 ある場面でメンバーの姿が出てきたとき、私も「スタァライト」の一員なんだなって感じられました。その場面がすごく好きです。

富田 「いってらっしゃい」って言いたくなる話になっていると思います。今までも怒濤の展開でしたが、速度は緩むことがないので、この先もぜひ楽しみにしていてください。

相羽 あと、華恋とひかりの関係や、華恋の成長も見どころです!

構成/野下奈生(アイプランニング)

【とみた・まほ】6月1日生まれ。東京都出身。サンズエンタテインメント所属。
【あいば・あいな】10月17日生まれ。大阪府出身。響所属。

〈TVアニメ『少女☆歌劇レヴュースタァライト』情報〉
TBS  毎週(木)深1時28分〜
CBC   毎週(木)深2時35分〜
BS-TBS (土)深1時〜
MBS (土)深3時08分〜
RKB  毎週(水)深2時30分〜

◆スタッフ
原作:ブシロード/ネルケプランニング/キネマシトラス
監督:古川知宏
シリーズ構成・脚本:樋口達人
キャラクターデザイン:齊田博之
副監督:小出卓史
プロップデザイン:高倉武史/谷紫織
グラフィックデザイン:濱祐斗/山口真生
色彩設計:吉村智恵
美術監督:秋山健太郎/福田健二(studio Pablo)
3D監督:秋元央(T2studio)
3D舞台照明:カミヤ ヒサヤス
撮影監督:出水田和人(T2studio)
編集:黒澤雅之
音響監督:山田陽
音楽:藤澤慶昌/加藤達也
戯曲脚本・劇中歌作詞:中村彼方
アニメーション制作:キネマシトラス

◆キャスト
小山百代(愛城華恋役)
三森すずこ(神楽ひかり役)
富田麻帆(天堂真矢役)
佐藤日向(星見純那役)
岩田陽葵(露崎まひる役)
小泉萌香(大場なな役)
相羽あいな(西條クロディーヌ役)
生田輝(石動双葉役)
伊藤彩沙(花柳香子)

© Project Revue Starlight

《超!アニメディア編集部》
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