SparQlewが1stシングル「勝利の歌」をリリース! 「今のSparQlewが歌うならこういう曲だよね」というものが詰まった1枚に【インタビュー】 | 超!アニメディア

SparQlewが1stシングル「勝利の歌」をリリース! 「今のSparQlewが歌うならこういう曲だよね」というものが詰まった1枚に【インタビュー】

人気の若手男性声優5人で結成したSparQlewが、1stシングル「勝利の歌」を5月8日にリリース。その制作秘話を聞いたインタビューが、発売中のアニメディア2019年6月号に掲載されている。「超!アニメディア」では、本 …

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 人気の若手男性声優5人で結成したSparQlewが、1stシングル「勝利の歌」を5月8日にリリース。その制作秘話を聞いたインタビューが、発売中のアニメディア2019年6月号に掲載されている。「超!アニメディア」では、本誌記事内ではお届けしきれなかった部分も含めたインタビュー全文をご紹介する。


■「勝利の歌」は、シンプル・イズ・ベストという感じ

ーー1stシングルとなる「勝利の歌」は、1枚になりましたか?

保住 初めてみんなで1つの曲を完成させた「ハジマリノソラ」という曲があって、前回のメジャーデビューアルバム『Bring it on!』では、個々に試行錯誤しながら作り上げることができました。その制作過程で「もっとこうしたい!」というものが個々のなかに生まれて、それが詰まった作品になりました。今までよりも、曲に対して真摯に向き合って出来上がった1枚です!

吉永 「ハジマリノソラ」とデビューアルバムの制作を通して、自分のなかに余裕ではないけど、少し慣れてきた部分があったので、今回はいい意味で肩の力を抜いて取り組むことができました。ディレクターさんに「ここをこうしてほしい」とか「こっちのテイクがいいです」など、自分の気持ちを話すタイミングも増えて、自分たちのこだわりが前より出てきたと思います。表情が違う3曲でもあるので、聴いていて、飽きないんじゃないかなって思います。

上村 アルバムでいろんな曲調に挑戦させてもらったあとだったので、気持ちもより成熟して、もっといろんなことがやりたいと思えるようになりました。そのガッツみたいなものが、全面に出ている3曲になっていると思います。ひとりひとりの歌っているところの力強さが、前とはまったく違う。僕たちの「2年目を力強く走っていくよ!」という気持ちや、先が見える3曲だと思います。

堀江 「ハジマリノソラ」では、僕はガムシャラに試行錯誤しながらやって、デビューアルバム『Bring it on!』では、技術的な面で反省する部分も多くありました。今回の1stシングルは、その反省をしっかり活かしたいと思った収録でした。だからデビューアルバムのときから、楽曲へのアプローチや取り組み方は、僕のなかでだいぶ変えたつもりなので、歌声を聴いて、それを感じ取っていただけたらうれしいです。自分としてはすごく大きく進化できたと思う1枚になったので、今後も色んな楽曲を歌う時には、この経験を活かしていけたらと思います。

千葉 デビューアルバムは、曲に合わせた歌い方と言うか、曲の完成形をイメージして歌うという印象でした。今回のシングルでは、まずそれぞれがやりたいアプローチがあって臨んだので、出来上がりが予想できなくて、それだけに完成が楽しみでした。そういう作り方ができたことは、単純にうれしかったです。例えばレコーディング時にディレクターの方とのやり取りの中で、以前は「こういう曲だからこう歌ってほしい」と、方向性の指示があって、その通りに歌うことが多かったのですが、今回はこちらからアプローチを提案してみて、それを受け入れてもらえた、という印象が強いです。なので“自分たちのやりたいことを恐れずにやりはじめた”その第一歩となる1枚になったんじゃないかって思います。


ーー表題曲の「勝利の歌」は、どんな曲に?

千葉 サビが、いい意味で声のばらつきを残したままひとつになっているので、聴き応えがかなり増したと思います。デビューアルバムを経てのシングルだったからこそ、それぞれの解釈が見つけられたんじゃないかって思います。3曲ともそうですが、特に表題曲の「勝利の歌」はそれを感じます。

保住 完成したものを聴いたときは、「こんなに元気が出る曲を、俺らが歌えるんだ!」と思いました(笑)。今までいろんな曲を聴いてきて、曲を聴いてこんなに元気をもらえるんだということはあったのですが、まさか自分が参加している曲で「元気になった!」と思えたのは、すごくうれしかったです。

上村 改めて「勝利の歌」というタイトルを聞いたときに、「どういうことだろう?」と考えたんですけど……実際に歌ってみると、この歌は「勝利の歌」としか言いようがないなと実感しました。サビの歌詞には<ブレイバー>や<立ち上がって>など、出てくる言葉がすごくストレートで、それを5人で歌ったことで、勝利というものを目指すという実感がわきました。まさにシンプル・イズ・ベストという感じ。シンプルであるからこその強さが、ダイレクトにお客さんに伝わるんじゃないかって思いました。

堀江 タイトルも歌詞も全体に泥くさくて、このシングルで初めて僕らの歌に触れる方へのインパクトの強さはあるなって思います。「勝利の歌」ってあまり聞かないタイトルで、「どんな歌なの?」と、まずそこでインパクトを残せる。1stシングルにふさわしくて、ただキラキラしているだけじゃない、思春期特有のものがあって、今の僕らにしか出せない泥くささを持っていますね。

■8月のライブに向けても、勢いをつけられる1枚

ーー「ツナギツナガリ」の歌詞は、共感できるフレーズが多いですね。

千葉 歌詞は、SparQlewだから歌えるものになっているなと思います。僕らのような(若い)年代、キャリアの人たちが歌うからこそ、一番説得力が出る歌詞ですね。友情を歌っているのですが、もう少し落ち着いた年齢だったら、意味合いが重くなってしまうと思うし。だから聴いてくださる方に寄り添いつつ、「これはこうなんじゃないかな」と道をさし示しているような感覚ですね。

保住 単純にかっこいい曲ですね。かっこをつけてるけど、無理のないかっこの付け方で、「キマってるね〜」というちょうどいいかっこの付け具合と言うか(笑)。曲調も今までなかった感じだし、今までとは違ったクールさがありますね。

上村 どこかでつながっていたいという気持ちが、今の人のなかにはあると思うので、すごく今っぽい曲だなと思います。みなさんに届いたときにエールとなる曲でもあるけど、僕たち自身が、内側から鼓舞して高めていこうとしているイメージもあって。そういうところに、共感してもらえたらいいなと思います。サビも以前までは5人で一緒に歌っていたけど、ソロで歌う部分もあるので個々によりスポットが当たっているのも聴きどころです。

堀江 僕らにとってすごく意味のある曲だなと思いました。どこかほの暗さも感じさせる歌詞があって、「SparQlewはこういう曲も歌うんだ〜」と思ってもらうつかみとして、すごく大事な曲だと思います。さらにその上で、最後に「Dear pleasure」という、明るく爽やかな曲で締めているところは、1枚としてすごくまとまりがあると思いました。歌詞の最後のほうに<明日を探しにゆこう>という言葉があるのが素晴らしいし、1枚を通して聴いたあとに、聴いた人にさわやかな気持ちを残せるものになっています。

ーー「Dear pleasure」は?

千葉 僕が一番好きな曲で、デモ段階から何十回と聴きました。作曲の渡辺翔さんと編曲の倉内達矢さんとお会いする機会があったんですけど、そのときは自分が好きな気持ちをたくさん話させていただきました(笑)!

保住 さわやかでかっこいい曲です。シーンを選ばずに聴けるかなと。元気がないときでもあるときでも、とりあえず何か曲を聴きたいときにいいかなって思います。家でずっと流しっぱなしにしていてもいいと思う。あと歌い分けが変則的になっていて、これまでとは少し違うので新鮮でした。

上村 ほかの2曲と比べると少しさわやかで、聴いていて心地よさがあると思います。サビもさわやかさゆえにキーがすごく高くて、その高いところがずっと続くんです。高音で頑張っているところと、さわやかなところが入り交じっているところが、聴きどころだと思います。僕たちが頑張っている姿と、まだ青っぽい等身大の姿を、同時に楽しんでいただける曲です。

吉永 僕も「Dear pleasure」がいちばん好きですね。いちばん難しい曲だったので、いつもよりデモとか音源をたくさん聴いてレコーディングに臨んで、そのぶん思い入れが強い曲になりました。曲もオシャレで、保住さんの言ったとおり、聴く人ごとに歌詞とフィットするタイミングがきっとあるんじゃないかなと思います。「ツナギツナガリ」は、僕らと同世代やもっと若い方、思春期の方に合うんじゃないかなって。そして「勝利の歌」は、今のSparQlewだからこそ表現できる曲だと思いました。歌っていても、すごく気持ちよかったです!

ーーでは最後に、ひと言ずつお願いします。

堀江 曲によって声の出し方を変えていて。わざと声を枯らしたり、苦しそうに歌ったり、表現にもこだわりました。歌詞の意味を一行ごとにかみ砕いて収録しました。わざと古くささを出すために鼻濁音を使ったり、自分のなかでいろんなこだわりを持って収録した1枚です。「聴き応えがあって、万人に刺さるような作品です」と、自信を持って届けられるものになりました。ぜひ聴いてください!

上村 いろいろ考えてぶつかってきたものをひとつのパワーにして、思いを込めて歌いました。僕らの気持ちが、ダイレクトにみなさんの心に伝わればいいなと思います。MVも今までとは違ったSparQlewの一面がたくさん見られます。ジャケットも一生懸命、疾走感を出すために筋肉痛になるくらい跳びました。前に進もうという意志が伝わったらうれしい、その一心で臨みました。ぜひ手に取ってほしいです。

保住 SparQlewでCDを出すのは3枚目で、みんなの思いが歌によりつまってきたと思っています。泥くささがあったり、かっこよさがあったり、さわやかさがあったり、僕らのいろいろな表情を見ることができます。アルバムに負けない熱量を込めました。いろんな人の生活のなかに溶け込んでもらえたらうれしいです。観て聴いて楽しんでください!

吉永 今回のシングルで、前回のアルバムよりステップアップしたことが伝わればうれしいです。8月17日に開催する『SparQlew 1st Live』でも披露することになると思うので、それまでたくさん聴いていただいて、ライブでは生で楽しんでいただければと思います。

千葉 1stアルバムは自己紹介的な部分が強かったので、それを受けて「今のSparQlewが歌うならこういう曲だよね」というものがつまった1枚です。一見すると明るい1枚のようでいて、ちょっと落ち着いたところ、ちょっと重みのあるところも出せてきたのが、このシングルです。ただ明るいとかかっこいいだけではない、深みをこれからもっと出していけたらと思いますね。8月のライブに向けても勢いをつけられる1枚になったんじゃないかと思います。リード曲の「勝利の歌」は、歌ってこそしっくりくる歌詞の良さがあるので、ぜひみなさんにも口ずさんでもらえたらうれしいです!

文/榑林史彰

PROFILE
【スパークル】上村祐翔、千葉翔也、保住有哉、堀江瞬、吉永拓斗の5人の男性声優によって、2017年に結成。今年の1月1日に、アルバム『Bring it on!』でメジャーデビュー。8月17日に千葉・舞浜アンフィシアターで「SparQlew 1st Live」が行われる。

『勝利の歌』
発売中
Kiramune
豪華盤:2,000円
通常盤:1,400円(各税別)

※画像ギャラリーはこちら。クリックすると拡大できます。

 表題曲となる「勝利の歌」は、アッパーのロックチューン。彼らが持つ勢い、そしてさわやかさが込められている。「ツナギツナガリ」は、どこかダークなサウンドが特徴的で、彼らの新たな一面を発揮しているナンバー。前向きで爽快感あふれる「Dear pleasure」はそれぞれのソロも聴きどころ。ネクストステージを予感させる1枚だ。

《超!アニメディア編集部》
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